せかいのおきくのレビュー・感想・評価
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職業差別の映画
農村と都市にとって下肥の回収は重要な作業だったとかつての文献にも散見される。この映画のように蔑まれた仕事でもなかったと個人的には思っている。戦後、科学肥料が現れるまでは下肥は貴重な肥料として扱われた。
過去を現代の価値観で描く職業差別意識むき出しの脚本。
現代の汚水を処理している下水処理関係者バキュームカー運転手への差別を助長していないか。職業差別映画。糞映画。
白黒とスタンダード。底辺カーストの貧乏生活と美少女の不幸。
映画らしきクリシェの羅列で馬鹿な映画ファンは騙せるだろうという作り手の選民意識が滲み出る。パートカラーの使い方も露悪的。
何より気になったのが言葉遣いと仕草。サブキャスト、エキストラへの演出が出来ていない。時代劇に見えずコスプレ映画。阪元監督こんなに下手だった?
食事などしながらは無理ではある。コーヒーブレイクも✖️
昔のヨーロッパは 排泄物はおまるにして 朝 窓から外に投げていた。
イタリアの裏路地はなんだか公衆トイレの匂いがいまだにすると。
だからきちんと清潔な暮らしをしている日本という国は素晴らしいと安土桃山期に来日した宣教師が書いて自国に送ったらしい。
だいたい ウンコ窓の外に捨てたりしてネズミちょろちょろしてたらそりゃ ペストも流行るわよ。
ベルサイユ宮殿の庭もうんこまみれだったというのも有名な話ですしね。
それに比べて日本は、長屋ごとに厠があって 糞尿を買いにくる職業がある。
それらの収入は今で言う町の不動産屋のような差配さんの懐に入ったと 宮部みゆきの江戸ものの中で描かれている。
この映像見てると 匂い 臭い する!
して来る気がする!
でもこの当時 肉食は あまりしてないだろうから ウンコの匂いももしかしたら 今ほどじゃないのかもしれない。
まあそういう話ではない。
佐藤浩市と寛一郎親子の共演と
池松壮亮と黒木華
超演技派の池松壮亮と黒木華の中に入ると 寛一郎くんの演技は見劣りがすると 佐藤浩市は思わなかっただろうか。
まさかウンコは 実物ではなかったんだろうけど
(だったらびっくり)というか 実物だったら 撮影機材も何もかもしばらく匂い取れなかった事だろう。
とにかくずっと うんこ。
佐藤浩市演じる殺害される侍。
そして ウンコ売りの若者。
どっちがマシか。
この時代の 一応の士農工商
そして その下にある下賤の仕事。
そう言った事が 白黒 時々カラー の映像で
そして短く章立てされてる 構成センスは 感じられる。
面白く 興味深く 観た。
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