ヒトラーのための虐殺会議

劇場公開日:2023年1月20日

ヒトラーのための虐殺会議

解説・あらすじ

第2次世界大戦時、ナチス政権が1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「バンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化。

1942年1月20日正午、ベルリンのバンゼー湖畔に建つ大邸宅にナチス親衛隊と各事務次官が集められ、「ユダヤ人問題の最終的解決」を議題とする会議が開かれた。「最終的解決」はヨーロッパにいるユダヤ人を計画的に抹殺することを意味する。国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒを議長とする高官15名と秘書1名により、移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策が異論すら出ることなく淡々と議決され、1100万人ものユダヤ人の運命がたったの90分で決定づけられた。

出席者たちがユダヤ人問題と大量虐殺についてまるでビジネスのように話し合う異様な光景を、ありのままに描き出す。

2022年製作/112分/G/ドイツ
原題または英題:Die Wannseekonferenz
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年1月20日

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(C)2021 Constantin Television GmbH, ZDF

映画レビュー

4.0 異色の「ホロコースト」映画

2025年11月20日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ナチス高官がホロコーストの裁判で、
「単に仕事をこなしただけ」旨を証言した、と何かで読んだ記憶がある。

恐ろしいこと、と思ったが、本作で改めてそう思った。

会議の議題は、ユダヤ人滅亡作戦をどう進めるか?ということだが、
まるで会社で、事務所や工場の引っ越しをするかのように、1200万人を殺害する相談をする。
会社と同様に、タテ割りで、部署ごとの主導権争いや、責任の押し付け合いがあり、
「サラリーマン(中間管理職)」
の悲哀を感じさせる。
(でも同情はしない。)

ユダヤ人を憎むあまりの行動だろうが、
彼らを「特殊事例」と他人事にできるだろうか?
在日ヘイト、外国人ヘイトは日本でも酷いし、どの国でも人種差別はある。
程度の差はあれ、同一線上である。

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みっく

4.0 「大量虐殺実行の為の会議」のみの内容。しかし、恐ろしい。

2025年11月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

知的

難しい

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孔明

3.0 心が痛む

2025年9月30日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

ドキドキ

会議を見てるだけなのに、ここまで心が揺さぶられる映画は初めて。
もっと若いときに観ていたら、ここまで前のめりになって色々考えることはなかっただろう。
人間は悪魔になれる。
それを再確認できる映画。

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ててて39歳

1.5 テーマ的には凄く興味深いのだけれど

2025年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

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ねこたま

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