ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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日本映画・ゴジラ映画の到達点
ゴジラマニアでもなんでもないのに、人生で初めて4回も映画館に行って観た。
沢山の映画を観てきたが、ここまでハマった映画は過去にない。
素直におもしろいし、ほんとによくできていて心に刺さる。
アメリカでここまでヒットするとは予想してなかったが、それぐらい人の心を掴む映画なのだと思う。
2024年5月追伸
その後全部で8回観に行き、ブルーレイも買い、完全にマイベストムービーの1つとなりました
解らない。なぜ、米国でもヒットしたのか?
「ゴジラ」生誕70周年という事で通算30作目だそうです。
映画レビューは平均「4.0」と悪くありませんでしたので、
「何を今更」と思いながらも、11月3日公開の当該作品を観てきました。
驚く事は、最新の国内映画ランキングが、いまだ「8位」だけでなく、
米国ランキングでも「9位」という事です。
感想を一言で言えば「とんでもなく面白く良くできた作品」でした。
子供の頃、「特撮」と言えば「円谷プロ」でしたが、
大人になってからは、"king Kong"より大きな怪獣やウルトラマンは
「つまらない」と感じていました。
しかし、この作品は、凄かった!
特に、最終版のバトルは、定番の「ゴジラ・ソング」が、
否応なしに興奮度を高めていく。
まず、ストーリー展開が良い。
臆病者の主人公は、「特攻隊」から逃げて生き延びる。
「死ぬべきだった自分」
「生きる資格が無い自分」が、
最後に選択したのは、再び「特攻」だった。
この最終場面で、主人公が、
死ぬべきだったか、生きるべきだったか、
は、大いに議論の余地はあるけど、
私は、この結末で良かったと思った。
なぜならば、時代は変わったのだから、
そして、もうひとつの見所は、
「どうやって、ゴジラを殺すのか?」だ。
理論的には解らないが、なかなか面白い解決策だったと思う。
なぜ、米国でもヒットしたのか?
特攻隊でも敗戦した日本の戦後という背景。
米国よりも、VFX技術の劣る日本映画。
到底、米国人が興味を持つとは思えない。
「生き抜く事の大切さ」を米国人が感じたのか?
それとも、ただ単に、ゴジラ・バトルが受けたのか?
今でも「謎」だ。。。
Michi
面白かった
特撮と、ミリタリー系アクションのかっこよさ、演出力が圧倒的。巡洋艦高雄?との接近戦が本当に凄くて大興奮。
一方で、主人公たちのドラマ部分、「太平洋戦争とわたし」についての語り口が一部饒舌すぎて、こちらに響いて来なかったところもあったのが残念。特撮部分の迫力とバランスが見合っていないように思えてしまった。その中では、浜辺美波の佇まいはとても良かった。
迫力満点
映画館だからこその迫力をものすごく感じました。
テレビではおそらく伝わらないと思うので、映画での鑑賞を推奨します!
役者の演技力も高くよかったです。
仕方がないことかもしれないですけど、子役の子の演技がちょっと厳しいなーって思いました。
あと、もう少し頑張って欲しいのは小僧役。
最近のゴジラだとどうしても建物の大きさとゴジラのサイズ感のバランスが難しいなと感じることが多かったのですが、昭和という時代背景で、ビルもない街にゴジラが来た時の絶望感がすごくよかったです。
このクオリティで次は平成ゴジラを見てみたいなと思いました。
ハリウッド版は飽きました。
生きろ!
原点回帰を思わせる展開でした。
ただ新鮮味はないので、その点はマイナスです。
テーマは、生きることであると、私は捉えました。
その点を考慮すると最終対決の展開は、私的には読み通りであり、好きな終わり方でした。
また、青木崇高さんとの絡みが印象的でした。
お値段以上!
