「千輝くん、それはやり過ぎです!」なのに、千輝くんが甘すぎる。 サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
千輝くん、それはやり過ぎです!
年一恒例、ジャニーズ主演のラブコメ映画。
一昨年は「ハニーレモンソーダ」、昨年は「モエカレはオレンジ色」で、SnowMan続きでしたが、今年はなにわ男子の高橋恭平。彼の演技は、「メタモルフォーゼの縁側」でリサーチ済み。中々いい味を出す役者と覚えています。毎度、少女漫画原作の映画に関しては一切期待をしていないのですが、今回に至っては割と面白そうで少しばかり期待。結果として、この手の映画の中では郡抜いていい作品でした!
それは無いだろ!やり過ぎだろ!ファンサじゃん!とツッコミを入れるのは、もはやこれ系の楽しみ方の1つになりつつある。しかも、本作は「おいおい...」とため息をつきたくなるアホっぽさは無かったし、思わず笑いそうにはなったけど、面白い設定のおかげでそこまで違和感なく楽しめました。いやでも、首に...ほっぺを...はやり過ぎですけど!千輝くん!
あまりにも純粋すぎないか?ヒロインよ?と思いつつ、その純粋さに思わず惹かれてしまう。畑芽育が恐ろしいほど適役で、少し無理のあるキャラ設定も難なく受け入れてしまいました。こんなに無垢なら無理もないか!嫌味ゼロで、すごく応援したくなる好キャラ。ハニーレモンの吉川愛も、モエカレのめるるも良かったけど、1番好きかも。今後、どんな役をこなすか楽しみです。
無論、高橋恭平も良かった。メタモルフォーゼで印象に残っただけあります。みんなのモテ男子。うん、カッコイイ。「きさらぎ駅」や「女子高生に殺されたい」で爪痕を残した莉子も好演。話題作が続く、板垣李光人はもっと個性出して欲しかったけど、ポジションとしては良き。約束のネバーランドのノーマンって、この人だったのね。大人になったもんだ。
「好きな人が好きなものを好きになる」
「好きなものを好きでい続ける」
シンプルながらに深いテーマで、ただの少女漫画とおもって舐めてかかっていたら、意外と刺さりました。原作もさぞかし面白いのだろう。他にも、高校生のSNS事情について描かれたシーンもあり、これまた深い。取ってつけたテーマでは無く、しっかりストーリーに関連。上手い絡ませ方。現代の高校生はこういう悩みがあるのか...。
このシーン良かったよね!このセリフ染みたよね!そんな風に、感想を言い合いたくなる作品でした。ファンにとってはこれ以上ない映画なんじゃないでしょうか。ファンでは無い私でも、思った何倍も楽しめました。最近何度も言うようであれですが、もう《ジャニーズ映画》はバカにできないぜ!!面白かった。ぜひ。
サプライズ様
オレは娘の影響でジャニタレに抵抗が無いので(逆に好きな方🤣)よくジャニタレのラブコメ映画よく観るのですが、みんななかなか侮れませんよね☺️