ウィッシュのレビュー・感想・評価
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王道のディズニー映画! 100周年に相応しい1作!!
【あらすじ】
どんな「願い」も叶うと言われているロサス王国で暮らす17歳の少女アーシャ。ある出来事によって王国に隠された秘密を知ったアーシャは、国民の願いのために立ち上がる…!
【感想】
字幕版で鑑賞しました!
主人公のアーシャは、ポスターなどイラストでは少し地味に感じましたが、映画ではコミカルな動き・表情が多く、魅力的なディズニーキャラクターに成っていました。
アリアナデボースの声もぴったり合っていました。
劇中歌は印象に残るものばかりで、
1曲目の「ようこそ!ロサス王国へ」から引き込まれました。
全曲吹き替え版も聞いてみたいです。
特にヴィランの声優は「福山雅治」だったので、吹き替え版を聞くのが楽しみです。
ストーリーはまさに王道のディズニー映画といった感じでした。
100周年の記念作と考えると、捻った作品より、今作のような王道のストーリー、テーマで良かったと思います。
同時上映の「ワンス・アポン・ア・スタジオ」と「素敵なエンドロール」のたくさんのディズニーキャラクターを観て、自分も長い時間をディズニー映画と共に歩んできたと改めて感じました。これからもディズニー映画と共に歩み続けることを「願います」
【お気に入りのシーン】
「ウィッシュ〜この願い〜(リプライズ)」が流れるシーン!
曲・映像・演出…全てが魔法のように合わさる感動的なシーンでした!
特別な作品でなければ良かったかも
星の付き方にバラつきが多いことが気になってたけど、普通におもしろいと思った。ただ100周年の集大成というほどのインパクトはなく、ハードルが上がっているせいで低評価になりやすいのではないか。
歌が良かった。特にニワトリの歌が私は好きだった。マグニフィコ王が歌うと福山節!という感じでストーリーへの集中は少し逸れたけど、笑いそうになるくらい良い声なので純粋に歌を楽しめた。いくちゃんもやっぱり凄い。才能とそれを活かせるバイタリティを感じるような素敵な歌だった。
ストーリーとしては、王の最後が微妙。ずっと信じて共に生きてきた王妃は、地下に閉じ込めたことを今後絶対に悩みながら過ごすはず。まあ地下からはいつでも出せるのでこれからどうにでもできるけど、生ぬるくぼかさず映画の中で片付けてほしかった。更生の機会を与え王妃がしっかり管理していくか、確実に民を守るためにいっそ鏡を叩き割ってしまうか…
ディズニー愛の深い友人は、アーシャの仲間が7人の小人を表していることに気付いたらしい。他にも色々過去作品の要素が入ってたよと言われたけど、思い返してもエルサのように床を持ち上げる王、ベルのように噴水前に座る女性くらいしか分からなかったな。
主人公のウィッシュは何?
前提としてこれまでのディズニー映画が大好きなのですが、今回の作品に関して悲しみが収まらず…どうしてこうなってしまったんだろうと思います。
なんだか、100周年のテーマは『願い』にしよう!となるのはいいのですが、そのまま表層だけをすくって作られた作品…というように感じました。
登場キャラクターたちの『願い』が弱すぎる。国民たちの願いは、なんだか取るに足らないものばかり… 肝心なアーシャに至ってはほとんど印象付けられてない。(家族の願いを大事にしたい?魔法使いになりたい?よく分からずふわふわと見てました。結局魔法のほうだったのでしょうか…)一番願いが強いのがヴィランズのマグニフィコ王でした。だからこそ唯一魅力的なキャラクターに見えました。それでもストーリーでの描かれ方はかなり気の毒で、消化不良な感じがしますが…(後述します)
話の構造が大変シンプルです。シンプルで勧善懲悪なストーリーは従来のディズニー作品でもたくさんありました。しかしその作品はどれも主人公たちに願いや目標があり、人間力や優しさがあり、周りを引っ張っていくことに説得力があります。だから話の構造がシンプルでもとても魅力的な映画になっているのだと思います。
この作品は、主人公に説得力がないように感じます。友達に「優しすぎる」と評価されてましたが、あんまりそう目立って思える場面もなく… 確かに友達や家族のために動いてはいるんですが、なぜそうなのか、という軸をあんまり感じない。父親との思い出も物語にほぼ関わってこないし… アーシャ周りの要素に一貫性がなく、バラバラすぎるのかもしれません。
また、勧善懲悪の物語にするのであれば、マグニフィコはもっと生粋の悪にするべきではありませんか?
