「おそらく普遍的なもやもや感」怪物 惑星さんの映画レビュー(感想・評価)
おそらく普遍的なもやもや感
人が人を見て見えるのはその角度からの一面だけで、角度を変えると違う面が見えて、結局のところ何が真実なのかよくわからない。そういうもやもや感をわざと解消しないまま物語は終わる。
仕事上、セクハラやパワハラの相談を受けて、どっちの言ってることがホントなんや?!と悩むことがある。話を聴くときは必ず複数の人間で聴くが、聴いた者によって受け止め方が違うこともある。
だから、このもやもや感は、解消しないところまで含めておそらく普遍的なものなんだろう。夫婦でも(うちは)わかりあうことが難しいのだから、他者を多面的に理解することなどそもそも無理な話かもしれない。
コメントする