ミステリと言う勿れのレビュー・感想・評価
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ミスったと言う勿れ
最近は菅田将暉+αの設定で、そのαを誰にするのかが大切な事務所のお仕事ということになるのだろう。
『銀河鉄道の父』の時の森七菜がそうであったように、今回は原菜乃華が割り当てられたというわけか。
千姫のままやん。それ。
というオヤジの愚痴以外にはなかなか評価できる要素がないのが実情。
元気溌剌泣き虫ちゃんというまさにオヤジ的視点からジェンダー化されたキャラそのままでしたね。その意味では、やっぱ、千姫のままやん。
大体ストーリーの半分くらいから、犯人は見当がつくもんなんだけど(実際についたけど)、ここはせっかくなので、松下洸平にもっとグロい演技をしてほしかったよね。『スカーレット』の八郎のように思いっきり主人公を裏切る、いや〜〜〜な役にはうってつけだからね。もー少し見たかったよね。
で、それをイエナガと直虎様が成敗!それってやるじゃん!いい感じだよね〜〜。って、1分、時間くれる?聞いてくれるっしょ?(て、イエナガになってしまった・・・)
一等兵で撃たれてしまった岸本も(あんまり戯画的な要素は辟易だけど)最後まで生きていたし。よかった、めでたい。
ね、それに、ちゃっかり'武士むす'もいれば、'色眼鏡'もいるし、'漁労長'もいれば、'クズ彦ママ'もいるしね。登場人物は百花繚乱。
あ、それに千姫様の曽祖母様もおみえでしたね。於大の方、降臨!!
そういえば、直虎では氏真 、昨年は後鳥羽上皇様も・・・。
いつぞやの半兵衛、妻捨てボクサーも。
小松帯刀風の大久保利道も。
って、この映画、なんなん???
役といえば、2回も滝川一益を演じたんだぜ、二人っこのオーロラ輝子へ逃げた親父は。。
フゥ〜〜。
て、これ、NHKの番宣じゃないよね。
て、角野卓造が抜けてない?なんで?「かどの たくぞういねぇ〜〜よ」って言われそう。
しかし、大丈夫です!います。大河ドラマも朝の連ドラにもいっぱい出てますよ。
そして、米子は来年、主役なんだよ!朝の連ドラは!
ということで、
どうもこの映画、いちばん出演時間の多いキャストをミスった映画だったのでは?
この千姫、北川景子が出てれば、救われた感じがしますね。ね、お義母様!
TVで続編を希望
TVドラマからのファンです。予想もつかない展開が魅力なのですが、残念ながらドラマ終了後に漫画で読んでしまったので、おおよそのストーリーは覚えていました(映画が悪いわけではないです)。
突拍子もない設定はこの作品の特徴なので、そこに違和感はありませんでした。殺人を犯罪ではなくて自分の使命と語る犯人がカルトの信者に見えて、現実世界にも似たようなことはあり得ると思ってしまいました。
菅田さん、原さん、周りの役者さんたち、いずれも素晴らしかったです。有名な俳優の出番が少ないというコメントもありましたが、この俳優を使うくらいだから怪しいのでは、と思わせてくれて、ミステリー作品なら有りだと思います。
整くんの人間や人生の本質を語る場面がもう少し欲しかったです。大好きなBGMをもう少し聴きたかったのもマイナス要因かな。
硝子窓
ドラマ一切見てなかったし乗れないだろうなーと思ってスルーして3ヶ月。近い劇場での上映が最終日だったので、思い切って鑑賞。
なぜ3ヶ月放置していたのかと悔やむくらいに面白かったです。ミステリーとしても難解すぎず、それでいて簡単でもない絶妙なバランスでしたし、登場人物の動きがコミカルにもシリアスにも転がるので楽しめました。
とある一家の遺産相続争いにたまたま巻き込まれてしまった久能整が事件を解決していく、というシンプルなストーリーです。