あの手の、自分の正義感が強すぎるあまり闇に手を染めてしまった系のヴィランズは、クライマックスの対決でもっとマグニフィコの心情に寄り添って丁寧に描くべきでは…と感じました。
何の言い分も聞かずほったらかしで、鏡に閉じ込められ壁に飾られるのはあまりに雑ではないでしょうか。あんなに心配そうにしていた王妃も、最後にはもう完全に吹っ切れてて、うすら寒くなりました。マグニフィコの想いの強さも、終盤のマグニフィコの悪行が禁書のせいだということも知っているはずなのに… 国民もクルッと手のひらを返し、揃って王を糾弾してましたが、自分たちが王を頼って、自分たちの意思で願いを差し出していたのに、よくもそんな正反対になれるなと思いました。(もちろん、王に不都合な願いは叶えられえることがないと知って怒るのは当然かなとは思いますが…)集団心理の恐ろしさは描けている気がします。
個人的には、「『願い』は人頼みじゃなく自分の努力で勝ち得るものだ」というメッセージをとにかく押し出せばもっと良い映画になったのかなぁ…などと思います。
結局おじいちゃんは自分の力で夢を叶えましたもんね。
主人公のアーシャは星に叶えてもらってますが……
(思えばアーシャって基本頑張りが空回りして、星とか仲間に助けてもらって切り抜けてるので、本人自身の成長がちょっと弱かった気がします…)
描き方次第でもっと面白いものになった気がしてて、もったいないな~と残念な気持ちです。
『願い』を描くのなら、やっぱり主人公の願いは一番強くあってほしかったです。
今までのディズニー作品の魅力を改めて感じることができた映画でした。(みんな強い願いがあるからこそ魅力的)
マグニフィコ王のキャラ性と、主題歌と、映像の絵本っぽいアナログ感が良かったので、1.5にしました。あとは短編。上映されたのがあれだけなら☆5付けてます。最高でした…感動のピーク、そこでした。
※私個人の感想なので、クリエイターの方を非難する気はありません。
好き勝手に言ってすみません。ディズニー作品のことをこれからも応援しています。
うーん
一応フラットな視点で見るようにしたがやっぱり主人公が夢の国をぶち壊してるようにしか見えない😇
自分の力では叶えられない願いをワンチャン叶えてくれる国なんて、そっちのほうがよっぽど夢があるように思えるけどなー
それに国民は「自分の意思で」願いを差し出したのにも関わらず都合が悪くなったから返してっていうのは虫が良すぎる‥
これが100周年の集大成ならウォルト・ディズニー氏が嘆きます
「普通の女の子が、仲間の助けを借りて、悪人をに立ち向かう」という、最近のディズニーのお決まりのストーリーです。人々の願いは良いのですが、「空を飛べるようになりたい」は夢で、「楽器が上手に弾けるようになって人々を感動させたい」や「国一番のデザイナイーになりたい」は目標で、「家族を守りたい」や「国を守りたい」などの願いとは別のものなのに、それらを全部ひとくくりに「ウィッシュ」にしてしまっている設定がとてもおかしいです。だれでも心に星を持っているのも良いですが、その輝きに気付いていない人だけが楽しめるストーリーなのにもがっかりしました。何よりも、家族である王が悪事に走ったら、それを食い止められなかった妻である王妃にも大きな責任があるのに、王を見捨てて、何事もなかったように自らが王の役割を継承する王妃とそれを何事もなかったように享受してしまう主人公たち民衆に少しも共感できませんでした。
ただ、本編の前に映写されたディズニー100年のキャラクターたちの短編とエンドロールの星たちは素敵でした。現在のような特殊技術がない時代に数々の素晴らしい作品を生み出したウォルト・ディズニー氏の素晴らしさと偉大さに改めて感動すると同時に、その足元にも及ばない現在のディズニー作品の製作者たちにがっかりさせられた作品でした。
民衆の歌
王道の王道って感じだけど、むしろ振り切ってて逆にすっきりした。
何より、若いからって間違っているわけではない、正しいことは正しいと言う、というメッセージが伝わる歌詞があり、そこにグッときた。
スターウォーズが好きなので、勝手にオマージュかな?と思った箇所あったけどきっと気のせい。
口コミはやはり信用できる
ディズニーは好きでも嫌いでもなく、特に思い入れなし。子供の頃は良くビデオで見ていたけど、劇場鑑賞は多分したことがないです。そんな感じなのでこちらもスルーしていましたが、あまりにも各所で悪評を目にするので逆にどんなものか気になってきて、終映前にと劇場へ。
