ウィッシュのレビュー・感想・評価
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100周年はこれでいいんか?
願いが叶うという魔法の国の秘密
ディズニー創立100年記念作品。
どんな願いも叶うと言われる【ロサス王国】
国王はマグニフィコ王。
登場人物は黒人とも白人とも中南米系ともつかない作画。
マグニフィコ国王はフレディ・マーキュリー風。
主人公のアーシャは日本人の杏さん系。
王妃は雅子妃似?!
といささか迷走しています。
毎月一度「願いの儀式」の日があって国民は大競技場に集まります。
しかし願いが叶うのはわずか一年に16件位。
これは国王が自分の権威を維持するために調整しているのです。
アーシャは祖父のサバの100歳の誕生日に、是非ともサバの願いを
叶えたいと思うのですが、国王の企み(願いを握りつぶしていること)を、
知り闘うことを選択するのです。
スター(黄色く光る可愛い魔法使い)の助けを借りて、国王の嘘を暴き
ロサスの国が平和で楽しい嘘のない国にするために、
アーシャは奮闘します。
夢や願いを実現するには、自分が努力して
自分のチカラで掴み取る。
そんな当たり前のことを謳っている映画でした。
楽曲は覚えやすく美しい曲が多かったです。
折角の《100年記念作品》がやや平凡で驚きも感動も薄くて、
やや残念な仕上がりでした。
disnyですらこれが限界のメッセージ
この時代に、このタイミングでDisneyがこの作品とは。
政治的メッセージ強め。
夢を叶えてくれる国のはずなのに(笑)
アメリカンドリーム。
でもその願いは権力者の采配によるもの。
権力に従わなければならない。
王が誰であれ、誰かに期待しすぎてる結果のあの大国。
宗教も?うちの国も?誰かに願いを託しすぎ。
背に腹はかえられぬ。
逃げ道は作りながらだから?
ハッキリしなかったから作品としてはコケたんだろうけど
これがDisneyの精一杯のメッセージなのかなと。
願いは誰かに託すもんじゃない。
宗教しかり。
やりたいこと言いたい事は分かるが
Disney+で鑑賞。
ネットで色々噂は聞いていたけど、実際観てみたら「うーん…これは」という印象。
Disney100周年記念作品ということで、ピノキオの主題歌として有名な名曲「星に願いを」がモチーフに。
古き良きディズニーの手書きアニメのデザインや雰囲気を今の3Dアニメに反映させようという試みなんだと思うけど、それが上手くいってなくて背景も人物も書き割りみたいに薄っぺらく感じるし、冒頭のロサス王国の紹介も全然ワクワクしなかった。
それはストーリーも同じで、人物描写やストーリーテリングも全然上手くないので、登場人物の誰にも感情移入出来ないし魅力も感じない。
主人公アイーシャはただの身勝手な娘にしか見えないし、王妃は長年連れ添ったハズのマグニフィコ王を掌返しであっさり見捨てる白状な妻になってしまっている。それは国民も一緒で何だか薄情者の集まりみたいになってて、むしろそんな彼らに長年尽くしてきたマグニフィコ王に同情するし、中盤以降マグニフィコ王が国民にブチキレるのも当然に見えてしまう。結局マグニフィコ王も物語の都合で裏切り者にされたアイツも結局フォローが全くないから救われないしね。
やろうとしている事、言いたい事は分かるけど、それを上手く物語に落とし込めていないから主張ばかりが悪目立ちしているし、唯一良かったミュージカルの魅力も半減しているよね。
なにより、ディズニー100周年作品となる本作で描かれたマグニフィコ王と国民の関係が、まるまる現状のディズニーとユーザーの対立関係と被って見えるのは何とも皮肉だと思う。
まさかディズニーのユーザーに対する皮肉…ってわけじゃないよね?
