劇場公開日 2023年7月14日

君たちはどう生きるかのレビュー・感想・評価

全1325件中、541~560件目を表示

2.0うーん

2023年8月1日
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正直微妙でした。

重い題名からして、観るのを悩みましたが
過去の宮崎作品は好きなものが多いので
やはり観ることにしました。

しかし、個人的な感想を言えば
別に観ても観なくても
どちらでも良い映画な気がします。

宮崎監督の伝えたい思い、思想が
随所随所に感じられる節はありますが、
あまり哲学的な作品にせず
昔の作品のように、子供から大人まで
安心して楽しめる作品にして欲しかったな
と感じます。

この作品を大好きな方からしたら、
理解力が乏しいのでは?と
批判されそうですが…。

正直、まどろっこしいし
分かりにくいし色々突っ込みどころ満載で
ちょっとシラケます。

大人でも、なかなかの難解な映画
なので、子供達には
更に意味は伝わり辛いだろうと思います。

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NABEZO

5.0良質なファンタジーです。

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

難しい

 僕の結論を先に、申し上げます。良質なファンタジーです。
 人それぞれ色々な捉え方があって、難しく考える人もいれば、僕のように単純に楽しめる人もいる。相変わらず、丁寧な(執拗な?)手書きの作画で嘗てのウォルト・ディズニーを彷彿とさせるというか、凌駕している。CG全盛のこの時代に、これだけで宮崎駿さん(先生って書きたいけど、あえて、さんで。)のやりたい通りにやり抜いた感じが伝わりますし、制作年月の長さ、傾けた情熱、考えただけで胸が熱くなります。
 僕は宮崎駿作品のすべてが好きなわけではありません。この作品は好きな方に入ります。細かな内容に触れるとネタバレになってしまうので触れませんが、一寸、不思議な国のアリスの世界に近いような、不思議な感じのするファンタジーです。万人受けを狙っていないからこそ、賛否両論が沸き起こるのでしょう。僕としては、是非、お子さんにもみていただきたいし、率直に感想を聞きたい。大人だと、小難しい理屈を並べて評価しがちですが、お子さんであれば、見たまんまの感想を抱くのではないだろうか、と思います。
 僕と宮崎駿作品の出会いは、”パンダコパンダ”でした。小学生の時、ゴジラ映画を見に行って同時上映作品だった。失礼ながら当時の僕からしたら、付録のようなもの。でも、水面に浮かぶ舟を漕ぐパンダを水の中から描いたシーンがずっと心に残りました。その後、”未来少年コナン”、”風の谷のナウシカ”、”天空の城ラピュタ”…天空の城ラピュタは、一番のお気に入りです。血沸き肉躍る冒険活劇にして、ちょっと考えさせられる内容。ルパン三世は、テレビ第二シーズンの、”死の翼アルバトロス”と”さらば愛しきルパンよ”。
 宮崎駿さん。”風立ちぬ”で色々な批判に晒されて、一度は、長編アニメを撮らないとおっしゃいました。でも、もう吹っ切れたというか、もう気にしていらっしゃいませんよね。思いっきりやっちゃってください。僕は受け止めました。贅沢言いますと、僕の好みの話ですが、理屈抜きに楽しめる、血沸き、肉躍る冒険活劇も、また観たいです。

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ぱんだぷらす

5.0何度でもみたい

2023年8月1日
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宮崎駿の夢の中に入れたみたいで、
幸せな時間だった。

クリエイターとしての幅をまざまざと見せつけられる。

ジブリの作品とともに年齢を重ねられて
本当によかったと思う。

生きていく中で説明のつかないことや
自然に身を任せるしかないことが多々あるけれど
悪意に染まらず歩んでいきたい。

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Ykkuoo

3.0宮崎駿監督だから期待されても仕方ないかな

2023年8月1日
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泣ける

単純

知的

賛否両論と言われますが、そんなに難しい作品でも良い作品でも悪い作品でもないと思います。ビッグネームに皆さん期待しすぎなのでしょう。引退宣言をした宮崎駿監督がもう一度思うがままに作品作りをした、そんな映画でした。

