リトル・マーメイドのレビュー・感想・評価
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アリエルを助けるカニや魚や鳥のドタバタが楽しい
正直、ストーリー知ってるし楽しめるかなと疑心暗鬼のまま鑑賞開始。
でも、意外と結末あたりの記憶は曖昧だったのよね。
まずミュージカルとして楽しめた。
そして私の記憶が曖昧なラストは意外と迫力があったね。
(それが今作のオリジナルかどうかは知らんけど…)
う~ん、結局はアリエルを助けるカニや魚や鳥のドタバタが楽しい映画かな。
ディズニーマジックが無くなった、ディズニー映画。。。
色々と物議をかもしたディズニーの実写シリーズ第5弾。ミュージカル映画に実績がある、ロブ・マーシャル監督とあって期待値は上がる。
結論からいうと、「ライオン・キング」の実写化の時に顕著に感じたのだが、アニメキャラクター化された動物をリアルにする事のシュールさがどうにも払拭できておらず、ディズニー映画なんだけど、ディズニー特有のマジックが消えてってしまった寂しさが否めない。リトルマーメイドを見たくなったときにどちらを選ぶかとなったら、迷わずフランダーやセバスチャン、スカットルらがより魅力的なアニメの方を観るだろう。
それでも、アリエルとエリック王子のラブストーリーに焦点を絞ってみれば、ミュージカル映画としては決して悪くないと思う。
公開前から物議をかもしたハリー・ベイリーのアリエルは本当に魅力たっぷりだった。解釈が行き届いた豊かな歌唱力と、チャーミングなルックスが素晴らしく、キチンと本作の要になっていてることは明記しておかなければならない。ディズニープリンスを体現したジョナ・ハウアー=キングのエリック王子も、どこか憂いのあるハンサムガイが好印象で、彼もまた歌唱力が素晴らしい。この二人の役者の初々しさが、ミュージカル映画としての魅力を高めているのは間違いない。新たなミュージカルスターの誕生だと思う。
アースラを演じたメリッサ・マッカーシーも、見事な再現度で迫力たっぷりにディズニー・ヴィランを演じて、この若い役者に華を添える。
アニメで成立している世界を実写化する意味はどこにあるのか。この課題は本作がミュージカル映画としては素晴らしいが故に、より浮き彫りになってしまっている。なんなら足かせにすらなってると思う。「ディズニー映画」と銘打つなら、もっと開きなおってディズニーのアニメーションマジックが同居していれば良かったのにな、と思わずにいられない。
アニメ版を全く観てない ディズニーファンではない私 実写版のアリエ...
アニメ版を全く観てない
ディズニーファンではない私
実写版のアリエルは崖の上のポニョです
宗介 を追いかけて 海からやってきた ストーカー ポニョ
ポニョに通じる怖さがありました
もともとが人ではない生き物との共存がテーマなのではないでしょうか?
時代の流れ で言えば これが正解なのかもしれません
偶然 TVで観た 豊原江理佳さんの歌声に感動して 遅ればせながら、吹替版を観にいきました
字幕版を観ると さらにアニメ版アリエルと解離するのかもしれません
嫌いではないけど、
子供向きではないとは思う
アニメとは別物
アニメを観て育ってきた者からすると、今回の実写版とアニメは全く別物と考えてみた方が良いと思った。
歌声は非常に綺麗でアリエルなのだが、見た目が全く私の知っているアリエルではなく終始感情移入できなかった。
アリエルの姉やヴァネッサの方が惹かれる。
また、実写のためフランダーやセバスチャンの表情が全くわからなかったり、セバスチャンの甲殻類のカツカツ音がリアルすぎたり、、海の生き物がリアルで少し気持ち悪かった。
アリエルは曲が良い
ディズニー実写化は、美女と野獣、アラジン以来に観に行きました。
美女と野獣はエマ・ワトソンがベル似合いすぎ
アラジンはアニメが好きだったから
そしてアリエルはストーリー自体観たことなかったんですけど主役の方の歌が凄いということで観に行きました。
マジで凄かった!パートオブユアワールドもいいし、アンダーザシーはディズニーに行きたくなるしで話もどんどん進んで面白かったです。
やっぱディズニーはみんなハッピーエンドなのが良いところですね!
歌うまだったらアリアナグランデとかがアリエルしてるのも観たいなぁと思いましたが、美女と野獣で歌ってたから無かったか。
アリエル役の方はまだ23才なんですね。この役をきっかけにこれからもっと活躍していってほしいです!