大きいスクリーンで観ることを強くお勧めします。
怪獣はいまいちのお母さんも含めて家族で楽しめます。
怪獣映画というくくりでは無く,パニック映画ですね。
私を含めて,まったく興味が無い人がほとんどだと思い
ますが,そのような人に勧めたくなる映画でした。
この映画は,日本映画の欠点である,
「何言っているか不明瞭かつ早口で分らない」
「シーンで見せずに口でばかり説明している」
「つじつまが合わない」
「消化不良」
「盛り上がるはずの良いシーンが暗闇の中で見ずらい」
が無く,説明もバランスが取れていて,ドラマも怪獣も違和感無く楽しめました。
結局、1954公開『ゴジラ』を超える作品は出来ないのか。
映画の評価点数がまずまず高得点だったので、少しは期待して楽しみに映画を観に行ったが、CG技術や役者の方の演技は感心するものの、映画としては残念な出来に感じました。
CG技術を披露された作品といったところと感じました。
まったく、ゴジラの怖さや迫ってくる迫力などが、軽く感じられ、観ている途中から残念な気持ちになりました。
悪い作品では無いのですが、多くの方々が関わり、多様な技術を使って、このような作品になってしまう虚しさと、反面1954年に公開された『ゴジラ』作品の凄さ(映画内の音や音楽も含めた凄さ)を再確認出来た作品になっていると思いました。
ゴジラ映画なのか
今回のゴジラは
例のテーマ曲がかかっても
ワクワク感がない
ひたすら絶望に落としまくるゴジラだ
こんなにも思いっきりゴジラを戦争や核に
置き換えたゴジラ作品は
一作目以来では??
そのためゴジラが上陸し
人類を蹂躙する様は
目を覆いたくなる
しかしそれが戦争の姿なのだと
言わんばかりの描写
これはゴジラ映画ではなく戦争映画だ
しかしゴジラが生まれた経緯を考えると
これが正しいゴジラの姿とも言える…
いや、今回のゴジラはそれにしては
あまりにも動物的
初登場シーンはでかい恐竜である
つまりこの映画の主人公はあくまで人間
ゴジラは神聖なメタファーにもならず
人間を苦しめる大きな動物のように見える
それが私の好きなゴジラとは離れていて
ワクワク感がなかったのだろう
それでも見て良かった
この戦争映画の人間ドラマの凄みは
しばらく心から離れそうにない
ただほんの少し欲を言うなら
戦いに女性の姿を噛ませて欲しかったと
思ったりもするのです
今年、観た映画の中で見応えは一番でした
今までのゴジラ映画を壊して新たな魅力を与えてくれた
ゴジラ自体そんなに好きという訳ではないのですが一つの作品としてドラマ性に富んだ作品として良かったとおもいます
大画面で向き合いたい作品です。
久しぶりの邦画
劇場で邦画を見るのはシン・ウルトラマン以来。その時は15分で時間の無駄と退席したよ。今回は最後まで見れました。ゴジラ映画は子供の頃から見てたけどハリウッド作品を含めて一番の上出来。正直感心しました。一作目のオマージュを感じさせる構成でドラマ部分も違和感なく見れました。戦艦との戦闘シーンと最後に出てくる戦闘機はもっとマニアックに描いてくれたら星一つ増やして良かったんだけどね。
モノクロ版まで待つべきかどうか
あー山崎監督だ
登場人物の配置や立ち回りや造形がすごく山崎監督だ
国内外問わず好調の新作ゴジラ
僕はゴジラはシンゴジしか見たことがない俄かなので
本来ならスルーしてしまうところだけど
山崎監督作品は肌が合う作品が多いので公開を楽しみにしていた
年明けのモノクロ版で観るか、現行のカラー版で観るかは悩ましいところだけど、
モノクロ版はあくまで「応用」として、
まずはカラー版で楽しむのが良かろうと行ってきた
勿体付けずにかなり早い段階でゴジラをはっきりと登場させ
その脅威と獰猛さ、どうにもならない理不尽さをこれでもかと
見せつけてくれるのはうれしい
戦後日本に身を寄せ合って生きる男女の淡い関係としても、
戦争で「生き残ってしまった」元軍属たちの終わらない「戦争」への決着としても
グイグイと画面に引きこみ尺を感じさせず一気に見せる力強い作品だ
「あるものでなんとかする」
という決着の付け方も良い
しかし、波の描写がすごく良すぎて
他の部分が浮き気味なのはちょっと困った(笑)
