君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価
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もうちょっとダイレクトに...
タイトルから、作り手の強いメッセージが込められているんだろうと思って見たのですが、ちょっとよくわからない映画でした。はっきりとはわからなくても、なんとなく「これはこういうことの隠喩なんだろうな」と自分なりの解釈をしたりするものなんですが、この作品に関してはそれが難しかったです。理屈抜きに楽しめる冒険物語というわけではなさそうなので、もうちょっとダイレクトに伝わるようなストーリーのほうがよかったのではと感じました。映像は作り込まれていて素晴らしいのですが、声優のセリフ回しは棒読みに感じられるところが多く残念でした。
みんなが大人になった、そして、私も少し大人になってしまった。
周りの感想が、口を揃えて
"難しかった" "理解出来なかった"
あー面白くないんだなーと思って観るつもり無かったけど、
自分は理解できるのか、と逆に気になって観てきました!
私の感想は、普通に面白かった!
前作、風立ちぬでは感じなかった、千と千尋やハウルを彷彿させる宮崎駿ならではの世界観が戻ってきた感じ!
気付いたら前のめりになって、高揚する気持ちを抑えていました!
思い返せば、千と千尋もハウルも、
冷静に考えるとなんでそんな世界に行ったの?って意味わからなかったじゃないか。
それと同じだと思う!笑
理解しようとせず、映画自体を楽しむ。
小学生の頃に見た、千と千尋。
あの頃、映画に意味を見出していたかな?
きっと、
難しかった、理解できなかった、と言っている方々は、
大人になってしまったんだと思います。
意味を見出す生き方に慣れてしまったんだなぁと。。
そして、私も。
千と千尋やハウルの方が面白かったなー
って少し思ってしまったと言うことは、
あの頃より、大人になってしまったんだなぁ
と、少し淋しさすら感じました。
宮崎駿さんは、
ずっと変わっていないんですね。
素敵だなーと。
何も考えずに、心からジブリ映画を楽しんでいた頃のように、この映画も観ることをおすすめします!
本作の意味
まずこの作品の「意味」ですが、基本的には以下のような感じですよね。これを直接言ったとしても伝わるメッセージにはならないから「千と千尋の神隠し」や「ハウルの動く城」などのようなファンタジーの形式を取った。まずファンタジーを楽しんでもらって、一歩引いてみてもらう。その背後にある現実と同じ構造を徐々に意識化してもらうというパターン。このパターンに観客はすでに親しんでいるという前提で本作は作られています。つまり「ファンタジーに意味不明な部分があるのは、その裏側にしか本当の意味はないからだ」という理解の上で観客も観てくれているという前提があるので、この前提が共有されていなければまったく意味不明になります。以後感想。
あらすじ
主人公は母方が産業で財を成した家である。母は開戦3年目に死亡。父は社会的に有能だが物語に関係してこない(社会的な成功は本作で言う「どう生きるか」とは関係がない)。母の死後(あるいはその前か)、母の妹にすごい速さで手を出すところに驚く人もいようが、家業のために妹が強かなだけか。翌年に父と母の妹はデキ婚。
開戦4年。主人公は家の工場移転に伴い、疎開を兼ねて母の実家を初めて訪れる。同時に父が再婚する母の妹に会う。実家は古い屋敷で、山を背にした敷地は広く、日本家屋の母屋のほか、池、裏山、閉鎖された洋館を有する。閉鎖された洋館は母の大叔父が建てさせたものである。大叔父は失踪している。
金持ちの主人公は転校初日から浮いており同級生にタコ殴りにされる。主人公は騒ぎを大きくしてやろうとしてか、石で自分の側頭部に傷をつける(やや大げさに出血が描写されてはいるが、ここは切ると本当に血が止まらない。血の池くらいはできる)。そのまま学校には行かなくていいことになる。主人公が熱を出して寝込み数日後、母の妹が身重のまま失踪。一族の者が迎えに来る必要があるというアオサギの執拗な誘いに乗り、主人公は森に分け入っていく。