原作愛が強い程…
原作のアニメ版のアリエルが本当に大好きなのですが……今回の実写は全体的に色彩が暗すぎる。
そして、謎の改変の多い事。
アリエルのお姉様達の名前は全て変わっており、同じトリトン王の娘のはずなのに、何故か全員別々の国の人種の人魚。
スカットル(鳥)は、アニメ版ではカモメのオスだったのに、実写ではなぜかカツオドリのメスに変更。
フランダーもセバスチャンもなんかリアルすぎて喋ってるのが違和感で可愛くない。
原作には無いエリックのお母さん(女王)が登場しましたが、エリック役の男性は純白人なのに、何故か黒人女性。違和感でしかなかった。
ポリコレ意識しすぎでは…
唯一良かったのは、アースラ(魔女)。
歌声も動きも迫力があって良かった。変身した姿もとっても綺麗で見惚れました。
一方、肝心のアリエルは、、綺麗で透き通るような可憐なアリエルの声とは大きくかけ離れ、歌声は力強すぎてなんか違うし、2000万以上かけたというドレッドヘアーは水に濡れてグチャグチャになっていて汚いし、カミスキーのシーンが上手く表現できていなかった。ディズニープリンセスの実写なのに、可愛いと思える瞬間が1度もなくてガッカリでした。
実写の映画をするなら、歌手とは言えどキャラクターに寄せようとする女優魂を見せてほしかった。原作イメージを壊していて、アリエルへの愛が全く感じられない。
原作が大好きなだけに、見ているのがツラい作品でした。
全く別の人魚モノの映画だと思って見ていれば、もう少し違ったのかもしれません。
今までのシンデレラ、美女と野獣、アラジン、マレフィセントなどの実写が凄く良かった分、今回は残念でした。
見る心の問題
今日子どもと一緒に観賞してきました。
ひと言で言えば良くできた映画だなと思います。子どもも純粋に楽しんでいて、見終わった後は興奮していました。
上映時間が2時間半と長いので、子どもには厳しいかとも思いましたが杞憂でした。
水中のシーンは髪や髭も水の中のような動きをし、魔女のディテールも素晴らしかったです。
ストーリーは既知のものですが、実写という特性を活かした演出がなされているなと感じました。
さすがはロブ・マーシャルという感じです。
主人公の人種がとか、多様性に囚われ過ぎてと言ったネガティブな意見も散見されましたが、個人的には気にし過ぎだなと思います。
原作と実写化が必ずしも同じイメージでなければならないという必要はないという人間なので、見て面白ければ何でも良いです。
見たいと思っていた人が、人種や多様性のネガティブな意見で見ないのであれば、ぜひ見て欲しいです。
表情があまり...
アリエルのイメージが違っていましたが、歌が上手いアリエルに期待してとりあえず鑑賞。7つの海を7人の姉妹がそれぞれ守っているという事で、それぞれの海に合ったイメージなんだなと理解しました。歌は結局特に印象が残るほどでもなく、アリエルの演技力は素人の自分にも退屈と感じました。一番の不快は王子様がかなりおじさんでアリエルが子供に見えて終始違和感。水中の画像がとてもよかったな。
上映時間が長い
キャストにあまりにも批判が巻き起こっていたので気になり上映しました。
アニメ未読です。
主人公可愛らしくて歌うまくて違和感なし。
カニと魚と鳥も可愛い!
でもこの手の作品ってそんなに上映時間が長くないものが多いのにこれは本当に長かったです。
王子とアリエルの趣味や多動なところが似てて惹かれるのに納得!
