君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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理屈で説明出来ないのがファンタジーだよ。
爺の最後の作品になるのだろうか?
実はナウシカ以降、豚と仮暮らししか観てない。最後かもと思いとりあえず観にきた。レヴューを見るとわからん云々もやもやしてる人達が多いようだが私は楽しんだ。
ファンタジーなんて理屈わかったらつまらんと言うのが私の持論で、爺本人にもよくわからない夢の世界、頭の中を覗き込んだと思って楽しめばいいのだ。
「君どう」は読んでないがそれをベースにしただけの宮崎爺ワールド。戦車、飛行機、そして戦争。女の子と母。怪しくもかわいいBBAとクリーチャー達、鍵や扉。そして豪華声優てんこ盛り。宮崎爺が普通の声優外してメインを役者に発注する感じ、、凄くわかるんだ。
個人的に壺ったのは、裸足で古い木造建築を歩く音。
エンドロール見たら女性のフォーリーアーティストだったが私は脚の裏から部屋の匂いまで感じた気がしたよ。
最高でした。
夢を表現した芸術作品
宮崎駿はどう生きたかったのか?
初めに書いておくと私はジブリが…
いや宮崎駿作品が大好きである。
過去の作品も全て見ているし、DVDや
HDに保存もしている(たまに見返す事も
らよくある)中でもTVシリーズの
「未来少年コナン」「紅の豚」「風立ちぬ」は
大好きだ。
今回、もしかしたら宮崎駿最後の作品になるかもしれない…と思いシアターへ。
「君たちはどう生きるか」
タイトルは見る側に問いかけているのか?
ただ単にそう言う内容なのか?全く前情報も
入れずに見てみた。。。
シアターは金曜の18時15分からと会社帰りの
人も多く7割ぐらい入っていただろうか。
最後のエンディング、米津玄師の「地球儀」が
ブルーバックで流れ、著名な声優陣が
ずらっと並んでいた。
私のレビューなど宮崎駿本人に届くはずはないが、作品を見終わった私の素直な意見を伝えたい。この作品は…
「壮大な駄作」であると!
この作品を見て感動した!
もう一度見たい!心に響いた!
きっと忘れない!…と感じた人がいたとしたら
それは宮崎駿本人と同じベクトルで物事を
感じることのできる天才なんだろう。
受け手を置いてきぼりにして
壮大さを全面に出し、錚々たる声優陣、
音楽(久石 譲)、(米津玄師)をてんこ盛りに
使った「壮大な駄作」
時代の流れとともにジブリが終わったと
感じた最後の作品になるだろう。
こつこつと積み上げた人の魂
ヤバいってどういう意味?
主人公の言動に感情移入が難しい
感謝
冒頭の5分、火災のシーンで「あぁ、これが宮崎駿の映画だよな」と思った。階段を駆け上がり群衆を掻き分ける躍動感のある人物の動き、まるで生きもののように蠢く炎の描写に、目が釘付けとなった。
前半の静寂(感傷的な静けさ)と、後半のごちゃごちゃ(しっちゃかめっちゃか)感。イマジネーションの大海原に放り出されたような感覚。CGでは真似できない手書き作画ならではの美しい映像表現。端々に感じとれる自然や生き物たちへの敬意や畏怖。敵とも味方ともつかない不思議なキャラクター同士の関係性。頭で理解しようと思っても追いつかない数多くの暗喩たち。
