劇場公開日 2023年6月2日

  • 予告編を見る

怪物のレビュー・感想・評価

全971件中、701~720件目を表示

4.5感謝!感謝!そして感謝!

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

断片的な事象としての事実に遭遇した人それぞれの勝手な思い込みによって無意識に作り上げられていく心の中の真実。決して覗き見ることの出来ない相手の心の中。軽々しく伝播されていく無神経で根拠のない噂という名の凶器。自己中心的かつ残酷な言葉の暴力。自分勝手な保身からの責任転嫁。軽んじられる責任感。人間の心の中に無自覚に潜む「怪物」たち。

監督 是枝裕和と脚本 坂元裕二の記念すべき初タッグ作品。「万引き家族」の安藤サクラ、「それでも、生きていく」「最高の離婚」の永山瑛太、「Mother」「Woman」の田中裕子らの秀逸な演技に自然に引き込まれていく。子役二人の瑞々しく自然な演技も素晴らしく坂本龍一の音楽と合わせて記憶に残る作品に出逢えた事に感謝。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
kimi.chan.com

3.5いかにも日本

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿

序盤、中盤と時間が進むにつれ登場人物の視点が変わりボタンの掛け違いのようなストーリー展開には面白さを感じるが、結局何を言いたいのかイマイチ。

コメントする (0件)
共感した! 8件)
ピピ

3.5怪物ってなに?

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿

カンヌで云々、是枝監督の作品というだけで、観ておこうかなと出かけた。
想像していたのとはちょっと違う作品でした。
日常生活の中に紛れ込んでいる「怪物」、直視するのも恐ろしい。
今までなら、ここで「樹木希林」なんだろうけど、「田中裕子」はさすがの演技。「田中裕子」でなければならない存在感でした。
ラスト、坂本龍一の音楽で全てが包み込まれる感覚、圧巻でした。

コメントする (0件)
共感した! 18件)
emukocyan

5.0噛めば噛むほど味がある

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

カンヌに輝いた坂元裕二の脚本を是枝監督が撮る。怪物とは誰?怪物とはモンスターなのか?
デストロイヤーなのか?
加害者のことか?
それとも自分と異質な者は皆、怪物なのか?
羅生門を思わせる3幕構成。一幕目の怪物は得体の知れない学校の態度。
2幕目は所謂モンスターペアレントと大人の想像を超える子供たちの態度。子供思いの保利先生が体裁の為に社会から事実上抹殺されてしまうまでの正に全てがモンスターなお話。
そして3幕目が子供達の多様性。自らを受け入れようともがき成長して行く様。
色々と取れる結末ですが、坂本龍一さんの音楽とあいまり、光に向かって行く希望のラスト。それにしても子役の2人、上手すぎます。是枝監督、お見事です。
私には非常に余韻に浸れる一本でした。

ちなみに、きっと猫の死骸のことで嘘をついた女の子は湊くんが好きだったんだろうね。

コメントする 6件)
共感した! 46件)
AKIRA

5.0大人は何にもわかってない

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿

カンヌでの脚本賞おめでとうございます!

見事にあっぱれですね!

小さなボタンのかけ違いが

連鎖したあとに起こる悲劇なのでしょうか。

母の視点、先生の視点、子供の視点。

日常がさらりと流れつつ、
緻密なドラマになっているんですよね。

そして、そして、
大人になるにつれ視野が狭くなるのかなと
怖くなりました。

靴のシーンは、胸が熱くなります。

嗚呼、ラストシーンは
depends on you、、、

正解は無いのかも知れません。

そして怪物は、
誰だったんだろう。

余韻に浸りながら
2回目が観たくなりました。

ほんとに凄い作品に出会えました。

坂本龍一さんへのクレジットも
泣きそうになりました。

是枝監督、有難うございます。

コメントする 2件)
共感した! 21件)
ZUNKO

4.5子どもたちが良かった

2023年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

公開前にノベライズ本を読んでいたので、内容は把握した状態。本を読むこと自体も久々だったけど、本当に引きこまれてあっという間に読み終え、公開をすごく楽しみに待っていました。
上手く言葉には出来ないけど「怪物だーれだ」というワードチョイスというか、これはほんと素晴らしいと思いました。坂元さんの脚本、好きだなぁと。。

湊と依里のシーンが特に好きでした。
起こっている事実はひとつでも、見え方が異なることで真実が変わっていく。
まさしくだなーと。
(これとは関係ないけど ドラマ99.9の中であった内容)
レイトショーで鑑賞後、余韻に浸りたくなり プラプラと少し歩いて、やっぱり映画っていいな と思った夜でした。

好きな監督さん、脚本家さん、役者さんなど、
きっかけはなんでも、これからも『映画』を思う存分楽しみたいです。

ありがとうございました

コメントする (0件)
共感した! 15件)
kkis

4.5さすが…

2023年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

是枝監督、やっぱりすごい。怪物だーれだ、な話かと思いきや…まあ、そうなんだけどこんなに晴々とした結末になるとは。人を想う心の空回りというかなんというか。子役もベテラン陣も皆上手いけれど田中裕子のモンスターっぷりがいちばん予想外だった。坂本龍一の音楽も心にしみすぎる…。