そもそも、宮崎駿監督が何か深いメッセージを伝えようとしていると深読みしすぎなのでしょう。登場人物たちがどう生きているか、と並列に自分を並べて、タイトルを自分に問えばいいのだと思います。この映画はそれ以上もそれ以下もない映画だと思います。あとは、美しい画や音楽を楽しめばいいと思います。

それでもこの映画の意味を期待するのであれば、公開終了後に発売される映画パンフレットに監督の意図が書いてあることを祈りましょう。もしかしたら深い意図が込められていたかもしれませんね。

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Shig

5.0この映画は「第二次世界大戦を経て現代の滅びゆく世界を君たちはどう生きるか」という宮崎駿監督からのバトンです。

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

幸せ

見ようか迷っている人、見て間違いありません。
賛否両論という記事を見ましたが、理解できません。

この映画の核心部は、全て大叔父様がラストできちんと言っています。
こんなにシンプルで分かりやすいメッセージが【良くわからない人】は恐らく戦争にも気候変動にも興味がない人なのでしょう。

本当に見て良かった。
素晴らしいというより凄い、まさに集大成。
こんな世界観を表現できるのは宮崎駿監督しかいない。

年の功とは、こういうことを言うんですね。

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ジェネレーションズ

5.0宮崎監督やりたい放題

2023年8月1日
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映画館で映画を見る楽しさと、自由である美しさが満載の映画だった。

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aardvark

5.0説明しがたい、でも伝えたくなる映画

2023年8月1日
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泣ける

知的

幸せ

1週間前に観ましたが、いまだに何度も思い返してしまいます。
まず、一切の宣伝なしという戦略によって得られたわくわく感、その体験に感謝です。
そして映画。現実と夢、精神世界が入り混じり、つじつまなど考える暇もなく圧倒的な世界観に引き込まれました。青サギ以外にも鳥がかなり出てきますが、人間の欲望の塊を代わりに演じてくれてるような不気味さと滑稽さがあり、それも鳥肌ものでした。
駿さんの過去作の要素が散りばめられていますが、これはもう上質なシャレと受け取って大いに楽しませてもらいました。
今作は過去作と比較して、私小説のようにスケールが小さくなったとも取れますが、私は今のこの不穏な世の中で、個人の心の中を問いかけることの重要性が突きつけられたように思います。人によって感じ方は様々だと思いますが、見るたびに視点を変えて何度でも味わえる唯一無二の作品と思えました。
最後のシーンが静かに終わり、エンドロールで米津さんの曲が流れた瞬間、スイッチが入ったように涙が出て、そこから止まりませんでした。なんだこの天才たちは!とてつもなく温かい大きな力を受け取った気持ちで、素晴らしい作品を観たという感動が溢れ出る、そんな映画でした。

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ボンズの妹

2.0そんなに深い示唆があるわけじゃない

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

単純

映像はきれいですね。画面展開もさすが。その辺はジブリ作品というところでしょうか。しかし、肝心のストーリーはというと、まずなぜこのタイトルなのかがしっくりこない。正直言ってこのタイトルは全くこの映画のストーリーとリンクしているものではなく、ただのアイテムの一つに過ぎないというのが印象。同名の原作(正確には原作ではないですが)ではもがき苦しみながら生き方を模索する主人公を描いているが、この映画ではすねた金持ちのボンボンが冒険を通して少し大人になるというもので関連性は全く見出せない。主人公が『どう生きるか』という答えを探すストーリーではなくて、自分の出自つまり『どう生まれたか』を探す謎解きがメインテーマになっているということ。また、アオサギも意味ありげだった割にはどう生きるかということに対して影響を与えているものではない。もちろんストーリーの中で重要な役割を果たしてはいるが、ロード・オブ・ザ・リングのゴラム的な役割に過ぎない。
正直なところ宮崎駿監督は、ファンタジーに徹していれば面白いものが作れるので、この映画も端からその路線で行けばよかった。なまじ最後の映画で集大成だから、後世にメッセージを残すというような大上段に振りかぶったタイトルにしたりアナウンスをしてしまったがために、逆に支離滅裂なものにしてしまった。言わんとしていることは理解できるけれど、「ふーん、そういうことね。だから?」としかならない。自分が読み取れないだけなのかもしれないけれど。映画そのものはそこそこの出来だけにもったいないの一言。