序盤から不穏な雰囲気を醸しつつも、割とあっさりと結論までいっちゃうのか?と思ったら、後半からは伝統や血筋の物語になっていき、それによって形成された子供の頃のトラウマなどもぶり返していくなど、込み入っていた作りが魅力にもつながっていてとても良かったです。
整の一歩引いた視点から物事を分析してからのセリフが素晴らしかったです。共感できるものが多く、特に"女性の幸せ"は男性が言い出したもの、女性が楽なら育児だって男性もやりたがるはずなど、つっかえていた小骨が抜ける感覚で思っていた事をセリフにしてくれたのがとても良かったです。
海外ドラマでは犯罪者や被害者がカウンセリングを受けるという話も確かにそうだなと思うところもあり、原作者さんもいろんな視点からエンタメを観ているんだなとなんだか嬉しくなりました。
世の中に対する疑問を無理くり会話に捩じ込むわけでは無く、自然な流れで入れるやり口がお見事でした。
役者陣も素晴らしく、淡々と喋りながらもユーモアをぶち込んでくる難しい役割を演じ切った菅田くんは流石ですし、緊迫感のあるシーンで様々な表情を使い分けていた原さんも最高でした。
難点を挙げるとすると、ドラマ版から継いでいるのか、それとも分かりやすくするためなのか、重要なシーンでテロップをドーンと表示しているのはドラマ映画にありがちな手法であまり好きではなく、今作もやっちゃったかーと思ってしまいました。
犯人サイドが思わずゲロっちゃうのは整がメタ的な発言をしていたのでやっぱゲロっちゃうよなと納得してしまいました。
エンドロール後の映像はドラマファン向けの映像だったので、見てた人からしたら嬉しいんだろうなと思いました。
ドラマを見ずともすんなり入れるストーリーに、入り組んだ謎の解剖、随所にばら撒いた伏線をしっかり回収してくれる上質なミステリーでした。これを機にドラマ版も見てみようかなと思いました。
整くん、新幹線のシートはそんなに下げるもんじゃないよ笑
鑑賞日 12/14
鑑賞時間 11:40〜14:00
座席 C-11
公開3ヵ月経っても、大ヒット公開中で、ここ 映画.COM での評価も高いので鑑賞しました
原作・ドラマは未経験、劇場予告編で、何度も見させさせられた「予告編」だけを頼りに、
予備知識なしでノーマークだった本映画を鑑賞しました。
前半はあまりにも ありきたりな"TVドラマの2時間特番ストーリー"だったが、
中盤から急展開する 新たなストーリーは過去を探る点が地味ではあるが、探偵ものとして、斬新で面白しろかった。
流石! 原作がある作品だ。
主人公:久能整 は、個性が強く、キャラクターが立っているので、演じる俳優を変えても、成立しそうなので、
明智小五郎 金田一 耕助 コナンくん に続く、名探偵になれそうだ。
作品の中では、メモを取って おきたいような"名言"が、多々登場するのも この映画の見どころです。
本作を観たら、本家"遺産相続映画"である「犬神家の一族」を観る冪でしょう。
ドラマも良かったけど映画も最高!
気になったのは私だけ?
ドラマと同様、整くんの言葉が胸に刺さります。的を得たことを、背中を...
期待度△鑑賞後の満足度△ 『ミステリと言う勿れ』という題名は皮肉か自虐?日本のミステリは小説にせよコミックにせよ映画にせよ確かにレベルが低下していて正統な「ミステリ」と言えるのか?…
①本来は別の映画を観るつもりが開始時間を間違えて、映画館に着いたらもう始まっておりました。どんくさ!
そのまま帰るのも癪だったのでちょうど始まっていた本作を鑑賞することに。
②予告編では「遺産をめぐって殺し合う一族」だと?
