「見る人によって印象は変わる」怪物 ぺーさんの映画レビュー(感想・評価)
見る人によって印象は変わる
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作品の中の主題でもあるし、この作品そのものを観て観客が感じること。両方の意味に取れるなぁと思いました。
主役の男の子、母親、担任教師、校長。それだけ誰もが色々な仮面をつけて生活している。それが過剰なまでに描写されているのが、瑛太演じる担任の保利先生だったかなぁという印象でした。「自分」だと思って何気なく振る舞っているところが、他人のフィルターを通して「怪物」に見えることがある。
今回は学校を主な舞台にしてますが、自分の職場なだけに振る舞いには気を付けんとなー、と肝に銘じました笑
多くの方が指摘している通り、考える余地を残している描き方ですね。
冒頭から何度も(視点を切り替える意味で)出てくる、ガールズバーのあるビルの火災。火をつけたのは星川くんなんでしょうけど、なぜなのか?お父さんが常連客だったのでそれが気に食わなかったことは言及されてましたけど、明確には描いてないですよね?
それから、ラスト。麦野くんと星川くんは死んだのではないのか、そうではないのか。レビューを拝見したところ、どちらも頷ける理由だったのでこれまた観客の解釈に委ねるってことなんでしょうね。
観たいと思いつつ仕事が忙しくてなかなか機会に恵まれず諦めてましたが、ようやく観られてよかったです!
もう一度観たら、また感じることは違うんでしょうね〜。
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