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夜行

5.0少年の弱さ強さ美しさ

2023年8月1日
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悲しい

幸せ

前半:母を失った少年の苦悩と歪みと強さ
後半:奇妙な異世界で過ごす中で適応し、失ったものを取り戻そうとする少年の必死さ

前半と後半で面白さの種類が違いますね。
前半も後半も楽しめる人はお得!

全体的に暗い。
でもなんとなく共感できる暗さですね。
人生なかなか思い通りに行かねえな。
でも思いがけずラッキーな出来事があったりする。
宮崎駿は男だから、美しい女を描くことはできても、それをとことんまで苦しませ悩ませることはできかねたんじゃないですかね。
やはり男主人公の方が遥かに描きやすい部分もあるともののけ姫で実感してる。
とことんリアルに苦しませ悩ませる表現なら、この少年主人公が最適だった。
ナウシカのアスベル、ラピュタのパズー、もののけ姫のアシタカも似た部分がありますが、
アスベルもパズーもアシタカも能力的には一人前、またはそれ以上の突出した才能を持ちますからね。
今回のマヒト少年は弱い、弱すぎる!
でも周りを気遣える強さもあるし、
やるときはやらなきゃという強さもある。
これまでいそうでいなかった、素晴らしい主人公だと思います。
強いだけの男は便利だけど、それは別に人の男全般を表現したものではないからね。
優れた道具や獣の表現。
どちらかといえば弱い主人公マヒトは、昭和平成の時代に表現されてても不思議ではない性格の主人公だけど、
それを令和の時代に目立たせられたことは素晴らしいですね。
敬意を表します。

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klkklk

5.0大きくて暖かな手で背中を叩かれるような映画

2023年8月1日
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興奮

幸せ

事前情報や感想に一切触れずに見に行きました。宮﨑駿の作品なので。

開始10秒で「あ、これはおもしろい映画だな」と思いました。

素晴らしかったです。
芸術としても素晴らしかった。
最高オブ最高オブ最高
一人でスタンディングオベーションしたい気持ちを何とか大人の羞恥心で抑えました。

ですがこれは万人受けしないだろうなと思いました。
公開を終えて、長い時間をかけて残る映画だと思います。

私にはとても刺さりました。
宮﨑駿が「この世は生きるに値するということを伝えたい」(あやふや)と言っていたようで、ガッツリ伝わったし受け止めてますよ。と伝えたいです。

"どうやってるのか分からないけど圧倒される" "何か分からないけど面白い"
というのが、力量のなせる技なんだと思います。最初から最後まで息つく暇もなく見入ってました。

いやすごいですね。恋愛要素を出さずにここまでやれますか。力を見せつけられたし、それだけじゃなく でっかいお土産まで持たされた感じです。
私のようなメインストリームを歩けないひねくれ者が、めっちゃ前向きな考えをもらえました。大きな暖かい手でバーン!って背中押された感じがします。
「ほら、前向いて、怖がらず飛び込んでいけ。未来へ」って。