終戦直後を舞台にした『犬神家の一族』ならともかく現代でなんと大時代な…と思って観ていたら、中盤から遺産をめぐる殺し合いの話じゃないということがわかって(此処までは演出も平板で少々退屈していたが、やっとそれなりに面白くなってきた)良かった良かった、と思ったら真相はもっと大時代なものだった…「あのねえ、あり得ないでしょ」という話…
③整君の言うことはいちいち正論でキャラ自体は面白いものだが、物語がこれではねぇ…
観察眼は確かにあるが推理してたっけ?という感じだし、犯人と動機?多分こうだろうと思っていたらその通りだっただけ。
同日に読み終わった英国産ミステリーM・W・クレイヴンの『グレイラットの殺人』(原題:Dead Ground)が大変素晴らしい出来で非常に面白かっただけに、尚更その落差に愕然とさせられる…
④鈴木奈保美も松坂慶子も松嶋菜々子も別に彼女らでなくてもよい役で単に画面を賑やかにするための出演か…?
こういうのはオールスター映画とは言わない…
⑤菅田将暉は適役好演だが、アップになるとほうれい線が目立ち大学生には見えない。
整くんの”斬り込み”が最高!
原作未読、ドラマ未視聴の状態で観たが非常に面白かった。
菅田 将暉が演じる、久能 整が世間一般には当たり前のように受け入れられている考え方いして”斬り込んでいく”シーンが痛快だった。
固定観念で凝り固まった考え方を柔らかくして、優しい方向へ導いてくれる。
そんな整くんは「推せるなぁ」と思った。
ストーリー自体もとても面白かった。
『ゲゲゲの謎』しかり、”相続争い”を題材にした作品は多くあるが、相続人たちが誰も死なないというのは予想していなかった。
前半部分の、他作品であれば死人が出る場面で誰も死なず、最終的に相続人全員で協力して謎を解くとは...
こういう、家族同士の殺し合いのない”相続争い”が一番いいなぁと思った。
”世間に斬り込む”整くんがもっとみたいので、原作を読んでみようかな。
ドラマ通りの世界観に好印象
ドラマ視聴済で映画を鑑賞。
刑事組の3人が本編では出て来ず、出演者だけでいえば主演の菅田将暉だけが出ている。そんな中でも映像やテンポはドラマ通りで、主人公の設定も独特なので、きちんと世界観が守られていて違和感なく鑑賞できた。登場人物が全然違うのにそこを担保できるのは素晴らしいと思う。
本編の方は評判通りの面白さで、シリアスさに加えてクスッと笑えるようなコメディ要素も相まって飽きなかった。特に汐路役の原菜乃華の演技がコメディ・シリアスともに光っていた印象だった。
他の俳優陣も当然のように違和感のない演技で好印象だった。特に松下洸平が人畜無害そうな感じでありながら犯人というのは、本当に自分がやっていることが正義だと信じているようなサイコパス味が伝わってきて非常に良かった。
(菅田将暉は言わずもがな)
ただいくつか不満点をあげるなら
・最初の方の町田啓太への露骨なミスリード
・自分のやっていたことを正義だと妄信している割に深掘りされない生い立ち
・そもそもなんで弁護士&税理士一家は現代でもあんなことをしていたのか、理由はもちろんあるがその理由が腑に落ちなすぎる。
・結局遺産はどうなったのか?
