アムステルダムのレビュー・感想・評価
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ドキドキヒリヒリ無し
こんな豪華なキャストなのに、なんだか平坦なストーリー運びと演出。
いつになったら盛り上がるんやろう?と思いながら終盤へ。
もっと遊んでも良かったのに、もったいない感じでした。
もしかして豪華キャストを組みすぎて逆に仇になった?
これは…
会話劇
観る人を選ぶ映画
いやぁ〜
いや、出てくる人出てくる人みんな知ってる!
ってなる映画でした
マジで豪華
笑っちゃうくらいの画力
ただ、そういうところが気に障ったりして
何となくそういうのに頼ったり
ナルシズムだったりを感じる監督です
クリスチャンベールはただただ最高で
もう本当に素晴らしかった
彼を見るための映画と言ってもいい
あの眼球の動きは自前なのかな
あのアニャとマーゴットロビーの関係性も
ちょっと引っかかってしまって
あんな敵対関係にしなくて良くないかって
展開的に仕方ないのかもだけどさー
アムステルダムであんなアーティスティックに
生きてたのならアニャのあの顔とか好きそうなのにね
行きそうで行き切らないような部分が多くて、
そういうところがこの作品を微妙なものにさせてる気がする
だから、何度も観たい心の映画にはなり得ないのかも
バットマンandハーレイ・クイン
ブレット・トレインぶりの洋画。約1ヶ月ぶりです。最近、洋画の公開が少なくて枯渇してたところに本作。超面白そうな予告と有り得ないほどの豪華キャスト。かなり期待していたのですが、想像通り見応えのある非常に面白い作品でした。
マーゴット・ロビーやらアニヤ・テイラー=ジョイやらラミ・マレックやらロバート・デ・ニーロやら、とんでもない役者が揃っていますけど、やっぱり主演のクリスチャン・ベールが郡抜いて凄い。憑依型だよね、この人は。いっつも、本当にベールだよね?って疑ってしまうくらい、キャラをお手の物にしている。今回は特に、振る舞いが尋常じゃない。まるでマリオネットに操られているかのような動き。何故だか、彼の演技と共に映画本体にぐんぐん引き込まれてたまりません。圧巻。
内容もしっかり詰まっていて、めちゃくちゃ噛みごたえのあるストーリー。これがほぼ実話っていうから、より興味が湧いちゃう。映画ファンが好みそうな作風だから万人受けはしないかもだけど、説明口調になり過ぎず、そして駆け足にもならないような、絶妙な調整が上手くて見ていて超楽しい。どんどん闇の奥へと踏み込んでいく感覚は、今まで味わったことの無い興奮と爽快感。展開も本当によく出来てます。
この情報過多で若干分かりにくいところがあるのも、本作に至ってはそれが気持ちいい。セリフの秀逸さ、演出の巧みさ、音楽の華麗さ。この手の映画が大好きな私にとって、ニヤニヤしてしまう演出がたんまり。キャラクター設定が天才的なのは言うまでもないが、3人の会話や空気感には飲み込まれてしまいそうな魅力がある。
コメディ部分があるためか退屈しなくて、しかも笑えるし、これぞあるべき姿のアメリカ映画!って感じ。ただ、正直パンチが足りない。コメディ色が強すぎたせいか、シリアスさが薄く、呆気ないラストと思えてしまうのが悲しい。うぉ...っていう終わり方が良かったのに、なんかそもそも音楽が小さくてしょんぼり。ラストが上手くできてたら、4.5で今月ベスト3候補だったのにな。でもまあ、結構大満足です。いい作品ですので、是非劇場で!
キャストのチョイス!
個人的に好きな俳優ばっかりだった!
マーゴット・ロビーはマーゴット・ロビーらしい魅力的で個性的な役だし、アニャ・テイラー・ジョイはあんまりやらなそうな役だけどすごくあってた、彼女の演技の幅がまた拡がった感じするし、ラミ・マレックは繊細な演技の良さが出る配役だった。
本当に彼らのためのストーリーかのよう。
もちろんストーリーも面白くしっかりとしたメッセージも感じた、演出も良かったしテンポも良かった。
ただ、情報処理能力の乏しい残念な私には主人公達が今どんな状況で今からどんなことをしないといけないのかが所々わかっていなかった気がする。
主人公のナレーションもあるのに、、
キャスト豪華だし、所々分からないところがあったことも含めもう一度見て記憶に残しておきたい映画だと思う。
初日に見たのに観客がすごく少なかった、日本の洋画人気は地に落ちたようだ。
集客にしか重きを置いてないような、月に2本くらい出る超豪華キャスト達を無理やりキャスティングしたような邦画よりかはこういう洋画の方が絶対演出もストーリーもいいのに大多数の皆さんは気付いてないようだ。
映画配給会社はもう少し洋画の日本での宣伝に力を入れて欲しい。
正直ややナメていた
冒頭から込み入った状況に、癖のあるバート(クリスチャン・ベール)のナレーションで始まります。これはさぞかし世界観に入るのが難しいかな、と思って観ているといると、クールでストレートな物言いのハロルド(ジョン・デビッド・ワシントン)がテンポを上げることでどうやらペースがつかめてきます。
ある事件をきっかけに展開し始めるミステリーは、いい流れで「過去パート」が挟まれ、スムーズに事の全容を理解させてくれる編集は素晴らしい。
前半は割とオフビートなユーモアで、「なるほど、なかなか面白い」と正直ややナメていたことを思い知る中盤以降、よく出来た脚本は流石のデビッド・O・ラッセル監督です。そして後半、スリリングな展開と、胸熱な想い、そしてスピーチで夢中になること必至。観終わればとても面白かった印象です。
豪華出演者たちは皆、個性的なキャラクターを見事に演じ、観ている私たちをしっかり「感情移入」させてくれ、「豪華キャスト多数出演」の映画にありがちな「無駄な役どころ」や「無理のあるキャスティング」は一切ありません。
IMDbやRotten Tomatoesを見る限りではやや苦戦している感もある本作品ですが、来年3月のアカデミー賞まで届くのか?年明けの各前哨戦を注目です。
でも、ま、史実が基にあるだけに、「当時」を思いながら観ると、本作、今の時代に合わせてやや「綺麗」に作りすぎたかな、とも思ったり?