コメントする 1件)
共感した! 17件)
peanuts

5.0観て良かったです

2023年6月6日
スマートフォンから投稿

 とても良い映画でした
 ひとつの事実に対し人の数だけ真実がある。それぞれの大切なものを守るためにウソをつく、誰も怪物ではないけど誰かにとっての怪物になってしまう、それにより傷つく正義、現実にあるんだろうなと思いました。
 映画の中で私が一番怪物だと思ったのは、真実を言えずウソをつく子供です。大人は太刀打ち出来ないなぁと…
 本当に観て良かったです。
 あとキャスティング最高でした。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
福

0.5題材に逃げてる

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 14件)
ユート

5.0「怪物」と決めつけることの救い

2023年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

誰しも、誰かの目にはモンスターになり得る。
それは当たり前のことなのだけれど、相手の話しをしっかりと聞き入れようとせず、最初から「モンスター」と決めつけてしまうのと、相手の態度が理解できず、徐々に「モンスター」に見えてくるのでは、まったく違います。

子どもたちのことは懐の深いところで受け入れ、救いを与えようとする校長が、保護者に対してははなからモンスターであると決めつける矛盾と、現実。

先生は強いから、少しくらい悪者にしても大丈夫だという子どもの決めつけもまた、「優しい大人」を「自分とは違う何者か=モンスター」と決めつけているということになるのでしょう。

モンスターを覗き込むものもまた、モンスターになってしまう。そのスパイラルをどこで断ち切るか、断ち切れるのか……というところで、一見理不尽な目にあっているとしか見えない保利先生にも、なにがしかの救いがあるのでしょう。
保利先生は、自分をモンスターだと決めつけた相手に対して、「おまえはモンスターじゃない」と声を上げる。そういう意味では、この映画で一番の救いなのだと思います。

ただ、「この世にモンスターはいない。モンスターを作り出す状況と、モンスターと見なす人がいるだけだ」と、楽観的に見ることもできません。

中村獅童演じる星川清高に関しては、むしろ積極的に「怪物である」と決めつけ、なまけものの死んだふりではなく、しっかりと成敗せねばならないのではないでしょうか。

あるいは、「こいつは化け物だ」と決めつけることが、救いになることもあるはずです。

星川清高が怪物にならずに済むような状況。それが本当の救いなのでしょうが、どうすればそんな救いがもたらせられるのでしょうね。

ラストシーンは、「一度死んで生まれ変わらなければ、バリケードの向こうに行けないのでしょうか?」という問いかけだと私は受け止めました。

最後に。
カンヌには言いたい。

ネタバレやめてくれ。

コメントする (0件)
共感した! 23件)
さくや

4.0何故か泣いてしまった

2023年6月6日
スマートフォンから投稿

悲しい

難しい

 一人ひとりのちょっとした悪意やウソ、誰にも話せない心の闇、それらが幾重にも折り重なって作られていく得体のしれない不気味な空気、それを「怪物」と言うのだろうか?

 どこかで誰かが、誰かの悪意やウソをたしなめたり、闇をすくい取ってくれたなら、この得体のしれない空気を少しでも軽くできたかもしれないと考えてしまいます。

校長先生の旦那さん
担任の先生の彼女
クラスメートの女の子
同僚の先生方
星川くん家の近所の方

あの2人は生きてるんだろうか?