アリエルのお姉様方魅力的な人が多かったのでもう少し登場シーン多かったら嬉しかったです。
余談ですが、、
原作のアンデルセン人魚姫が小さい頃本当に大好きでした。最後儚く消えてしまうところがこの物語の1番好きなところなのに、ディズニーはそこを改変して何が人魚姫だよ!と思ってみなかっためんどくさい子どもでした。この映画のキャストの人種でわーわー差別的なこと言ってるコメントみてその気持ちを思い出しました…
分断された合衆国に、その初心を思い出せと呼びかける切実さが、ラストに無条件の感動を与える
まず初めに、演出面に関しては殆ど褒めるべきところが見つからないほど悲惨であり、
無自覚的レイシストだとか、ディズニー低迷期に制作された例のアニメ映画に未だに郷愁を引きずる厄介なファンだとかに猛烈なバッシングを受ける本作の評価の大勢を否定することはできないのだが、
アメリカ合衆国の現在に対する切実な思いをなりふり構わずぶつけたラストシーンを観ては、擁護のひとつも必要であろうと思わされてしまう。
海を統べるトリトン王には7人の人魚娘がいて、それぞれが7つの海を司っている訳だが、この娘たちはアングロサクソン系、北欧系、アフリカ系、アジア系、インディアン系などとそれぞれ人種が異なる。
片や陸上。
時は大航海時代。スペインと植民地競争を繰り広げるイギリス(この国名は明示されない)の大西洋上の植民島が舞台であるようだが、その島の王女はなぜか黒人であり、臣下の白人やらアジア系やらの人々を従えている。
海中でも陸上でも、あらゆる人種が混在していながら、それが物語においてなんら機能を果たしていない。人種差別のない世界を描いているようでありながら、この表層的な取り繕いは現実の問題を無視した、むしろ差別を助長するような振舞いとも取られかねない。
しかし、ラストシーンに至り、その出鱈目な振舞いが切実な願いに昇華する瞬間が訪れる。
結ばれた王子とアリエルは、作中語られる“まだ見つけられていない土地”へと出帆する。
言外に語られるその土地とは、もちろん、北アメリカ大陸に決まっている。
結ばれた二人の男女は、異人種であると同時に、移住者である。
その二人が今、アメリカ合衆国を建国する旅に出るのだ。
沖合に停泊した帆船に向かい、ボートを漕ぐ二人。
ふと振り返ると、島の人々、そして姉妹の人魚たちが二人を見つめている。
アングロサクソン系、ノルマン系、アジア系、アフリカ系、インディアン系・・・。
彼らの切実な表情が訴えるのはまさに、現実のアメリカに向けた“移民国家としての初心”
に帰れという切実な希望である。
この瞬間、あらゆる人種を雑多に起用しつつも説話的機能を有さないという出鱈目な振舞いが、ある願いの切実な表明として画面の上に結実する。
説話上の辻褄を合わせないがむしゃらさがむしろ、願いの切実さを強めるという、映画においてしばしば見られる現象がここでも起こっているのだ。
それと合わせて、悪役のタコ叔母が化けて王子を誘惑する美女の姿は、あまりに不健全さの欠けていた画面に多少の深みをもたらす魅力的なファム・ファタールとして機能していた。
以上2点において擁護しようと思う。
10代カップル向け😀深く考えない、楽しいデート映画💞
物語は、アンデルセン原作ともディズニーアニメ版とも違う部分あり。
姫と王子の惹かれ合っていく流れは、お互いの開拓者気質が共通で、自然でした。7つの海の娘達、姉妹は皆人種が違い母が別なのか、設定が意味不明です。
ラスト、アースラに殺されたはずの父が蘇ったのは良かったけど、ご都合主義すぎますね。
人間と人魚が理解し合えた象徴は理想としては素敵だが、あんなに大量の人魚が昼間に姿を現して、陸の人々が驚きも騒ぎもしないのは不自然かな。
全体として、深く考えずに雰囲気を楽しむ、小学生〜大学生までの10代カップル向けのデート映画。2人きりで出かけてボートに乗る場面がハイライトです。ディズニーランド的なわくわく感ある綺麗な画面です。
映画全体として、海中シーンは色合いが暗く「夏だから大画面で爽やかな海の青色を見たい」な気分は満たされません。紺や深緑や灰色の海です。
アリエルが初めて接する人間の世界、カリブ?の市場は鮮やかカラフルで南国の解放感あり。終盤アースラを倒した後の海は、同じ海中なのに光がさし明るいので、海の暗さは物語として意図的なものでしょう。
公開前に話題になった、主人公が白人でなく浅黒い肌にドレッドヘアな件に対する世間のバッシング…😢
