REVOLUTION+1のレビュー・感想・評価
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激おもんない
つまんなすぎてびっくりした!山中哲也のSNSやネット上の言葉から引用したりそこから広げるものかと思ってたら「星になりたい」でびっくりしちゃった。
演劇ぽい演出や雨の演出も、全然ハマらなかった。
単純に映画として面白くなかった!!!
ポスターはかっこいい。
あと、京大に行ける頭脳だったってはずなのにめちゃくちゃアホっぽくて、、、ええ、、、。
死んだ兄が夢に出てきて銃の持ち方を教えて、主人公が「なるほどわかった!」ってなるんだけど、銃を自作するような人間がなんで銃の持ち方を知らないの!?
劇中でも自衛隊はいって銃うちまくってたのに!?
いやー。でも、あの事件からすぐに映画撮るバイタリティは素晴らしい!
現実なので骨太すぎる話
平日の午前中にいつもの映画館で
6ポイントたまってロハ
休暇をとって計画的な鑑賞だ
12~3人くらいの入りだったかな
おとといの妖怪の孫に続く否ABE映画だ
去年の事件が起こった時に思ったこと
撃った方と撃たれた方どっちが映画の主人公になるかなと
間違いなく撃った方だと 奥さんも同意見で
チト安心したことを覚えている
本懐を遂げた後 押さえ込まれても全く抵抗せず上の空
あの映像が無限の情報を含んでいた
でエンドロール 音楽は流れない というのがオラのイメージ
新興宗教に酷い目に遭った男が恨みをつのらせて
つながりのある日本の最高権力者を狙撃して命を奪う
去年の7.8以前だったら一笑に付される話かもしれない
しかし現実なので骨太すぎる話になってしまった
この映画の価値はとにかく早く作って世に出したこと
国葬の日に上映したとは恐れ入る
単純に事実を並べて十分見ごたえがあるものになる
音楽はあまちゃんの人だよな
不規則なリズムとか不協和音というか無機質な音というか
この音楽が映画の価値を上げていた
それにしてもこの骨太の事実を前にすると
エピソードはどうしても作り物として浮いてしまう
入院先の女のコとか隣の部屋の女性とか
部屋にターゲットの写真を貼っているところとか
脚色はせねばならぬのだろうが ちょっと浅いような
まぁそれはしかたがない なんせ日が浅いから
その後のいろいろ煮詰まった情報を織り込んだ
この事件をモチーフにした映画を観たいと思った
で ラストシーン
本懐を遂げた後 押さえ込まれても全く抵抗せず上の空
エンドロール…音楽は流れない
鉄は熱いうちに打て!
足立監督が「映像に情感が滲み出すぎだ。紙芝居を作ってるんだから、そんなものはいらないんだよ。」と言う撮影秘話から、この映画の製作意図を考えてみた。ポイントは事件発生からわずか2ヶ月と言う異例のスピードで上映までこぎつけたことだ。事件の概要しか解らない状況下での映像化に対して、不謹慎と眉を潜める人、目立ちたがり屋の売名行為と批判する輩もいた。主人公に同情または英雄視する作品を想起したのかもしれない。限られた情報から、紙芝居のように事象を見せることで我々に考える機会を与える事がこの映画の目的だったのでは?そこには、作り手の解釈や想像は描かれているが、それを観客に押しつける傲慢さはこの映画にはない。監督は映像に情感が出ると感情移入を誘っていると誤解されるのではと危惧 したのではないか?この映画は、特定の人物を攻撃したり、賛美するために作られたものではない。
強烈な事件が起きた時は、雑多な情報が錯綜する前に速やかに自らの考えを検証することが大事であり、それが異例のスピードでの映像化の答えなのだ。人間は残念ながら大事なことを忘れる生き物であり、過去の苦い体験も瞬く間に風化してしまう。
