「ただただ先生がかわいそう」怪物 raumerさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ先生がかわいそう
「西郷どん」や「リコカツ」で永山瑛太さんは好きな俳優なので、サンドバック状態の先生がひたすら気の毒でした。子どもに共感して「しかたないよ、先生は諦めろ」と思える人はいるのかな。教員以外で、関係者全員から話を聞いて裁定する人が必要ですね。母親目線、先生目線、子ども目線の3部構成で、2部のラストは1部のラストよりも後。では3部のラストは2部のラストより後なのか前なのか、私の読解力ではわかりませんでした。ミステリー風味の娯楽作品としては極上の出来ですが、カンヌ映画祭で脚本賞は取れて、監督賞や作品賞を逃したのは納得できました。
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