企画外の化け物
映像がきれい
シンプルにおもんない
音楽はそこそこいいかもしれない
特に「誰もがスター!」の100周年に相応しい曲になるように今までのキャストが勢揃いし、そこのシーンだけとてもワクワクした。
他はもう記憶にないくらい薄い内容だった。
確かに過去作品へのオマージュの数々は心躍るものがあったが、じゃあ本作品がディズニーの歴史に新たに何を残したかと言われれば、何も残してるようには感じなかった。
脚本もつまらないし、キャラクターも全然立ってない。
日本版の声優陣も酷い。特に福山。
せめてヴィランは普通の声優さんを使いましょうよ。
愛するディズニーアニメーションに敬意を評して星は2つ付けたが、ウィッシュ単体で言えば何一つ面白くなかった。
こだわりは伺えるが、中身がスカスカで笑いも涙もなかったです!
100年の答えが‥‥これ?
何となく忙しくて、映画館に行けず
Disney+に来るのを待っていた100周年記念作品。
残念ながら、悪い意味で期待通りの作品だったと思う。
良かった点としては、楽曲の良さがあるが、
それでは擁護しきれない歪みを感じる
大きく3点、この映画の問題をまとめてみた。
①願いの役割
②悪役の魅力
③主人公の行動
以下、それぞれについて語っていく。
①願いの役割
ロサスは国王の魔力により建国された国であり、王は統治目的で願いを集める。
国に益をもたらす願いは叶え、思想家や反乱の目が少しでもありそうな願いはそのままにする。
確かに王の意思のみで願いを管理されるのは不幸せかも知れない。
しかし、この願いがあろうがなかろうが、ロサスは幸せな国だと紹介される。
観光も外交も上手くいっているのだ。
もし国民の中に潜在意識の願いとして「王位を奪いたい」と言う輩がいた場合、それを早期に摘む事が出来るのであれば、願いを預かると言う王の政策は素晴らしいと思う。
結局、本作での願いの立ち位置が不明瞭なのだ。
願いがないと早期に死んでしまうとか、願いがないと凶暴性が増すとか、
衣食住や国防よりも、願いがある事のメリットや、失ったことによるデメリットを明確にして欲しかった。
②悪役の魅力
国のために尽くした王が、呪われた魔導書に支配されて人々の願いの力を悪用する。
そこまでは良い。ただ、その描写、もっと丁寧かつ大袈裟に出来なかったのか?
マグニフィコは多少の傲慢さはあるものの賢王とも言える。
国に尽くしてきたはずの彼の最後が、ただの俗物のごとく鏡の中に落とされるのは如何なものか?
ただ排除して終わりが100年の結末なのか?
ここの描写は、いっそ魔導書に呪われたマグニフィコを救い、改心させる方向へ進むべきだったと思う。
③主人公の行動
むしろ、この話の一番の悪役とも言える。
彼女の行動原理は
・祖父の願いが叶えてもらえなかった事
・叶わぬ願いを返してもらえなかった事
から始まる。
そんな彼女が星に願いをかけると、本当に星が降ってくるのだが‥‥
まず、主人公に力を与えるスターは、表情と仕草だけなので、何故主人公に味方するのかが分かりづらい(たぶん自由な星への願いを阻害しているマグニフィコへのカウンターだとは思う)
7人の友達は主人公の味方だったり敵だったりするのだが、特段見せ場もない。
国は上手くいっているのに、祖父の願いが叶えられないと言うだけで、彼女は反乱を起こす。
ここで怖いのは、自分の正しさに一切の疑問を抱かない事だ。
彼女は国統治の難しさも知らないティーンエイジャーが、個人の価値観のみで国を傾けようとするのだ。
しかもそれが原因で王は悪意に飲まれてしまう。
幸せだったロサスを壊したのは、どう考えても彼女である。
個人的には、随所で残念な思想のようなものが見え隠れしたのも悲しかった。
