ノー・セインツ 報復の果てのレビュー・感想・評価
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この作品の良さが全くわかりませんでした
主人公も敵もストーリーも全く私には合いませんでした
アクション作品とあるけど、アクションというより暴力的なだけのように思いました
主人公の元妻のメイクがとっても違和感あって、そればかり気になってしまうくらいストーリーにのれませんでした
「アクション」ではなく『暴力』
家族を囚われた暗殺者の苦闘を描く物語。
鑑賞者を選ぶタイプの映画ですが、「バイオレンス」としてはとても良く描かれていると思います。
「凄いアクション」ではありません。主人公はタフマンでもカンフーキッドでもありません。派手なカーチェイスも、重機関銃の派手な乱射もありません。
ただ、痛さや酷さを感じることが出来る『暴力』をしっかりと映した映画です。
物語としては、やや感情移入し難いのが難点。
主人公が元々極悪非道な殺し屋・・・というのも勿論ですが・・・それ以上に、愛する息子を巻き込む恐れがあるのに、地元から早々に離れないことに納得感も説得力を感じないのが大きな理由です。
女性パートナーの係りも無理やり感が強く、個人的には物語から心が離れていきます。
因果応報を貫いた物語の芯には好感を持てるだけに、少々残念に感じる作品でした。
私的評価は普通です。
本来裏にあるべき物語が消滅している気がする
ポール・シュレイダーの脚本は表と裏がある作品が多いと思う。見えているものだけではなく、その奥に潜む物語に面白さがある。
本作にもそんな含みはあると言っていいのだろうが、少々真っ直ぐ過ぎて、本来裏にあるべきものが表になってしまった印象だ。
冒頭に、親の罪は子に報いるとテキストが出る。拷問師と呼ばれる主人公は各方面から恨みを買っている。そんな男の罪が息子に向くわけだ。
息子の書く父親の絵。それは神を模したものにも見える。息子にとって父は「聖人」なのだと分かる。
しかし、それ以上の深堀りがなく、極端な話、大した意味をなしていない。
結果、単なるバイオレンスアクションのような作品になってしまっている。
コチラとしてはポール・シュレイダー脚本だから見ているのにこれでは肩透かしである。
元の脚本ではもっと何かあったんじゃないかなあ。尺を詰めたせいで本来あった含みが消滅したんじゃないかなあ。そんな気がしてならない。
実に勿体ない。
とりあえず、退屈な作品というわけではないので問題なく観ることはできた。
キャラクターが良い。容赦がないところもいい。
逆に言えば救いがないわけで、甘い物語が好きな人には合わないだろう(甘い物語が好きな人はこの作品をそもそも選ばないだろうが)
無敵の悪党は強い
主人公は裏社会の手のつけられない悪党みたいだが、周りの方が悪党すぎて(警察も)、逆に主人公は家族や仲間思いの良い人だった。しかもむちゃ強い。勝ちまくり。
悪という設定だったが、正義のヒーローにさえ見えた。
※途中エグイ場面もあり、それはキツイ。
ラスト、必死に追ったが息子は救って欲しかった。。。
飲み屋の彼女は最後まで諦めずついてきた。
大した女だ。
終始面白かった。あっという間に終わった。
PS
主人公が草刈正雄に似てた。
罪の輪廻
名のある殺し屋だった男が出所し、足を洗い愛する息子とやり直そうと決意するが・・・といった物語。
元拷問士だけあって、なかなかウゲゲな展開が満載。
序盤から颯爽としたアクションも◎
有名な殺し屋だっただけに、恨みを持つ者、倒して名を上げようとする者に囲まれ、どうやったって平穏な生活に戻るのは絶望的。
まぁ、この主人公も散々悪いことをやってきたわけですからね・・・。同情はできないのかな。
しかし、息子くんは絵に書いたような超絶美少年。こんな父親のことも愛しており、父とのささやかな幸せを求める姿に胸が痛くなる。。
終始、話は分かり易いし、黒幕にしてもまぁ予想通りというかそんなにサプライズではなかったけど、アクションも相まってずっと退屈しない展開なのはグッド。
ちょっとネトが不死身すぎるのと、ヒロイン(?)が報酬の為とは言え、何故あそこまで命かけて協力してくれたのか、また最後戻って来たけど結局なんの意味もなかったじゃんw的に思った所はあるけど、まぁこの手の作品は多少のツッコミ所があるくらいの方が面白いので。
拷問シーンはガチで目を背けてしまう程のハードさがあったし、かなりグググっと悲しさを味わわせてくれるし、さほど難解さのないアクション作品として、普通に面白かった。
蘇生は試みよう
裏社会の拷問屋が服役~出所を機に足を洗おうとするも狙われる話。
証人が急に証言を覆したという怪しげな流れながら無罪放免となり出所した男が、元妻と息子に会い、足を洗うことを決意して挨拶に行き、一応足を洗うことは許されたけれど、主人公を殺して名を上げたいチンピラ達が目白押し!!みたいな設定もありつつのストーリー。
妙にスタイリッシュ風なオープニングに始まって、フラッシュバックを繰り返し過去の主人公の振る舞いをみせていく様に、ちょっと苦手な感じ?と期待値は下がる。
ことが巻き起こってみると、スタイリッシュ風の空気感は残しつつも、主人公の闘いっぷりは気持ち良い!
ただ、ここからピンチと無双をひたすら繰り返して行くだけだし、回りくどさも出て来てちょっとダレてくる。
ラストもごちゃごちゃし過ぎて、何やってんだか観にくいし、えっ!?
もうちょいスッキリみせて欲しかった。
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