君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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宮崎駿のもっと見たい。
黒澤明の「夢」や、北野武の「菊次郎の夏」や、松本人志の「VISUALBUM」や、エヴァの25、26話、立川談志のいう所のイリュージョン?の様な感じがしました。
昨今のネットのレビューや、星の数や、興行収入を無視して、宮崎駿の好きな物、嫌いな物、気持ち悪い物、ワクワクする物、引っかかる物で固めたバットで観客の頭をぶん殴りに来たような感じがしました。
千尋やハウルやポニョでやりきれなかったことをやり切っている感じがしました。
子供でも見れる様な気もするが、中年以上の精神的タフさがないと見ることがキツイ気もする。
アニメブームの現在、アニメーションを使っての表現では、ピクサーやディズニーをしばらく追いつけない位引き離したのではないか、歴史に残る作品を打ち込んだのではないかと感じました。
アメリカやヨーロッパで評価されなくても、何かしらの賞がもらえなくても全然悔しくない、むしろ評価されない方がカッコ良いし、ありがたい。
歌舞伎、落語のように日本独自の芸術表現の1つとして海外に真似できない、追いつけない技術、表現としての宮崎アニメ。
宮崎駿の持てるアニメーションの技術を総動員でフルスイングして、作った本人はスッキリして満足して、引退も悔いはないとか感じているのではないかと感じたのですが、専門家の話を聞いたところ、宮崎駿の技術はこの程度のものではなく、むしろ本気が出ていないとのこと。たぶん次回作にも既に手を付け始めているのではないかとの話。
この映画をさらに上回る能力があり、しかも次回作の可能性もあると、それは是非是非是非期待大です。
もっと見たいと言う願いを込めて4.5にさせていただきました。
今年の夏休みの間は、この映画を何度か観ながら、この世界に潜って泳いで漂うのも良い過ごし方かも。
2回観たい作品
歴代のジブリ作品の中で、これほどレビューに悩む映画は初めてです。
・風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタ、となりのトトロまでが一番好きな方にはウーン…となる人もいるかもしれません
・となりのトトロや崖の上のポニョが好きな年齢のお子さん(小学校入学前)には難しいかも?
・人によって捉え方は違います
・観る人の年齢、性格、経験の違いで、評価は何度も変わると思います
・ジブリファンでも評価が分かれます
・ジブリファンでなくても楽しめます
映画を見終わったら、もう一回観たくなりました。
最初から確認したいところがいくつかあります。
事前の情報がなさすぎて、興味がなかった、小6の子どもも、もう一回観たいと言っています。面白かったようです。
2回目を観に行く予定です。
DVD&Blu-rayが発売されたら購入すると思います。
自分は好きだが 他人に勧めることが難しい作品
トータルで言えば個人的には好きなタイプの映画だったのですが、
万人受けはしない映画だと感じました。
話は詩的で哲学的で若干分かりにくく
特に子供は下手したら序盤に飽きてしまうだろうと思いました。
序盤劇的に派手な場面もなく主人公の言葉数も少ないため、
こちらで感情や空気を汲み取らなければならない場面も多いです。
ただジブリですから無駄なシーンや余白はなく
表情や場面表現で大体読み取れます。
個人的には言葉にできない言葉や感情があり
作品の空気から感じる世界観が好きなため
多弁すぎる作品より寧ろ好感は高かったのですが
通常アクションやコメディ等パッとメリハリがある
娯楽向けの作品を好む方には受け入れ難い部分もあるかと思いました。
感覚的に言うのであれば
普段漫画しか読まない友人に面白いから古典文学作品を勧めるような気分になります。
決してこの映画が悪いのではなく
見る順番・時期を考えたほうがいい映画だと思いました。
