劇場公開日 2023年4月28日

せかいのおきくのレビュー・感想・評価

全122件中、21~40件目を表示

3.5においたつ青春(潔癖症のワタクシが見ました)

2023年5月22日
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鑑賞方法:映画館

あーーー、そこの。その。それの描写って。何度も何度も繰り返さなアカンのでしょうか?流せませんか?さらりと。サラサラっと。カメラアングル、変えりゃいいじゃないですか。そればっか、撮らなきゃいいやないですか。なぜに?なぜに、そーする?

などとなどとなどと。

何度、思ったことかw
もうね。それだけが気になってしまってw
阪本順治らしいユーモアなのかもしれませんが、メシ前に見たくなかった映画でしたw

本編そのものは、思ってた以上に、良かったです。

と言うのも、最近の黒木華の出演作がですね、ちょっと気になってるんですよね。左偏向な気がして。ニュートラルで、いい芝居を見せて頂きたいものです。

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bloodtrail

4.0幕末の世。武家育ちでありながら、いまは浪々の身となった父・源兵衛(...

2023年5月21日
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鑑賞方法:映画館
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りゃんひさ

4.5ものすごーく好きです。

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

排泄物の臭いまで、画面から漂ってきそうで、
鼻つまみそうになりましたが…

こんな時代劇見たことない!
なんでしょう、オシャレな、とでもいいましょうか。
斬新で、本当に『せかい』に向けて発信できる。

役者のみなさんが、とても素晴らしくて、
その中でも、黒木華さんの可愛かったり凛々しかったり、
スカンかったり、章ごとに違う雰囲気だけど、
筋の通ったおきくが素晴らしかったです!!

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hkr21

3.5黒木華さん、好きです

2023年5月20日
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阪本順治監督が江戸時代末期の市井の生活を美しいモノクロ映像で切り取った。ピュアな作品だった。

黒木華さんを愛でるかのような作品でもあった。華さん、素敵だった💕

思えば、医療も発達していないし、衛生事情も悪い時代。死と隣り合わせの無常感をもしっかりと感じた。

ホント申し訳ないけど自分的には減点ポイントが。

モノクロとは言え糞尿がリアルに登場するので少し気分が悪くなった😩肥溜を知っている世代なので😿

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エロくそチキン2

4.0この空の果て、どこだか知ってるか?果てなんかねえんだよ。それがせかいってやつだ。

2023年5月20日
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鑑賞方法:映画館

味噌まみれの若者と声を失った武家の娘の青春物語。モノクロには情緒もあるが、むしろモノクロにした方がいい理由の方が優先されているような気がしないでもない。(当然、アレです。)まあ、ちゃんとやってますよ的なシーンもあるので、見ているこっちは偽物だと安心していると面食らうこともある。
そんなことよりも、この、山本周五郎のような世界に満ち溢れた、じわっと胸に沁み込むような物語の清らかさがたまらない。(しつこいようだけど、清らかな描写だけでは決してないが。) それもこれも黒木華の存在があってこそだ。落語「井戸の茶碗」に出てくる長屋住まいの浪人親娘のような、その品の良さと気高さと慎ましさとケジメを兼ね備えた、武家の娘の佇まい。そりゃ、二人だって身分違いを通り越して惚れるさ。
そしていい言葉もある。ヤンチャな面影なんかどこかに消えてしまった真木蔵人演じる住職が「おきくさんには役割ってのがある。役割っていうのは役を割るって書きましてね」という。そして、できないことはできる者がすればいい、と諭す。その言い方が、説教じみてなく、当然高圧的でもなく、しみじみと寄り添うように語りかける。いい場面だった。将来の望みを失いかけた娘にかける言葉として、ちょうどいい熱量と重さだった。
ああ、なんか観た後の気分が清々しいっていいな。

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栗太郎

4.0江戸青春グラフィティ

2023年5月19日
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笑える

楽しい

あをによしの都・平城京が1240年前に廃都された理由の一つは、水の便が悪く排泄物処理に行き詰ったからと言われています。日本史の表に決して出て来ないけれど、ある意味で歴史を動かしてきた大きな要因でもある、日々の生活に必ずついて回る、深刻で、どこか滑稽な糞尿事情を経糸に、緯糸に江戸の若者たちの青春を紡いだ映画が本作です。

経糸の描写があまりにも鮮烈なだけに観客の目はそこに釘付けになってしまいます。一方でカットを細かく割らず、フィックスのカメラで引いたロングのカットで長回しを多用しているために、映画は実に緩いテンポで展開するので、総じて観客は寛いだ気分でスクリーンに入り込めます。
但し、肥溜めの糞尿の寄せアップの長回しには、やはり眉を顰めて閉口してしまい脳裏に残像として記憶されてしまったと思います。それゆえに本作はモノクロですが、モノクロに安心した観客を出し抜くかのように、各チャプターのラストカットのみカラー映像にし、一瞬の驚きと顰蹙をもたらし、ゆったりした映画のリズムに緊張感のアクセントを与えていました。