星になりたいと願い続けた主人公は、悪者を退治するスーパースターでないことは確かだ。己の運命を恨んで凶行に及ぶまでの間、彼の周囲には心の涙が溢れるように雨が降り続ける。雨が降ってる間は、夜空に星は輝かない。映画の中盤、森の中に出現する黒い大きな柱に遭遇し、彼の内面で何かが変化する。命を削ってまで敵対していたものが、いかにそれに値しない無価値な存在だったか。それと同時に、不幸の発端の母親への憎しみも、哀れみと慈しみへと変化していくのだ。達観した果てに、彼は胎児になってゆくところで映画は終わる。何だこれはキューブリックの2001年ではないか!黒い柱はモノリスで、彼は立派な星になるであろう。スターチャイルドである。
親ガチャとかバカ言ってるニホン社会を撃て
2022年12月、シネマジャックアンドベティでみた。まだ山上徹也は精神鑑定留置中で、逮捕以来本当に情報がでてこない。出さない。そもそも最初から統一教会と言わず宗教団体などと報道していたところからずっと。
だから、というわけでもないが、淡々と徹底して仮想山上目線で語られ撮られた映像はあたかもドキュメンタリーか、何も出てこない情報を補足し捕捉するようなへんなリアリティがあり、こういうところが微細に繊細で、足立正生監督のすごいところだと感じた。
オリオンの三つ星、父親が京大生であったことは本当なのだな、きちんと丁寧に調べ描かれていて、監督の思い(込み)も含蓄、フィクションノンフィクションの垣根もクソくらえだ。そもそも官製メディア情報が跋扈する中、出さぬならこちらから出すまでよと言う気概も勝手に感じている。そもそも国葬(酷葬)に合わせ急遽撮影された作品なのでそういう意図は違うのかもしれないが、親子関係父との関係と、母との関係そこに兄との関係も加わり足立正生監督が撮るべくして撮った作品。まだ進化しそう(映画館にパンフレットもなかった)な気とするがこのバージョンでかなり高い完成度。
母親役の俳優さんも当日映画館にいらして、役者なんだから当たり前だがら佇まいがあまりに違うので驚いた、難しいと思ったがこの役を見事に演じられだと賞賛したい。キャスト、スタッフみんながそれぞれの想いを複雑に感じながら同じ目線を持って作られた作品と思う。
宗教二世にサヨク二世。人は1人の個体として生まれるので、その個体個人としての自由さえ担保されればなんでもいい、どう生きても良いのに。そんな当たり前のことも考えられないこのクニの現状。親ガチャとかくだらない言葉が大手を振ってSNSのみならずマスコミ、テレビも喧伝し、政治家もスポーツ選手も芸能人も皆世襲制でなんとも思わず世襲三世4世議員に投票しクニを、自分の生きる場の舵取りを任せてなんともおもわない愚かなクニの現実を、空き地で黙々と銃の試し撃ちする山上(川上)が撃っているようにも思え、空き地での試し撃ち、実験のシーンが印象に残る。そこはアパートの密室ではなくオープンエアで一人だが一人でなくなる可能性もあったのだ。
最後の妹さんのシーン。独白。私は私で生きてく、やってく。
一瞬なんか、あれ?と思ったけど、小川さゆりさんのことを想起させるし、みんな親ガチャなんかじゃない、これからのことが大事だ思うからこれも必要。
観てきました
再上映をいくつかの劇場でされると通知があり、観に行ってきました
これを逃したらどこでも観れなくなる気がしたので、モヤモヤを晴らす為に上映されるという県外の小規模な劇場へ
事件から国葬までの間に、かなり急ぎで作った作品との事で、公開前から監督が低予算人員不足であることを強調していた
どんな駄作かと思っていたけど、普通の映画作品としてそれなりに観れましたね
確かに大掛かりなセットや、多くのエキストラなどはありませんが、要所要所でロケなども行っており、それなりに鑑賞できるレベルです
あとは、安倍晋三を殺害したのは統一教会への復讐からであるというメッセージ性が確立しているおかげで、映画としての意図も伝わりやすい
