アムステルダムのレビュー・感想・評価
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打球は大きく外れて場外ファールボール
これだけクセ者揃いのキャストを集め、ストーリーも悪くないのに、なんかあまり面白くなかったです。第一次大戦後のアムステルダムで知り合った男女三人のボヘミアンぶりをコミカルなタッチで描くツカミはいい感じです。ところが、お話が前後したり、怒涛の大量な登場人物の交通整理が上手くないんで、ストーリーについていけませんでした。演出タッチも、コメディなのかシリアスなのかはっきりせず、セリフ中心の状況説明とメリハリのない展開で、寝落ちもしばしば。コミカルとシリアスのバランスを考えて、緩急をつけた演出が欲しかったです。とは言え、独裁者の高らかな軍靴の音が迫る不気味さは、まさに今のアジアやヨーロッパの情勢そのまんまで、ある意味タイムリーですね。役者では、クリスチャン・ベイルが安定のうまさだし、マーゴット・ロビーもクラシックな雰囲気と美しさが際立ってました。でも、なんて言ってもデニーロ御大の貫禄のスピーチは圧巻でした。
アムステルダム・ハッスル!世界でひとつの絆
マーゴット•ロビーの美貌に何度も目玉が飛び出しそうになりましたよぉ
マーゴットをはじめ豪華絢爛なキャスト達の個性が存分に溢れ出て1秒も無駄の無い
秋の大収穫作品でございます!!
ほぼ実話のこの陰謀を全く知らなくても
どこまで実話?と思える程テンポ良い展開
どこまでアドリブ?なキレの良い台詞
反戦思想を皮肉りながら深刻な題材にコメディ要素をふんだんに盛り込んだラッセル監督の手腕に痺れた134分でございました!
…テイラーのくだりにはあたふた💦しちゃいましたけど
すっごく期待して観たのに
豪華キャストとあらすじで公開前からかなり楽しみにしていた作品
でも実際私には面白さがわかりませんでした
期待値を上げすぎていたのかもしれないけど、面白く感じたのはストーリーの最初と最後だけで、中盤は眠気が…
3人が親友になって事件に巻き込まれて、そこまでは面白かったのに
途中途中にあるコメディ要素もいる?って感じたし、陰謀を暴くサスペンスの方が私には面白かったのかも
結果私が満足したのは、きれいに作品がまとまったようなラスト、ロバート・デ・ニーロの圧倒的存在感、キャストの豪華さでした
デビット・O・ラッセル監督作品の「アメリカン・ハッスル」も「世界にひとつのプレイブック」も合わなかったので、この監督作品は私には合わないかもです
のめり込めない
期待して見に行ったのですが残念ながら当方はのめり込めない作品でした。
全編アーティスティックな作りで見ている分には楽しいです。ビジュアルはとても美しい。
ですがストーリーが入り組んでいてセリフが多く、会話についていけないとなんの話かわからない。
目に映る画面を淡々と見ていましたが、デニーロが出てきた時点でハッとしました。それだけかな。
豪華俳優陣と語りが見どころかな
第一次世界大戦の終盤に欧州戦線で出会った3人が、戦後アムステルダムで愛おしいほどに楽しい共同生活を送った後、その約10年後の1930年代になってからニューヨークに舞台を移して事件に巻き込まれるというストーリー。「ありえないけど”ほぼ、実話”」というのがキャッチコピーになっているので、それを鵜呑みにすると、まさに「事実は小説より奇なり」を地で行ってました。
話の主題としては、医者のバートと弁護士のハロルドが、濡れ衣の殺人犯として追われる羽目になり、その疑いを自力で晴らしていくというミステリーに属するものですが、ストーリーに沿って人情の機微とか人生の浮き沈みに関する純文学的な語りが随所に挿入されていて、それがあるためにミステリーというよりは人生訓のようなエッセーを読んでいるような感じでした。
役者陣は豪華で、主役の3人のほかにも、「ボヘミアン・ラプソディ」でフレディ・マーキュリーを演じたり、「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」で悪役を演じたラミ・マレックや、「アイリッシュマン」など数々の作品に出演したロバート・デ・ニーロなどなど、個人的に思い出深い映画に出ていたスターが続々と出演。90年から100年前のセットもしっかりと創り込まれていて、カネ掛けてなあと思うことしきりでした。