そして、物語はいつも雨天で起こり、観客を憂鬱な不安感へと煽った後、晴天で決着して晴れ晴れと安堵させるという循環を繰り返し、最終的に若者たち爽快感に包み込んで終えたように思います。
モノクロ仕立ては、主役のおきくを演じた黒木華の項の輝く白い美しさを、一層際立たせていましたし、ラスト近くの雪の長屋の場面では、清貧だが心豊かな美しさが映像から滲み出ていました。

それにしても、未だに用を足している際に、本作の糞尿カットが脳裏にフラッシュバックしてしまい、大いに難儀しています。

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KeithKH

4.0モノクロームの美しさが際立つが、食事時との兼ね合いは考慮したい一作

2023年5月19日
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鑑賞方法:映画館

映像を見て明らかなように、この作品は単にモノクロームであるだけでなく、品質調整が行き届いていて、その諧調の豊かさには驚かされます。

「汚穢屋」という主人公、矢亮(池松壮亮)たちに由来する”モノ”も大画面で映し出されるので、思わずのけぞってしまいますが、この、「審美眼的な美しさ」と「生物の宿命である排泄」を並置しているところに本作の大きな特徴があります。それにしても阪本監督の有機物に対するこだわりは執着的だけど(当初はモノクロームだから正視できたのに、カラーになった時には…)。

コンパクトな上映時間はさらに細かく章立てされていて、物語の構成はすっきりとまとめられています。その中で織りなされる、武士(佐藤浩市)の悲哀、矢亮と中次(寛一郎)の掛け合いなどのドラマは魅力的です。もっとも矢亮ときく(黒木華)の逸話は、全編通じて様々な形で立ち現れるものの、終盤の展開はやや性急な印象が残り、もう少し時間をかけてもこの二人の物語を見てみたい、と思ってしまいました。阪本監督が敢えて恋愛描写を控えめにして、ドライな作品作りを心がけたのかも知れませんが。

それにしても、本作のような観点から江戸時代末期の人々の生活を描いた作品はこれまで観たことがなく、どの場面も非常に興味深いものでした。「汚穢屋」という観点で見れば、庶民も武士も、身分の差も関係なく描くことができる、という視点を提示したこと、そして「肥」を通じて街と農村のつながりを描いた、という点も非常に評価したい作品でした。

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yui

3.5難解?

2023年5月16日
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見終わったとき阪本順治監督が何を言いたいのか全くわからなかった。
もともと社会の底辺でしっかりと生きていく青春群像を描くのが得意だった監督だから、まあなんとなくそのへんかなあと。

ただ金持ちも貧乏人も飯食ってくそして、それが作物育てまた人の口に入り生きている。
なにもかわらんという輪廻のような循環のような、そんな時代を生きている若者たちの力強さを感じ取ってほしかったのかなと勝手な推測。

タイトルの“せかいのおきく”を、“世界のおきく”と面通りに読んだ私が悪かったのかも。
“おきく”というしっかり者の女性の生き様を描いたものがたりであり、ともに生きている若者の恋や青春のせかいであり、文字ひっくりかえせば、そんなある時代の“きおくのせかい”
を表現したかったのかもしれなかったと思えるようになった。

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ごったま

4.0サスティナブルな時代のサスティナブルな人々

2023年5月15日
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笑える

幸せ

現代の次に江戸が良い。いつ死ぬかどうかわからないが。故に懸命さが伝わってくる。また、自分の周りの最低限なもので事足りようとさせる潔さも良い。言葉がなくても思いが通じあった場面も素晴らしかった。青春だなぁ

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印刷局員

4.0おきくの凛とした姿勢が美しい

2023年5月14日
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そして声を失ってからの身分を超える恋心が切ない
うんこの臭いよりも、空の向こうに果てしない世界がある
青春という言葉は今を生きるものに語りかける

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すぅ

4.0静かに、じんわりした良さ

2023年5月14日
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泣ける

楽しい

幸せ

大きな事件も起こりますが、どちらかというと身近な心境の変化に寄り添って描かれていて、ちょっとした出来事や心の動きに涙したり、ほっこりしました。

ボロボロの長屋の造りやさりげない江戸時代の生活や風景がモノクロの映像と合わさり、リアルにも見えるのに、美しく思えました。

中次(寛一郎)と矢亮(池松壮亮)の「下肥買い」の仕事も興味深かったです。以前から肥料になるのは知ってましたが、江戸の町のうんこを買い、運び、農家に売る「下肥買い」や、どんな様子かは知りませんでした。
江戸の肥溜め事情など、ややコミカルに描かれています。

