ヒトラーのための虐殺会議

劇場公開日:

ヒトラーのための虐殺会議

解説・あらすじ

第2次世界大戦時、ナチス政権が1100万人のユダヤ人絶滅政策を決定した「バンゼー会議」の全貌を、アドルフ・アイヒマンが記録した議事録に基づいて映画化。

1942年1月20日正午、ベルリンのバンゼー湖畔に建つ大邸宅にナチス親衛隊と各事務次官が集められ、「ユダヤ人問題の最終的解決」を議題とする会議が開かれた。「最終的解決」はヨーロッパにいるユダヤ人を計画的に抹殺することを意味する。国家保安部代表ラインハルト・ハイドリヒを議長とする高官15名と秘書1名により、移送、強制収容、強制労働、計画的殺害などの方策が異論すら出ることなく淡々と議決され、1100万人ものユダヤ人の運命がたったの90分で決定づけられた。

出席者たちがユダヤ人問題と大量虐殺についてまるでビジネスのように話し合う異様な光景を、ありのままに描き出す。

2022年製作/112分/G/ドイツ
原題または英題:Die Wannseekonferenz
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年1月20日

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(C)2021 Constantin Television GmbH, ZDF

映画レビュー

4.0ロシアによるウクライナ侵攻が行われてから3年目の当日に

2025年2月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1942年1月ベルリン郊外の湖畔で開催された「バンゼー会議」には、ナチス親衛隊とドイツ政府機関の首脳15人が集まり、わずか90分、1100万人のユダヤ人の最終的解決についての方針を相談した。その結果、600万人におよぶユダヤ人が「ホロコースト」の犠牲となったことが、よく知られている。僅かな資料しか残されていなかったのに、ドイツ人の執念で、何度か映画化されている。今回はテレビ映画だが、日本では一般公開され、のちにパリでも公開されていた。
最近、この映画に、バビ・ヤールの虐殺が出てきたことを急に思い出した。1941年9月、キエフ郊外のバビ・ヤール峡谷で3万4千人のユダヤ人が2日間で虐殺されたことも一つのきっかけとなって、「バンゼー会議」が開催されたのだと思う。
一つの問題は、バビ・ヤールでは、ドイツ軍だけでなくウクライナの補助部隊も加わっていたことだ。それを一つの根拠として、ロシアのプーチン大統領は、侵攻時ウクライナをネオ・ナチ呼ばわりしたのだろう。最近、トランプ大統領が、ゼレンスキー大統領を独裁者と呼んだのも、その背後に誰かを見ているのかも。
そうなのだ。バビ・ヤール-バンゼー会議-ホロコースト-ロシアのウクライナ侵攻は、一直線で繋がっている。背筋も凍るとは、このこと!

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詠み人知らず

4.5ユダヤ人の血をいかに絶やすかの議論_絶対に繰り返しては行けない過去

2025年2月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ユダヤ人の血をいかに絶やすか

静かな湖の辺りで淡々と議論が進む

どこまでの混血を認めるかの議論は白熱

子供を産めない体にするか殺すか

いかに効率的に人を殺せるか

人道的ではないと言う意見

それは、殺されるユダヤ人の方ではなく、殺す側のドイツ人を思ってのこと

精神的な後遺症を残さないために

人はここまで無惨になれるのか恐ろしくなる

これからの未来絶対に繰り返してはならない最大の出来事

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hiro

4.0ただの会議なのに精神的ダメージの大きい映画

2025年1月12日
iPhoneアプリから投稿
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夢見る電気羊

3.5ドイツの会議

2024年12月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

ネタバレ! クリックして本文を読む
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ゆい

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