「ひどい仕打ちを受ける場面では、変身すればよかったのにね(みんな、思ったかもしれないけど…)」せかいのおきく night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
ひどい仕打ちを受ける場面では、変身すればよかったのにね(みんな、思ったかもしれないけど…)
良かった。
わざわざ観に行ってきて良かった。
モノクロの画面が映し出されて…
あぁこういう画面・映像が観たかったんだなぁと実感しながら観た。白黒の映像がとても美しく、忘れていた記憶がしっかり蘇った感じ。迫力があった。画面が隅々まで美しく映えていた。
色なんていらないのかも……。
色情報ってどういう意味があるんだろう…。
などと考えを巡らせながら観ていた。
なんて思っていたら…(まるで、「CODA」の逆バージョンでしょ! ずるい!)。
俳優さん、みんな良かった。
涙が出てくるほど。
寛一郎とお父さんの初共演、初のからみ場面も一見の価値あります。
むかし、「ふぞろいの林檎たち」というドラマの中で、
『俺は将来、「くみとり屋」になりたいんだ』
「なんで…?」
『くみとり屋って、職業が職業だから、逆に自宅は塵一つ落としてないぐらい綺麗にしているんだって…』
なんていうやり取りが、確か、あった(時任三郎さんと手塚理美さんの台詞)。
このやり取りを思い出した。
池松壮亮さんと寛一郎さんの心根はよっぽど純粋で一途で綺麗だった。
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