内容は主に山上の生い立ちを時系列に説明していくが、父親の過去や、時系列がバラバラになる部分があり、わかりづらい
それでも公開されているネット情報通りの内容になっているので、出回っている情報を出来る限り集めたんだなということは伝わってくる
おそらくだが、山上本人に取材できなかったはずなので、公開された情報からある程度のフィクションを交えて脚本を書いたのではないだろうか
そのせいか、途中途中の説明がモヤッとしているところがある
全編通して統一教会憎し、安倍晋三許すまじという意志だけが強調されており、なぜ安倍晋三に標的を向けたのかなどの説明がしきれていないため、少々無理やりつなげた感がなくはない
最終的には妹から安倍晋三殺害は本当の民主主義であると兄に尊敬の念を示して終わる
この部分が妹本人の本意でなければかなり問題な気もする
ともあれ、全体的にひとつの作品としては完成されており、山上に少々同情の気持ちが芽生える程度には仕上がっている
わざわざ劇場まで見に行く作品でもないと思うが、内容が内容なだけに、これからどこでも上映されず、二度と観れなくなる可能性があるので、気になる方は見に行ったほうがいいでしょう
私はそれなりに観て満足です
なにものも有害ではあり得ない
事後報告
2022/09/27 観ないと言う選択肢がとんでもないストレスになるので、行くことを決意した矢先に降り始めた雨のなか悪態吐きながら『Revolution+1』を観に行く。観ないでお手軽に批判する奴らの鼻っ柱を叩き折り、足立正生監督に「つまらなかった」と言う権利を得るためだ。
映画館に妨害みたいなのはなし。少しそう言うの期待して、議論ふっかける気満々だったのに、上映が遅いのと雨が降った影響か…いずれにしてもSNSや電凸はあったかも知れないにしても、お手軽にそう言うことだけで鹿児島は上映中止に追い込まれたのだろうかと思うと、こんなに情けないことはない。私もとんだピエロではないか。
ちょっと中身の話をするので、嫌な人は回れ右して帰りなさい。
宗教二世、革命家二世がそうぼろぼろ出て来るのでは、ファンタジーではないか? あと、みんな急いでモノローグで説明するため、例え製作途中にしても、感情移入出来ないのは、映画の強度として弱い。
全体として安倍晋三銃撃事件をリッダ闘争の継続戦として物語が進行しているようだ。これに関しては、私も三島事件を経団連襲撃やテルアビブ空港事件、オウム真理教の事件、新宿南口焼身自殺未遂、京大一時バリ閉鎖からISILにまで続く持たざる者の横断戦線なんてことをの賜って論文を掲載拒否された記憶もあるから、ここにツッコミ入れない。
最後に、山上(劇中川上)妹が「安倍さんが民主主義の敵だった」みたいなことを兄に(視聴者)に向けて話すシーン。「自分は別の方法で」と兄のテロを否定しつつ変えてゆく決意を語ってまぁなんとかテロ礼賛にならないようにしているが、安倍に民主主義の敵になるような力はない。この点では国葬反対派も賛成派も、安倍政治を肯定否定する両者が安倍晋三と言う幻の独裁者、幻の有能な指導者に対しておんぶ抱っこしてもらってしかも、彼が死んでいるにも関わらずそうであるのは度し難い。民主主義はみんなで独裁するのだ。
三島由紀夫が「なにものも有害であり得なくなった」とする官製の文化国家日本において、宗教も革命も山上も安倍も、岸信介も文鮮明も有害ではあり得なくなったのだ。
そういう意味で皆んなが思うようなテロ礼賛でも何でもなかったし、不謹慎卑劣な映画と言う幻で独り相撲取りたいなら、いつまでもそうしていればよろしいと思います。
取り急ぎ書いたので、わかりにくいかとは思いますが、こんなところで。
以上。
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