初めの百周年記念短編、こちらは好評だと聞いていました。幼い頃くりかえし見ていたシンデレラや白雪姫やピノキオ、ピーターパンやプーさん。小学生のころ夢中になってセリフも全部覚えていたトイ・ストーリー(ピクサーだけど)、アラジンやライオンキング、おとなになってから配信で見て「面白いじゃん…!」となったズートピアやアナ雪やモアナ。懐かしい…。
改めて、大してファンでもない自分すら、これまでの人生でたくさんディズニーを見てきたんだなと感じました。
これだけの名作や素晴らしいキャラクターを生み出し続けてきたディズニーが、本当にあんな酷評されるような映画を、しかも百周年に作るか…?と思いながら短編を見ていました。
そして、本編へ。口コミってやっぱり正しいんだな…としみじみ思いながら鑑賞しました。中盤だいぶ睡魔と闘った…
ディズニーらしいテンポのよさと動物の可愛らしさで何となく楽しい気分にさせられ、音楽と映像のよさでなんとなく感動ぽい気持ちにはさせられたものの、それらで補ってもどうにもならないストーリーのコレジャナイ感…
まず主人公のアーシャですよ。ごめんなさい、好きになれない。なんかうざいんです…
優しすぎるとか言われてるけど、そう言われるまでのシーンで優しすぎる子と感じさせる部分がない。おじいちゃんの誕生日ケーキ作れないとか言うし…理由ものらくらごまかすし…優しい子なら自分の事情よりそちらを優先するのでは?ああ、アメリカ人の考える優しさは日本人の考えるそれとは違うのか?
優しさよりも、そそっかしくて落ち着きがなく、出しゃばりで小うるさくて生意気で何かうざいな…と思ってしまって、本当に優しい?となってしまった。
そこで感情移入できなかったので、そのあとの展開でずっと主人公を応援できないわけです。
なんか色々がんばってるっぽい雰囲気出してるけど、スターの力に頼りまくりだし。それ王様に頼るのとどこが違う??頑張ってるのかもだけど前のめりすぎて一人でバタバタして周りを振り回し事態を悪化させたり…どうしても素直に応援する気になれない。そしてアーシャのせいで闇落ちしていく王様…かわいそう…
王様といえば、福山雅治よかった。声優うまいんですね。ゲスト声優ぽさがなく、歌い出すまで普通に声優さんと思って聞いてました。歌うとさすがに歌声で分かる。やっぱり歌の表現力がすごくて引き込まれました。だからこそ王様に同情してしまった…王様クッキー踏み潰すシーンとかひどくないですか??あれは普通に倫理的にどうなの、いくらヴィランとはいえ、人間の尊厳が…。
ラストシーンで、王様を排除して、「王様がいなくなって心軽やか〜♪」とか歌って楽しそうにしてる国民達、満足げなアーシャを見て、逆に新興宗教ぽさを感じて、不愉快な気分にすら。そりゃ王様だって悪いところあったけどさ、そんな貶めなくてもいいじゃないの。
最大限好意的に解釈すれば、こんなもんだろうと平和ボケして安穏と生きている愚鈍な国民達に、私欲により私腹を肥やす権力者が国民から好き勝手に搾取しているのだという真実を叩きつけて目を覚まさせ、本当の幸せとは何か教え革命へと導く女神…的な見方ができなくもないけど、そう思わせるようなカタルシスは感じられず。
そんなこんなで、総合的にはやっぱり劇場で観る必要はなかったかな…という感じでした。割引クーポンで見たのでよかった。
ディズニーマニアでもなんでもないので
ディズニー作品のオマージュとかよくわからなかったです。
ストーリーが素直に面白かった。
夢を忘れないとか夢を叶えるのは自分、とかメッセージ性強かった。
友達も個性あって多様性とか考える作品かと。
ラスト高いところで歌ってるの、下の民衆まで聴こえたの?なんで?ってなるけど。
どうやって問題解決するのか、ワクワクした。
スターが可愛かった。
ディズニー100年の集大成では無い。
歌や映像は凄く良かったと思います。
ただストーリーは「流れる様にいつの間にか終わったな」と思いました。
気持ちが沈む事も山場だと興奮する事も無く、淡々と進みエンドロールとなっていました。
ディズニー作品のファンの1人としては「観れなくは無いけど、100年の集大成では無いなぁー〜」という気持ちでいっぱいです。
普通に面白かった
