ウィッシュのレビュー・感想・評価
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印象操作でも「賢王」は失墜する(笑)
主人公のお嬢ちゃん・・・は、当初魔法使い(王様)の弟子志願でしたが、面接時に本来関係者以外立ち入り禁止の王の間に通され、そこで国民の「願い(ウィッシュ)」がストックされていることを知ります。
彼女は、生い先短い高齢の身内の祖父の願いを次の儀式でかなえてもらうように懇願しますが、王様に「国家が揺るがされる危険がある」かなんかの理由で頭ごなしに一蹴されます。
その対処に感情的になった彼女は、「こんなの根本的に間違いだ!」と急に声高に叫び出し、突如として夜空から落ちた見た目可愛い「遊星からの物体X(エックス)」にチート能力を授けてもらい、王様に立ち向かう話・・・です。ネタバレしないよう、一部名称を変更してますのでご了承ください(笑)。
鑑賞後に思ったのですけど、王様は圧政を敷くでもなく利益を独占して贅沢三昧するでもなく、基本直接対話形式で民意を聞いて恣意的ではあるが一部は無条件で利益を与えたりもし、非常に国政をうまく運営してるなってこと。
また国民が差し出したウィッシュの中には国政上問題のあるもの、また、過剰な願いが「欲望(デザイア)化」したものは叶えないまでもすべてストックしておき、勝手に処分したりもせず・・・本当に素晴らしいシステムです!
差し出す願いも騙し討ちで奪われるものじゃなく選択権は国民にあるってことでしょ?嫌ならそれこそ絶対叶わない様な願い、どっちかというと欲望をダミーで渡しておけばいいし。「億万長者に俺はなる!」とか。ワンチャン当たればボロ儲けです(笑)。
上記総合すると間違いなく賢王と思うのですけど、この世間知らずで身内贔屓のお嬢ちゃん、いったい何が気に食わなかったんでしょうね。
ストーリー上、この賢王が触れてはいけない強い力を得て悪者に転じましたが、お嬢ちゃんの国家の将来を見通すことは不可能な狭い了見を是とし、王様を巨悪とする「印象操作の一大キャンペーン 」がこれでもかってくらい展開され、非常に不快でした。
お嬢ちゃんのウィッシュはつまり最初からデザイアだし、王様を精神的に追い込みかけたのは物体Xなのに何か王様ばかり批判されて哀れでした。
偉大な魔法使いを失った王国は、これから滅亡するんではないでしょうか。国の存続ってそんなに簡単じゃないですから。
ただ良いところも!日本語吹き替え版鑑賞しましたが、皆歌唱が素晴らしく聴き惚れました。本当によいキャスト揃えましたね。
お子様には話が単純だから良いかもしれないけど、大人の私はちょっとがっかりしてしまいました。
同時上映が最高!
ディズニー100周年記念作品と謳(うた)う割には・・・
100周年記念作品ということで本編上映前にこれまでの作品の主人公を集めた短編集が上映されます。
集合写真に納まりきらないほどたくさんのキャラクターが登場します。そのなかには、誰もが知ってるキャラ(ミッキーマウス等)、大ヒット作品で一般人にも知名度抜群のキャラ、ディズニーファンなら知っているキャラ、熱烈なディズニーファン以外は多分知らないようなキャラまでいろいろいます。
何が言いたいかというと、時間がたつと本作の主人公アーシャは、ディズニーファン以外の記憶には残らないだろうということ。100周年記念作品と謳う割に惹かれるものがない・・・
まあ、キャラに魅力がないのは脚本に難があるのでしょうが、子供向け作品にケチつけるのもどうかと思うので1点だけ。
民衆が自ら夢を実現できるよう夢を返すのはいいのですが、だったら主人公に〇法の能力を返すのは意味ないんじゃないですか・・・
いろいろ気に入らないところがありますが、上映時間も短いですし子供向けにはいいかもしれません。
点数は短編集のおかげてちょっと甘めです。
心に必要な何か
まず最初の短編も凄かった。
これまで長年、ディズニー作品に親しんできた人にとってはたまらない。
楽しくてワクワクして、すぐにディズニーの世界に引き込まれてしまった。
本編は、ディズニーが初めての小さな子供も長年のファンもどちらも楽しめるそんな物語だった。
歌も映像も凄く良くて、音楽を聴きに行くだけさえで価値があるような。
主人公も友達も悪役もそれぞれの登場人物が思い入れたっぷりに丁寧に描かれてる。
アーシャの歌声は夢の中にいるみたいな気分になったし、それからマグニフィコ王の歌声の美しさに圧倒されました。
事前情報をあまり見ておらず知りませんでしたが、福山雅治さんだったんですね。
ディズニー史上、最も美しくて丁寧に描かれたヴィランな感じがしました。
悪役なのか副主人公なのかと言うくらいに。
悪役にさえも愛情を注ぐディズニー。
物語もシンプルなのに心にぐっと刺さる。
ディズニーって凄いな…と改めて。
物語を作る人、描く人、夢を叶え続けてきた人たちの凄さと力強さを見た気がしました。
家族も大絶賛でした。
もう一度、観に行こうと思います。
今回は吹き替えで見ましたが、次回は字幕で観に行きたいです。
禁断の魔術に魅入られた「ディズニー」は目を覚ますのか。
最初迷ってましたが、100周年作品であり、福山雅治、山寺宏一出演なので観ることにしました!