2時間以上に及ぶストーリー展開も、序盤から中盤に掛けて飽きさせることなく、テンポよく進んでいくのですが、最終的にナチスやファシスト党が悪玉という、何度擦られたか分からない結末になっており、その点はちょっと残念でした。まあ「ほぼ、実話」なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、意外性の欠片もないだけに、中盤までの緊張感が一気に緩んでしまう終盤でした。そういう意味では、見どころはミステリーとしての解決ではなく、豪華俳優陣であり、またエッセーのような語りにある作品なのかも知れません。
文句なく最後まで食い入る。
これは面白い!緩急自在のストーリー運び、脚本・監督のデビッド・O・ラッセルの洒脱な演出力。奇をてらわずオーソドックスにレトロ感を出すキャメラのルベツキ。名優揃いの交通整理もゆきとどいて、なるほど賞レースの目玉作品と言われるだけの逸品だ。
オールスターキャストによるレトロな会話劇
見たことがないぐらい豪華なキャストで第二次世界大戦間近のアメリカに潜む陰謀を描いた本作。
作品の雰囲気、全員のビジュアルは文句なしで最高だったが、他のレビューにもある通り主人公達の会話で物語が進むため、どうしても退屈してしまった。
時代背景を頭に入れるなど事前知識があるだけでとても面白い作品だっだと思う。
本作はなんと言ってもこれでもかというオールスターキャストが一堂に会した感動が止まらなかった。
クリスチャンベイルの作り込まれたキャラクター、ラミマレックの独特な余裕と雰囲気、ロバートデニーロの映画自体を締める圧倒的存在感を見るだけでも大満足出来た。
いつも訳わからない監督
ハッスルもプレイブックも何となく最後は辻褄合わせますが、途中に出てくる挿話なんかまるで本筋に関係なかったり、唐突に話が飛んだりしたり、イライラわかりにくく底意地の悪さではPTAと双璧です。
今回も結局あのシーン何だったんだ的な話が散見されて、筋がしっかりしてないとダメな人は観ない方がいいです。
ただ、コーエン選手を彷彿させる妙に斜に構えたシュールな世界観は割と好きです。
よく言えば、敢えてカッコ悪く撮ったアンタッチャブルです。
愛情より友情!
最終的に2人は結ばれますが、あくまで3人の友情の物語なのがいいです。あと、いまから100年近く前の話なので、現代劇ならちょっとクサいセリフも自然に受け入れられていちいちかっこいい。音信不通になっているマーゴット・ロビーがどこで合流するのかと見てましたが、唐突すぎる登場! あと、最近のハリウッド映画にやたら出てくるアニヤ・テイラー=ジョイ。本作にも出てきて「またか」と思いましたが、ちょっと頭のユルい人で、こういう役もやるのは立派
不穏な1930年代、政治的陰謀に巻き込まれ戦った三人の友情物語
背後に存在するヒトラーやムッソリーニといったファシスト達と密かに手を組むことで巨万の富を得ようと暗躍するアメリカの実業家達。そして、ひょんなことからこの陰謀に巻き込まれた三人(医師、弁護士、看護師で芸術家)の、巨悪との戦いが描かれている。
次から次へと知っている俳優が出てくるというのは、やはりテンションが上がる。世界の歌姫テイラー・スウィフトが出てきたと思ったらすぐに死んでしまった。えっ?という感じ。
ほぼ実話ということだが、どろどろした陰謀と戦う三人はそれぞれが魅力的なキャラクターの持ち主で、義眼の医師バード(クリスチャン・ベイル)は妻に頭が上がらなかったり、戦争で心身ともに傷ついた帰還兵を献身的に介護したり(認可されていない薬剤をこっそり使用なんてことも)、見た目は冴えないのがまた魅力的(刑事コロンボみたい)。このバードに看護師であり現代アートのアーティストでもあるヴァレリー(マーゴット・ロビー)、正義感溢れる黒人弁護士のハロルド(ジョン・デヴィッド・ワシントン)が絡む。この三人のやりとりも楽しい。カラフルな現代アートも素敵で映像をより華やかにするのに一役買っていた。
今ひとつ入り込めなかったけど、 ずっと続く小気味良さとおしゃれな空...
