ふたりの女、ひとつの宿命

劇場公開日:

解説

ハンガリーを代表する女性監督メーサーロシュ・マールタが、キャリア初期のイザベル・ユペールを主演に迎え、代理出産をめぐって変容していく2人の女性の関係と、戦争がもたらす残酷な宿命を描いたドラマ。

1936年。ユダヤ人のイレーンは、不妊に悩む裕福な友人スィルヴィアから、彼女の夫との間に子どもをつくって欲しいと頼まれる。生まれた子どもには莫大な財産の相続が約束されたが、イレーンとスィルヴィアの関係は次第に悪化していく。やがて世界ではファシズムが台頭し……。

ユペールがイレーン、「ナイン・マンス」「マリとユリ」にも出演したメーサーロシュ監督作の常連俳優モノリ・リリがスィルヴィアを演じた。日本では「メーサーロシュ・マールタ監督特集上映」(2023年5月26日~、新宿シネマカリテほか全国順次公開)にて劇場初公開。

1980年製作/105分/G/ハンガリー・フランス合作
原題または英題:Orokseg
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2023年5月26日

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映画レビュー

3.5ふたりの女、ひとりの男

2023年8月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ネタバレになるので説明が難しいけど、

1930年代、ハンガリーに、2人の女性がいて、軍人の1人の男がいて、徐々にファシズムが台頭してきて…って感じです。

画が綺麗で、オレンジ色の秋だとか、雪景色の白い冬だとか、絵画的なシーンに心奪われます。

ちなみに、このメーサーロシュ・マールタ監督、お母様は画家だったらしい…

ハンガリー映画です。

面白かった。

もう1回観たい♪

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RAIN DOG

4.0現代に共通する女性のいざこざ、"あるある"

2023年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

寝られる

『ドントクライ・プリティガールズ』を鑑賞して他作品にも興味が出たため、翌日に鑑賞。
またも時間の都合があり本作品に決定する。

初っ端から1930年代が舞台となっているということで「これは理解できるか?」と自身の興味が持続するか不安となった。が、それは杞憂で、仲良くなる歳の差のある女性2人と一方が不妊に悩み、一方が代理出産すらしないで大モメ。なんやかんや引き受けたは良いがもちろん我が子に愛情が生まれ、お相手(友人の夫)との愛情も育まれ…。
夫の愛が信じられなくなり情緒不安定、不安に苛まれる一方。妊娠によって同様に精神不安に苛まれる一方。
戦況が進むにつれて一方はユダヤ人ということで…!
時代背景から悲しく重い話にはなるが、友人や親子、夫婦、金、戦争…時代も国も違うが本筋のストーリーが共感できたので楽しむことができた。

人間の心は面白いなぁと。

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ezio

3.5ユペールの美しさに惹かれて

2023年5月30日
iPhoneアプリから投稿

今回の特集上映のメインビジュアルに使われている、ユペールがガーベラを切り落とそうとしている表情に惹かれて鑑賞
代理出産に抵抗があるものの、実際に会ったアーコシュに揺れる思いを消そうとするかのようにガーベラを切り落とす
ユペールが美しく、ツインテールは可愛かった

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