「大人は何にもわかってない」怪物 ZUNKOさんの映画レビュー(感想・評価)
大人は何にもわかってない
カンヌでの脚本賞おめでとうございます!
見事にあっぱれですね!
小さなボタンのかけ違いが
連鎖したあとに起こる悲劇なのでしょうか。
母の視点、先生の視点、子供の視点。
日常がさらりと流れつつ、
緻密なドラマになっているんですよね。
そして、そして、
大人になるにつれ視野が狭くなるのかなと
怖くなりました。
靴のシーンは、胸が熱くなります。
嗚呼、ラストシーンは
depends on you、、、
正解は無いのかも知れません。
そして怪物は、
誰だったんだろう。
余韻に浸りながら
2回目が観たくなりました。
ほんとに凄い作品に出会えました。
坂本龍一さんへのクレジットも
泣きそうになりました。
是枝監督、有難うございます。
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みかずきさんのコメント
2023年6月9日
フォローありがとうございます。
私の方からもフォローさせて頂きました。
私、10年位前から、キネマ旬報、kinenote、Yahoo映画レビューなどに映画レビューを投稿しています。現在の目標は、2回目のキネマ旬報掲載です。こちらのサイトには昨年2月に登録しました。
宜しくお願いします。
本作、真実の多面性、危うさの背景になっている性の多様性に不寛容な日本社会の実態について考えさせられれました。不寛容な日本社会を構成する大人達は、価値観、固定観念を持っていて柔軟性がなくなっていました。仰る様に視野が狭くなっていました。
そんな環境で、小学生二人の生き辛さが切なかったです。ラストは、作り手のイメージだと思いますが、現実は厳しいが希望はあるという作り手の暖かな眼差しを感じました。ハッピーエンドとは言えませんがベストエンドのラストでした。
ー以上ー