正欲のレビュー・感想・評価
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映像では再現が難しい原作
映画の作品が良いというよりも原作が良い。鑑賞後はとても原作が読みたくなりました。
あらすじ
自分の居場所が見つからない、男女、30代、小学生、大学生など年齢役職もバラバラな地球上で生きている人々が孤独から自分と同じの指向の仲間を見つけ、当たり前から外れた人間たちが生きる話です。
思ったこと
社会で言う普通な指向の人はなぜ多いか?
・自分の本当の指向が見つかっておらず、学んだ結果普通の指向となった。
・自分の指向を何かしらの経験や理由から見つかったけど、それはほとんど反社会の指向。
なぜなら、社会の普通の指向は最低限の迷惑になるようにできている。
なぜ、それが今の社会で非普通の指向が目立つようになったのか?それは情報の自由です。インターネットやSNSで自然に自分の非普通の指向を告白する人が増えています。
同じ境遇の人たちに告白する勇気や指向を満たす勇気を与えてるのは非普通な仲間です。
それでも社会のルールを守る範囲で行わなければいけない。なぜなら非普通の指向が数え切れないほどあるからです。そんな人たちの告白を疑わずに受け入れることが大切です。LGBTQの理解が推進したように。
普通ってよく使うけど使い方が難しいね。
何が「普通」なのか?
誰を普通と言えるかと思うと法を遵守する立場の検事だろうか。
様々ヘチが存在する社会で共鳴する人の存在の嬉しさがしみじみと伝わって来る。
共感する内容が受け取る人々の価値観により受け止め方が違うのは当然だと思う。
検事を中心に出遭う人々の秘めた心の裏側を上手く描いていました。
終盤、SNSの同じ動画に映ってからと言って児童買春の取り調べを受ける展開は微妙で残念でした。
吾郎くんとガッキーの取り調べのやり取りは重みのある内容でした。
久しぶりの見るガッキーの笑顔が少ない映画だったのには困惑してるでした。
世界ってそんなに生き辛いかなぁ
人は誰でも、自分だけの領分があると思う。
それは、死ぬまで自分で抱える秘密。
それでいいじゃない。
この世界に生まれたのは、その美しさを味わうため。
他者を傷つけたり、自分を傷つける人に、この世界は輝かない。
だってあなたも私も世界の一部だから。
レンタルで…
ガッキーさんを大画面で拝みたい方は、映画館に行くしかないですね。。ガッキーさんに癒やされて来ました。
内容は、多様性の押し付け映画です。
この描写だと、逆効果な気がする。
作中で、ガッキーさんが放った言葉「うるさいっ」を、多様性押し付け映画に言って欲しい。
こういう映画を作る事に対して否定的では無いですが、共有する形で作れないですかね。
多分、多様性を受け入れきれて無い方々が作ろうとするから、こういう問題提起型映画はチグハグになるのではないかな⁉。
要らないシーンが多く感じました。
そんなシーンよりも、深堀りして欲しい所が多々あったのに…何故だ⁉。
・磯村くんの絶望までの孤独感はどこから?
・子供が学校に行きたくないのは何故?
などなど。
分からないから、物語に没入出来ない。
仕舞には「水フェチ」押し。
水フェチなんて、いくらでも居ると思いますけどね。
生きづらさの共感
各役者さん達の演技が素晴らしかったです。今までに見たことがない稲垣吾郎さん新垣結衣さん磯村勇斗さんの新境地になる作品かと思います。見ていて苦しくなりつつも、生きづらさの共感を私は感じました。
生きている限り逃れられない
描かれている内容は、もしかしたら身近にもあることで、皆が気づいていないだけなんだろうか。
誰しもその人の嗜好があって、それが多くの人と違う、ただそれだけなのに、なかなか理解を得られないで苦しむ。死を考えるところまで追い詰められるとは。。考えさせられる。
多様性、ダイバーシティと言葉を耳にするが、当事者でなければなかなか理解できない。水フェチ?そういうのがあるのか…わからん…というのが正直なところである。
ガッキーの絶望したような表情が上手い。同じ嗜好・指向の人とつながっていくことで、笑顔になるのは間違いないのかも。
犯罪はダメですが。。。
巻き込まれるようになってしまったのが悲しい。
図書館で去年の9月から予約して一年経つが、一向に順番が来ない。なので予約を諦め購入して読んだ原作。「流浪の月」の時もそうだったなー。作家の人気ぶりが伺えます。
ガッキー映画
みんな大好き新垣結衣ですが、出演映画を観るのは初体験
これはガッキーの裏アイドル映画ですよ
冒頭のジーをするガッキー(衝撃❗デモキレイナヒョーゲン)
小声でウルセ~と言うガッキー(イワレタイ…)
一人で回転寿司を食うガッキー(タマラン!)