黒木華さんは現代でも時代劇でも聖域のような透明感で、おきくの柔らかなのに凛とした姿に中次同様 惹きつけられました。

まだほとんど日本人が“せかい”を知らなかった時代、若者達の未来を彷彿とさせる爽やかなラストも良かったです。

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せん

4.0まみれる

2023年5月14日
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またぞう

3.5モノクロの世界

2023年5月13日
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だけど、さまざまな音が耳に残ります。
黒木華はじめとしたキャストが良く、安心して鑑賞出来ます。その時代の生活に思いをはせ、いま日常

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こうたんまる

3.0まあまあだった

2023年5月12日
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吉泉知彦

3.5江戸の長屋の普通の1日。

2023年5月11日
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よくヨーロッパの映画で淡々と農民や、街の若者描いてる作品ありますがそれの江戸末期版です。
小さな喜びと笑い、悲しさと怒り。社会の格差、死、愛、ウンコ、貧困、、そんななか雑草のように力強く生きる若者のフツーの日々です。
何か大きなドラマ期待してはいけません。
貴方の日常のようになんとなくだらだら続くのです。

名作とは思わなかったけど勇ましい映画より好きです。
昔はこんなドラマ沢山あった、、天下堂々、御宿かわせみ、ぶらり信平道場破り、てなもんや三度笠、、、、。

黒木華の凄さ。
男性陣は少し濃いかなと思った。
質感、リアリティ、うんこ緩和、モノクロは正解だと思うが、たまにカラーになる意味あるのかなぁ?
ウンコがウンコである事を思い出させるためだろうか?

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masayasama

3.5佐藤浩市ここに極めり!!

2023年5月11日
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すみません。
藤枝梅安でも思ったのですが、佐藤浩市の死に演技が私の人生に於いて最高&凄すぎ!!
本当にリアル過ぎる!

本作は時代劇という事で、(イコール白黒だろうが関係なしと思い)先日観て来ました。

昭和の作品では表現されていましたが、今の時代作品では稀有な、江戸時代のリアルに寄り添った作品でした。(現代っ子に是非見て欲しいです。昔の作品には、賎民などの特殊な職業を絶妙に登場させていたのですが、平成以降は忖度され、登場が少ないので)

後は、俳優陣が全て素晴らしい!!寛一郎氏の今後に期待!
違和感があるなら、首のキズは、斬りではなく“差し”にした方がリアルだったかなと笑

是非、時代劇ファンの方はご覧になって下さいませ!!

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白長須鯨

3.5阪本監督が、好きです。

2023年5月10日
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酒呑童滋

5.0ひどい仕打ちを受ける場面では、変身すればよかったのにね(みんな、思ったかもしれないけど…)

2023年5月10日
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良かった。
わざわざ観に行ってきて良かった。

モノクロの画面が映し出されて…
あぁこういう画面・映像が観たかったんだなぁと実感しながら観た。白黒の映像がとても美しく、忘れていた記憶がしっかり蘇った感じ。迫力があった。画面が隅々まで美しく映えていた。

色なんていらないのかも……。
色情報ってどういう意味があるんだろう…。
などと考えを巡らせながら観ていた。

なんて思っていたら…(まるで、「CODA」の逆バージョンでしょ! ずるい!)。

俳優さん、みんな良かった。
涙が出てくるほど。
寛一郎とお父さんの初共演、初のからみ場面も一見の価値あります。

むかし、「ふぞろいの林檎たち」というドラマの中で、
『俺は将来、「くみとり屋」になりたいんだ』
「なんで…?」
『くみとり屋って、職業が職業だから、逆に自宅は塵一つ落としてないぐらい綺麗にしているんだって…』
なんていうやり取りが、確か、あった(時任三郎さんと手塚理美さんの台詞)。

このやり取りを思い出した。

池松壮亮さんと寛一郎さんの心根はよっぽど純粋で一途で綺麗だった。

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night runner

4.5〝おきくさんには役割りがあってね〟

2023年5月10日
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hum

3.5運は寝て待て

2023年5月9日
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結構な人混みの中鑑賞。なぜ白黒映画なんだろう…?と思っていましたが、関連商品を見てあーなるほどと思いました。確かにこれは白黒じゃないといけんなぁと。

基本的に本編白黒で進んでいきますが、章ごとのラストにカラーになってうんこが映るという不思議な見せ方。確かにずっとカラーだと大変な絵面になりかねないので、この判断は正解だったと思います。

恋するおきくの様子がとても可愛らしかったです。バタバタする様子も、弁明する様子も、ポッとなるシーンも愛おしかったです。

特段何か残るものは個人的にはありませんでしたが、90分ほどの尺でサクッと時代をタイムスリップできる作品でした。

鑑賞日 5/5
鑑賞時間 10:00〜11:40
座席 E-1

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ブレミン