ウィッシュのレビュー・感想・評価
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やや退屈だがディズニーらしい映画
ストーリーはやや退屈でメリハリがなく盛り上がりに欠けたし、悪役とか家族とか仲間とかの細かい設定が結構ふんわりしておりイマイチ没入できなかった。全体的に大雑把なストーリーだなぁという印象でした。一方で、楽曲のすばらしさもさることながら、「夢は誰かに叶えてもらうんじゃなくて自分で叶えていくその過程こそが宝物」っていうメッセージ性に心を打たれたし、動物たちが歌いだすところとか、過去作品のオマージュとか、ディズニーらしさが詰まった映画だった。過去の代表作に並ぶような存在感はないものの、ディズニー100周年というメモリアル的な位置づけの作品として楽しめる作品でした。
なるほど。
正直に観終えた後の感想は「つまらなかった」が1番に出てきた。
テーマも、
ストーリーも、
キャラクターも、
それらがご都合主義で全然共感できない。
それに、「ウィッシュ」はそもそも1人1つなのか?
「ウィッシュ」のために必ずしも生きなければいけないのか?
「ウィッシュ」そのものに対する取り扱いも全くピンと来ない。
すごく残念に思っていたのだけど、
あ、そうか!と理解した。
王様はディズニーの象徴と見れば、ストーリーは成立する。
(もちろん、ディズニー側はそんな制作意図はないだろうけど)
ディズニーが生まれて100年。
星に願いを。
そんな夢の抱き方がスタンダードになる中で、他のものを結果として排除することになってしまっているのではないか。
ジャニーズ、吉本、自民党。
多くのメジャーが解体されていく時代感の中で、ディズニーもその対象となり得る、なり得た方が良いのではと感じられた。
奇しくもミッキーの著作権が切れるタイミングで。
100周年作品としては尖ってないか?
この作品を見て感じたのは、絶対的権力者との対立の構図でした。
『願いを叶える』ことよりも『守られなければならない権利、真実のためには、戦わなければならない』ことの方が、物語のテーマとして大きいのでは?と感じてしまいました。
最近のディズニー作品は、『みんな違ってみんな良い』的な、他者を尊重するような調和の物語が多い印象だったことと、権力者との対立という構図では、ロシアやアメリカや、その他民族間で起きている最近の出来事を透かして考えてしまい、ディズニー100周年作品として子どもたちに伝えるメッセージとしては、ずいぶん踏み込んだなと思いました。
(これは、ヴィランとしての王様に対する物語上のケアが全く無かったので。それがあれば、和解の余地があり、調和の物語になったと思うのですが…。でもそうするとありきたりでツマラナイかも)
キャラクターとして良かったなと思うのが、王妃の存在です。
「子ども 対 悪者」
という、大人が不在で子どもだけが重荷を背負う構図が好きではないので、仲間になってくれる(大人としての責任を果たしてくれる)存在として王妃がきちんといるのが良かったです。
色々穿ち過ぎな感想ですが、解釈の余地があるのが面白いと思いました。
私事の小さな意見です
さすがのディズニー。
カラフルな画面に素晴らしい歌。映画館の大きな画面、迫力の音量での鑑賞がオススメ。
夢は誰かに叶えてもらうんじゃなくて、自分の力で叶えようよ!って、テーマもディズニーらしいよね。面白かったです。
1つだけ、ネタバレじゃないんだけど、不快に思う方もいるかと思ったので、ネタバレ表記で。
私個人の小さな意見を言わせてもらえるのなら、最近のディズニー、強い女性、自立した女性に拘りすぎじゃない?男女平等、良いと思う。強い女性も素敵。でもさ、ピンクが好きでもレースのドレスに憧れたって良いじゃん。物語の中でくらい理想の王子様を待ってみたいし、結婚に夢みさせてくれよ。将来の夢に結婚(花嫁さんだったかな?)って書いたら今時?ってバカにされたって話を思い出しちゃって。現実は母はつよしで、なかなかお淑やかにはいかないけどさ、昔ながらの可愛く優しくおっとり、でも芯はあるプリンセスもたまには見たいな、と思ってしまいました。
変な人と言えばいいところだが、変なお姉さんという発言からは幾分の下心が垣間見える。
全然心に響かなかった
王道のディズニー映画! 100周年に相応しい1作!!