コメントする 2件)
共感した! 16件)
スコア105

5.0誰かにとって誰かは『怪物』

2023年6月6日
スマートフォンから投稿

泣ける

悲しい

幸せ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 16件)
ユタカ

3.5モンスターと保利先生の受難

2023年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 20件)
共感した! 40件)
ゆり。

4.5無邪気<邪悪

2023年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

最初に断っておくと、私、自分のレビューを書く前は、作品に関する解説や批評は読んだり聴いたりしないようにしているのですが、今回は観終わってすぐ、我慢できずに前日のラジオ番組のライムスター宇多丸さんによる「是枝監督インタビュー」を聴いてしまったため、少々影響を受けてしまっているかもしれません。
私にとって、是枝さんの監督作品は「リラックスして観られるもの」と、「観る前から緊張感のあるもの」があり、今作は言わずもがなの後者。そのため、疲れ気味だった先週末、絶対に混んでいるであろうこの作品を観に行くことは避け、集中して観られるように休暇をもらって、平日の109シネマズ木場の「エグゼクティブシート(会員は一般席と同額)」で鑑賞です。木場、平日とは言え空いてるな。。。(若干の複雑な思い)
人は見えないことや理解できないことに対し、「恐怖心」を抱くことがあります。そして、真実はたった一つではなく、そこにいる人の分だけあるのです。三部立てに構成されたこの作品はそれぞれの視点で語られ、観ている我々に対して徐々に起きた事に厚みを持たせることで「こういうことなのか(か?)」と解釈させてくれるものの、あくまでどう思うかは「真実」同様に観る人の数だけありそうな、「何度かは観たい」作品に仕上がっています。
特に一部である母・早織(安藤サクラさん)の視点は観ていて「あれ、是枝さん、何かいつもと違う気がするけど大丈夫?」と思って観続けますが、これ、恐らく作り手側の思う壺だと思います。何なら、解り易くバイアスをかけたような展開や演出は感情を持っていかれやすいため、二部、三部と進む都度に見える別の視点から、前に抱いた自分の感情の薄っぺらさを思い知らされ、だからこそ観ながらに「もう一度観直したい」と思いつつ、要所要所に紡がれる坂本龍一氏のピアノの旋律に心が揺らされます。
保利役の永山瑛太さん、恋人・広奈(高畑充希さん)からも散々いじられる通りの、どこか不気味な感じが醸される「(えがおでなく)笑い顔」が上手過ぎてしびれます。あの雰囲気で子供たちと相対する姿は、迂闊で危なっかしく、10歳くらいの「無邪気<邪悪」な彼・彼女たちにかかると尚更に、保利の顛末に必然さを感じてしまいます。
一方で保利と同じ側の立場である(はずの)校長役の田中裕子さん。今回も役としても俳優としても実に「請け負ってるなぁ」と感じます。落としどころが難しい本作に対し、この校長の存在がどこかハマりがいい上に、この人物の憎み切れなさ、そしてストレートではないのに紛れもなく包容力を感じる存在感。一部、二部で何気に気になる調子の外れたラッパの音が、三部のそのシーンで思わず胸が熱くなります。
そして、やはり是枝さんの子役選びとその演出は間違いないですね。メインキャストのお二人、いずれも素晴らしいのですが、私が特に驚いたのは依里役の柊木陽太さんが圧巻と感じました。一見した透明感とは裏腹に、彼の秘密めいた部部に潜む不穏さで、いつしか彼を中心にドライブしていく展開は、三部における湊(黒川想矢さん)とのシーンの全てに、何も見えていなかった大人の一人として、ショックを隠し切れませんでした。だからこその「あのエンディング」がまた凄く、さらにそこで聞こえてくる坂本龍一さんのピアノがまた尊いのです。あゝ。。。
構成、演技、音楽、そして編集、どれもが素晴らしいわけですが、とりわけはやはりカンヌでも賞に輝いた坂元裕二さんの脚本ですね。基本はクラシックなミステリーですが、「怪物誰だ」の一言で引っ張ってこれだけ深く、厚く、そして温かみのあるストーリーは、現実に返って様々な偏見や悪意、狡さなどに無意識であってはならないことを痛感させられました。
もう一度言いますが、もう一度観たい。脱帽です。

コメントする (0件)
共感した! 22件)
TWDera

4.5カンヌ脚本賞納得!まちがいなく忘れられない作品となりそう!

2023年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

人はみんな、心に刺さったトゲの痛みをこらえながら生きている
子供も、大人も…
そのトゲは、いじめ、虐待、個人の特異性、
強いられる犠牲、愛する人の裏切り…など、
様々な形で作品中で見せつけられる
それでも人は、
大切な者を痛みから救いたいと願う
親が子供を、教師が生徒を、子供が友達を…
しかしこれが、見事に噛み合わない
同じ時間を共有しているのに、抱える痛みと立場が違うので、それぞれ全く違って見える
特に、子供はまだ自分を守る術がない
その時その時を、嘘で切り抜けるしかなく、
それがまた、大人をも傷つける大混乱へとつながっていく…
坂元裕二の脚本が、
このあたりを実にうまく展開させていて、
唸った!

そして、是枝監督は、
ただ「人」を見せる
ストーリーに結論や結末は特になくて、
人間ってみんな、こんな感じだよね
辛いけど、みんな懸命に生きてるよね
そんなふうに優しい眼差しで語りかける

心の痛みにつぶされそうになりながらも、
緑の中を笑いながら駆けてゆく少年たちの
美しいラストシーンに、
坂本龍一のピアノのメロディが重なったとき、
なぜか涙が溢れてきた

この作品はしばらく忘れられそうにない

コメントする (0件)
共感した! 13件)
ぴーちぱい

5.0怪物探し

2023年6月6日
Androidアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 13件)
もつく

5.0もう一度観たい

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿

是枝監督の作品が大好きで、公開を楽しみにしていました。
最初は母親に感情移入し学校側に不信感を抱き、
次にホリ先生に感情移入し、親、学校、現代社会の怖さに怒りを感じ、最後に子供たちの視点になると、あぁ、ここまで私が観ていたものはこの子たちの世界とは全く違う、意味のないものだったのかなと感じました。
子供って、本当に純粋ですね。誰しも昔は子供だったのですが…
大人になると目の前に見えるものが全てで、些細なことで誤解してしまう。
物語ラストの坂本龍一さんのピアノが、キラキラした少年2人の姿と相まって、泣きそうになりました。
色んな解釈がある映画だと思います。もう一度劇場で観ようと思います。

コメントする (0件)
共感した! 19件)
takutaku

5.0怪物だーれだ

2023年6月6日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 16件)
まめ

4.5感情が迷子になる

2023年6月6日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 13件)
せつり

3.5まあまあだった

2023年6月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 2件)
共感した! 3件)
吉泉知彦