そして、これまでのジブリ作品を思い出すようなオマージュ(と思えるシーン)の数々。
見終わった後に、結局よく分かんねえな、という感想を持つことになった。でも、それも「もののけ姫」以降はずっとそうだったような気がする。
稀代の天才アニメーターが、純粋にただ自分の作りたいものを作った作品。
80歳を超えてなお有り余るその想像力や情熱を目の当たりにして、彼の頭の中(心の奥底)を少し垣間見ることができたような気がした。
そういう意味で、これが宮崎駿の最後の長編映画だとしたら(おそらくそうなるのだろう)、こんなにふさわしい作品はないと言っても良いかもしれない。
これまでの数々の作品への感謝の意味も込めて、(かなり贔屓目に見て)★5つです。
次に観たときに何を感じるだろう
ジブリ作品が好きで、宮崎駿監督最後の作品になるのか?と思い期待して鑑賞。
義母となる人がいきなり「弟か妹よ」と自分の腹に触らせるのに嫌悪感を持ってしまい、その感覚に左右されて純粋に作品にのめり込まなかった気がし、他の方のレビューを見て、深く味わわないまま観終えてしまったようで、もったいないことしたのかなと思った。
なんとなく、ジブリならではの美しい景色や、希望が持てるストーリーを期待してしまっていた。
花や空、草原、水面、そういうきれいなものを観て、さすが集大成と思いたかった。
でも、宮崎駿が描きたいのはアレだったのだ。
戦争を経験した人にとって戦争は、何十年経とうと、一生涯刻み込まれた強烈なネガティブでしかない出来事なんだなと改めて思わされた。
過去の作品も、初見では良さがわからずに「絵は綺麗だったけど…」と思って、2回目3回目にこんな良い話だったのかと思えたことがあったから、この作品もそうなるのかな。
同名小説は題を借りただけ、だと思ってたからまさか登場するとは思ってなくて、もう一度読みたいと思った。
わらわら、かわいいんだけど、もののけ姫のこだまみたいにオリジナリティーが感じられたらよかったのにと思ったが、生命のもとと考えたらあれくらいシンプルなかたちになるのかな。
声優さんが誰一人違和感感じず観られたのが良かった。
木村拓哉さんと小林薫さん以外は誰だかわからず、エンドロールを楽しみに見た。
火野正平さんは誰の声だったんだろう?大叔父さん?
宮崎駿監督作品でなければ、つまんなかったよくわからなかったと決めつけて、二度と観ないんだろうから、そういう意味でも、これまで宮崎駿監督が作り上げてきたもののすごさを感じる。
判断の難しい
ちゃんとジブリ世界が堪能できました
前情報無しで、しかもレビュー評価も真っ二つだったのである程度の覚悟を決めて鑑賞。
序盤はどうなることかと思いましたが、進んでいくうちにちゃんとジブリの世界へ。確かに、監督が作品に込めた思いとかメッセージとか色々読解しようとすると難解な映画って評価になっちゃうのかもしれませんが…単純にジブリ新作として観ればしっかりジブリですよ。色々読解しようとしたら、それこそラピュタやナウシカ、ハウルなんかも難解になっちゃうんじゃないかと思ってしまうし、普通に映画観るってスタンスで挑めばちゃんと楽しめる、ちゃんとジブリの良作、そんな感じだと思います。
後半どんどん引き込まれて、ポップコーン食べる手が止まる位にのめり込めました。星5評価で問題無いかなぁと思います。
どう生きれば良いのでしょ♪ 答えは見つかりませんでした♪ 男の子版...
