ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ゴジラの出番少なくない?
ゴジラ好きですがガチファンではないので詳しくはありません。
敷島の寝ていて目が覚めるのと、気絶して目が覚めるシーンがやたらと多く、顔アップが多すぎてストーリーに集中しづらく映像の撮り方が気になりました。
役者さん達は時代背景とマッチしていて良かったです。
予定通りの場所に来ちゃうゴジラはともかく、ちょっと昭和な体型のゴジラだったり、背ビレの役割がエヴァのリミッター外れるシーンを思い出すゴジラでした。
もっとゴジラの活躍を見たかったなぁ。
近くに座っていたガチファンと思われる男性グループが終演後楽しそうに話していたので、それなら良かった良かったと思いました。
“モンスター映画”や“ディザスター映画”の中の“人間ドラマ”や“人物描写”という言葉
この手の映画の批評やらレビューやらを読むと、“人間ドラマ”とか“人物描写”とかいう言葉と視点を頻出単語として見かけますよね。
人間が出てきて物語を紡ぐ映画なら、それは全てが人間ドラマだし人物描写が問われるものだと思うんですけどどうでしょう。
怪獣が出てきて暴れたり災害が猛威を振るったりする映画において、殊更にスペクタクルな場面とそうでない場面を“怪獣パート”と“ドラマパート”とかって切り分けて論じられているのを見ると、そりゃあ刺激の強いスペクタクル場面と比べてしまえば、残りのいわゆる“人間ドラマ”は退屈に感じてしまうわなと思います。
カレーライスはルーとライスを混ぜながら食べるのがカレーライスの美味しい食べ方だと思うんですけど、ルーとライスを別々に食べて、「ルーは美味しいけど、ライスは味がしない」とか言ってる人がいれば、そりゃそうでしょうねと思うわけです。
そのライスがコシヒカリなのかササニシキなのか、白米一粒一粒を味わいたいのなら、カレールーはかけない方がいいし、ぶっちゃけカレーの味や刺激を楽しみたいだけなら、ライスをあーだこーだ言うのは野暮だよなぁと思ってしまいます。
カレー好きな人はスパイスがどうとか肉がどうとか調理法がどうとか蘊蓄語る楽しさがあって、それはもうそれで存分にお楽しみくださいという感じですけども、
じゃあこの『ゴジラ-1.0』というカレーライスはどうだったかというと、「私、美味しかったです」という感じです。
さっきからカレーカレー言ってますけど、別にこの『ゴジラ-1.0』にカレーは一切出てきませんけどね。
海外評価が異常に高いのですが
海外評価が異常に高いのですが、ここにきて東宝と山崎監督の戦略が決まった結果なのだろうと感じました。
というのは、最初に私がこの映画に対して感情移入しきれなかった最大要因として、登場人物に状況説明や現在の心境を演劇の様に語らせた脚本の存在があります。
しかし、作品のリアリティラインを意図的に下げてまで説明的な台詞を語らせた点に戦略的な意図があったとしたらどうでしょうか。
おそらく現時点で、米国で公開されたマイナスワンは全てが字幕版であろうと予想します。
ちゃんと確認していませんが、仮に全てが字幕版だとします。すると、どうなるでしょうか。
日本語として冗長な台詞は字幕になった時点でかなりコンパクトに意訳されているはずです。
その際、登場人物本人が今の状況を台詞として語り、だからどう感じているのだと解説してくれてちるのですから、担当した翻訳家は、結果的に登場人物の心境に沿った翻訳をかなり正確に行っているはずです。
とすれば、マイナスワンの演出過剰と思われた幾つかの場面は、海外の人達には字幕というフィルターによって最適化され、より感情移入しやすくなっている可能性があります。
本当のところ、実際どうなのかは私には分かりません。
多分、上に書いた事は私の妄想なのでしょう。
しかし、私にとっては非常に心地良い妄想です。
ゴジラはシン・ゴジラによって、日本の怪獣王としての権威を私達に示してくれました。
マイナスワンは、世界の怪獣王としての権威を示してくれるような気がします。
私の評価は、当初4でした。その理由は、先に書いた台詞があまりに説明的で臭すぎると感じたからです。
しかし、結果的にそれが理由で海外で大成功するのであれば、私は評価を5にします。
そんな次第で、私は将来、マイナスワンの英語吹き替え版を日本語字幕で見てみたいものです。
大切な生命と大切なひと
ゴジラ、バランス悪い
身体のゴツさに比べて、頭小さすぎる気がする。
あと、姿勢良すぎ。もう少し前傾姿勢(猫背気味)な方が「ゴジラ」という感じがあってよかったかも。
映画を見た感想は、はっきり言って「ゴジラでなくてもいいんじゃない?」である。
ざっくりしたあらすじは戦争のトラウマが残る主人公が、ようやく手に入れようとした幸せをゴジラによって壊され、かたきを討つというはなし。
物語としてはすごく良くできているとおもうけど、全体的に暗いし人間模様がメインなので、かたきがゴジラである必要性がかんじられない。
あと、ゴジラのメインテーマを流すのはあそこじゃない、と思ったのは自分だけじゃないと思いたい。
全てが詰まってる秀作!ただの怪獣映画だと思ったら大間違い!