洋館が建っている場所には、もともと維新の頃に落下してきた巨大な隕石が立っていた。大叔父はそれを洋館で石棺状に囲わせて保護したのだという。
この洋館は地下構造が複雑で危険なため、大叔父の失踪後は閉鎖されてあった。主人公は誘い込まれた世界で、アオサギの言う通り(?)若い頃の母と、母の身重の妹とを見つけることができる。大叔父は積み木状の白い石の積み方に微妙な調整を加え続けることでこの世界のエネルギーを維持しており、主人公にその作業を継いでもらいたいと言うが、主人公は「石には悪意がある」と断る。大叔父は主人公の母に再度主人公を呼び寄せさせ、悪意のない新しい13個の石を使って仕事を継ぐように求める。今度は主人公は「自分には自分でつけた悪意の印が頭についているため、その仕事はできない」と断る。インコの大王の乱入により白い石のバランスが崩れ、世界と大叔父が消え去り、全員が解放される。
要点
主人公の家の家業は航空機の部品納入である。作中では近所の工場で戦闘機のキャノピーを製造し、鉄道で納品している。有名な話だが、宮崎駿の家の家業が航空機製造だったことが関係している。母方の親族としては母、母の妹、失踪したはずの母の大叔父が出てくる。祖父、祖母は出番がない。祖母は母が若い頃に亡くなっている。母、母の妹、屋敷に古くから仕える7人のばあや、大叔父のほかは、かつて大叔父が持ち込み困窮した鳥たちと、人間の生まれくる命であるワラワラたちだけが、石棺のような洋館の中の世界での話の主要部分に関係してくる。このことから、この話は翼に心を奪われ、そして放射能によって翼を奪われた彼ら一族の物語であることがわかってくる。
また、大叔父は、異常なまでに細やかな石の積み方の調整により、世界に供給するエネルギーを安定させる作業を繰り返し、この世界を作り上げた。大叔父は外から鳥を持ち込んだ。セキセイインコは進化し数を増やし、繁殖し足の踏み場のないほどに繁栄しているが、密度はもう限界である。ペリカンは生まれくる人の命を喰らうが、このほかに食べるものがないという。大叔父は現状を維持するのが限界であり、世界に新たな力を与えて鳥たちを以前のように暮らさせてやることができない。そこで主人公に、悪意のない新しい13個の石を使うように勧めるが、オウムの大王がこれを奪おうとしてバランスを崩し、世界ごと崩壊させてしまう。
解説
これは終わってしまった日本の航空産業などの自主技術開発、使えといわれ渡されている扱いの難しい原子力、エネルギーにより一時的にもたらされる繁栄、そして生じる生活環境の行き詰まりの話だ。最後に主人公は「悪意のない新しい石であっても、自分に悪意があるかぎりは使うことはできない」と言って大叔父の仕事を継ぐことを断る。これが主人公の「どう生きるか」に対する答えになっているのだが、13個の悪意のない新しい石とはなんだろう? 理解不足で「君たちはどう生きるか」がどんな問いなのかまではっきりと行き着くことはできなかったが、それはおそらくこういうことだ。たとえ原子力をやめて安全なエネルギーを供給したところで、一時的な繁栄のあとの行き詰まりは見えている。そのとき、側頭部の傷のような、柳条湖事件のような手段で対処してしまうことも見えている。そうであれば多大なエネルギー供給は、何を見越してなんのためにするのか? これを考えなければ将来を考えたことにはならないだろうということだ。
賛否両論の作品。個人的には、無くはない
世間を賑わせている今作。
正直、難しくて訳のわからない作品なのでは…と思って不安視してみたのですが、なんだ、面白かったじゃん、てのが見た直後での感想ですね。
タイトルがタイトルだけにメッセージ性が強い作品かと思いきや、ファンタジーでしたねぇ。
若干、なんで?て思うところもありますが、そんなん一個一個気にしてたら映画なんぞ見れません笑
SFアニメ作品と思って観たんなら、それなりには楽しめると思いますよ!
