「登場人物が楽しすぎて観ているこっちもニヤけたわ」大名倒産 いも煮さんの映画レビュー(感想・評価)
登場人物が楽しすぎて観ているこっちもニヤけたわ
いくぶん作り込みすぎとも言える振り切ったギャグ(?)の数々に最初こそ若干引いて見てたけど、いつの間にか引き込まれてた120分。
昔観ていた「ザ・時代劇」って感じの石橋蓮司氏の「お主も悪よのぉ〜」は予告でもたっぷり流れていたが、その続きで障子越しのシルエットで悪巧みトリオが映される演出なんて最高。
天元屋の女主人役・キムラ緑子さんが絶対重いに違いないカツラのっけて、のけぞりながらいやらしく笑う絵面がキョーレツ過ぎで夢に出そうだわ。
物語のゆくえは予定調和なハッピーエンドでめでたし、めでたし。これぞザ・時代劇!
セリフが現代語調なのも観やすくっていいじゃない。
その違和感は急に歌い出すミュージカルみたいなものよ。
大御所俳優陣が楽しみながらそらぞれのやりすぎとも思える役を全うしてるのが感じられてニヤニヤしてしまった。大膳・中膳・小膳って…(笑)
どんな気持ちも川柳にして伝えちゃう三男の喜三郎もサイコー!
桜田通くんの色白・切れ長目に紫布はちまき似合い過ぎ!
エンドロール時の出演者ダンスでは、この桜田通くんと元・アミューズの神木隆之介くんが肩組んで仲良く揺れる姿を見て「ハンサムライブ(アミューズの若手による年末ライブ)じゃん!」と思った人他にもいるよね???
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