【あらすじ】
どんな「願い」も叶うと言われているロサス王国で暮らす17歳の少女アーシャ。ある出来事によって王国に隠された秘密を知ったアーシャは、国民の願いのために立ち上がる…!
【感想】
字幕版で鑑賞しました!
主人公のアーシャは、ポスターなどイラストでは少し地味に感じましたが、映画ではコミカルな動き・表情が多く、魅力的なディズニーキャラクターに成っていました。
アリアナデボースの声もぴったり合っていました。
劇中歌は印象に残るものばかりで、
1曲目の「ようこそ!ロサス王国へ」から引き込まれました。
全曲吹き替え版も聞いてみたいです。
特にヴィランの声優は「福山雅治」だったので、吹き替え版を聞くのが楽しみです。
ストーリーはまさに王道のディズニー映画といった感じでした。
100周年の記念作と考えると、捻った作品より、今作のような王道のストーリー、テーマで良かったと思います。
同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ」と「素敵なエンドロール」のたくさんのディズニーキャラクターを観て、自分も長い時間をディズニー映画と共に歩んできたと改めて感じました。これからもディズニー映画と共に歩み続けることを「願います」
【お気に入りのシーン】
「ウィッシュ〜この願い〜(リプライズ)」が流れるシーン!
曲・映像・演出…全てが魔法のように合わさる感動的なシーンでした!
特別な作品でなければ良かったかも
星の付き方にバラつきが多いことが気になってたけど、普通におもしろいと思った。ただ100周年の集大成というほどのインパクトはなく、ハードルが上がっているせいで低評価になりやすいのではないか。
歌が良かった。特にニワトリの歌が私は好きだった。マグニフィコ王が歌うと福山節!という感じでストーリーへの集中は少し逸れたけど、笑いそうになるくらい良い声なので純粋に歌を楽しめた。いくちゃんもやっぱり凄い。才能とそれを活かせるバイタリティを感じるような素敵な歌だった。
ストーリーとしては、王の最後が微妙。ずっと信じて共に生きてきた王妃は、地下に閉じ込めたことを今後絶対に悩みながら過ごすはず。まあ地下からはいつでも出せるのでこれからどうにでもできるけど、生ぬるくぼかさず映画の中で片付けてほしかった。更生の機会を与え王妃がしっかり管理していくか、確実に民を守るためにいっそ鏡を叩き割ってしまうか…
ディズニー愛の深い友人は、アーシャの仲間が7人の小人を表していることに気付いたらしい。他にも色々過去作品の要素が入ってたよと言われたけど、思い返してもエルサのように床を持ち上げる王、ベルのように噴水前に座る女性くらいしか分からなかったな。
主人公のウィッシュは何?
前提としてこれまでのディズニー映画が大好きなのですが、今回の作品に関して悲しみが収まらず…どうしてこうなってしまったんだろうと思います。
なんだか、100周年のテーマは『願い』にしよう!となるのはいいのですが、そのまま表層だけをすくって作られた作品…というように感じました。
登場キャラクターたちの『願い』が弱すぎる。国民たちの願いは、なんだか取るに足らないものばかり… 肝心なアーシャに至ってはほとんど印象付けられてない。(家族の願いを大事にしたい?魔法使いになりたい?よく分からずふわふわと見てました。結局魔法のほうだったのでしょうか…)一番願いが強いのがヴィランズのマグニフィコ王でした。だからこそ唯一魅力的なキャラクターに見えました。それでもストーリーでの描かれ方はかなり気の毒で、消化不良な感じがしますが…(後述します)
話の構造が大変シンプルです。シンプルで勧善懲悪なストーリーは従来のディズニー作品でもたくさんありました。しかしその作品はどれも主人公たちに願いや目標があり、人間力や優しさがあり、周りを引っ張っていくことに説得力があります。だから話の構造がシンプルでもとても魅力的な映画になっているのだと思います。
この作品は、主人公に説得力がないように感じます。友達に「優しすぎる」と評価されてましたが、あんまりそう目立って思える場面もなく… 確かに友達や家族のために動いてはいるんですが、なぜそうなのか、という軸をあんまり感じない。父親との思い出も物語にほぼ関わってこないし… アーシャ周りの要素に一貫性がなく、バラバラすぎるのかもしれません。
また、勧善懲悪の物語にするのであれば、マグニフィコはもっと生粋の悪にするべきではありませんか?