ただジブリのレッテルがそれを邪魔するかもですが、偏見無く作品自体を見てみたなら、面白い作品だと思いますよー。
タイトルの圧が強すぎて、損してる感じですね😅
途中で、白い星のカービィが出てきます笑
昨今のカービィファンなら嬉しいかと思います笑
カービィはホバリングが得意ですから…😆笑
観るか悩んでる人はこのレビューを観て欲しい…!
正直ポニョ以降、んー?ジブリどうなん?まあ映画はわざわざ2回目は良いかな?と思ってしまった時はありました…!
しかし、この映画は別!また何回も劇場に足を運びたくなりました。
とりあえずトトロ、ナウシカ、ラピュタ、ハウル、千と千尋あたりが好きな人はとりあえず観に行ってほしいなあ。決して後悔はしないと思うよ!! ^^
そしてこれは観るアート作品!宮崎駿監督が作り上げた世界観に圧倒されてしまった。 評価が低いレビューがあるのが信じられない(´⊙ω⊙`)まあ好き嫌い分かれるのかなあ、と思いますが、意味がわからないっていうのは違うと思います。監督も意味を分からせたくて作ってるわけじゃないと思うし、そこにつっこむのはナンセンスです。 頭をストーリーで理解するというより、純粋に映画が好きな方やジブリの絵が好きな方はまたリピートしたくなる大変素晴らしい映画だと思いましたよ。
あと宮崎駿監督の新作を映画館でこの時代でリアルタイムで見れてることにまず感動だし、すでに満足感がある。笑 そして事前情報ゼロで見るって新鮮ですよね、それでもヒットする宮崎駿監督のネームバリューの凄さだからこの宣伝方法が成り立つんだろうなあ。こんな人日本にそうそういないよね。 最初は戦争映画なのかな?と思ったら違った。そこにはすさましい世界が広がっていて映像美にも感動した。 これは何度か見たい映画。 この映画興味がある人は一度観てみることをお勧めします。
何事も、自分なりにでいいから 理解をしたいタイプなのでいろんなひと...
何事も、自分なりにでいいから
理解をしたいタイプなのでいろんなひとの
感想や意見をみながら、
また何年後かに観たいと思う。
今のわたしには
ジブリ観に来てるな〜って
いう満足感だけだった。
お互いの価値観や感覚を知っている間柄の
友人などの感想も聞きたいが、
まわりで観ている人がいないのが残念。
村上春樹の1Q84を読んだ時のような、
なんか好きだけどよくわかんないなって
感覚と非常に似ていた。
ジブリ版の冒険活劇?