などストーリー自体に違和感はしばしばあった。
原作の漫画を未読のため、漫画の設定自体がそうなのか、それとも映画用に端折った結果で上記のようになったのかは気になる。
ただ目を瞑ろうと思えば瞑れるレベルなのでそこまで気にならなかった。
総じて面白かったが、ドラマ視聴者以外には特筆して勧めるほどではないと感じた。
整くんの言葉が好き
なんで高評価なのかがミステリ
ドラマも原作も知らずに、評判がいいようなので観に行ったが、冗長で退屈してしまった。
笑わせようとしている場面でも、泣かそうとしている場面でも薄っぺらいかんじがして、全然ハマれなかった。
冒頭の爆発シーンだけしか印象に残ってません。
コミックスが原作と言う勿れ
日本のコミックスのレベルはめちゃくちゃ高いのに、いざ映像化となると残念なモノが多いのが残念。それでも原作もドラマも未見でおまけに予備知識ゼロで観に行ったら、いや本当に面白かったです。広島の旧家でのおどろおどろしい遺産相続事件に巻き込まれた大学生が、金田一耕助ばりに活躍するミステリーで、適度に笑いを取りながらも横溝正史的な雰囲気としっかりとした伏線と謎解きのバランスがとてもよくて最後まで楽しめました。ディ○ニーのマー○ルシリーズみたいに、シリーズどころかTVシリーズからチェックしていないとサッパリ分からないような作り方ではなく、映画単体で十分に楽しめるのがいいですね。役者では、菅田将暉がカメレオン振りを発揮のハマり役。脇役の皆さんとのバランスもよかったです。
嫌いじゃないけど、映画としては淡々としすぎかな
急に予定が空いた土曜日の午後に、「整くんの蘊蓄でも聞きに行くか〜」と思いたち観てきました。
「ミステリと言う勿れ」は、原作から大好きで、テレビでドラマもみてました。
菅田将暉氏の整くん、はまり役だと思います。
刑事役の(本編では出てこないけど)伊藤沙莉氏ら刑事さん達も大好き。
でも、この作品は映画としては淡々としすぎかなと思いました。
いや、もともとそういう作品だからしょうがないのかもしれないですが。
演技力のせいなのか演出のせいなのかわかりませんが、ヒロインの心理描写や言動が唐突で不自然に感じる場面が多くて、ちょっと違和感でした。”そういう子”設定なのかもしれませんが、それでもそれなりの”深み”はあったほうが良かったと思うのですが・・・。
その他の俳優さん達はとっても良かった。
最後に出てきた松嶋菜々子氏も違和感なく馴染んでいて素敵でした。
冒頭の車のシーンは迫力があって、とても良かったです。でも何度も回想シーンで使う必要があったのかな、と演出には疑問が・・・。お金かけたから元を取りたかったのかな、とか思っちゃいました。
お話の肝になる過去のエピソードも、わかりやすく、気持ち悪く表現できていて良かったです。
整くんの洞察力も切れ味が鋭くて、蘊蓄も好きでした。
エンドロールの後のくだり、「これこれ、この感じ〜!」とホッとしてニコニコして観終わりました。
続きはテレビドラマになったら嬉しいな〜と思います。
ドラマを見ている前提で、なかなか面白かった
表題通り、TVドラマを見ている前提で、なかなか面白かった。
TVドラマを見ていない人には???かと思われる。
また、映画館で観るべきかと言われると、残念ながら、それはないかもしれない。
それでも映画という枠をしっかり使って良質な2時間ドラマに仕上がっている。
TVの2時間ドラマが無くなって久しいので、ちょっと懐かしい感じもした。
内容的には小さな粗は散見されるものの、あまり引きずることなく見過ごせる範囲かなと。
話しのテンポも良く、大きくダレることもなく楽しめました。
まぁ、主人公がユルッとした設定なので、全体としては良い意味でユルユルですね。
さて、私はエンドクレッジトまで観て、そこで自分なりの発見をするのを楽しみにしている。別の映画で例えば”沈黙の艦隊”では「コロナ対策」のスタッフが居るのを見つけて、なるほど、ご時世だねと勝手に楽しんでいる。
本作では、「松島菜々子(メイク)」と「松坂慶子(着物)」という担当者が居るのを見つけた。流石大物だなぁと、これも勝手に楽しんでいる。
また、エンドクレジットでTVドラマでは準主役の刑事役だった「伊藤 沙莉」の名前を観たが、本作には出てなかったはず・・・と思ってたら、エンドクレジットが終わった後で出てきて、なるほどと納得したりしている。
皆さんもエンドクレジットを楽しみましょう。
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