いっそ、中盤までの展開は同様でも良いから、
叶えようと思った祖父の願いが悪意の塊だったり魔導書の影響で悪意に飲まれたりして、自分の立場に苦悩して欲しかった。
どんな願いも、暴走したら相手を傷付ける‥‥と言う内容から、それでも人を信じると言う落とし所にでもしてくれれば、見ている側も腑に落ちる内容だったかと思う。
シンプルな話が悪い訳ではない。
ただ、キャラクターが脚本としての役割しか与えられていない事が良くない。
もっと、キャラクターが生きていて欲しかったのだ。
それが、本作には圧倒的に足りなかった。
勿論、楽曲や描写の良さは多々あったので、
次回の作品は、よりエンターテイメントを意識した作品になる事を願う。
期待してなかった分面白かった
最初はマグニフィコも悪いとこあるじゃんって思ってたけど、国民は自分で叶えようとせず俺に叶えてもらおうとしてる願いって言ってて正論パンチくらった。
マグニフィコなりに国民を守ろうとしてたんだろう。マグニフィコの敗因は、願いに対する恐れが強すぎたことだね。いつか自分や国を脅かす願いになるだろうという想像が、皮肉なことにアーシャによって現実になったんだけど。
だったらマグニフィコの願いが奪われるってだけのエンドでよかった気がするなぁ。
これ、アーシャが正義じゃなくて違う価値観の対立なんだろうな。
でも今までさんざん自分たちの願いを楽して叶えてもらおうとしてたアーシャさんたちが、急に願いは自力で叶えたいみたいな動機になるからおかしい。いや、所有欲なのかな?願いは自分の一部だから、預けたら叶えてもらえない願いもあって返されないって聞いてないから、それなら自分たちで取り戻さなきゃっていう。
細かい心の機微が描かれてないから、アーシャたちがへんに映る。
おそらく、もっと大袈裟にかいた方が良かったよ。サバの願いが、自分の病気を治したい願いで、それは国のためにならんから却下とかさ。そのくらいじゃないと悪役に見えないんだよ。
中途半端に思えた。
追記
脳みそを無にして見たらおもろかった。
ひどい
ダークサイドの帳が降りてきた
前評判があまり良くなかったため、ディズニープラスを待っての鑑賞
高評価も低評価も納得できる評価の難しい作品
ディズニーに慣れ親しんだ自分からすると、随所に、ラプンツェルのような島国設定、眠れる森の美女のような街の景色、白雪姫のような国王の設定などディズニーアニメをセルフオマージュしたかのような雰囲気で心踊らされた
CGながら昔の手書きアニメーションを彷彿とさせる作画デザインも素晴らしい、エンドロールも自分にはとても刺さった
他の方も指摘している通り、国王がダークサイドに落ちる原因が弱いと感じた
他の黒幕がいて、女王を失うことを恐れる余り、独りよがりな願いが暴走してダークサイドへ…
そして余りにも有名なあのバックミュージックと共にシュコーシュコーと復活し最後は主人公たちに助けられ、王国のバランスを取り戻す!とかなら最高のセルフオマージュになったのに!と妄想しました
ところで吹替で見たんですが、国王の声が福山雅治で彼の顔がチラチラっとしました
福山雅治は大好きですが、だいぶクセ強め
字幕版でも観てみようかな
ディズニーなのに・・・
ディズニーの王道を詰め込んだ内容
願いを失ったのはディズニー?
なんだか迷いに迷ってるディズニーを体現してるかの
ような映画だった。
スターと出会うミュージカルシーンの美しい映像とか
流石だな!と思ったり、
スターに触れて喋りだす動物や草花はワクワクしたの
だけど、
肝心の物語、願いを奪うという設定がどうもよく分からず入っていけなかった。
テーマである
願いは人に叶えてもらうモノではなく、
自分で叶えるモノ。
と言うのが、現実の何かを揶揄してるのか?
