ルードボーイ トロージャン・レコーズの物語のレビュー・感想・評価
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音楽は
水モノ。一つのレーベルの興隆から没落迄をワンストロークで見せてくれる非常に教訓が満ちた映画だった。
と言いつつ、先日体験したドンレッツのDJで感じ始めている気分が、この映画で実感へと変わっていくのを感じられ良かったと思う。
日が上り太陽の光で目に見える景色が日没で見えなくなり
見えていた様子と違うからと言って、騒ぎ立て暴れ始める、奴は知識のかけらもない馬鹿だと僕は思うが、肌の色が白だ黒だと言ってるうちはその馬鹿以外の何者でもないと言うことで、白も黒もミックスして見聞きすることができるようにするものがこれからの時代のリーダーになるってことだろうと言うことだ!
トロイの木馬は既に配置された◎
来るべき時代は間も無くだ!
ハッピーな世界観レゲエの世界
人生は楽しむためにあるんだ、そう言いたげに聞こえるレゲエミューシック。映画『ルードボーイ』にはそんなメッセージが詰まってる。日本から遠く離れたアフリカの音楽でありながら、センレイされた形に変化してまたたく間に世界に広がったレゲエミュージック
ジャマイカ発R&Bからレゲエに1950年代
いままで、聞いたことのない音楽だった。
どこまでも、ハッピーで、暗い言葉なんか出てこない。
R&Bからジャマイカ流に変化させてできたレゲエ。
始まりは、1950年題のジャマイカの酒場。
やがて、英国に渡り1960年代に、レゲエ専門レーベル「トレジャー・レコーズ」ができると。
またたく間に新しもの好きの英国人に、圧倒的支持を。
独自のリズム、ノリ。
それまでなかった、アフリカンな文化。
西洋人には、刺激的だよね。
一体これは何なんだ。
何処までも人生肯定的に、ハッピーに。
なんなんだろうな、私達と発想が違うんだよな。
渋谷のミニシアターのチケット売り場。
年の割には、あまりにもノリの軽いアンちゃん。
いい年だよね。
「あっそうすか」「その席で頼んます」「何処の席でもよかったんすよね」
なんかとっても自己中心的で、気分のハイそうな30代。
まあ、日本の基準からしたら、チャラいとかいわれるのかな。
でも、人間らしいよね。
見てくれじゃないんだよ、俺は人生楽しんでるんだよ。
そう言いたげに映るのは、典型的な日本人のわたしだから。
変な色眼鏡でみなければ、彼って人間らしいよね。
西洋人が忘れていた、人間らしさへの回帰が、レゲエの魅力か
そうかくと、またレゲエの本質からはなれてゆくかな。
とにかく聞いて、感じて幸せになってください。
レゲエは、そう言っている。
ただ、時代と共に以外と早く、1970年代後半には、衰退してゆくんだけど。
まあ、そのあたりは、映画でお確かめください。
生活の中に、レゲエを取り入れて、緩やかに生きるのもいいかもしれない。
試して見る価値はある。
なにも、忙しすぎる日本社会に合わす必要もない。
音楽は弱者であるほど心を揺さぶる
トロージャン・レーベルの栄枯盛衰を俯瞰するには持って来いの作品。音楽が好きなら、見るべき映画でもある。レゲェもパンクも、政治よりは遥かに人々を繋ぐ素晴らしい音楽である。音楽には人種差別も無く、貧富の差も無く、社会的地位も、育ちも全く関係無く人と人を繋ぎ止める。宗教ですら、これほど感覚的に平和と調和に溢れた環境を提供出来ないだろう。ただ音楽はセンスに基づくだけに人を選ぶ。解らない人には生涯解らないだろう。この感覚に共感出来る人は、幸せだと思う。生まれながらに、その感覚を持っているのだから。ただし、実社会で少し生きづらいかもしれない。音楽が人を選ぶのだ。選ばれた人はその自ら祝福するべきだ。時空を越えて、素晴らしいミュージシャンたちと確実に繋がっているのだから。音楽は決して裏切らない生涯の真実であり、自分自身の宝でもあるのだ。
もし、縁があってこの作品を鑑賞したなら、劇場プラグラムを購入して欲しい。85分では描き切れなかった捕捉を我らが鈴木孝弥氏で丁寧に解説してくれている。ピーター・バラカン氏の青春エッセイも興味深い。私自身、購入はmustだと思う。
"Duke Reid's Trojan"
劇中に流れる曲がドンピシャで当然ながらSka好きにはたまらないセンスが最高でジャマイカとイギリスの少しの歴史的文化がTedsとrudiからMods、SKINHEAD REGGAEへと音楽的には2Toneまでブッ飛んで!?
Ska、rocksteadyを掘り始めたら必ず行き着くコクソン・ドットのStudio Oneと本作の主題でもあるデューク・リードが設立しIsland Recordsと契約したTrojan Records、当時の関係者のインタビューとデリック・モーガンやケン・ブースに我らがリー・スクラッチ・ペリーの登場、PunkからReggaeにdubを繋げた?ドン・レッツ、デスモンド・デッカーの全盛期と皮肉たっぷりに終盤の登場チョイ役ボブ・マーリー、再現ドラマで構成される映像もクールに仕上がっている。
まだまだ描かれる余地のあるジャマイカ音楽のルーツ、Skaやrocksteadyを中心にThe Ska talitesと劇的な人生を歩んだドン・ドラモンドやSKINHEAD REGGAEの文化とrude boyなど探究心は尽きない。
比べるならばMotown、圧倒的に『メイキング・オブ・モータウン』より面白い!!
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