ま、私は脚本、編集と役者たちの演技に星4つを付けさせていただきます。
ミステリーとしてもラブストーリーとしても不完全燃焼だが、友情物語としては楽しめる
殺人犯としての濡れ衣を着せられながら、真犯人を探していく導入部分は、それなりに引き込まれるが、濡れ衣があっさり晴れてからは、話がもたついてなかなか進展せず、退屈してしまった。
主人公たちが巻き込まれる陰謀も、実話という割には現実味がなく、その巨大さや奥深さが全く感じられない。
そもそも、将軍を利用しようとする敵の策略も、間が抜けていて、とても成功するとは思えないし、何よりも、クライマックスの前に黒幕が分かってしまい、結末に何のサプライズもないのは、ミステリーとして致命的だろう。
ラブストーリーとしても、早い時点でそうなるんだろうなと予想したとおりに着地して、心を揺さぶるような展開にはならなかった。
ただ、十数年を隔てて青春を甦らせる男女3人の友情物語としては、「こんな話があったらいいな」と思わせるような魅力があり、その微笑ましさを楽しむことができた。
独裁者が出てきた時代に警鐘を鳴らす
これだけの豪華キャストだとどうしても期待値が上がってしまうが、ちょっと大掛かりになりすぎて、、、。
一番見せたい、伝えたいのは最後のロバート・デニーロ演じる将軍のスピーチだろうし、とても響くものだった。しかし、実際に独裁者が出ている今の状況では、遊びや笑いを入れたりせず、ストレートに実話をもとにシリアスなサスペンスにした方がよかったのでは。
金持ちの悪い奴らにいっぱい食わせる、ような内容ならこのテイストでも楽しめたのだろうが、時代がきな臭くなりすぎて笑えなくなってしまったのか、遊びや笑いが空回りしているように思えた。
豪華なキャストだったけど、クリスチャン・ベールとマーゴット・ロビー以外はあまりその魅力が活かされていなかったような気がする。根底にあるのが真面目な話なので、真面目に演じたらいいのかコメディ寄りにしたらいいのかどっちつかずのような印象を受けた。
お父さんは大ファンなんだけど、ジョン・デビッド・ワシントンの良さがわからない。
贅沢な映画でした。
5が重なったマークがあれに似てるなと思ったら 独のあの組織の走りの...
5が重なったマークがあれに似てるなと思ったら 独のあの組織の走りの話だった 本当かどうか分からないけどあんな強力な後楯がついていたんだったら怖い話
アーティスティック、セリフもユーモアセンス溢れて面白い テイラー・スウィフトの扱いが悪いのが気になったが、女優陣はファッショナブルでほんとに綺麗 クリス・ロックはブラックユーモアですか?豪華キャスト、そしてロバートデニーロが最後を締める 2人が渡ったのはカナダ?イギリス?
6個もいらないよ!