正直ジブリのことを知らず初めて見るジブリ作品がコレというのは遠慮したいです。
いくつかジブリ作品を見たうえで
ある程度大人になってから鑑賞するか
欲を言えば小さい頃チラッと見た記憶があって大人になって見直すことをしたい作品です。
その為単品の作品で考えたときは
ものすごく評価がしにくい作品だと感じたので
見るかどうかは評価の星の数は気にせず
自分に合うか考慮して考え欲しいと思いました。
期待しすぎた。ワクワクするジブリ作品を見たかった。
ジブリでは魔女宅や千と千尋が大好きで、全ては無いもののジブリ作品は子供の頃から見てきて育ちました。
大人になって初めて劇場で駿作品を観るということもあり、それはもう期待がありました。
でも期待値が高すぎましたね。
色々な方が映画のキャラクターやそのキャラの行動には宮崎駿とその周囲に関する隠喩があるとか考察されてますが、
正直子供の頃から見てきたジブリ作品のようなワクワクするものを私は見たかったです。
遺作のようなもので関係者に向けたメッセージ性の強いものを作りたかったとしか思えず、正直2000円という安くは無い値段を払って観る観客にとってはそんなん知ったこっちゃないのですよ。
広告一切なしなんだから観るのも自分の責任と言われてしまえば、そうかもしれませんが、
広告なしが言い訳にしか思えません。今までの宮崎駿作品に対しての信頼があり、その信頼があるから広告なしでもきっと面白いものを見せてくれるだろうという期待から金を払いました。
もしこの作品が宮崎駿作品の最後になるとしたら残念でしかありません。
宮崎駿の映画として
自分の求めていた答えのヒントが得られた。
色々な映像。
2次大戦時での背景から始まり、
異世界、現実界とエピソードを変えながら進んでいく作品。今までのジブリさくひん、例えばここは千と千尋、あ、ここはポニョ、え、風立ちぬ……とシーンが盛り沢山
映像がとても良くて、テンポもいい。
さすがジブリ!
そして話の進め方がモロ宮崎監督。
……色々受け取り方は違うと思うけど、
題名どうりの素直な見方なら、君は主人公かその父さんか母かその妹かサギかペリカン、インコ、おばあちゃん、大叔父…………
いったい誰のように生きるか?と、といただしながら語っていく話だと思いました。
歴代ジブリ宮崎作品の場面を要所で入れているところはとてもよかった。
ストーリーは可もなく負荷もなく、
派手なところもないのですが、
もし鑑賞するなら劇場のほうがいいです。
tvだとかなり受け取り方が良くないと思います。
純粋に面白かった
これが宮崎駿の映画
初期のジブリが好きな私は、千と千尋の神隠しやハウルは最初受け付けませんでした。ナウシカやラピュタのようなシンプルでわかりやすい王道が好きなのです。
ただ千と千尋もハウルも何回か見るにつれて好きになりました。
いろんな解釈が出来るし、何年が経つとまた違う感想になる。ジブリにしても映画や物語ってそういうものかと最近は思えるようになりました。
今作も若い頃ならなんじゃこりゃ?になってたように思います。しかし引退撤回して宮崎駿の新作が見れることや、内容も集大成的で本当にこれが最後なんだろうなということも相まってぐっと来るものがあります。歳をとったというのもありますかね。
小学生の時初めてナウシカを観て夜眠れなかったときの感動を思い出します。
理解しにくいところも多々ありますがそこは見た人それぞれが独自に解釈すればいいし、それでこそこういったレビューを見たり書いたりする楽しみが増してまだ余韻に浸ってます。
これを見た感想を発信したく初めてレビューを書きました。そういう衝動に駆られる映画でした。
夢と現実、精神と物質の狭間にある世界
小さい頃にジブリアニメを観て育って本作が大人に
なって初めて映画館で観たジブリ作品。
最初の方は物語の世界に引き込まれる感覚を覚える
ほど魅力的だったのですが。
途中からは造語が飛び交い頭を捻る必要が出てきて
一気に冷めました。
一つ一つのピースを読み解き自分なりの解釈をして