あと、宮﨑駿があの歳になって、世界をこんな暖かで前向きな目線で見れていることがすごく嬉しかったです。

日本に1番必要なメッセージを誰もしたことがないくらい愛いっぱいに発していると思いました。
そして、晩節にこんな映画を作るなんて、あんたは最高!と思います。

でもね、失敗でもやりかけでも映画監督人生がキレイに完結しなくても良いから、もう一本見たいです。
よろしくお願いします。☆

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ヒレ

4.02回目観たい

2023年8月1日
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鑑賞方法:映画館

はっきり言って意味わからんです。

でもジブリワールド全開なんです。
それがいい。

美しい背景
個性的なキャラクターたち
ジブリメシ

とりあえず映画館の大画面で新作のジブリを感じられるだけで楽しい。

ところどころに意味深なセリフがたくさん散りばめられていました。
それらを今一度考えるためにも2回目が観たいです。

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きみまろ

2.5小説だと思って読んだらエッセイだった

2023年8月1日
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俺はスタジオジブリの宮崎駿監督のアニメを観に行ったつもりが宮崎駿作の小説風エッセイだった気がする。俺は駿のファンじゃない。だから正直期待外れではあった。渋谷に行くつもりが気づいたら梅田で迷子だ。俺は切符を買い間違えたのだろうか。みんなは渋谷のハチ公前に集まっているのに俺は1人でグリコの前で写真を撮っている。スカイツリーを見るつもりが通天閣だ。思ったより低い。
味のしないガムを永遠に噛み続けたい人におすすめです。みんなも試してみて〜^ ^

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ななほんあし

5.0君たちはどう生きるか

2023年8月1日
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悲しい

興奮

知的

見て数日経ちましたが、ずっと頭から離れない…。こんなにも脳を支配された作品は初めてです。

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mia.S

5.0司馬遼太郎・村上春樹作品を彷彿とさせる白眉な作品

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

結論から申しますと、とてつもなく素晴らしい芸術作品でした。断トツで、私のなかの歴代ジブリ作品の1位となりました。

「風立ちぬ」のような話題を使った針小棒大な作品だと勝手ながらに思っていたので、全く期待せず、暇潰しも兼ねて映画館に足を運びました。が、見事に期待を裏切られました。

途中までは(風立ちぬの再来が頭をよぎり)「がっかりかも・・」と思わされましたが、すべては宮崎氏の計算でした。

後半に暗転してからは、村上春樹作品のような「夢の世界」を描いたファンタジーが美しく繰り広げられ、クリストファーローラン監督の「インタステラー」を彷彿とさせるような宇宙や自然摂理の「思考・空間・次元」な高度な背景を伴わせつつ、且つ、過度なSFで物語を陳腐化させないよう前半に「じっくり」史実(の様な内容)を挟むことで司馬遼太郎や大河ドラマのような迫力を維持し続け(見事な計算であった訳ですが)、それでも(憎いことに)子供を主人公にすることで「幼少期の繊細な気持ち」をほっこり思い出させてくれる優しいジブリ作品であり続け、まさに宮崎駿の集大作と断言できる白眉な出来の作品でした。
今回、改めて感じたのは、やはり宮崎監督は年老いても「発想の権化」であり、それは世界中の作家と同等か上回っており、年齢を鑑みると、多くのクリエイター(作家、脚本家、映像監督)が年齢と共に拝金主義に陥穽したり発想が乏しくなったりするのと比較すると、宮崎氏は筋を貫いており、尚も逞しく、稀代な鬼才なのだと改めて感じました。

村上春樹はよく「夢を見るために寝る」と言っています(夢から作品のヒント・発想を得えるため)。「歴代のジブリ作品」も、きっと宮崎氏の夢から生まれたのでしょう。
そう考えると、当作品も宮崎監督の「幼少期の夢」であり、ゆえに、トトロのような家族構成と秘密の通り道、湯婆婆や真っ黒クロスケ(or こだま)のよううなキャラクター、乙事主(=おっことぬし)かと一瞬錯覚するペリカン一族、ひこぼうのような青サギ、ラピュタ城を彷彿とさせる宙に浮かぶ風景と軍隊、などなど、総出で登場してきたわけです。
もしかしたら、当作品のキャラたちが、歴代ジブリキャラクターのオリジナルなのかもしれません。

「つまらない」と言っている方は、Netflixで最終話だけ倍速再生して観ているような方たちだと思慮します(悪いとは言いませんが)。
ぜひ、ジブリの原点となった「宮崎少年の夢の映像化」だと思って、芸術作品としてじっくり鑑賞してみてください。