肌の色は私は気にならず、海辺育ちなら小麦肌でも自然かなと。ただ正直いうと別の点で見た目が気に入りませんでした…。1つはヒロインのおでこと眉間に常に深いシワが刻まれてる事、喜怒哀楽に関わらずいつもシワ…💧アリエルの表情、つまり演技が美しくない。顔の造作としては目が離れすぎ眉が薄すぎなのをメイクでもう少し可愛いらしくできなかったのかな。姫という高貴さや清楚な魅力に欠け、ただのお転婆娘だな💦
2つめは王子の顔、正直40代半ばのおじさんにしか見えず💧吹替版しか見れず、18歳くらいの若く甘い声と顔のギャップが凄い💧主人公2人の美醜が原因で画面にうっとりできず、世界観に入り込めなかったのは事実です。
大画面で納得の、イメージぴったりのキャラ作りは、父トリトン。
アースラの変身後は可愛い美女すぎて、悪女に見えず、もっとメイクで魔女ぽくしてもいいのでは。この顔がアリエルなら良いのにと思ってしまった。
やっぱり映画館の大画面で見るエンタメにおいて、見た目は魅力に直結して重要だなと思い知りました。
それと、キャラクターの魅力としては、
アースラはわりと良かった。
アリエルはヒロインなのに魅力がいまひとつ…。ディズニーに限らないけど、海外の映画では、見知らぬ場所に来た時、勝手に他の部屋に入って、勝手に他人の物を触ったり、そのまま持ってきてしまったり、という場面をよく見かける気がします。すぐ隠れるから、悪い事だと知ってはいて、子供らしい好奇心や天真爛漫さとは全然違う。人種の多様性ばかり「ディズニーは道徳的に配慮してますよ」アピールが非常に強いですけど、主人公がすぐにこんな行動しますね(美女と野獣も。ラプンツェルやアラジンでは泥棒がヒーローになるし)道徳的にもっと気を遣うこと、あるでしょうに。
正直、王子を見るアリエルはストーカーに見えますし目つきも怖いし、それを肯定して描くのも、今の時代にはもっと考えなければいけないのでは。
ミュージカルとして歌は楽しめましたが、今その場面で歌うの?とか、声を失ったのに普通に歌ってるのと変わらない演出に違和感はありました。
オリジナル音声の字幕を見たかったのに、公開からたった一週間後、近所の映画館はどこも吹替しか無くて残念でした。オリジナル音声の方が圧倒的に評価高いですね。吹替の声も良い声だけど、画面の王子の顔と似合わないからなんたか💦
ディズニー100周年で力入れた作品というには、ちょっと勿体ない印象が残りました。
画面が暗いです(追記2回目鑑賞)
いくら何でも画面が暗すぎると思いました。
2014年のGODZILLA(ギャレス版)とおなじくらいには暗いと思います。
最初はちょっと暗いかな?と思っていましたが、トリトンの城も暗く、アリエルの宝物部屋は更に暗く、アースラの洞窟はほぼ暗闇。
海の中が暗いから明るい地上が憧れなのかなー、と地上のシーンを待っていたら地上も暗くて驚きました。ほとんど明かりのない室内か夜のシーン。
ラストのアースラとの対決シーンは夜の海でほとんど何も見えません。でっかい何かがあるなーと心でみました。
背景が海というか黒なんですよね…。
パート・オブ・ユア・ワールドとアンダー・ザ・シーが見所なんですけど、これも暗いんですよね…。
王子の歌は好きでした。配信されたら家で明度を上げてみようと思います。
(追記)
みんな映像美って言ってるしもしかして私のみた映画館のスクリーンが悪かったんじゃないかと思って別の館で観てきました。やっぱり暗かったです。デートにはいいと思います。
2回目を観て、前回は暗さが気になりすぎて気付かなかった部分がみえてきました。
演技指導がよくなかったと思います。
声が出なくなってからはずっとちょっと微笑んでいて、人の話を聞かずに行動してしまう子に。耳は大丈夫だったと思うのですが。
また、主役の方は歌はうまいのですが、いつでも全力なのでミュージカル感に欠けます。ミュージカルは歌で感情を表現するものと思いますが、それは不足していました。
これらから評価を変更させていただきました(☆3→2)。私としてはあまり好きな映画ではなかったです。
さすがディズニー
映画館で観ると
まるで自分も海の中に居る様な不思議な感覚になった。概ね原作通りで良かった。
残念だった点は
主人公がイメージしていたアリエルとは異なり
フランダーに個性がなく可愛さに欠ける所
アニメのリトルマーメイドとはまた一味違う
人魚姫のミュージカル映画としては良作だと思う。
うーん
単純にアリエルの演技が残念だった。
声が出ない分、表情で演技してほしかったが、微笑む程度。
アースラがハマり役だっただけに残念。
アースラもエリックもトリトンも原作通りの見た目なのにアリエルだけなんで全然違う見た目にしたのか?という疑問も湧いて来た。
実写化する必要が感じられなかった。
アニメが好きなほど辛い…。