楽しむ作品と言えばそれまでなのですが。
娯楽作品として頭空っぽで見れる作品では無いので
意識高い人向けですね。
冒険活劇ファンタジーという限られた前情報を頼り
に観ると肩透かしを食らいます。
観る人の知識と経験により物語の理解度が変化する
世界。某会社作品の青い部屋みたい。
比較的単純な子供向け作品が好きな私にとってこの
作品は好きで無い分類に入りました。
鳥と主人公の掛け合いと言いますかボケとツッコミ
は子供でも楽しめるシーンだったと思います。
【映画館で観る最初で最後のジブリ作品⁉︎か】
スタジオジブリ作品を映画館で観たのは今回が初めて。
金曜ロードショーでやってるのを何となく観てきた『ルパン三世 カリオストロの城』から始まって『風の谷のナウシカ』『天空の城ラピュタ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』『紅の豚』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『ハウルの動く城』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』…等々、一通り鑑賞してきたが、過去作品より宮崎駿の世界観が興行云々を超えて迫ってくる感覚、自伝的要素もあるのだろうか⁉︎
厭戦に、自然との共生に、空に鳥に、空想か現実か判然としない古代文明遺構に、親子の葛藤と繋がりに、スピリチュアルな変キャラに、これまでの作品群のテーマやメッセージを詰め込んだ宮崎駿ワールドと、キムタクに菅田にあいみょんに米津玄師にこれでもか!と言わんばかりの大衆迎合キャストをプロデュースした鈴木敏夫ワールドが対照的で面白い。
結論:メイちゃんが迷子になって無事見つかる、イデオロギーもクソもないシンプルに楽しめる『となりのトトロ』がお気に入り。
今後、宮崎駿と鈴木敏夫が北野武と森昌行のように仲違いしないのを祈念。
しかしいつからかコマーシャル目的か製作委員会からの要望(圧力⁉︎)か知らんけど、俳優を声優に抜擢したせいで作品完成度が劣化してしまったのは残念極まりない…とりわけキムタクは良くも悪くも、悪くも悪くもキムタクになってしまう。
本作は"宮﨑駿"そのもの
事前の告知がイメージボード1枚しかないのに、TOHOシネマズ日比谷封切り2日目の21:20開演回は完売満席でした。宮﨑駿とジブリのブランドと期待度の大きさに驚く。
感想は複雑な気分で「面白かった、不満はある、切ない」。エンタメ50%くらいで、頭空っぽで楽しめる作品ではなかった。一方で深読みしようにも唐突な展開もあり、筋が通って無いので腹落ち出来ずツライ。
今までの宮﨑駿作品のフォーマットを期待して鑑賞すると不満が多い。これは宮﨑駿が自分の人生を振り返りモヤモヤした心象をイメージ化した作品だと思う。
過去のジブリ映画のような美麗な絵や流麗な動きで惹き込まれるという事もない。大叔父の部屋など以前の宮﨑駿なら怒り狂って緻密に仕上げたはず。最初に眞人が塔に入ろうとする場面も「引き返すんかよ!」と。要所要所に吾郎監督かな?新海監督かな?と思わせる迷走っぷりが見えた。違和感が多かった。
一方で折につけ語られる宮﨑駿の生い立ちや家族、仲間、作品を知っているならまさに集大成と言うべき作品。いままで作家の人生を切り売りして来たのを、全部出して惜しげもなく表現したかのよう。
「これが俺の物語だ!もう出せるものは全部出した。もう何も無い。終劇だ」と宮﨑駿が訴えているようで寂しく感じる。
手塚治虫や高畑勲は枯れる前に去って行った。生きていたらどんなにか素晴らしい作品を残しただろうと人は言うが、宮﨑駿は全部出し切って打ち止めを宣言して去りたかったのだろうか。天才の叫びに、ただただ切なく寂しい気分になった。
いままでのジブリ作品ごちゃごちゃ設定
監督の白昼夢の追体験
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