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mmst0918

5.0彡(゚)(゚)

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚)

とりあえず面白かったです。壮大なパヤオの世界を堪能しました。自分も「意味わかんねーよ、つまんねーよ」となる心配もしていたのだけど、なんとか作品の表層部分は理解できたつもりです。まあ深い部分はいずれ岡田斗司夫とか専門家が解説してくれるだろうし、第一層部分でも十分楽しめる作品だったことに一息ついています。

彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚)

他人のレビューは読んでないし読むつもりもないけど、この作品を酷評してる人はワンパターンだと言ってるのかな?本作品はカリオストロの城以降のパヤオ映画作品の集大成ともいえるもので、このまま宮崎駿の遺作となっても十分なぐらい濃厚な宮崎駿色を残したもの。反面「またこのパターンか」と以前もどこかで見たようなパヤオ演出を悪意的に見ることもできるでしょう。

彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚)

そろそろ映画はAIで作る時代が来るのかと思っていたけど、果たしてこんなクレイジーな脚本をAIが描けるものか?と。そしてまさかパヤオがなんJを知っていたとは・・・。

彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚) 彡(゚)(゚)

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わら太3世

5.0終わってみれば

2023年7月31日
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泣ける

エンドロールを見ながら、死んだじいちゃんを思い出した。

四国のお百姓だったじいちゃんは、生まれてから死ぬまでずっと田んぼと畑を作っていた。ぎりぎり戦争に行かない歳だった。兄ちゃんが二人兵隊で死んだ。あの八月には対岸の雲を見たらしい。補助輪の取れた自転車で畑に行くと、いつも手を振ってくれた。肥料の中から転がり出た鶏の足に驚いたら、笑われた。
どんなことを考えて農業をやってたのか、ついぞ聞かなかったけど、今でもじいちゃんを思い出そうとすると、いつも麦わらと地下足袋で、鍬を持っている。
じいちゃんが耕していた畑の藪に、田んぼの水路に、別の世界を感じることがある。
その先には晴れた青空と夏の日差しがあって、風が土手の草と稲を波にして、今でも畑を耕しているじいちゃんが居るような。

みんなもそういうの、思い出したりしていないか?

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43

0.5伝わってくるものが何もなかった

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館

何を伝えたかったのだろうか。。。

色々と受賞して、それに伴い評価も上がっているかもしれないけど、、
やっぱり、つまらないものはつまらない。

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まさ

3.5宮崎駿の集大成かな?

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館

今までの作品の要素を詰め込んだ集大成のような作品に感じた。しかし空飛ぶ爽快感がないのは悲しいアオサギ落ちた所位かな?
それにしてもこんなに宣伝せず隠すことないのに…

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ムロン

3.5スタジオジブリ≠宮崎駿

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館

評価を見ても見なくても、ジブリを劇場で見る価値はあるので
絶対に見る予定ではあったけど、ううううううううん!!!!!!
これは難しい・・・・・・・・・・・・!!!

この作品を面白い!と言わなければ、理解できないアホだと言われているようで
必死に好きなポイントを探したけれど、それでも難しい。

宮崎駿のセルフオマージュ作品であり、彼の価値観や人生をストーリーにした集大成
であることは確かですが、悪く言えば職権乱用というか、
スタジオジブリのエンタメ性を欠いた作品のように思えました。

自分のイメージだと「スタジオジブリを見に行く!」という心持ちだったので
「となりのトトロ」のような租借しやすいストーリーを望んでいたので、正直疲れる映画でした。

映画じゃなくて、絵本でやればもっと理解しやすく、適応するのになと…

やっぱり考察アリきのストーリーは苦手でですね。

されどやはり宮崎駿ですね。
IMAXで「千と千尋の神隠し」や「崖の上のポニョ」など過去作のオマージュを観たかのような満足感。あれは見に行かなかったら多分後悔していただろうし…