どう生きれば良いのでしょ♪ 答えは見つかりませんでした♪
男の子版の「千と千尋の神隠し」かなぁ・
ギレルモ・デル・トロ、ティム・バートン、ドゥニ・ビルヌーブあたりが好みそうなテーマに挑戦してみたのかしらん。「風立ちぬ」あたりから、ジブリの独特の筆のタッチというか、キャラクターというか、敷衍してしまっているイメージでは表現しにくい題材に敢えてチャレンジしてるのかしらん宮崎駿氏。
わからないでもないけど、ぶっ飛びすぎてて・・。ストーリーの全体像も無理やりぽいし・・あんま共感できなかった・・。
ピクサーが、あのタッチで深刻なスパイ物、戦争物、ホラー、ぶっ飛んだSFを創ったらちょっとねぇな感じになると思うけど・・ジブリは敢えて難しいモチーフにチャレンジしたかな・・。
特に、ジブこリの熱烈なファンでもないので・・・前宣伝をしなかった事は幸いだったかもね。
鳥の扱いもちょっとで?なんで鳥なのも謎・・・。
たまに近所の川でアオサギを見かける事がありますが・・今度、撮ってアップしてみよっと♪
宮崎さんは、古の日本の、上流階級というか中産階級の生活様式というか佇まいに憧れでもあるのでしょうか?好きですよね・・。お手伝いさんがいて、ちょっとモダンなファッションの女性・・そんな女性が住んでる洋館。
宮崎駿さん、これで最後にしようと思ってるのだろうなぁと感じたのが・・幽霊船の群れが「紅の豚」で天に登る飛行機の、異世界へのトンネルや草原は「千と千尋の神隠しの」、あのポニョポニョした丸いのも「もののけ姫」の木霊・・、虫も「ナウシカ」のオウム・・などなど、ご自分の創り出した世界のオマージュが散りばめられている点。
こだわりと言えば、ベッドにゴロンっとなったときの布団のハネかたやら、ズック(運動靴)を履く時のゴムの部分の内側のめくれかたとか、すんごく細かいところの表現が、相変わらず宮崎駿監督でした。他にも、そういう細かいこだわりに溢れているのでしょうね・・。
そうそう、婚約者で懐妊している彼女に、重いぞって言って荷物持たせないよね・・普通・。
ツギハギだらけの駄作
宮崎駿の新作映画を観られる幸運を
いいと思う
子供たちは、トイレに立つことはあったが、席を後にすることはなかった。
映画館の私の周りには母親に連れられた子供たちが、たくさん座っていた。夏休みに入ったためだろうし、席が出口に近かったことも関係していたのだろう。
映画の内容は、導入部と展開部の二つに分かれていた。導入部は戦争中の現実の世界。展開部は、宮崎駿の空想の世界。導入部は、映画「風立ちぬ」の続編かと思わせた。風立ちぬの時は、半藤一利さんとの対談をまとめた「半藤一利と宮崎駿の腰ぬけ愛国談義」が出たことを思い出す。さぞかし、宮崎さんは半藤さんに、この映画を見せたかっただろう。少し間に合わなかった。宮崎さんが唯一、当時の戦闘機で描けると言っていた「風防」がたくさん出てくる。お父様の思い出。
後半の展開部は、宮崎さんの頭の中の世界。これまでのジブリにでてきた映像が連続する。前半と後半をつないでいるのが、疎開先の敷地のはずれの母方の大叔父が関連する塔。この塔は、外観も書籍に埋もれた内景も映画「薔薇の名前」に出てきた塔を思わせた。後半に入って行くときに、一本の真紅のバラが気になった。
後半は、確かに子供さんたちには、ついて行くのが難しかったかもしれない。でも、私たちの耳に馴染んでいる名優たちの声が聞こえてくる。私にとっては、何よりも、一枚の絵が出発になっているように見えた。宮崎さんが、まだお若い頃、私たちも大変尊敬している堀田善衛さんと司馬遼太郎さんのお二人から、書生として話を聞く形をとった「時代の風音」という本を残している。本当に、ヨーロッパのことを勉強されていたのだ。後半、出てきたドアは、パリ・シャンゼリゼ劇場のそれに似ていた。
空想の世界から戻ったあと、主人公は少年に成長する。私たちが中学に入学する頃に、岩波少年文庫で読んだ吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」のコペル君と同じように。
私の席の周りの子供たちは、確かにトイレに立つことはあったが、最後まで席を後にすることはなかった。きっと、この映画のことを大人になってから、思い出すに違いない。宮崎駿は、あの子供たちのためにこそ、この映画を作ったのだ。
傑作である。
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書店に、長いこと見なかった「時代の風音」(朝日文庫)が並んでいた。増刷されたようで、大変うれしかった。(2023.10.01)
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この映画が、オスカーの前哨戦の一つであるニューヨーク映画批評家協会賞のアニメ映画賞を受賞した。台湾や韓国での評判も聞こえてくるし、遠からず中国でも受け入れられるだろう。宮崎駿は、少なくとも半分は子供たちのために、この映画を作ったはずだ。私たちが、小学校の後半から中学校にかけて、吉野源三郎の書いた「君たちはどう生きるか」のコぺル君に親しんだように。(2023.12.02)
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本作は、第81回ゴールデン・グローブ賞のアニメーション作品賞を受賞した。さあ、次は、いよいよアカデミー賞だ!(2024.01.08)
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この映画が、第96回アカデミー賞の長編アニメーション映画賞にノミネートされたことが伝えられた。我が国でも、より多くの人たちにこの映画を観ていただきたいと思う。前宣伝が一切なかったとか、難しいとかの評判に惑わされることなく、この素晴らしい映画を楽しんでほしい。今からでも、遅くない!(2024.01.23)
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アカデミー賞の受賞、おめでとうございます!
