「うーん…」名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン) あずきバーさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん…
公開初日に観に行ってきました。広告の段階で、今回も推理モノではなさそうだなと判断していたので、その辺の要素は評価に反映しないことします。
まず、初めに言うとつまらなくは無かったです。序盤の灰原がさらわれるシーンはとても良かったし、阿笠博士の涙を流すシーンも素晴らしかった。ウォッカの魚雷発射講座には笑わされたし、楽しめる要素はたくさんあった。
しかし、それは映画全体の一部分であり、ダメな点も多くあった。
その1つの点が、舞台が海であることで、画面に華がなかったこと。場面切り替えが単調で、同じ絵が続いて飽きるシーンが多々あった。
2つ目は、ピンガの正体が分かりやすかったこと。村瀬歩の声を聞いた瞬間に「あっ、こいつやん…」と思ってしまった。また、ピンガは黒の組織に属してるのに雑な行動が目につくし、キュラソーの後釜であり、ラムの側近キャラのはずが、小物感があって能力が低い人物であった。
3つ目は、ラストシーンの盛り上がりがイマイチなことです。序盤の灰原がさらわれるところは盛り上がっていたが、最後は無理やり「いっけぇぇぇ」のセリフがあって、灰原とコナンの掛け合いがあって、いつの間にかにエンドロールが流れていた。正直、灰原とコナンの掛け合いについては、制作側から「こういうコ哀がお好きなんでしょ?」と言われてるようで、あまり良い印象ではなかった。コ哀の要素は、もう少しプラトニックな関係にして、あそこまで過剰にする必要はないと思った。
以上の点からダメな要素はあったが、良い部分もあったので評価は星3にします。
コメントする