あの手の、自分の正義感が強すぎるあまり闇に手を染めてしまった系のヴィランズは、クライマックスの対決でもっとマグニフィコの心情に寄り添って丁寧に描くべきでは…と感じました。
何の言い分も聞かずほったらかしで、鏡に閉じ込められ壁に飾られるのはあまりに雑ではないでしょうか。あんなに心配そうにしていた王妃も、最後にはもう完全に吹っ切れてて、うすら寒くなりました。マグニフィコの想いの強さも、終盤のマグニフィコの悪行が禁書のせいだということも知っているはずなのに… 国民もクルッと手のひらを返し、揃って王を糾弾してましたが、自分たちが王を頼って、自分たちの意思で願いを差し出していたのに、よくもそんな正反対になれるなと思いました。(もちろん、王に不都合な願いは叶えられえることがないと知って怒るのは当然かなとは思いますが…)集団心理の恐ろしさは描けている気がします。
個人的には、「『願い』は人頼みじゃなく自分の努力で勝ち得るものだ」というメッセージをとにかく押し出せばもっと良い映画になったのかなぁ…などと思います。
結局おじいちゃんは自分の力で夢を叶えましたもんね。
主人公のアーシャは星に叶えてもらってますが……
(思えばアーシャって基本頑張りが空回りして、星とか仲間に助けてもらって切り抜けてるので、本人自身の成長がちょっと弱かった気がします…)
描き方次第でもっと面白いものになった気がしてて、もったいないな~と残念な気持ちです。
『願い』を描くのなら、やっぱり主人公の願いは一番強くあってほしかったです。
今までのディズニー作品の魅力を改めて感じることができた映画でした。(みんな強い願いがあるからこそ魅力的)
マグニフィコ王のキャラ性と、主題歌と、映像の絵本っぽいアナログ感が良かったので、1.5にしました。あとは短編。上映されたのがあれだけなら☆5付けてます。最高でした…感動のピーク、そこでした。
※私個人の感想なので、クリエイターの方を非難する気はありません。
好き勝手に言ってすみません。ディズニー作品のことをこれからも応援しています。
うーん
これが100周年の集大成ならウォルト・ディズニー氏が嘆きます
「普通の女の子が、仲間の助けを借りて、悪人をに立ち向かう」という、最近のディズニーのお決まりのストーリーです。人々の願いは良いのですが、「空を飛べるようになりたい」は夢で、「楽器が上手に弾けるようになって人々を感動させたい」や「国一番のデザイナイーになりたい」は目標で、「家族を守りたい」や「国を守りたい」などの願いとは別のものなのに、それらを全部ひとくくりに「ウィッシュ」にしてしまっている設定がとてもおかしいです。だれでも心に星を持っているのも良いですが、その輝きに気付いていない人だけが楽しめるストーリーなのにもがっかりしました。何よりも、家族である王が悪事に走ったら、それを食い止められなかった妻である王妃にも大きな責任があるのに、王を見捨てて、何事もなかったように自らが王の役割を継承する王妃とそれを何事もなかったように享受してしまう主人公たち民衆に少しも共感できませんでした。
ただ、本編の前に映写されたディズニー100年のキャラクターたちの短編とエンドロールの星たちは素敵でした。現在のような特殊技術がない時代に数々の素晴らしい作品を生み出したウォルト・ディズニー氏の素晴らしさと偉大さに改めて感動すると同時に、その足元にも及ばない現在のディズニー作品の製作者たちにがっかりさせられた作品でした。
民衆の歌
口コミはやはり信用できる
ディズニーは好きでも嫌いでもなく、特に思い入れなし。子供の頃は良くビデオで見ていたけど、劇場鑑賞は多分したことがないです。そんな感じなのでこちらもスルーしていましたが、あまりにも各所で悪評を目にするので逆にどんなものか気になってきて、終映前にと劇場へ。