浜辺美波は昭和が似合う
歴代ゴジラ作品の中で最も怖かった作品。特攻隊の生き残りの葛藤が主テーマ。 死に場所を探し、ゴジラとの戦いという絶好の場所を見つけたが、結局生きる道を選択した。浜辺美波は昭和が似合う。モノクロで見たかった作品。
キチンと王道を押さえた熱いストーリーがよい。85点
キチンと鑑賞したのはシンゴジラやギャレスゴジラぐらいなのでファンという訳ではありませんが、あの悪名高きユアストーリー山崎監督かゴジラを撮るということで観てみました。
結果中々の良作だったのではないかと思います。ベタな展開ではありますが、押さえるところはキチンと抑えるお手本のような王道展開で胸が熱くなりました。
神木隆之介演じる主人公の敷島が、自分の戦争を終わらせる為に奔走するというストーリーを貫いていて、それがブレることも無く素晴らしいストーリーだったと思います。
ただ惜しむらくは演技の質。トレンディドラマのような軽めの大袈裟な演技でストーリーの重厚さと乖離しているように感じた場面が多々ありました。
わかりやすさを重視したのかもしれませんが、個人的にはそこがすごく惜しいなと思いました。
それさえなければ100点近い点数をつけたと思います。
しかしながらドラクエでの山崎監督のマイナスイメージはかなり払拭されました。正直驚きです。
これはこれで面白い
下町ゴジラ作戦
戦後当時の状況についてだが、例えば心霊スポット等で自⭕が多発していたというスポットほど調べてみたら多発していたのは現代じゃなく敗戦直後に絶望したり、或いは家族を亡くし生き残っても生き残ったこと等を苦に命絶たれる方が多く安藤サクラさん演じる太田澄子もあの当時なら後追いしてもおかしくない状態の筈が前向きに生きているというのは、ゴジラを当時の人たちの技術を結集させて退治してみせたという展開にしたいがために都合よく話がトントン拍子に進んでおりそこがまず事実とはかけ離れている。神木隆之介の敷島浩一も、大戸島でゴジラと対峙するシーンで皆を守るためにゴジラと戦うじゃなく"天皇陛下のために戦う"でしょう😅ゴジラが誕生した経緯もアメリカが作った生物兵器と言いながらの大戸島ではゴジラと呼ばれていて、じゃゴジラって神なのかならば人工物の放射能を操れるなんて凄いなあじゃなく、何で誕生した?何で暴れた?戦後を題材にしたのならばより当時の情勢を取り入れるべきだし、矛盾点が多すぎます。ゴジラのシーンは迫力があって非常によかったが、脚本が残念としか言いようがない。悪いけど、ゴジラを純粋にエンターテイメントの一つとして楽しむのならば面白いのかもしれない。
善良なヤンチャな男子たちが作り上げたマッチョな映画。
戦後の焼け野原からだんだん復興していく町の様子、崩壊する銀座、もちろん不死身のゴジラの、「恐怖」を通り越し爽快さすら感じさせる表現力には感服。満を辞してのゴジラのテーマが流れる頃、観客はノスタルジックな陶酔の面持ちへと自ら委ねてしまうのは劇場観賞の醍醐味だろう。
ただ、穿った言い方をしますと、あの時代の気分に乗じ、99%男子たちが強く守る立場、映画では1%の存在感の中で(子どもまでがなぜか女の子)、女子たちは銃後の守りに徹する役回り(戦後にもかかわらず)というステレオタイプな文法に、「マッチョな映画だなあ」という印象だけが最後に残った(子どもを隣人に預けて銀座でOL始めた典子はあの時点で本当に自立したかったようには思えない。内面が全く描けていないので判読は不可能だ。そしてこの映画の中では典子だけが銀座で都電に乗っているという状況を作り出すための逆算結果に過ぎない)。
あのカタルシスを経て、敷島の戦争は本当に終わったのだろうか。少なくとも子ども三人失った澄江さんは一生戦争を憎み続けていくに違いない。
ゴジラは鬼舞辻無惨以上?
