不安な体

劇場公開日:2022年12月10日

不安な体

解説・あらすじ

身体の一部や身近なモチーフをアニメーションで感触的に表現した作品を発表している映像作家・水尻自子が手がけた短編アニメーション(5分47秒)。何かを感じて不安になり、不安だから何かを感じていたくなる身体を、質感や形、伝わる感触など、さまざまな連想を境界なく描いていく。カンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映されたほか、オタワ国際アニメーション映画祭など多数の映画祭で受賞。

世界の優れた短編アニメーションを集めた「指先から宇宙まで 素晴らしき短編アニメーション」(計5作品/60分)の一編として劇場公開。

2021年製作/5分/フランス・日本合作
配給:ニューディアー
劇場公開日:2022年12月10日

スタッフ・キャスト

監督
水尻自子
音楽
本田ゆか
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映画レビュー

2.0素晴らしき短編アニメーションの世界 その2 指のささくれ コクヨか...

2023年1月10日
Androidアプリから投稿

素晴らしき短編アニメーションの世界
その2
指のささくれ コクヨか3MのCMに使えそう 意外にちょっとエロス?

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ゆう

3.0ミニマル・アート風にセロハンテープとさかむけで表現される「女性の身体」の親和性と不安感。

2022年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『素晴らしき短編アニメーションの世界』で視聴。

5分47秒の短編で、基本は指でセロハンテープを切ったり、指にセロハンテープを貼ったりするだけで作品はできている。あとは、網シャツとか。
コンセプトアートではよくあるタイプのミニマリズムに寄り添ったアニメ作品だが、
そこに「さかむけ」が最後に登場することで、ミニマルななかに、ちゃんと起承転結というか、ドラマが生まれ、山場が生まれ、カタルシスが生まれているのは、さすがだと思う。

今回の特集上映では、「女性の不安」「性欲と生殖」といった裏テーマ(というか同時代性?)があるように感じられるが、「指」と「皮膚」にクローズアップしながら、女性のかかえる皮膚感覚の不安感や恐怖感に、どこまでもミクロ(近接的・接写的)な視点で迫っていたのが本作だった。
先端恐怖とか、実際の痛みといった外的不安というよりは、むしろ「なんとなく不安なので、なにか確かめてみたくてつい触ってしまう」「どれくらい痛いか確かめてみたくてつい剝がしてしまう」といった実存主義的な内的不安の揺れや衝動を、最小限の要素で考えさせるアニメになっていたのではないか。

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じゃい

2.0想像と実感

2022年12月10日
Androidアプリから投稿

楽しい

知的

指とテープ等を主に感触や感情等をみせるアニメーション。

モチモチ、ぷにぷにどどこかエロティックだったり、ちょっと痛くなりそうだったり痛そうだったり、特にストーリーは無いと思うけれど、感覚が面白かった。

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Bacchus