2回は見なくてもイイかなあ…

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二ノ前

4.5秘密の塔と女たち

2023年7月31日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

楽しい

難しい

 2025.5.3 追記です。
 2025.5.2 に放送された「金曜ロードショー」の録画を字幕を付けて観ました。
 CMがあるからなのか、理由は分かりかねますが、テレビモニターでの鑑賞が向いている作品だと思いました。映画館で観た時よりも、面白いと思ってしまいました。

 『風立ちぬ』(2013年)、『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)、『崖の上のポニョ』(2008年)、『ハウルの動く城』(2004年)、『千と千尋の神隠し』(2001年)、『もののけ姫』(1997年)、『魔女の宅急便』(1989年)、『となりのトトロ』(1988年)で見たことがあるようなシーンも多くありました。

 古代遺跡の描写がリアルですし、戦闘機の風防が沢山登場するシーンや勝一(声:木村拓哉)が300円も学校に寄付するなど、眞人の家族が特別であったことがわかります。
 青サギ(声:菅田将暉)は何だったのでしょう。結果的に眞人にとっては大事な存在になりました。
 ヒミが透明なカプセルで運ばれる場面と、7人のばあやの存在が、まるで『白雪姫』でした。ヒミのエプロン姿は『ふしぎの国のアリス』の主人公アリスの格好のようでした。ヒサコの子ども時代、名前がヒミであることも氣になります。プリンセス(姫)と卑弥呼をミックスした源氏名なのでしょうか。

 夏子(声:木村佳乃)を連れ戻そうとする眞人が、綾波レイを連れ戻そうとする碇シンジが登場する『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』(2009年)を彷彿とさせます。眞人にとっての夏子という存在は、いったい何だろうと考えてみると、母の妹であり父の妻でもあるので、恋心を抱いてはいけない相手でしたが、ずっと一緒にいたかったから自ら石で頭に傷を付けたのだと思います。

 キリコの頭の傷と同じ位置である理由は何でしょうか。
 眞人がワラワラを初めて見た時に、キリコが人間の子どもになるものだよと教えてくれました。塔の中の上空に向っていく沢山の白い生命の源。キリコがワラワラを管理する係?そっち(エッチ)の方向で考えてみても面白いかもしれません。
 数年前ですが、セキセイインコのオスを家で預かっていたことがあり、1羽だけでメスがいないものですから、本能なのか股間を強くこすりつけて自慰行為をして傷が出来てしまうので可哀想でした。もし眞人がキリコと同一人物だとしたら、ワラワラを管理するというのは自慰行為を意味しているとも考えられます。
 そしてペリカンが理性で、理性の排除つまり性欲を搔き立てる存在ヒミ、それは母に似た夏子であるということでしょうか。
 『天空の城ラピュタ』のシータとパズーの二人が抱き合っているシーンは、男と女の関係ということだと宮崎駿監督がおっしゃっていたそうなので、もしかしたら眞人とヒミ(ヒサコ)の二人も、やってしまっている作品なのかもしれませんww

 母ヒサコが行方不明だった謎の一年間は、塔の中で眞人に寄り添ってくれていたのでしょう。『ドラえもん』の作者が実はドラえもんだったという話に似ています。ヒミが眞人を救ったのか、眞人がヒミを救ったのか、夏子とヒサコ両方を眞人が現実世界に戻したのか、なんだか ややこしいです。

・ー・ー・ー・ 更新前のレビュー ・ー・ー・ー・
約三十年前、魔女の宅急便を映画館で観た時を思い出しました。別に感動もなく、たいして面白く感じなかった感覚を。しかしその後魔女の宅急便のサウンドトラックはヘビロテしたし、キャラクターグッズも宝物になるほどジワジワ好きになったのです。
きっとこの作品もそのように後からドンドン好きさが増す予感がします。となりのトトロもスルメ効果というのか観るたびに好きになりましたし、風立ちぬもそうでした。
ジブリ映画は意味とか考察とか関係なく、セリフが好きとか、このシーンが好きとか、そういった楽しみ方で良いと思います。

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Don-chan