今ひとつ入り込めなかったけど、
ずっと続く小気味良さとおしゃれな空気感に身を委ねてました
あと、女優さんがみな綺麗で、見ているだけで価値あり
歴史は繰り返す
あまり期待値を上げずに見たこともあってか、個人的には高評価の作品です(豪華キャストと宣伝費をかけている割には…低評価の方の声もわからなくはない)。
舞台は1930年代のニューヨークだけど、現代も行われていることは何一つ変わっていない。作中に様々なメッセージやが散りばめられていて、見落としていたところも含めてもう一度じっくり見たい。
テンポ感もよくあっという間の130分だった。
「人生はタペストリーでオペラだ」
音楽も良き。アムステルダムで過ごした日々が、彼らにとっての青春だったのだ。
ラミ・マレックの妻役アニヤ・テイラーが適役すぎるw
一回見たらもういいや
何処までが事実かしらんが殺人事件に巻きこれた元復員兵コンビ+はっちゃけ芸術家お姉さんが事件解明に乗り出したつもりが黒幕に上手く誘導されて民主主義を転覆させる陰謀に巻き込まれていく。
悪くは無いし有名俳優をふんだんに使って無難にまとめてはいるものの30分くらいカットしてもいいよーなシーンがあると思うケツ痛いし集中力持たんし5.6人途中でトイレに立ってたんで初見の人は自宅でゆっくり見るほうがいいと思う。まぁ一回見れば二度見る必要はないけどね。
ちょっと残念
キャラはどれも魅力的。(キャスティングの問題で、黒幕がバレバレなのはどうなん?)音楽がとにかくいい。ost出たら買うかも。
脚本が、構成がイマイチかなあ。妄想やら回想やらあんまりスッキリしてないから。もろ手を上げて面白いよとは言えないなあ。残念
そういう人でした
そうでした。ふざけた顔して真面目なことやる。デビッド・O・ラッセル、そういう人でした。「アメリカン・ハッスル」もそうでした。
しかし今時なんでWW1後の話?と思ってたけど、いやコレ今やらなきゃだわ…
日本もまさに『戦前』なのかと思うようなキナ臭い感じだが、アメリカもそうなんだということ、警戒せねばならないのだということを教えてくれる。
こんだけ癖の強い役者陣を癖の強い役に当てて、こんだけ楽しめてかつためになる作品にするのはさすがの力量。ディテールで遊びすぎてる気がしないではないけど…
アムステルダム?NYパークアベニュー?
アムステルダムに縁があり、アムステルダムの描写期待で鑑賞。アムステルダムのシーンよりは、NYが舞台だった。
恋愛?友情?サスペンス?
どれも中途半端で消化不良。
ところどころの会話に共感。
民主主義の危機が感じられる時勢、気持ちは分かるが、民主主義の最大の危機は民衆にあると感じるこの頃、特定の方々の陰謀は脅威に感じない。
これだけ自由を謳歌し、自営を誇りに思うアメリカ人がついてくるかな?
マーゴット・ロビーの美しさに見惚れました。
どう観るかで評価の変わる作品
時間は短い、愛こそ真実だ。
…といつ冒頭の会話に全てが集約されています。
作品の切り取り方は様々ですが、史実に基づいたスパイもの/サスペンス的な見方をすると物足りないかもしれません。
全体的にコメディタッチで華やか、監督らしさが出ています。
作中のセリフに『愛』を問う台詞が繰り返されますが、男女関係に限らず、選択こそが人生を作る。そのことが各キャラクターのクライマックスを通して体現されており、切なさや高揚感の余韻があります。
キュートの極み
マーゴット・ロビーはホントにキュートですね。画面に出てきて、ウロキョロしてるだけでなんともキュンとなる。キムタク演技に近いものはあるのかも知れないけれども、名優ってそんなもんじゃないのかな?って思いました。そういう意味じゃ、C・ベールもそんな感じでしたし、デンゼルの息子もテネットでしたしね(褒めてる)。
事実を知らなかったので純粋に楽しめました。たとえ知っていたとしても、胡散臭い芸達者の共演として勿論面白いと思う。
大河ドラマを視ていても思うのだけれども、人の営みや欲望は人類史創世から全く変わらんのだなと強く思い知らされる作品。感想は千々に乱れそうですが、先ずは観るのが吉な映画だと感じました。
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