マレフィセントや闇の鏡、白雪姫など様々なところに自分の好きな作品のオマージュが出てきて興奮した。起承転結が明確で、今作の主人公の女の子もしっかりと自我を持った子で安心した。あと今回も歌がとても良い。最後の曲で力強く歌う主人公に元気をもらえた。
私はヴィランズが好きなのだが、今回のマグニフィコ王も中々良い悪役だったと思う。なんというかパターナリズムの権化みたいな人物だと感じた。マグニフィコ王に対して驚くほど同情的な方が結構いらっしゃるが、私はマグニフィコ王は間違いなくヴィランだと思う。「自分が良いと思った善行をすれば人から感謝されるのは当たり前」「自分に逆らう者は敵」のどこが正義の味方なのか。マグニフィコ王に同情してしまった方は一度自分の胸に手を当てて「これは本当にこの人が望んでいることなのか?お節介や結局自分のためにやっていることなのでは?」という問いを自分自身にして欲しい。医療現場では度々患者の意思を無視した善意での医療行為がなされることがあるが、それをパターナリズムと言う。そしてそれは患者の意思尊重を妨げるものとして改善していくべきだと言う流れになっている。マグニフィコ王は正しく良かれと思ってやったのに、何故皆私に逆らうんだ!そしてこの反乱を止めねば私の地位も危うい!それはやばい!と癇癪+パニックを起こして禁書に手を出した挙句に禁書によって悪に傾いてしまった独善的すぎるキャラなので、私は可哀想だとは微塵も思わなかった。
そして非常に良い設定だと思ったのはマグニフィコ王とアマヤ王妃の間に子供がいない事である。とことん自分の中の偏見に気付かせてくれる映画だと感じた。男女の夫婦の間には子供がいるのが当然、王がその座を退いたのなら王になるのはその息子、という考え方が自分の中で凝り固まっていたことに気が付いた。アマヤ王妃のキャラも爽快でウジウジしてないところがとても良かった。なんというか、これは個人的な観測における感想だが様々な作品において女性は愛した男性が例え悪であっても逆らわず(逆らえず?)、一緒に悪に染まってしまうとか、相手の男性に縋ってしまうという設定が多いような気がしたからだ。彼女こそ愛した夫がありながら、彼と敵対し国と国民を愛する王妃としての決断を即座に下した王様中の王様だと私は思った。
この作品からは「自分の願いは自分で叶える」というメッセージのほかに「慣習や常識が本当に正しいのかを考える」というメッセージも含まれているのではないかと感じた。ロサスでは18歳になったら願いを王に差し出すという決まりが根付いているようで、そこに疑問を持つ者すら居なかった。私達も常識に疑問を呈したり例え論理的に反論したとしても「これが伝統だから」「これが文化であり歴史だから」と思考停止した者やその方が自分達にとって都合が良い者達から反対されることも少なくない。私は福祉の現場で働いているが、思った以上にこの社会が立場の強い人達の都合の良いように作られている現実を見てこの映画が説教くさいと感じる人は今一度自分の立ち位置や自分以外の立場の人について考えて欲しいと思った。しかしこの映画ではその伝統・慣習に対しなんの疑問も抱かず、逆らわず、マグニフィコ王の言う通りにしたところ実際に生活に支障はないものの日々の活気がなくなりアイデンティティが揺らいでしまったサイモンというキャラも登場する。私はサイモンに自分を重ねて見てしまったが、アーシャのような自分の意思を突き通す強さを持てたら良いな、と思った。長々と自分の考えばかり書いてしまったが、夢はあるが挑戦する勇気が出ない、変わりたいけど変われない、という方にオススメしたい映画だった。あともう一度言うが歌がいい。
ディズニー好きだけに見るか迷ったけど結構良いかも?
元々は母が公開前から見たい!と期待を寄せていました。
ミュージカル系は好きな親子でございます。
昨年12月は窓際のトットちゃんを見てしまい、結局ウィッシュは行きませんでした。
年明け、何がお正月らしいことをしたいから映画でも行く?という話になっていましたが、
冬休み中で混んでるかも。といって結局近所の映画館のサービスデーである、1月のとある月曜日に行きました。正直子供向けかな?見るか迷っていて、DVDレンタルでもいいかもー。と思っていましたが、ワンスアポンアタイムも気にはなっていたので、思い切って行きました。映画コムでネタバレや口コミも見て期待はずれの方が多い印象で少し心配でしたが、
まぁ、見てよかったかな。という評価に落ち着きました。
一番有名な曲が早くにきたので、ここで一番盛り上がらなきゃならないんじゃないの?