個人的には家族で見ているあるテレビ番組をリモコンで替える場面イイネ~
ガッキーの口から「S◯X」「M字開脚」そして磯村勇斗との中学生みたいな疑似○○○ゼンゼンイヤラシクナ~イ
いろんなガッキーを堪能できる♥
社会的に立派な立場の稲垣吾郎(こちらもガッキー⁉)が、食べているのがカレーライスやオムライスというのも意味深
稲垣吾郎の奥さん役が、ずっと誰だろう⁉と思って観ており、一瞬菅野美穂に見えたのだが、昔の元◯◯が共演するわけないではないか!と自問自答する(正体は山田真歩)
ストーリーとしては面白いのだが
ストーリーとしては面白いと思うが、なんとなく表現出来てない気がします。全体的な演出なのか?役者の技量なのか?
それぞれのストーリーがあり、それが上手くリンク出来てない気がします。
こういった映画は、それぞれのストーリーが何処かで上手に繋がってこそ、そこに面白みがあると思うのですが、そこが薄いため、ただ色々な人の人生の話がバラバラに表現されて、なかば強引に繋げてるという印象の映画でした。
監督の技量というか感覚なのかも知れません。
あと俳優の人気にチョット頼り過ぎてる感があります。
擬態、変態、変体
様々な理由から所謂マイノリティな指向を持つ人達を描いた群像劇。
人に興味が無い男女、学校に行かない道をマネしようとする息子とその両親、男性にトラウマを抱えるJDと彼女が唯一興味を抱けた男性、そんな人達をみせていくけれど、現代らしくネットで繋がり、とりあえず多様性がなんちゃらかんちゃら。
頭でっかちで誰かのマネして自分を決めつけ浸っている様にもみえてしまう。
人を否定するのは違うけれど、相容れないと考えるのはOKですよね。
結局はみんな自分が大好きなのかな…。
それにしてもラストは送検されたってことですかね?何の罪で?
多様性という言葉の乱用
多様性という言葉を今は好んで使う世の中になってしまっているが、受け入れる側には上から目線の嫌らしさを感じる。
しかし”人を傷つない“が共通言語で世界ではそれを越えては理解しうる世の中にもならないし100年先も何も変わらないだろう。
正欲のお勧めタグに「#映画正欲_観る前には戻れない」があるが私はこの世界を小さい頃から知っているので「#映画正欲_観る前から変わらない」が腑に落ちる。この中にいる登場人物の一興一投足が私の所謂“普通”で最後に至る夏月(新垣さん)の台詞に温かさを感じそのままVaundy『呼吸のように』のエンドロールで泣いた。
稲垣吾郎さんの普通が気持ち悪くてスパイスが効いた作品になったと思う。
夏月のラストの言葉が秀逸
私が呼吸できているのはもう一人の片割れがいるからだ、そうはっきり言える。
性も幸せも家族の形も全てに線引きはなく、不安定で凸凹だらけの道を歩いているけれど、人の視線を忘れて生きられたらどんなに自由で安心するか。自分の嫌いを否定しなくていいんだなと思うと少し救われる。
夏月のラストの言葉が秀逸。
観客に投げられた答え
うーん
最近多いなたと思う
「あなたはどう思う?」系
多様性の意味が、違うような…
性的嗜好が、なんでもいいなら犯罪になりうることも
多様性になりかねない。
水フェチは悪いこと?
性的なことに興味がないことは悪いこと?
伝えたいことはなんとなくわかるのですが、生きづらさを多様性で語るのは違うかもと思いました。
私も生きづらさ感じてますが、誰しも少なからず感じているのでは?
