劇場公開日 2023年1月6日

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ファミリアのレビュー・感想・評価

全108件中、101~108件目を表示

3.5「家族」の話のはずが「暴力」の話になってしまっている・・・

2023年1月6日
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日本で半グレの暴力に苦しめられるブラジル人の姿が延々と描かれる一方で、アルジェリアでは、日本人がテロリストの暴力の犠牲になる。
「家族」の話かと思いきや、こんなにも「暴力」に満ちた、陰惨で重たい映画だとは思わなかった。
結局のところ、暴力には暴力で対抗するしかないのだろうが、いくら役所広司でも、半グレ集団のところに単身で乗り込んで行ったら、返り討ちに合うだけに違いない。そう思って見ていると、なるほど、そういうことだったか・・・
老人の、体を張ったケリのつけ方からは、否が応でも「グラン・トリノ」が思い起こされる。移民の子を救うというところも、テーマ的に重なっている。
こうした着地の仕方には、それなりに納得がいくものの、その一方で、あまりにもバイオレンス色が強過ぎて、肝心の「国籍や人種を越えて家族になる」という話が霞んでしまったのは悔やまれる。

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tomato

4.0アルジェリア

2023年1月6日
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鑑賞方法:映画館

学とナディアの不幸
こんな悲劇とはビックリでした。

ハングレに追い詰められたブラジル人、誠治が一人で助けましたね。
警察の友人ファインプレーです。
マルコスとエリカは、家族になるのかな?

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かん

4.0絆と生きることと障害を取り除く正義感

2023年1月6日
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完全にファミリーものかとおもったら、凄い重い内容でした。
まず、◯◯によって◯◯と◯◯を失います。
必死に助けようとしましたが、願いかなわず。
自分の息子の年齢と同じくらいのブラジル人青年とブラジル人女性を助けようと役所さん扮する日本人が動きます。(陶芸家)
半ぐれ集団のボスであるミヤビさん演じるこわもての青髪が容赦なくブラジル人青年たちを罠にはめて◯◯◯ていきます。
それを何とかしようと友人の◯◯にお願いして罠にはめようとします。
◯◯に主犯は誰か吐かせて◯◯◯◯◯◯◯に録音します。
そして意を決してアジトに突入します。
さあ、結末はいかに!
是非とも劇場にて鑑賞してください。

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流浪の旅人ぱぱや

4.0地味だけど良い映画だった 役所さん、いい仕事してますね

2023年1月6日
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鑑賞方法:映画館

地味だけど良い映画だった

役所さん、いい仕事してますね

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jung

4.0思ってた作風とは違った

2023年1月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

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SAKURAI

5.0人の命は地球より軽いのか?魂が揺さぶられた!

2023年1月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

興奮

観てビックリしました。日本でのブラジル人の問題とアルジェリアでの問題とあるのですが、何度も目頭が熱くなり、魂が揺さぶられました。
役者の演技が素晴らしく、終始引き込まれました。
観ていた他の人は、どう感じたかは分かりませんが、私にとっては傑作の映画でした。

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ゆきとう

2.5キラッと光る逸材

2023年1月6日
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鑑賞方法:映画館

ここ数年、私の「劇場鑑賞する・しない」の選定基準について、特に邦画については「監督」で判断をすることが多くなってきました。まぁ、それなりに作品数は熟してきた(劇場で観てないものも、配信で観られるものは出来るだけ履修しています)という自負からの判断ですが、あくまで私の基準ですから単なる好みだとも言えます。で、成島監督作品について実は「ややネガティブ」な位置づけ。正直、今作も当落線上においていたものの、約2週間ぶりの劇場鑑賞という「飢えた状態」の勢いに任せて観てまいりました。
で、鑑賞後の感想ですが、残念ながら懸念は覆されることなく、今作も心に引っ掛かるとことがなく、おそらく数か月後には記憶に残っていないだろうという印象です。
ちなみに、成島監督と言えば『孤高のメス(10)』『八日目の蝉(11)』が印象に残りますが、逆の言い方をすれば、それ以降の作品(今作も含め)についてあまり「アップデート」が感じられません。
特に残念な点として邦画にありがち、と言うかそれが邦画に限らないとしても、言葉がわかるだけにニュアンスまで汲み取れてしまい鼻につく「あんに善を惹き立てるための、極端で安易な悪の描き方」に辟易します。今作においても幾つかの「対立構造」があり、例えを挙げれば枚挙にいとまがありませんが、例えば(全体からしたら小さなシーンですが)某役人(女性室長)の態度・言動など「未だにそういう演出ですか」とがっかりした気持ちになります。
それでも唯一「キラッと光る逸材」が誠治(役所)の息子・学(吉沢)の妻役ナディアを演じたアリまらい果(Malyka Ali)さんが素晴らしい。演技がやや上滑り気味の吉沢さんの横で、穏やかで抑えた演技は初挑戦とは思えない堂々としたもので今後が楽しみ。日本語・英語・ウルドゥ語のトリリンガルとのことで、是非、日本に止まらない活躍を期待しています。
と言うことで、本編上映直前には次回作『銀河鉄道の父(5月5日公開予定)』のトレーラーが流れていましたが、私的には成島監督作品はもう配信でいいかなと思っています。ごめんなさいね。
ちなみに保険を打つわけではありませんが、日本アカデミー賞とかでは評価が高そうな予想も付け加えておきます。揶揄する意図ではなく、私との選定基準の違いを言っていますよ。悪しからず。

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TWDera

3.5生きて行く者たちは人と繋がって

2022年12月18日
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鑑賞方法:試写会

小さな街で起こる多種多様の住人たちの「家族」の物語。
これでもかと広がった、境遇・出自・家族観など全く異なる登場人物たちが紡ぐ物語をどのような形で着地させるのだろう?試写会を観ながら先の展開が見えずハラハラ・ドキドキ、しかしそんな鑑賞者の心情など全く関係なく、辛く・切なく、そして悲しい方向へとストーリーは展開していきます。
そんなとっ散らかりようを豪華キャスト陣の濃厚な演技がカバーしてくれて、飽きることのない120分余りとなりました。
途中のシーンでブラジルからの移住者が「夢の国日本」へやってきたのに、と嘆きますが、日本からも「夢の国ブラジル」と思い込み、志を抱いて移民となった日本人もかつては大勢いたのだよなぁ、なんて感傷に浸る場面もありました。
ひたすら絶望し、暗澹たる気持ちで涙する中、常にポジティブ、笑顔で皆を率いてくれた吉沢亮さんが私の中ではMVP的に素敵でした。
試写会を観てのレビューなのでネタバレ的なことは書けません。
しかし、本作品のようなエンタメ要素に乏しい作品は上映館が少ないのが残念(全国でも100ほどの劇場だそうです)。
今、我が国が抱える問題から目を逸らさずに考える機会を映画から得たっていいじゃないかと思わされる作品でした。
脚本が良かった、それでもまだ掘り下げられる部分もあったよな、そんな風に感じられる良作だと思います。

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ニコラス