なので、吹き替え版で鑑賞。
「願い」がかなうという魔法の国、ロサス。 しかしその実態は、願いを取り上げて国民を支配する国王の企みだった。
ある夜、アーシャは願いを歌に込めて祈ると、願い星”スター”が現れるた。
”スター”に励まされたアーシャは、城に閉じ込められているみんなの「願い」を取り戻す決心をする。
映画はごくシンプルでわかりやすい寓話でミュージカル。
生田は歌も演技も良かったが、魔法に惑わされる独裁的な国王に、福山雅治がぴったり!
クライマックスでの国民みんなの合唱で盛り上がるのも、まさにミュージカルの醍醐味。
そして水彩用紙に描いたようなテクスチャーほ表現した絵柄も美しい。
それなりに楽しめいんましたが、やはり物足りたい。
100周年作品と思っていたのに、普通の中小規模作品だった。
アナ雪レベルを期待していた。
エピソードも薄い。
まさに、配信向けのように。
人々の願いを取り上げて集める王様が、どうしても『ディズニー』自身に見えてしまう。
願いの玉は人々の楽しみであるエンタメ・コンテンツたち…「ピクサー」「マーベル」「スター・ウォーズ」「インディ・ジョーンズ」…と次々に集めて独占する「ディズニー」。
映画を公開日にネット同時配信したり、劇場公開予定をやめてネット配信にかえたりと、やりたい放題。
最近は、ポリコレ、LGBTQ+に忙しい。
きっと禁断の魔術に取りつかれているに違いない。
「ディズニー」の本当の「願い」は何だったのか、想い起こしてほしい。
星に願いを
冒頭はディズニー100周年記念短編映画からスタートでいろんなディズ...
演劇っぽい?
希望溢れる、ディズニーだなぁという物語でした。 ただ、キャラクターの見た目を3Dでリアルに近づけているのに、キャラクターの表情や動き、リアクションがリアルじゃないので「ウィッシュの世界で生きるキャラクター達」というより、「ウィッシュという物語を演じるキャラクター達」のように感じました。 そのせいで世界に入り込めなくて退屈してしまいました。
しかし、無理に世界観にひたろうとせず、「演劇を観にきた」ことにしたら後半は割と飽きずに観れました。
物語は、悪いことをした人で許される人と許されない人がいて、その線引きはなんなんだろうと疑問でした。 展開に対して余韻がないので
ああなった←そうなんだ
次こうなった←そうなんだ
実はこうだった←あら、大変ね
みたいにポコポコ進んでいきました。ダレるの嫌いな人は心配要らなそう?
これは完全に人の好みによると思いますが、私は映画の世界に入り込みたい人間なので、この映画は歌とか動きとか劇みたいで楽しいけど期待はずれでした。演劇やミュージカル好きなら楽しめそうです。
でも、キャラクターの眉とおでこの動きは絶対おかしいと思う…
ということで、映像も物語も思うところはあるけど、人によっては楽しめそうなので星3です。
100年の歴史の重みが感じられない
2023年劇場鑑賞301本目の2。
日米アニメ対決でしたが、公開初週の土曜日に自分入れて3人。ラジャーの1.5倍だあ!
