ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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繊細さと優しさを感じる現代的ミステリ
いわば古典的な舞台設定(相続問題に端を発する殺人事件)に、棘々しさも感じる、王道のミステリードラマともいえるストーリーだった。
その一方で、菅田将暉演じる主人公(天才的な観察眼で事件の真相を見抜いていく大学生)のキャラクターは、繊細さと不器用さを併せ持っているのが特徴といえる(細かいことに神経質だったり思ったことは何でも口にしてしまうところに発達障害的な特徴がある)。
そんな主人公が率直に正論を語るその言葉には、事件で傷ついた人を癒やす不思議な力があって、そこにこの作品の大きな魅力があるのかなぁと思った(ちなみに原作漫画やドラマは未読です)。
傷ついた少女に対して、心療内科を恥ずかしがらずに受診するように勧める最後のシーンなんて、いかにも現代的だなあと思ったりした。
(完全に余談だけど、最後に兄妹達が1人1人石を見つめるシーンはやたらと長尺で、なんだか段々と可笑しくなってきたのは僕だけだろうか。)
まあでも、総じて面白かったです。
SPドラマ<映画版<連ドラ
整くん菅田くんだから甘め。
完璧
興行収入に影響されて…
ドラマ版は、全話視聴しました。
面白い切り口で事件を解決していくなぁという面白さはありましたが、かなり現実離れしているので特にハマらず、映画は観に行こうとは思っていませんでした。
だけど、映画が公開されてからの反響と興行収入の影響を受けて、同じテイストでもいいから観てみるかと思い映画を観てみたら、最高に面白かったです。
私には、ドラマ版より映画の方が断然良かった。
昔からある名家の遺産相続、昔だったらこういうこともあったかもしれないという想像もあり、こうきたかと自分の想像を覆されて、とても斬新な内容にこんなに面白いとは思わなかったです。
菅田将暉さん演じる久能整の笑わせるところと冷静さの空気感と目の動きの演技、問題を解決していくキメの部分の演技は、やはり流石だなぁ…と思わせられました。
忖度なく作られるフジテレビのドラマと映画は、本当に素晴らしい!
観て本当に良かったです。ありがとうございました。
面白くて震えた。人間ドラマかつミステリーだ!
箇条書きします。
○ストーリーがすごい。なんかよくわからんけど色んな要素が入ってる。すごいよなあ。震えるわ。オチって笑っちゃうような、は?ってとこありながら、リアルで怖く、人間的。作者の発想の自由さ、すごい。伏線の貼り方とか、推理の仕方とか
田村由美すげえなあ。サインください。
○登場人物の名前がみんないい。
○主人公がキャラが立ってるんだ。主人公の語る言葉が面白くて、正論すぎて、笑えてしまいます。いつもそうそう、くすりとしながら見ました。知的だ。ととのう君というキャラクタ設定が一番の魅力だ。そして随所にうるっとした言葉、語るんだよなあ。
○登場人物が役者ぞろい。豪華。個人的には町田啓太はいいね。滝藤さんも泣かせるよなあ。原さんも初めてみた女優さんだけど頑張りましたね。ツンデレ加減とつよがるはかなさをよく表現していた。柴咲コウは相変わらずの美女、存在感あったな。
○久々、パンフレット買った。
子供は馬鹿じゃない
ドラマも楽しく拝見してまして、終わり方が完全に続きのある感じで終わったので、絶対続きは映画だなと思い、とても楽しみにしておりました。公開前のスペシャルドラマも見ました。
大変混み合いそうな気がしておりましたので公開3週目の平日に鑑賞いたしました。
それでも思ったより人入っておりましたね。
やっぱりね、面白かったです。数々の名言も出てさすがです。整くん見事でした。
面白かったのですけど、妙に反応してしまったのが、整くんが他人の家のお風呂に入るのは嫌、みんなで入るお風呂なんてもっと嫌、なんならプールも入りたくないのようなこと言ってたこと。めちゃくちゃ同感してしまいました。(´Д`;)私はもしかすると割と独特なのかなと思いつつ、まぁそういう人もいるよね、と勝手に納得してましたがどうでしょうか。
ちょーっと複雑だったかな?誰が誰の子孫???みたいなところが途中こんがらがっちゃいました笑
きっとドラマのseason2もあるのでしょう?
がろちゃんをもっと堪能させて頂きたいです。
中盤までは楽しめた
ドラマは越えられず
再現度高い映画
何が素晴らしいって、
整くんは現代に生きる金田一耕助だ。綺麗な着地に拍手したい
九能整くんは探偵ではない。
しかし、探偵並みの観察眼と卓越した洞察力と推理力を持つただの学生である。しかもコミ障(笑)
今回の広島編は、ドラマにするには少々複雑な上に連ドラワンクール使いそうな話。
映画化に取っておくのにふさわしく、大成功だ。
映画化する意味に「?」がつく邦画が多いなかでも、とびきり上手くいったと思う。
隣の若い女性が見終わって小さく拍手していたよ。
気持ちは同じですだ。口に出すとコンプラ的に問題ですが・・・。
さて、原作は既読でしたから、話の内容はまあ踏まえており、余程の改変がなければ犯人も知ってる中で、どう見せてくれるのかと思ったよ。
整くんが劇中で言っていたように、これは横溝正史だし犬神家の一族だよねー。
でも、今作の中では誰も死ななかった。でも、過去の殺人は明らかになった。
その経緯がまさに横溝正史。
トリック的な部分は、最初のおどろおどろしい蔵を後継候補に渡すこと位で、整くんによって事実は次第に明らかになる。
最後に犯人を罠にかけ自供に導く所も、本格のルールに則っており痛快だ。
例によって整くんの変な人間性(あくまで見方によるけど)によって、コミカル部分もあり、全く飽きずに最後の着地にたどり着いた。大満足。
珍しく松下洸平がサイコパスなところや、柴崎コウ、町田啓太、松嶋菜々子など美しい人が出ている中、原菜乃華の好演が光るね。声もいい。
尾上松也さんの変顔に癒されました(笑)
いい食事をしたあとのような見て損のない邦画でした。
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