ゴジラは再生するし、これと言って弱点もないので、鬼滅の刃の鬼舞辻無惨=鬼以上と思われます。
大正と昭和の戦後の話題で時代も違う訳で比較するのも野暮かな?。
脚本の破壊力がゴジラ級
この間、「愛にイナズマ」で日本にはいい役者さんが多いなぁと思ったばっかりだったんですが。ふざけた脚本と演出で役者の芝居はここまで破壊できると示すような作品。
もうゴジラ云々の前に、物語や人物描写がまるで成立してない。台詞回しは学芸会のような有様。佐々木蔵之介なんて、半ばヤケクソ気味に見えたけどね。
神木君はすでに実績あるからいいものの、下手したら今後の役者人生が壊されるんじゃないかと思える迷走ぶり。そしてあの安藤サクラをここまで貶めるのは、逆によくできたなって。演技指導に関しては、樋口真嗣を超えるか。恐ろしいぞ、山崎貴。
怒ってる人はワナワナしてるし、慌ててる人はオロオロしてるし。喧々諤々な会議は、みんな順番待って行儀良く喧々諤々だし。人物描写の引き出しがまるで一般人レベル。神木君は情緒不安定で意味わからんし、子役もまるで制御できてないし。スタジオアリスじゃねーんだわ。こんなカオスならいっそドン・フライとケイン・コスギ連れてくれば良かったのに。
まともに物語も作れないのに、戦争批判とか国家批判とか、一端にメッセージ込めてるのが図々しい。先にやることやってからや。そういうのは。
ゴジラはちょうちょ見つけたみたいに飛行機追っかけてて、大胸筋がすごくてカンガルーみたいで。小さい子供がプールでつける浮き輪みたいなのつけてた。ラストのあれは花山薫オマージュですかね。
『シン・ゴジラ』と真逆の設定が面白い!
VFXを駆使した映画を手がける山崎監督のゴジラ映画。
庵野監督の『シン・ゴジラ』が素晴らしい映画だったため、対抗するには持ち手カードをすべて出さないといけなかったとインタビューで語っている。
さらに『シン・ゴジラ』とは真逆を意識して作ったとのこと。
『シン・ゴジラ』はヒューマンドラマ的部分があまり無く、
登場人物は官僚がメイン。陸での戦いとなっているが、山崎監督はヒューマンドラマ有り、登場人物は民間人、海での戦闘となっている。
ここまで真逆な設定だとは解説を読むまで気付かなかったが、面白い笑。またゴジラ映画かと二番煎じに思わせない工夫がなされている。
1954年に公開された初代『ゴジラ』。
今までそれ以前の時代設定で作られなかったそうだが、今回は終戦直後の1947年が舞台となっている。
突然現れた巨大生物ゴジラ。
東京上陸を食い止める為、元軍艦の船員など有志が集まりゴジラに立ち向かう。
終戦後は世界情勢もあり、アメリカや日本政府すら介入できないが為に民間が動かざるおえなかった。
しかも大きな兵器も戦闘機も無い。
わずかに手に入った戦艦と運良く残っていた試作戦闘機、そして民間の知恵を集結させてゴジラに向かう。
監督は今回の終戦直後を舞台にするにあたり、当時の戦争を調べ人命軽視がひどかった事を痛感。
「人命を軽視した戦争の後の戦いだから、命を大切に守る人たちの映画にしようと、テーマが決まっていったんです。」と語っている。
主人公が神木隆之介という事で、役柄もあり所々エヴァのシンジ君がよぎるのは私だけだろうか、、、。
役者達の演技も舞台向けな大袈裟な感じがしたが、2歳の子役ちゃんの精一杯の演技で私は泣いた笑
この子はアキコという役の女の子だが、本当はアキラという男の子を予定していたんだとか。
なかなか2歳は難しいよね、、、。
最後に死んだと思われていた典子との再会シーン。
あそこは1番にアキコが「おかーさーん!」と泣いて駆け寄って欲しかった。蚊帳の外みたいな扱いで残念。
あと、あのアザね、、、。黒髪に馴染んで気付きにくい。
なんで東京に上陸しようとしているかの理由が『シン・ゴジラ』にはなんとなくあったが、今回はよくわからなかった。
アメリカの核実験で生まれたゴジラなのに、なぜか日本がメチャクチャにされる事の理不尽さ。
色々思う所はあったけど、総じて映像や設定が素晴らしかった!日本映画もだんだんクオリティーが上がってきて、邦画もいいもんだなと思うこの頃。