見る人によって評価が分かれる、というので興味を持って見てきました。ちなみにジブリ映画はテレビで放送しているのを少し見たことがある程度。
支離滅裂なストーリー展開は、ジブリ作品ならこんなものなのかな、というのがジブリ素人の感想です。何だかジブリ版インディージョーンズみたいで楽しく見れました。
後からいろいろな人のレビューを見たら、様々な解釈の仕方があって、それが面白かったです。哲学っぽいのが好きな人には良いかと思います。
残念だったのは声優さんかな。アニメ素人には、下手に感じてしまいました。有名人ばかり並べるのはどうなんでしょうか(これもジブリ作品では普通なのかも知れませんが)。
宮崎駿濃度200%
駿さんてずっとこの画面比率(なんて言うかはわからないが昔のTVにハマりそうな比率)な気がする。だもんでIMAXスクリーンでも遜色なく楽しめるので近場にあるならばオススメでございます。
画面、展開、劇伴と、思いの外淡々としているので元気多めの時に鑑賞するのが吉でしたねぇ。インポッシブルIMAX後の鑑賞だったので、途中危なかった笑 それでも眠らせないのが駿マジックというヤツでしょうか。ちょいちょいフワッとした所があるので「んん?」とはなりましたが、何だか良い気持ちで劇場を後に出来ました。こういうのも良いけれども、派手なヤツも観たいからもう少しがんばって欲しいなと強く思いましたね。軽くトラウマになりそうなアレコレがあるのは、安定の駿ブラックなのでご用心笑笑笑
あまり理解できず
少し寝不足の日に観たので、気が遠くなる瞬間がありました。
宮崎駿の世界観は十分に表現されていた気がします。
私の期待が大きかっただけに、そこまでの感動はしなかったというのが正直なところです。
後世を憂う宮崎さんの、大切なメッセージとして刻みたいと思います。
わかろうとする人にしかわからない
誰でも楽しめる大衆主義的な作品ではありません。
かといって、解釈講釈で理解力を競って悦に浸るためのものでもありません。
作りたいものを作った、そう思わせる作品です。
他人を喜ばせるためのプレゼントではないのです。
シーンが断片的で違和感があるでしょうが、逆に言えば展開が読めず、まるで夢の中のようです。
主人公は地味でわざとらしい魅力がなく、リアルです。いっぽうでジブリっぽさをわざとらしく展開するシーンがあり、逆に冷静にさせられ、これは人が作った映画なのだと認識させられます。
私達は宮崎駿作品を通してファンタジーな空想世界を見てきましたが、本当はファンタジーを通して現実を見てほしかったのでしょう。
空想の世界に理想を夢見るのではなく、現実をどう生きるのか、そのヒントにしてほしいという想いを感じました。宮崎駿氏にとって「君たちはどう生きるか」がそうであったように。
笑笑?
宮崎カントクの引退作と噂される最新作。過去の作品と似てる部分が多数あって。基本は子供が大人に成長する課程でみる悪夢のような世界。出てくる大人基本、汚れです、いつものパターン。80歳過ぎてこの作品が作れるなんて尊敬。
余計な先入観を排除してみるべし
なぜ、公開前に一切の広報、プロモーションを行わなかったのか、
映画を見終わってその答えはすぐでた
「自分がこれから何を見て何を聞き何を感じるのか」
一切わからない状態での新鮮な視聴体験
これは凄い。これは本当に初日でしか味わえない贅沢だ
すでに公開から時間もたっているのでネットに粗筋や詳しい感想、
たとえ話などが蔓延しているが、
これから見ようと思ってる人や、ちょっと興味を惹かれている人は
そういったものから距離をとり、できれば記憶から消し去り
まっさらな状態で視聴してほしい
余計な先入観は視聴の疎外となる。
よってこのレビューもここから先は観る必要はない
さっくりいえば、前作で引退を決め込んだ老監督が
「大事なことを伝え忘れていた」ことに気づき、
急いで後進に渡すバトンを作り上げた。そういう内容である
これで本当に引退ではあると思うのだけど
ここにきてまだこんなものが出てくるのかという驚きで満ち満ちている
おのれを振り返り、そのうえで業界や視聴者に問いかけをしているのだ
よってこの作品はジブリや宮崎駿にある種の先入観
「冒険出ファンタジーで親子で観れる教育にいいもの」
等というゆがんだ刷り込みが強い人には一切楽しめない作品であろう
そうでなくても観た人それぞれの印象は大きく違う
本当に同じ作品を見たのかと感じてしまうこともある
是非余計な先入観を排除して新鮮な気持ちで観てほしい作品である
ハヤオ版アリス・イン・ワンダーランド
アリスの物語、外形的なストーリーを自己解釈で構成したら見事に滑ってしまったような作品。というのが鑑賞中に思い、最後まで。
おっさんが、理解出来ない作品を楽しめるのはどういう方々なのだろうか?
で、声優を使わないのは何かの意地なんだろうか?と訝しんでしまう程に演技が壊滅的。
さすが、ポノックの師匠。
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