1933年ニューヨークで起きた殺人事件とその隠謀に巻き込まれた戦地で知り合った3人の男女の話。
WW1下フランスで出会い負傷したユダヤ人の血を持つ医者と弁護士志望の黒人と彼らを治療したアメリカから逃げてきた看護師が、将軍及びその娘の殺人事件を追うストーリー。
先ずは1933年の事件の様子から始まって行くけれど、何でしょうかねぇこの妙にキャッチーなナレーションは…。
そして少しコミカルな描写もありつつの1918年、そしてまた1933年と展開していくけれど、序盤は時代が行ったり来たりするのもあるし、登場人物の深掘りのごちゃごちゃ感があってちょっと集中力が必要。
ローズ…じゃなくてヴォーズ登場辺りからは話しが落ち着いてきて、隠謀感バリバリのサスペンスとしてどんどん引き込まれていったけれど、やっぱり中途半端なコミカル描写が悪い意味で引っ掛かる。
史実を織りこんだフィクションとのことだけど、扱っているネタの割に重さを余り感じさせないのが良かったのか悪かったのか…個人的にはガチガチにする必要もないけれど、もうちょっとシリアスであって欲しかったかな。
豪華キャストでした😊
「はなればなれに」ですよね
2022年。デビッド・O・ラッセル監督。戦間期のアメリカ。負傷して生活にも困っている帰還兵のために闇医者まがいのことまでする医師と友人の弁護士。ある日軍隊で世話になった将軍の娘から頼まれたのは不審死した将軍の解剖。ところが、その娘が目の前で殺されて、、、という話。
戦争後の幸福とアメリカの反映と個人的な青春が重なった理想としての1920年代アムステルダムと、次の戦争の気配が漂い不景気のなかで陰謀がうずまき個人的な夢が破れた30年代のニューヨーク。先日亡くなったゴダール監督「はなればなれに」を意識した男2人女1人の3人組(ダンスシーンと帽子!)が二つの時代をまたぐ物語。
青臭いほどの正義を衒いもなく貫く「いいひと」たちを真正面から描くお話。ゴダール監督作品を筆頭に過去の映画作品への思わせぶりな目くばせ。ちょっとした実話をもとにした大胆なフィクション。
歌が素敵な記憶を呼び戻してくれる
とっても面白かった!舞台は第一次世界大戦とその後だがあまりにタイムリーで現在の世界そのまま。歴史は繰り返される。
退役軍人というと老人、圧力団体といったイメージが強いがこの映画の彼らは「復員兵」。戦闘の記憶も傷跡も生々しく大勢が後遺症に苦しみ治療を受けているまだ若い人々。大怪我をした傷病兵を山ほど見た看護士も仲間だ。そんな彼らを見るとウクライナ、ロシア、アフガニスタン、世界のあちこちの戦争と紛争で戦い傷ついた兵士とその家族を思う。「五人委員会」にいたっては今の日本じゃないですか?戦争は一番の金儲けチャンスとしている人達がどこにも居るのは昔も今も同じ。
衣装やアクセサリー(ネクタイ、帽子、スカーフ、靴全て)は時代の空気を纏い、アムステルダムのアトリエみたいな部屋で仲良く歌いダンスする三人からは友情は続くんだぞ!という思いが強く伝わってきた。ヴァレリーのアートはエッジが効いていてとてもいい。沢山の弾で作った作品は皮肉で悲しみで笑いで怪我をした兵士への愛だ。
クリスチャン・ベール適役!色んな工夫が楽しくてバットマンよりずっと素敵。ジョン・D・ワシントンは居てくれるだけで暖かさと優しさを醸し出す希有な人。マーゴットぴったり!男友達との友情を真っ直ぐに表現していた。アニヤ・テイラー=ジョイ売れっ子~!個性的で肝っ玉が据わっていてこの映画でも堂々としていた。デニーロに至ってはなにも言う必要がないほどの貫禄でいい役。登場人物全員が個性的で面白かった。そしてセリフも良かった。「必要だったから?それともあなたの選択?」どんな事柄・対象にも当てはまる表現だと思う。
エンドロールのアートやモノクロ撮影は美しく懐かしい感じがした。「アムステルダム」っていうタイトルもいい。アムステルダムには世界中から若い人達が沢山集まる。いろんな言語が通じる寛容の街。生き生きして面白いことが起こってずっと居たくなる街。笑えるシーンも沢山あって見てよかった映画でした。
そこそこ
良く分からなかった
winding road
キャストと衣装・美術は間違いなく良いのに、絶妙に面白くなかった。
“歴史は繰り返す”ように、陰謀論や背後にある組織など、現代の日本にも通じて観る理由はしっかりあるのだが、物語がいかんせん面白くない。話の大筋は決して難しくないはずが、回り道を繰り返すことで混乱を招く事態になっているのだ。
さらに、その曲がりくねった道中は、緊張感もなく、かと言って思わず笑ってしまうほどのユーモアもほぼない(少なくとも笑い声が漏れてしまうほどのユーモアはなかった)。とにかく、俳優たちと衣装、美術といった視覚的な部分で映画をもたせている。
それが“ほぼ史実”なのだとしても、そこは映画の演出の見せ所だと思えてしまう。デヴィッド・O・ラッセル監督の過去作『アメリカン・ハッスル』も、実際の事件を元にした映画だが、そちらは面白さはちゃんとあった。同様に『世界にひとつのプレイブック』で描いた、クレイジーさのなかの絶妙なユーモアも本作では感じられない。
はっきり言えば退屈だし、眠くなる人も多いと思う。例えるならウェス・アンダーソン風に描こうとして散らかったようなプロットだった。蛇行せずに、クリスチャン・ベール、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントンの3人の友情と愛の行方をちゃんと描く物語にフォーカスすればずっといい映画になったと思えてしまう。
キャストの無駄遣いとまでは言わないものの、もったいなさを感じずにはいられない作品だった。
全161件中、141~160件目を表示