ゴジラに破壊される街や戦艦、ゴジラの必殺技「放射熱線」は大迫力!原爆を彷彿させる描写は胸が締め付けられる。
海での戦闘シーンが大きな兵器を使えず頭脳戦?なところが、ちょっと『バトルシップ』ぽくてよかった。
これでも評価は3.9点なんだ、、、(12月1日現在)
映画の日にMX4Dにて、事前の情報は一切封鎖した状態で視聴しました。
最初から最後まで、ゴジラの怖さや巨大さ、圧倒的な強さを大画面と大音響で見せつけられ、映画館でしか味わえない最高のエンタメとして心から楽しめました。
また、役者の皆さんの演技も秀逸で、素晴らしい脚本とともにヒューマンドラマ部分で何度泣いたことか。
「なんでゴジラ作品泣いてんの?」と時々我にかえりながらも、心に染みる数々のシーンにこっそりひっそり号泣しておりました。
視聴後、こんな素晴らしい作品ですので、さぞかし評価が高いだろうと思い、また感動を全国の皆さんと分かち合いたく映画ドットコムを見に来ました。
すると、12月1日現在で【3.9点】とそれなりの評価になっておりました。
へぇぇぇ、意外だ!!
多くの方が【5点】や【4点】を付けている一方で、【1点】や【0点】を付けている方もそれなりにいらっしゃることがソコソコの評価になっている原因なのかもしれません。
評価なんてそんなもんだよ?と言われればそれまでですが、実際、こんなもんなんですか?
エンタメなんて完全に個人の嗜好ですし、評価軸や好き嫌いが分かれて当然なのですが、ココまで作り込んできた作品に【1点】や【0点】ってのはさすがに厳しすぎるなあと思いました。
映画の日だからこそ映画を見るようなライトファンにとっては、「日本映画も捨てたもんじゃないなあ。こんな素敵な作品に出会えるなら、また映画館に足を運ぼう」と素直に思える素敵な作品でしたけど。
そんなんで、声を大にして【満点】評価行かせていただきます!!
誰かが貧乏くじを引かなければ‥
戦後の日本に
来襲したゴジラを
向かい討つ市井の日本人達の話。
そう、
主人公はゴジラではなく、
人間。
装甲を薄くし旋回性能を上げ
航続距離を伸ばした特攻機で
死んでこいと命令される
主人公。
手段が目的になってしまって
敵を破壊する成果より
戦闘参加の精神だけを求められ、
結果はどうでもいいから
とにかく言われた事を
やれ という時代。
そんな暮らしでも、
典子や晶子のような
身元がわからない者同士が
命を支え合う姿や
小言をいう隣のオバさんだけど
困った時は助けてくれる場面あり。
暖かみを感じて
かつて日本に本当にあった
世界観がしみて、
いつのまにか
作品に没入。
そんな
昭和の世界感に、
ゴジラが入ってくるので
台風や地震などの災害と
同じような存在として
違和感なく受け入れてしまう。
リアル映像で
あれが横にきたら
やばくて硬直して
動けなくなるのを体感。
それを、
なんとかしようとするときには
敗戦を受入て再生を願う人々は
戦後の思想に‥
「日本は人の命を粗末にし過ぎて
きました。
この戦いではひとりの犠牲もださない。
未来を生きるための戦いなのです」と。
そこからは、
・できる人がやる。
・知恵をだす。
・命はかけるが脱出は考慮。
誰かのために行動するという
メッセージが熱くて熱くて、
込み上げるものが。
零戦では飛行できない
高高度の上空をいく対B29爆撃機の
迎撃用で終戦間近に
開発された震電の登場や
背びれを光らせて放つ閃光や
軍艦に迫る巨大生物としての
恐怖感など、
SFとしてのクオリティーの高さと
日本人に訴えかける心情が凄くて
作品の完成度が高!!
生きて帰る事が恥とされた時代に
守るものの為に散った多くの人と
同じように、
生き残った人が命がけで
復興にかけた思いが
しみてきます。
ただの怪獣映画かなと
軽く席に着いたら
度肝を抜かれます。
オススメ。
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