初めの百周年記念短編、こちらは好評だと聞いていました。幼い頃くりかえし見ていたシンデレラや白雪姫やピノキオ、ピーターパンやプーさん。小学生のころ夢中になってセリフも全部覚えていたトイ・ストーリー(ピクサーだけど)、アラジンやライオンキング、おとなになってから配信で見て「面白いじゃん…!」となったズートピアやアナ雪やモアナ。懐かしい…。
改めて、大してファンでもない自分すら、これまでの人生でたくさんディズニーを見てきたんだなと感じました。
これだけの名作や素晴らしいキャラクターを生み出し続けてきたディズニーが、本当にあんな酷評されるような映画を、しかも百周年に作るか…?と思いながら短編を見ていました。
そして、本編へ。口コミってやっぱり正しいんだな…としみじみ思いながら鑑賞しました。中盤だいぶ睡魔と闘った…
ディズニーらしいテンポのよさと動物の可愛らしさで何となく楽しい気分にさせられ、音楽と映像のよさでなんとなく感動ぽい気持ちにはさせられたものの、それらで補ってもどうにもならないストーリーのコレジャナイ感…
まず主人公のアーシャですよ。ごめんなさい、好きになれない。なんかうざいんです…
優しすぎるとか言われてるけど、そう言われるまでのシーンで優しすぎる子と感じさせる部分がない。おじいちゃんの誕生日ケーキ作れないとか言うし…理由ものらくらごまかすし…優しい子なら自分の事情よりそちらを優先するのでは?ああ、アメリカ人の考える優しさは日本人の考えるそれとは違うのか?
優しさよりも、そそっかしくて落ち着きがなく、出しゃばりで小うるさくて生意気で何かうざいな…と思ってしまって、本当に優しい?となってしまった。
そこで感情移入できなかったので、そのあとの展開でずっと主人公を応援できないわけです。
なんか色々がんばってるっぽい雰囲気出してるけど、スターの力に頼りまくりだし。それ王様に頼るのとどこが違う??頑張ってるのかもだけど前のめりすぎて一人でバタバタして周りを振り回し事態を悪化させたり…どうしても素直に応援する気になれない。そしてアーシャのせいで闇落ちしていく王様…かわいそう…
王様といえば、福山雅治よかった。声優うまいんですね。ゲスト声優ぽさがなく、歌い出すまで普通に声優さんと思って聞いてました。歌うとさすがに歌声で分かる。やっぱり歌の表現力がすごくて引き込まれました。だからこそ王様に同情してしまった…王様クッキー踏み潰すシーンとかひどくないですか??あれは普通に倫理的にどうなの、いくらヴィランとはいえ、人間の尊厳が…。
ラストシーンで、王様を排除して、「王様がいなくなって心軽やか〜♪」とか歌って楽しそうにしてる国民達、満足げなアーシャを見て、逆に新興宗教ぽさを感じて、不愉快な気分にすら。そりゃ王様だって悪いところあったけどさ、そんな貶めなくてもいいじゃないの。
最大限好意的に解釈すれば、こんなもんだろうと平和ボケして安穏と生きている愚鈍な国民達に、私欲により私腹を肥やす権力者が国民から好き勝手に搾取しているのだという真実を叩きつけて目を覚まさせ、本当の幸せとは何か教え革命へと導く女神…的な見方ができなくもないけど、そう思わせるようなカタルシスは感じられず。
そんなこんなで、総合的にはやっぱり劇場で観る必要はなかったかな…という感じでした。割引クーポンで見たのでよかった。
ディズニーマニアでもなんでもないので
ディズニー作品のオマージュとかよくわからなかったです。
ストーリーが素直に面白かった。
夢を忘れないとか夢を叶えるのは自分、とかメッセージ性強かった。
友達も個性あって多様性とか考える作品かと。
ラスト高いところで歌ってるの、下の民衆まで聴こえたの?なんで?ってなるけど。
どうやって問題解決するのか、ワクワクした。
スターが可愛かった。