この世界の片隅で、彼たちは
主人公の敷島のリベンジについての物語なのだと思う。
戦中に、同僚や銃後の人々を失った事。戦後も又、家族を失いそうだった事への。
それらの敵を討ってみせようと、自身の臆病さを消し去った主人公(神木隆之介)
の演技は意外だ。役者のイメージは、2,5次元的なフワッとしたものだと思っていたが
復讐心にかられた姿は、ドスが効いてて、ナカナカのものである。
彼が終盤に、戦闘機で出発する場面でかかる音楽が、「風の谷のナウシカ」で後半
ナウシカがペジテの飛行船から、グライダーで飛び出す場面の音楽に少し似ている。
山﨑監督が、「いずれナウシカの実写化をしたい」と、テレビで言っていたが
何か、関連するものがあるのか?と思う。(どちらも巨大生物を誘導するし)
あと、闇市や建て直された家、銀座など、セットやCGを使い、背景を構築しているが
やはり、架空の過去の出来事ということで、トイボックス的な世界観だと思う。
ワダツミ作戦の説明時に使ったゴジラと海の模型ののような、である。
シン・ゴジラは現実の背景が中心的になっていたが、同作とおなじく
「スクラップ アンド ビルト」後の都市の姿は未定。
主人公の復讐は行われて、架空の過去はクローズするが、ゴジラ以後の東京は
どうなって行くのか、少し興味が有る。
そして、典子(浜辺美波)が、絶望的な破壊から生還していても、私は疑問を感じない。
トイボックス的な世界の中で、主人公の「救いの天使」のような役柄だからです。
良かったです。
初めて連れてもらったゴジラ映画で、ゴジラがエビラと岩でキャッチボールしているのを見て、おもしろかったけど子供心に変だな~と思いました。後日テレビで見た初代ゴジラの方が怖くて好きでした。テレビ塔で『さようならー』と叫びながら実況している人の恐怖顔、『お父さんのところへ・・』と抱き合う母子、鮮明に覚えています。
今回のゴジラ、昔のを彷彿させる素晴らしいできでした。ジジイ故、係員の方に『椅子が揺れたりしますが大丈夫ですか?』と気遣ってもらいましたが4Dで鑑賞しました。
全てが、観客側の想定内の出来事とドラマ展開…。 山崎監督がゴジラ作...
全てが、観客側の想定内の出来事とドラマ展開…。
山崎監督がゴジラ作るなならこうかなぁと予想した通り。
つまらなくないけど面白くはない、普通。
子供向けの怪獣映画になっていなかったのは評価できるけど、
映画としてみたら普通だとおもう。
ものすごく評判いいけど、
「面白い」っていうよりも「悪くはない」ってのが真理では?
---------------2024/02/14追記
わかり易いので「海外でやったら当たるだろうなぁ」と思ったら大当たり。
白組さんを悪く言う人が減るんじゃないかなと感じつつ、
白組さんの今後の作品が楽しみです。
戦争映画である
シンゴジラが政治映画なら、ゴジラ-1.0は戦争映画である。
シンゴジラで描かれていたものは、2010年代の日本に生きる人がみな体感した共通の記憶である。
ゴジラ-1.0では、老若男女、そして全世界で愛されてきたゴジラの最大公約数的な姿を描き切ったと思う。
私はシンゴジラの方が肌に合うが、ゴジラ-1.0も素晴らしいゴジラ作品である事は間違いないと思う。
ラストシーンの描き方から想像するに、続編があるのなら、そこはシンゴジラより期待できると思う
怪獣の大暴れと等身大の人間ドラマを融合させるのは難しいんです
ゴジラがありきか、人間ドラマがありきか
製作開始のはじめにそんな議論があったかどうか知らないが、実際がそれがどちらだったにせよ、公開中の作品が示す「結果」は、困難な「過程」をうかがわせてくれるものであり、「結果」にいたる見事な「道のり」を感じさせてくれる
多くの批判もあるように台詞の陳腐さは筆者も目を伏せたくなる思いをしたが、等身大の人間の苦悩と等身大の目線では描けない巨大な世界観を融合させる作業の困難さはたとえ映像制作に関わるプロでも想像しがたいものがあると思っていてゆえに、この「結果」には諸手をあげて賛辞を送らざるを得ない
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