と思って若干拍子抜け。王さまのターンが長いかな?あとは、王妃様も王さまを立ち直らせる為参加。スタァは可愛い。ヤギはコメディアン。最後の戦闘シーンが今までになく、負けそうで、ここからどう勝つのかな?と少し期待してましたが、歌の力、願いの力で勝つという結末になっており、なるほどなぁ。と思いました。個人的には100歳まで夢や願いを奪われていたおじいちゃんが気の毒でした。正直願いを奪って国の秩序を保つより国民にいろいろやらせてみたほうが国も発展するだろうに。と思いました。
なんとなく、この映画があまり評価がよくないのは、歌のインパクトが薄いのと、アーシャ以外のキャラが薄いからかな。と思いました。なんならアーシャの背景や家族の背景も薄くないですか?最初お父さんの話がちらっとでてくるけど、、、。恋愛色も特にないので、、、。親友に加えて、幼馴染の男の子(助けてくれるキャラ)とか追加したらもっと面白かったかな?
最近見たディズニーではミラベルとかのほうが面白かったです。
気が向いたら吹き替え版で見たので、
レンタル開始したら英語版でも見てみようかなと思います。
もしも悪い願いを願ったら…
観る予定はなかった映画でしたが、巷のマグニフィコ王の評判を聞いて見て見ようと思いなおし、公開日からかなり遅れてようやく本日、観ることが出来ました。
観終わった後にふとツッコミたくなったことが一つあるのですが、もしも、国民の中に「マグニフィコ王と不倫したい」とか「マグニフィコ王とワンナイトしたい」や「マグニフィコ王をお妃から奪って王と結婚したい」みたいな願いを願った場合はどうなるんだろう?と思ってしまいました。
お妃様は一人だったのでそういった類の願いは叶えてないというのは分かりますが、あれだけのイケメン王様だし、割と有り得そうな願いだと思いますが子供向けだからそういうのはNGだったんでしょうか?
まあ流石にそういったドロドロした願いはNGなんでしょうけど、願いの中に「私利私欲」の願いが混ざっていないところに違和感を覚えました。
あれだけの願いの球の中に1個くらい「ギャルのパンティおくれ」や「イケメンの彼氏が欲しい」みたいな(*DBネタ)のがあってもおかしくないと思うのですが……
うーん、子供向けだから純粋な願いだけを集めてたって事でいいんでしょうかね?
しかしこの物語は本当にハッピーエンドなのか?
とも思ってしまいました。
期待を裏切る100周年作品
子供の頃からディズニー映画が好きで、長編、短編、アニメオリジナルなど全て必ず見て来ました。
100周年を記念する作品との事で観に行きましたが、非常につまらない!
主人公アーシャの見た目が黒人なのは別にいい。
地中海の島といえど、色んな国から人々が移民してると言う設定で、黒人主人公なのには納得できた。
だけど、本人の願いが伝わって来ない。
ティアナのように父親との夢を叶えたいと言う事でもない。
みんなが願いを叶えられるようにしたい的な願いを持っているんでしょうが、イマイチ刺さらない。
国民の願いをみんなに返すと豪語しておきながら、まずは家族の願いを取り返す事を優先し、国民達の夢は後回し。というか、スターが来なければ多分取り返さなかっただろうな。
これ見よがしに意味ありげなタペストリーを出しておきながら、それに対する掘り下げが全くなく、国民にしつこく質問様にあっただけで国民を無礼者呼ばわり。
優しく慈愛に満ちた国王と慕われているのに、結局中身はナルシストで傲慢で短気。
スターが登場してからは、自分より強い魔法を使えるスターに嫉妬丸出し。
なんで、国民の願いを集める事に執着しているのか、ちゃんと掘り下げられれば面白くなるのにそれがないから内容がペラッペラ。
禁書がなぜ禁書と言われるのかと言う説明もなく、質問攻めにして来た国民にイラついて禁書を使用。ただの仕返しにしか見えから、集めた願いなんて二の次なのかと。
同じく王妃も過去の掘り下げがないおかげで、あっさり王様を見限っただけに見える。