普通に生きる事が困難な人達の苦悩を描いた作品。 本年度ベスト級。
ぶっちゃけ自分には刺さらなかったし退屈だった感じ。
でも本作が取り上げたテーマとキャスト陣の演技の素晴らしさに0.5点を加点。
水フェチや対人恐怖症、学校に行かずネット配信に明け暮れる小学生など、普通に生きられない人達にスポットを当てた感じの作品。
「正欲」ってタイトル。
そんな人達の行動を肯定している感じの意味であると理解。
あまりハマらなかったけど、ラストで稲垣吾郎さんと新垣結衣さんの会話。
水フェチの新垣結衣さん演じる桐生が勝った感じは良かったです( ´∀`)
難しい問題をわかりやすく提起
稲垣吾郎さんと新垣結衣さんのやりとりが印象的な予告に惹かれて鑑賞してきました。ツッコミどころはあるものの、言いたいことはよくわかる作品でした。
ストーリーは、不登校の息子の教育方針をめぐって妻と衝突する検事の寺井啓喜、実家で父母とかわり映えのない毎日を送るショッピングモール店員の桐生夏月、夏月の同級生で実家に戻ってきた佐々木佳道、周囲に心を開こうとしない大学ダンスサークル所属の諸橋大也、男性恐怖症で諸橋に学園祭出演を打診する神戸八重子ら、住む場所も立場も異なる人々が、ある事件をきっかけに交錯していくというもの。
多くの登場人物が、開幕から一人また一人と順に紹介するように描かれます。彼らにはまったく接点はないのですが、それぞれが何かを抱えていることがじわじわと伝わってきます。ある者は他者を枠にはめようとし、ある者は枠からはみ出さないように自分を殺し、ある者は苦しみにじっと耐え、ある者はその場から逃げ出し、ある者はわかり合える誰かを求め…と、必死にもがく姿に心が苦しくなります。そこには、常識、世間体、普通、こんな言葉に押しつぶされて、生きづらさを感じる人々の悩みや苦しみがあり、声にならない叫びが聞こえてくるようです。
しかし、自分と考えの異なるもの、自分の物差しで測れないもの、自分の常識に当てはまらないものを否定的に捉える人は、世の中にはとても多いです。自分もまさにそのタイプです。その象徴として描かれる寺井の目線からスタートした物語が、ラストではこれまで抱いていた価値観、ものの見方・考え方を激しく揺さぶるという構成がお見事です。佳道のそばから「いなくならない」という夏月の言葉を、妻が「いなくなった」寺井が聞くという対比が鮮やかです。
価値観が多様化する今の時代だからこそ必要な問題提起がここにあり、私たちはもっと寛容になるべきだと訴えかけてくるようです。ただ、少しだけ不満を言えば、佳道への嫌疑がかなり強引で、それまでの丁寧な描写に傷をつけるようでちょっともったいなかったです。
キャストは、稲垣吾郎さん、新垣結衣さん、磯村勇斗くん、佐藤寛太くん、東野絢香さん、山田真歩さん、宇野祥平さん、徳永えりさんらで、それぞれが役にピタリとハマっていました。中でも、東野絢香さんがすばらしかったです。朝ドラで初めて知った女優さんですが、また一段と演技に磨きがかかったようです。
今回は舞台挨拶ライブビューイングもあり、監督や出演者から貴重なお話を聞くことができました。構成上、共演シーンが少なく、またカット割がなかったため、キャストの皆さんは互いの演技や表情を試写で初めて見たらしいです。「編集で相当な時間をかけてベストショットを繋いだ」という監督の言葉も印象的でした。監督はじめキャスト、スタッフが、真摯に向き合って作り上げた作品であることが伝わってきました。
ダイバーシティ。多様性。
自分で考える前に周りを見渡す。
人と同じである事に安堵する。
『皆さんそうなさっていますよ!』に特に弱い日本人。
LGBTを始め男はこう有るべきだ、女はこうでなくてはならない、でつらい思いをされて来た方が沢山いらっしゃるんだろうな。
その人が暮らす国のルールや法律には従わなければならないと思うけど、宗教と同じで理解は出来なくても先ず相手を認める事が大切なんだろうなと思いました。
自分の娘がある日男になって帰ってきた時、一緒に男の酒を酌み交わす事が出来るだろうか?、、、、、、(-_-;)
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