「難解?」せかいのおきく ごったまさんの映画レビュー(感想・評価)
難解?
見終わったとき阪本順治監督が何を言いたいのか全くわからなかった。
もともと社会の底辺でしっかりと生きていく青春群像を描くのが得意だった監督だから、まあなんとなくそのへんかなあと。
ただ金持ちも貧乏人も飯食ってくそして、それが作物育てまた人の口に入り生きている。
なにもかわらんという輪廻のような循環のような、そんな時代を生きている若者たちの力強さを感じ取ってほしかったのかなと勝手な推測。
タイトルの“せかいのおきく”を、“世界のおきく”と面通りに読んだ私が悪かったのかも。
“おきく”というしっかり者の女性の生き様を描いたものがたりであり、ともに生きている若者の恋や青春のせかいであり、文字ひっくりかえせば、そんなある時代の“きおくのせかい”
を表現したかったのかもしれなかったと思えるようになった。
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