ラストでは王様を更生させ、1からまた2人でやり直すとかなら感動もあったんだろうけど、自分がトップの立場になっただけで、ここはしっかりとポリコレ。
全てが音楽で押し切ってる。最後みんなで歌わせればいいと思ってるんだろうな。
歌詞の内容も薄すぎて泣ける要素なんて皆無。
泣いてる観客いたけど、どこがよかったのか納得させてほしい。
過去作のオマージュがたくさんあって、そこを探すのが楽しみで、話は最低。
唯一、スターの表情とか動きが可愛いだけが救い。でもスターがなんで現れたかも曖昧。
本編は2時間でも2時間半でもしっかりとキャラの過去を掘り下げられる設定と尺があれば、面白くなっただろうに残念。
映像に関してだけど、CGがディズニーチャンネルにありそうな安っぽさがあるから、思い切って手書きでやって欲しかった。
常に進化し続ける、がディズニーのモットーでもあるけど100周年なんだからアニメーターやウォルトへのリスペクトも兼ねて原点回帰でも喜ぶ人は居ると思う。
もうディズニーの長編映画には期待出来ない。
私の感動のピークは本編前の短編。
ディズニープラスで何度も見たけど、観るたびに泣ける。
短編になら1800円出す価値はある。
無礼者たちへ
全作観てはいないけど、私はディズニー映画が大好き。
モアナまでは「安心と信頼のディズニー、絶対面白い」という安心感があった。
しかしトイスト4、アナ雪2がどちらも主人公のこれまでの生き方を否定していてがっかりして「あれおっかしいな…」と思い始めた。
仕方ないんやけどラセター氏が去ってから明らかに面白くなくなったよね。
それでもディズニーが好きだから、100周年記念作だからと期待して字幕版を鑑賞した。
結果100周年がこれか……とがっくりしながら帰宅。
ショックすぎていつもパンフ買うのに何も買わずに帰った。
しばらく悲しみと怒りが収まるのを待っていたけどどうにも収まらずここで吐き出すことにした。
絵も話もキャラもまるでだめ。歌だけは良かったのにもったいない。
話が薄すぎる。盛り上がるとこが一切ない。これが本当にディズニーか?と疑いたくなる。
願いは人任せにしてはいけない、なんてディズニー作品が好きな人は皆とっくに知ってんだよ。
キャラがあかんと全てだめ。誰にも感情移入できないとは何事やねん。
まず主人公アーシャやけどほんまに空っぽ。
お父さんが亡くなってから新しい願いもないし何をしたいのか分からない。
舞踏会に行きたいとか誕生日に飛ぶ光が見たいとかてめぇにはねえのか!
おじいちゃんとお母さんの玉だけ救出しようとしてて、友だちとか国民の分は…?
次に山羊のバレンティノ。
相棒やマスコットキャラって存在意義が必ずあったのに彼にはない。
例えばオラフは姉妹の絆を象徴し、2人をまた結びつける重要な役割を果たしていた。
でもバレンティノはおらんでも何も困らん。無理矢理作った山ちゃん枠?
次にスター。何でアーシャを選んで彼女の元に現れたのか不明。
アーシャがお父さんのことを思い出しながら歌ってから現れたので
スターは亡くなった=星になったお父さんだった、とかなら感動したのに何もない。
お父さんだからアーシャのピンチに駆けつけて、で全て解決した時に一瞬人の姿になって
アーシャと抱き合ってからまたスターに戻って去っていくとかなら泣けた。
お父さんが亡くなってることにも何も意味がない伏線もない。
そして王様。一代で平和な国を築いたのに小娘にクーデター起こされて闇堕ちしたかわいそうな人。
ディズニーヴィランズって皆強い信念とか野望とか、自分の心に突き動かされて行動してるイメージやのに彼は禁書に手を出してから操られてるだけ。
元は国の平和を大事にしてる賢王やったから、そのために禁書を頼ったわけやからそんなに悪い人ではない。
むしろ年に14人も願いを叶えてあげてたから本当に優しくて立派だと思う。
王妃、あんたは酷い。夫を諭してる時はなんて良い奥さんなんだろうと思ったのに。
ずっと愛して支えてきたのにあんな簡単に切り捨てられるもんか?