ディズニー100年の集大成では無い。
普通に面白かった
マレフィセントや闇の鏡、白雪姫など様々なところに自分の好きな作品のオマージュが出てきて興奮した。起承転結が明確で、今作の主人公の女の子もしっかりと自我を持った子で安心した。あと今回も歌がとても良い。最後の曲で力強く歌う主人公に元気をもらえた。
私はヴィランズが好きなのだが、今回のマグニフィコ王も中々良い悪役だったと思う。なんというかパターナリズムの権化みたいな人物だと感じた。マグニフィコ王に対して驚くほど同情的な方が結構いらっしゃるが、私はマグニフィコ王は間違いなくヴィランだと思う。「自分が良いと思った善行をすれば人から感謝されるのは当たり前」「自分に逆らう者は敵」のどこが正義の味方なのか。マグニフィコ王に同情してしまった方は一度自分の胸に手を当てて「これは本当にこの人が望んでいることなのか?お節介や結局自分のためにやっていることなのでは?」という問いを自分自身にして欲しい。医療現場では度々患者の意思を無視した善意での医療行為がなされることがあるが、それをパターナリズムと言う。そしてそれは患者の意思尊重を妨げるものとして改善していくべきだと言う流れになっている。マグニフィコ王は正しく良かれと思ってやったのに、何故皆私に逆らうんだ!そしてこの反乱を止めねば私の地位も危うい!それはやばい!と癇癪+パニックを起こして禁書に手を出した挙句に禁書によって悪に傾いてしまった独善的すぎるキャラなので、私は可哀想だとは微塵も思わなかった。
そして非常に良い設定だと思ったのはマグニフィコ王とアマヤ王妃の間に子供がいない事である。とことん自分の中の偏見に気付かせてくれる映画だと感じた。男女の夫婦の間には子供がいるのが当然、王がその座を退いたのなら王になるのはその息子、という考え方が自分の中で凝り固まっていたことに気が付いた。アマヤ王妃のキャラも爽快でウジウジしてないところがとても良かった。なんというか、これは個人的な観測における感想だが様々な作品において女性は愛した男性が例え悪であっても逆らわず(逆らえず?)、一緒に悪に染まってしまうとか、相手の男性に縋ってしまうという設定が多いような気がしたからだ。彼女こそ愛した夫がありながら、彼と敵対し国と国民を愛する王妃としての決断を即座に下した王様中の王様だと私は思った。
この作品からは「自分の願いは自分で叶える」というメッセージのほかに「慣習や常識が本当に正しいのかを考える」というメッセージも含まれているのではないかと感じた。ロサスでは18歳になったら願いを王に差し出すという決まりが根付いているようで、そこに疑問を持つ者すら居なかった。私達も常識に疑問を呈したり例え論理的に反論したとしても「これが伝統だから」「これが文化であり歴史だから」と思考停止した者やその方が自分達にとって都合が良い者達から反対されることも少なくない。私は福祉の現場で働いているが、思った以上にこの社会が立場の強い人達の都合の良いように作られている現実を見てこの映画が説教くさいと感じる人は今一度自分の立ち位置や自分以外の立場の人について考えて欲しいと思った。しかしこの映画ではその伝統・慣習に対しなんの疑問も抱かず、逆らわず、マグニフィコ王の言う通りにしたところ実際に生活に支障はないものの日々の活気がなくなりアイデンティティが揺らいでしまったサイモンというキャラも登場する。私はサイモンに自分を重ねて見てしまったが、アーシャのような自分の意思を突き通す強さを持てたら良いな、と思った。長々と自分の考えばかり書いてしまったが、夢はあるが挑戦する勇気が出ない、変わりたいけど変われない、という方にオススメしたい映画だった。あともう一度言うが歌がいい。
ディズニー好きだけに見るか迷ったけど結構良いかも?
