石門

劇場公開日:

石門

解説・あらすじ

望まぬ妊娠に直面した20歳の女性を主人公に、女性を取り巻くさまざまな厚い壁を描いたドラマ。

2019年、中国湖南省の長沙市。20歳のリンは単発の仕事でお金を稼ぎながら、フライトアテンダントを目指して勉強している。郊外で産婦人科の診療所を営む両親は、死産の責任を追及され賠償金を要求されていた。そんなある日、リンは自分が妊娠1カ月であることを知る。子どもを持つことも中絶することも望まない彼女は、両親を助けるため賠償金の代わりとしてお腹の子を提供することを思いつくが……。

監督を務めたのは、これまで一貫して女性の性に関する問題をテーマに映画を共同制作してきた中国・湖南省出身のホアン・ジーと日本の大塚竜治。2人が手がけてきた「卵と石」や「フーリッシュ・バード」でも主演を務めたヤオ・ホングイが主人公リンを演じた。2022年・第23回東京フィルメックス・コンペティション部門出品。2023年・第60回金馬奨にて、日本資本の映画として初めて最優秀作品賞を受賞。

2022年製作/148分/G/日本
配給:ラビットハウス
劇場公開日:2025年2月28日

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映画レビュー

3.5人の欲。

Kさん
2025年3月1日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

予期せぬ妊娠、両親の賠償問題、
賠償金の代わりに赤ちゃんを提供。

被写体と距離がある撮り方をしていることで
不安定さと孤独がより強く感じ取れました。

卵子売買という闇バイトやマルチ商法に
手を出さなければいけないほど
女性が生きていくには苦しい社会。

生まれる子の容姿・知能・健康状態など
小さな命がビジネスとして使われる現実。
女性が品定めされるシーンが印象に残りました。

また、ウイグルの人が登場していることも
踏み込んだ内容だと思いました。

劇中に登場するリンの両親が
ホワン監督の両親だと知ってびっくり。
出演されていた方々全員が自然な演技で
素晴らしかったです。(とくに会話のシーン。)

重いテーマの中、共感もできる作品でした。

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K