「オスカル、鎧くらい付けて欲しい」ベルサイユのばら りあのさんの映画レビュー(感想・評価)
オスカル、鎧くらい付けて欲しい
革命前のフランスで、王室を護衛する貴族の跡取りとして男のように育てられた少女オスカル・ジャルジェは、隣国オーストリアから嫁いできた王妃マリー・アントワネットの警護を命じられた。オスカルは従者で幼なじみの平民アンドレから密かな恋心を持たれ、マリーは容姿端麗で知性的なスウェーデンの伯爵フェルゼンに一目惚れ。18世紀後半のベルサイユで出会った彼らがフランス革命を通してどうなるか、という話。
ベルばら、という言葉、宝塚歌劇で大盛況だったのは知ってたが、ストーリーも登場人物も知らない状態で劇場鑑賞。
フランス革命の前後、オスカル、アンドレ、マリー、フェルゼンの4人が愛し合ったり、革命戦争やその後に全員亡くなったり、悲しい話なんだな、と知った。
まずオスカルだが、銃での戦争ならあんな派手な衣装じゃなくて鎧くらい付けないと、とか、マリーも贅沢ざんまいせず少しはパリに行き現状を知る努力をすべきだったのでは、(これはルイ16世にも言える)とか、思ったが、マリーの話は史実だろうから仕方ないか。
いずれにせよ、初ベルばら、面白かった。
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