「まみれる」せかいのおきく またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
まみれる
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「放課後アングラーライフ」を見てからエヴァの舞台を見に行くまでの間にちょうど時間が良かったので気になっていたこれを鑑賞。池松壮亮出まくりね。
「まみれるという言葉、ほかにはあまり使わないなあ」とか考えるほどに、まみれる映画。白黒画面にかなり助けられた。チラシをこうの史代が書いているが、まさに「この世界の片隅に」を思わせる、起承転結もない短編の連続が心地よい。佐藤浩市と寛一郎の共演シーンも深みがあって良かった。
ただねえ。また余計なことを書いてしまうのだが、白黒で薄められてはいるが、衣服にはかなりの汚れや匂いがついているはずで、映画の中でも複数の場面で肥溜めや肥桶、仲買人の二人が臭いことはたくさん描かれているわけで、たとえおきく側に好意があろうと、あんなに普通に寄っていき服や顔に触れたりするのは不自然に感じた私だ。
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