アニメだとセリフがなくても、キャラクターの表情から心の機微が感じとれて、ストーリーの流れを違和感なく感情移入しながら楽しめましたが、今回の実写はそこが足りてないように感じました。
そのせいでアリエルもエリックもどのタイミングで相手に惹かれたのか分かりにくく、ストーリーの流れが唐突で違和感を感じる箇所が多かったです。
また、キャラクターデザインやキャラクター設定を変えたせいで違和感を覚える箇所も多くあり、とても残念に感じました。
歌や映像に拘るのなら、アニメで描かれたキャラクターの魅力や関係性、心情の変化も大切に描いて欲しかったです。
より進化した「アリエル」。
人間と人魚は分かり合えるのだろうか。人間は、人魚は人間に害をなすものと思っている。人魚も人間は海の世界を壊すものと思っている。お互いに相手を知ろうとせず、不信感をもっているだけである。今までの常識を超えて、二つの対立する世界を結び付けるのがヒロインであるアリエルだ。向こう見ずな好奇心と、好きという気持ちだけで突っ走ってしまう危険な娘である。しかし彼女の強い意志がこの作品のテーマになっている。「アニメ」「ミュージカル」と進歩してきた一大ヒロインがこの実写で一段とパワーアップしたようだ。動き、表情、歌声、そして行動力とどれもアリエルらしさがあふれている。他の出演者の影が薄くなるほどにアリエルの存在感は強い。モアナのような南洋系の民族性もよくキャラクターにあっていると思う。
ミュージカルの「リトル・マーメイド」は大好きであるが、映画とミュージカルを比べることはあまり意味がないかもしれない。映像の完成度は素晴らしいし美しいが、実写ではミュージカルのような分かりやすい感動が伝わりにくいようである。人間界と海の王国との対立、海の王国内の正義の王と邪悪な妹の対立、保守的な父と行動的な娘の対立がミュージカルでは極めてドラマティックに演出されている。そして声を失ったアリエルとエリック王子との恋の行く末は物語の絶頂につながる。実写ではリアリティが増し、細かいところまで表現できるが、想像力をかきたてるのが難しいようだ。しかし、画面では表現できないところを想像力を働かせることによって生まれる感動は大きいと思う。そのあたりが、実写映画と舞台の表現の違いかもしれない。
ある意味評価不能
問題作、ようやく鑑賞。
でもその前に、今回は通常字幕版で鑑賞。IMAXではないんです。問題作だからじゃ無く、①終わりそうな作品を先に観る。②最優先「バットマン」もとい「フラッシュ」と「スパイダーマン」を観る。③混む日、嫌。そうしたら時間が合わないんです。仕方なく通常版で。しかも、今日サービスデーなのにムビチケで鑑賞。
皆さんが思う問題作の部分、自分は「それ」じゃないんです。
例えば大好きな"Part of Your World"。自分はそこの「画」に入り込めないんです。
大袈裟なオーケストラ演奏、余分な抑揚の歌唱。人間の世界に憧れるアリエルの心をシンプルに表現して欲しい。そう思うのは自分だけなのか?
そして大きな音量。(劇場か座席位置の問題か?) 何というか、音量のせいで、画面から弾き飛ばされる感覚。分かる?
常にオーケストラ演奏が流れている。無音が怖いのか?(アメリカ基準で3秒無音で放送事故とか。そんなの無いよね。)
これはもしかして「間」とか「わびさび」とかを重んじる日本人特有のものか?
最近のハリウッド物に多い。
それでも終盤には感動してしまう自分。情けない。
ある意味問題作で、評価のしづらい作品でした。
好奇心が視野を広げ、未知への偏見を取り払う
字幕・DolbyCinemaで鑑賞しました。
アリエル(ハリー・ベイリー)がとても魅力的で愛らしく、なんといってもすばらしい歌声です。
「ストーリーテリングをしている歌声」と評する記事を見かけましたが、まったくその通りだと思います。
序盤の1曲ですっかり惹き込まれてしまいました。後半に歌の見せ場が少なかったのが残念です。
定番のロマンスではありますが、アリエルとエリックが互いに共感し惹かれ合う様子がきちんと描かれていて、とても好感が持てます。
映像や曲がすばらしいことはもちろんですが、作品のメッセージ性も印象的です。
好奇心が視野を広げ、未知のものに対する恐怖心や偏見を取り払うと、アリエルたちが伝えてくれます。
人魚たちの顔立ちやウロコ模様はさまざまでみんな素敵で、見知らぬ世界への好奇心を掻き立ててくれます。
人間と人魚が互いに歩み寄る未来を期待させるところにはグッときます。
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