夫が自我を失う瞬間も見てたというのに。別人になってること知ってるのに。
それともあの杖の先っちょ、閉じ込めても簡単に取り出せるとかで
反省したら地下牢から持ってきて出してあげようとしてる?そうじゃないなら冷たすぎ。
唯一個性が強くて面白そうな7人の小人…アーシャの仲間たちも掘り下げ全然ない。
それからアーシャのおじいは音楽で誰かを感動させたいってのを人生の夢にするな。
すぐ出来るやろ。ミゲルみたいに反対する人もおらんし、現に最後自力でやってたし。
ロサス国民。こいつらも空っぽで人任せすぎる。
王様に丸投げしといてちょっと扇動されたら敵扱いしてなんやねん…。
一人くらいこれまで頑張ってくれた王様の味方に付く奴おらんかったんかい。
皆で王様の自我を取り戻させて、王妃が手を差し伸べてまた皆で頑張っていきましょう、ならまだ良かった。アーシャとスターが平和な国を崩壊させただけやん。
セルフオマージュ詰め込んどけばオタクは喜ぶやろ!と雑な作りでなめられているとしか言いようがない。
これ観て素晴らしい!最高!って言ってる頭パッパラパーな信者は目を覚ましてもっと危機感持った方が良い。WDASが終わってしまう。
こんなに悲しみと怒りを覚えたのはトイ4以来やわ。ウォルト泣いとるぞ。
今までのキャラが大集合な傑作短編の方を本編にすればよかったんや。
シスーとジムが一緒に飛んでるとこなんか嬉しくて奇声上げそうやった。
本当にプリキスと同じスタジオが作ったのか?10000回観直せ。
ティアナはお父さんの愛を胸に、夢のために頑張ってた。
私の好きなディズニーの物語はどこへ行ってもたんや。
マグニフィコ王がかわいそう
ストーリーについては、ヒロイン・アーシャの行動に全く共感できませんでした。王は国民を大切にしていて願いもかなえてくれているのに、「願いを勝手に選ぶなんて!」と悪者扱いするのがひどいと思います。確かに願いを捧げたらその願いを忘れてしまうという仕組みは良くないかなと思いますが、それが嫌なら国から出て行けばいい話です。最終的に王が国民からも王妃からも裏切られて地下牢に閉じ込められるのが本当にかわいそうでした。
ストーリーは納得できませんでしたが、生田絵梨花さんと福山雅治さんの歌はとてもよかったですし「見てよかった」と思えるくらいには面白かったです。マグニフィコ王のキャラクターがかなり良かったのでそこも見どころだと思います。
「ウィッシュ!」「声が小さい!もう一丁!ウィッシュ!」
「静かにしろ!ここは映画館だ」
2024年映画館鑑賞4作品目
1月21日(日)イオンシネマ石巻
ACチケット(ポップコーンとドリンクS付き)1400円
粗筋
夢を叶えてくれる事を謳い文句に魔法使いが王様として君臨する王国にはそれを目当てにどんどん人々が集まった
国民は王様に夢を差し出すとその記憶も失う
夢を預かった王様は少しでも気に食わなければ叶えることはなく持ち主に返すこともなかった
その事実を知ってしまったアーシャは国民の夢を取り戻すため王様と戦う
生田絵梨花と福山雅治の歌唱力に尽きる
特に2人のデュエットが良かった
ディズニーやフルCGアニメはあまり好きじゃないがそんな自分でも娯楽作品として星4つを与えたい
スターが星のカービィに極似している
ライオンキングの時のように「知らない」としらを切り続けるんだろう
こういうところもディズニーが嫌われる原因の一つだ
いろいろとツッコミどころが多いのは理解できるし共感はできなくはない
しかしディズニーアニメは所詮子供向け
それに作ったのは大雑把なアメリカ人たち
日本人は細かすぎる
粗探しするより良いところを見つけたほうが良い
配役
主人公のアーシャに生田絵梨花
ロサス王国国王のマグニフィコに福山雅治
アーシャが飼っている山羊のバレンティノに山寺宏一
マグニフィコの妻のアマヤ王妃に檀れい
アーシャの祖父のサビーノに鹿賀丈史
アーシャの友達だが裏切りマグニフィコについてしまうサイモンに落合福嗣
その他
木のパパに石丸幹二
ウサギのママに上戸彩
ウズラのパパに尾上松也
子ジカに菅野美穂
フクロウに小泉孝太郎
ウサギの兄弟に鈴木福
フクロウに高橋茂雄
ネズミに中川翔子
キノコに原田泰造
アライグマのママに平野綾
ヤマアラシに松たか子
フクロウに三ツ矢雄二
アライグマのママにゆめっち
役名不明
浅倉大介
風間俊介
濱家隆一
宮脇 咲良
ゆりやんレトリィバァ
追伸
ちなみに福山雅治のデビュー曲は売れなかった
それに関してはB'zも浜崎あゆみなども同様
劇中でマグニフィコがソロで歌ったあの挿入曲のように彼のデビュー曲も自分がいかにハンサムかを讃えた内容だったのではないか
それで反感を買い売れなかったかもしれないと一瞬でも思ったがさすがにそれはないだろう
いくらハンサムが事実でもそんな痛すぎる歌詞ではレコード会社やアミューズが猛反対するに決まっているし彼もそんなに馬鹿じゃないだろう
いまだに福山雅治のデビュー曲は聴いたことがないがYouTubeなどでタダで聴けるなら聴いてみたくなった
『だからその手を離して』などと同様に売れなかったには売れなかったなりの理由があるんだろう
100周年を迎えたディズニーの、本当に信頼できる映画。
ディズニーってやっぱり、すごいなあ、と。
自分がわかったつもりになってたそれよりも、ずっと深くて、ずっと広いんだなあと。
そう思いました。
今やっぱり、みんながみんな幸せってわけじゃないじゃないですか。世界中で。
ニュースになっているような目立つことじゃなくても、何百万という人が、実は生きるか死ぬかの状況で苦しんでいたり。
食うや食わずの状況じゃなくったって、何かにひどく苦しんでいたり、心を痛めていたり。
そんな中で、それでも願いを持つって、どういうことなんだろう?