ディズニー100年の集大成という感じで作られたのでしょうか、やたら願い願い言っていますが、なんか薄いんですよね。ディズニーのこういう映画ってロードムービーや冒険が楽しいはずなのに、ラスボスが作った国に住んでいて、ラスボスの城で働いているので5分でラスボスに会いに行ける気軽さ。願いと夢がごっちゃになっているのも気になりました。自分ではなかなかどうにもできないのを王様に託すのは分かるのですが、こんなの自分でやったほうが絶対早いよなぁと思うのも託しているので不思議な感じになっていました。
クライマックスの演出は良かったですけど、大体予告で見た内容がほぼ全てかな、という感じでした。
ノイズの多さ
ピクサーには敵わない。でも。
正直、シナリオ的な部分ではディズニーはピクサーには敵わないと思います。
ではディズニーの優れているところといえば、と言われると音楽に尽きると思います。
音楽で描かれるキャラクターの心情や、音楽によって生み出されるカタルシスは、ピクサーには無いディズニーのお家芸かと。
アナ雪が音楽の力で世界を席巻したのも記憶に新しいと思います。
逆を言うと、ディズニーから音楽を取ったら…
それと各所に(スタッフロール後にまで)これでもかと散りばめられた過去作へのオマージュですが、これもディズニー100周年記念作だから許された遊び心だと思います。
つまりこの作品はストーリーにハラハラドキドキして楽しむ映画ではなく、ディズニー映画を映画館で観る喜びを浴びる為の作品、ディズニーファンの為のお祭り作品だと思います。
歴代の声優さんも大集合だし。
むしろファン以外には観るに耐えない作品かと思います。
さすがディズニー👍
アーシャに魅力がない
ロサス王国では、どんな願いもいつかはかなうと思われてて、マグニフィコ王は、国民から慕われていたのだが、城で働く17歳のアーシャは、全ての人々の願いがかなうかどうかは王が決めていて、王は自分のためになる願いのみかなえて、ほとんどの国民の願いはかなえられることがないということを知った。アーシャは、人々の願いを叶えたいと、夜空の星に祈った。すると、空から魔法の力をもったスターが降りて来て、スターの魔法によって話すことができるようになった動物たちやスターとともに、みんなの願いのためにアーシャが頑張る、という話。
主人公のアーシャが何かものすごく努力したわけでもなく、理不尽な扱いに耐え忍ぶというわけでもなく、可愛くもないし、全く魅力がない。
これもポリコレかと思ってがっかりした。
なぜスターがアーシャに力を与えたのかもよくわからない。
願いがかなうかどうかなんて、最後の頃に女王が言ってたように、まず自分で努力して、それでもどうにもならない時にアレンジや援助してもらう程度の事だと思う。
ストーリーも面白くなく、個人的には全く合わなかった。
100周年記念だし良いと思ったけどナ〜
スター愛おしい過ぎる
ほんとに想像以上のスターのスターでした(???)
わりとクラシック寄りのスターだったのは、ミッキマはウォルトにとって本当に希望の星だったんだろうな…ってすごく感じた。
オマージュ満載、ほんとにわかりやすいくらいに入ってましたね〜Dオタじゃなくてもこことかアレとかはわかりそうだな〜みたいな気持ちで観てました。まぁ私は…ほら、ね…😉みたいな笑
いや別にいいと思ったけどな〜!!!やっぱわかると嬉しいし!
でもストーリーに関して、オマージュとかセリフにこれ入れ込みたいとか、この動きさせたいとか、やりたい事全部やったから若干の皺寄せは来たわ💦みたいなところはあって、たとえばチームティーンズ(?)とか、7人に拘っちゃったからキャラ掘り下げ難しかったよね〜そもそもアーシャが何で従者の面接を受けて、家族の願いを叶えたいのか…っていうわりと人格の根本の部分の描写が薄過ぎて「何でそんな怒ってんの?」ってなっちゃったから冒頭少し足りなかったかな…。
いやでもね、それが気にならないぐらい、とにかくスターが可愛かったし愛おしかったよ私は…。
だからスターが出てきてから一気に話が面白くなったように感じた。
タイトルにも書きましたが、Disney100という部分では、最初から最後までテーマがブレる事なく物語を書き上げられてたと思います。が、設定の欠陥がちょっとあるかな、、ってイメージ。
いきなりパークの話して申し訳無いんですが、去年海の夜のハーバーショーで始まった"ビリーヴ"の冒頭で、「さぁ、すべての願いをもう一度、信じる時が来たのです」ってセリフがあるんですね。
ディズニーが夢と魔法を大切にしているのは結局ここに帰結してると思ってるんですよ。
ウォルトが権利諸々奪われてしまって、絶望してた時に生み出されたミッキマというスターが、すべての光。
だから、"もう一度"願いを信じて欲しいんです。
そしてそれは素敵な音楽と共に♪
追記:12/29
吹替版も観てきました🌟
声優みんなウマ〜〜〜ッ!
字幕の時はアーシャの最初の面接「従者」だったけど「弟子」か〜こっちの方が分かりやすい感
みんなスター!は吹替だとテンションゴリ押しって感じだったから字幕の方が良さそう笑
「あまりにも福山すぎない????」
アニバーサリーな
それはそれはミュージカル
スターがウォルト・ディズニーということかな
人から願いを奪う王様と、その願いを奪い返そうとする少女の話で、ディズニーらしく明快な話でした。
父との想い出を思い出しつつ、星空の下で歌っていたら、スターが現れ、魔法でキノコや子鹿を喋れるようにするとか、魔法で何でも出来ちゃうという、何でもありの展開でしたが、ディズニーらしいなと感じました。
スターは、このアニメを含め、色んな人の願いを叶える存在との位置づけと感じられ、まさに人々に夢を与え続けようとするウォルト•ディズニーそのものではないかと感じました。
フロリダのディズニーワールドの夜の花火はWishであり、その名を冠して満を持した100周年作品は、ディズニーの願いや想いの籠もった良作だと感じました。
全234件中、181~200件目を表示