元々は母が公開前から見たい!と期待を寄せていました。
ミュージカル系は好きな親子でございます。
昨年12月は窓際のトットちゃんを見てしまい、結局ウィッシュは行きませんでした。
年明け、何がお正月らしいことをしたいから映画でも行く?という話になっていましたが、
冬休み中で混んでるかも。といって結局近所の映画館のサービスデーである、1月のとある月曜日に行きました。正直子供向けかな?見るか迷っていて、DVDレンタルでもいいかもー。と思っていましたが、ワンスアポンアタイムも気にはなっていたので、思い切って行きました。映画コムでネタバレや口コミも見て期待はずれの方が多い印象で少し心配でしたが、
まぁ、見てよかったかな。という評価に落ち着きました。
一番有名な曲が早くにきたので、ここで一番盛り上がらなきゃならないんじゃないの?
と思って若干拍子抜け。王さまのターンが長いかな?あとは、王妃様も王さまを立ち直らせる為参加。スタァは可愛い。ヤギはコメディアン。最後の戦闘シーンが今までになく、負けそうで、ここからどう勝つのかな?と少し期待してましたが、歌の力、願いの力で勝つという結末になっており、なるほどなぁ。と思いました。個人的には100歳まで夢や願いを奪われていたおじいちゃんが気の毒でした。正直願いを奪って国の秩序を保つより国民にいろいろやらせてみたほうが国も発展するだろうに。と思いました。
なんとなく、この映画があまり評価がよくないのは、歌のインパクトが薄いのと、アーシャ以外のキャラが薄いからかな。と思いました。なんならアーシャの背景や家族の背景も薄くないですか?最初お父さんの話がちらっとでてくるけど、、、。恋愛色も特にないので、、、。親友に加えて、幼馴染の男の子(助けてくれるキャラ)とか追加したらもっと面白かったかな?
最近見たディズニーではミラベルとかのほうが面白かったです。
気が向いたら吹き替え版で見たので、
レンタル開始したら英語版でも見てみようかなと思います。
もしも悪い願いを願ったら…
観る予定はなかった映画でしたが、巷のマグニフィコ王の評判を聞いて見て見ようと思いなおし、公開日からかなり遅れてようやく本日、観ることが出来ました。
観終わった後にふとツッコミたくなったことが一つあるのですが、もしも、国民の中に「マグニフィコ王と不倫したい」とか「マグニフィコ王とワンナイトしたい」や「マグニフィコ王をお妃から奪って王と結婚したい」みたいな願いを願った場合はどうなるんだろう?と思ってしまいました。
お妃様は一人だったのでそういった類の願いは叶えてないというのは分かりますが、あれだけのイケメン王様だし、割と有り得そうな願いだと思いますが子供向けだからそういうのはNGだったんでしょうか?
まあ流石にそういったドロドロした願いはNGなんでしょうけど、願いの中に「私利私欲」の願いが混ざっていないところに違和感を覚えました。
あれだけの願いの球の中に1個くらい「ギャルのパンティおくれ」や「イケメンの彼氏が欲しい」みたいな(*DBネタ)のがあってもおかしくないと思うのですが……
うーん、子供向けだから純粋な願いだけを集めてたって事でいいんでしょうかね?
しかしこの物語は本当にハッピーエンドなのか?
とも思ってしまいました。
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