皆さん、今からでも決して遅くないので、劇場に足を運んで、この映画を見てください!
前評判とか、人が言ったことにとらわれることなく。
詳しい事情がわからない外国で、これだけ評価されたことが、何よりの証拠です。
素晴らしい映画ですから。
(2024.03.11)
星をいくつ、つけるべきか
とりあえず4つ星をつけたけれど。
立て続けに金曜ロードショーで久々にナウシカともののけ姫を見た後に観た最新作。
もう二度と無いと諦めていた最新作。
世界に誇りたくなる背景の美しさ。
ちょっと遠目のアングルになった時の人物のラフさの可愛さ。
癖のある脇役達。
最初の1秒で、「そうきたか!」と腹を括って観始める。
私は、泣かなかった。
泣くほどグッとくるところは無かった。
でも泣いた分だけいい映画な訳ではない。
金曜ロードショーで、ナウシカを見てなかったら、また違ったのかもしれない。
11歳の息子も誘って観に行くか悩んだけど、連れて行かなかった。
連れて行っても良かったかもしれない。
春に観たコナンとは質感もストーリーもまるで違うアニメ映画を、息子ならどう受け止めたか気になるところでもあるが。
私にとっては、面白かったけど、
それはfannyではなくinterestingで、
見終わった後にスカッとする訳ではないけれど、
モヤモヤする訳でもない。
感動して何か教訓を受けた訳でもない。
それでも映画館でこの作品を観れて良かったとは心底思う。
余談だが、エンドロールで流れる「声の出演」を見て、「やっぱりな」が1人、あとは結構驚いた。
君たちはどう生きるか
ジブリ好きです。
子ども達が小さい頃。毎年見に行ってました。ジブリ美術館も毎年行ってました。宮崎駿さんこだわりのご飯食べて。子ども達は本を選んで買ってもらうのも楽しみにしていていました。
宮崎駿さんの最後の映画?なら見に行かなくてはと。
少しだけ前評判を見ていて。だから一人で。
実際は、最後は、もうこれでおしまい?と思ったし。声優さんはどの役だったかのテロップもなかったけど。
でも楽しかったなあ。
おばあさんたち。わたしは好きです。
沢山の鳥も。
変身も。
彼の世界。
夏子さんの為に急に何故あそこまで?とは思うけど。
次が。あるなら。又見に行きますよ。
彼の作品で日本のアニメ映画が沢山変わって。子ども達もいろんなことを感じた。
2歳でもののけ姫を毎日食い入るように見ていた息子は心配でしたが。とても優しい男子に育ちましたね。
声優さんを使わない彼の選択をわたしは指示します。わたしは声優さんの癖のある喋り方が好きではなく。それが気になってしまって本編に集中できなくなります。
是枝裕和監督の映画作りと似てる気がします。
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