というと特に思い当たる節もなく
なんでこの物語になったのか最後まで疑問が湧く。
肝心のビジュアルも、
自分的には昔のCGの方が好きで、
このCGと絵の中間みたいな絵はあまり好みではない。
エンディングの100周年作品です!という
今までのディズニーキャラクターが出て来る
エンドロールを観てたら、
記念作これで良かったのか?と悲しくなりました。
いくちゃんの圧巻の歌唱力
ディズニー100周年という節目の映画の主演の吹き替えに抜擢されたいくちゃんの力強い歌声に圧倒された。
いくちゃんは初めて大好きなったアイドルで、卒業してからもその才能でたくさんの人を魅了させていて本当にかっこいい。自慢の推し。いくちゃんが歌うシーンは鳥肌が立ったし、感極まって全然泣くシーンじゃないけど、泣いた。
他のキャラの吹き替えにも豪華声優陣が勢揃いしていて、その中で主役を演じるって本当に凄いことだ。
「願いは自分の力で叶えるも
のだ」といったメッセージ性があったのだけど、ディズニーの声優がずっと夢で自分の手でその夢を掴み取ったいくちゃんにピッタリの映画だった。説得力がすごい。
ところどころ100周年ならではの演出も多くて、Dオタでない私でも興奮した。同時上演の短編も過去のいろんなキャクターが出てきて別の作品間のキャラ同士のやりとりはきっとこの映画でしか見られないものだったと思う。
Dオタ、(元)乃木オタ的にブッ刺さり要素満載の映画だった。
11回観てきたマグぴオタクの感想
この作品は脚本は本当に最悪すぎる
まぁマグぴでなんとか興行収入伸ばせた
初日に観て色々衝撃を受けまして放心状態になりました
主人公の考えに賛同できなくてヴィランであるマグぴにしか共感できなくて果たしてこれはヴィランとしてどうなのかと
通常のヴィランとは全く違っていて悪事には手を染めてないんじゃないかなと
魔法使いでありながら錬金術師でもあるし
普通の頭脳ではできないことをサラッとこなしてしまうし政治的にもちゃんと王様としての職務を全うして魔法の勉強も欠かさずしている
国としての活動もちゃんとしていて願いの儀式だけでなく国民になった人たちを紹介して
さらに休日にボランティア活動までしているのに
なぜ最後鏡に封印したのか?
これはおそらくマグぴと国民が願いをどう捉えているかだと思います
願いって別に叶う叶わないより努力してが先だと思っています
マグぴ自身が努力してあの地位にまで上がってきたのでそもそも並大抵ではないので
ちゃんと理解している国民はいなかっと思います
ロサスについてもなんですが
ロサスはマグぴがいなかったら何にもできないんですよ
だから弟子を取ろうとしていたのに
アーシャとスターがめちゃくちゃにしてもう
国としては滅んでもおかしくはない
マグぴというのはちゃんとロサスのことを大切にしているので敵に回すなんてありえないことなのに後先考えずに感がありまくりですね
本当に誰も自分たちが恵まれていたことに気づいていないということがびっくりしています
ただ批判したいとは思ってないのですが
マグぴに共感できるのって傷ついたことがあるから人の傷みがよく分かっていて相手の隙間にちゃんと入ってくれて
フランクに話しかけたり安心感を与えてくれたり王冠とかも被らず指輪だけしている
そういうところも好感度が高いということだと思います
私はただアマヤ王妃とマグぴが楽しそうに会話してそれを国民が眺めてたまにキャーみたいなのが
見たいだけだったのに
なんであんなラストにしたのか不思議ですね
おそらく深くまで考えずに出してしまって
色々空回りしすぎて変更点が重なり
良い部分が全く生かしきれなくてみたいな気がします
観てる側がこんなにちゃんと考えているのに
制作側がみたいになっていてカオスすぎる
今のディズニーに足りない部分を気づかせてくれた映画だと思っています
愛を描くのが得意なはずなのに過去作のリスペクトが全く見えなくてびっくりしてます
マグぴは歌唱シーンのみならず見た目もよく
内面も良くて凄く魅力的なキャラなので
本当に理不尽すぎるヴィランです
史上最強ではないです
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