それを思いました。
この映画は、ちゃんとそういうところから、出発してるんだなと感じました。
そしてその答も、ちゃんと映画の中から受け取ることができたように思います。
最初は正直ピンと来ない気もしたんです。
典型的ヒロイン像から少し外したルックスの主人公は、やっぱり少し違和感があったし、国王のキャラや、願いを預かるというシステムも何か複雑で、それ故に主人公の思いや行動にも共感しづらいところがあって。
魅力全開に突っ走るというより、ブレーキを所々踏みながらコーナーを注意深く回っていくというか・・・。
ただそれは、届けようとする世界がより広く、複雑に、難しくなっている故の必然であって、そこから逃げようとしない作り手の決意表明であるかのようにも思えるのです。
そしてその中で、主人公は、その世界とあくまでまっすぐに向き合い、決して前に進むのを止めない。
その姿は、過去のディズニー作品のキャラクターたちと同じです。
あのメインテーマが流れる頃には、自分の中ではもう初めの違和感は跡形もなく消えていました。(生田絵梨花さんの歌、本当に素晴らしい!)
最後まで違和感が拭えないまま、ピンと来ずに終わっちゃう人がいても、それはそれで仕方ないかな、という気もします。
もしかしたらディズニーが好きな人ほど、そういう割合は多いかもしれないとも思います。
それがいいとか悪いとかではなく。
しかし自分は、2020年代のこの世界に向けて作る本当のディズニー100周年の映画は、まさにこの映画だと思いました。
自分の感情や、思いや、考えや価値観までもが深く揺さぶられて、本当に言葉通りに、涙が止まらなかったです。
ディズニーの意思表明
ややテーマ先行だが、100周年作品と考えればディズニーの意思表明としてちょうどいい。
18歳を過ぎれば願いを他力本願的に諦めなければならない(成人すれば学生の頃の願いを忘れて働かなければいけないような)
願いが叶わないよりはいっそ忘れてしまった方が気が楽になる、そして宝くじ的に叶えばラッキー、そういう大人の気持ちが分かるかどうかでここら辺の納得具合は変わってくるように思う
おじいちゃんも一度アーシャが願いを教えようとしたのを拒否する。
こじつけ気味の設定を駆け足に済ましてしまっているのがもったいない(ただあと30分最初に付けると子供的には退屈なのかも)
アーシャが王の側近としてしばらく働いてじわじわとディストピアが暴かれていく方が納得できる流れではある
あるいはアーシャ自身にアーシャ自身のための願いを持たせて、18歳が近づくにつれそれを手放したくないと思う感情を描くとか。
何かしら背景を補強するエピソードを描いた方が納得できる気がする。
王政を少数のレジスタンスによってひっくり返す、なかなかワイルドな話
後半流れに乗ってしまえばかなり楽しめる。
独裁や新興宗教を打ち崩すというニュアンスでの解釈もできてしまう。
レジスタンスはまだ願いを自身に持った新世代。ピュアな心が、願いを忘れてしまった大人世代をも奮い立たせる。
王のキャラクターがいい。
実力者ゆえの自信と自尊心、支配欲。
案外現実にいるタイプの男。
奥さんへのモラハラも良い。
(奥さんによって何とか抑えられてきた短気な性分が暴走する)
スターのキャラクターも愛くるしい。
森や鳥小屋でのミュージカルもいい。
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