劇場公開日 2023年3月17日

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The Son 息子のレビュー・感想・評価

全59件中、21~40件目を表示

3.5感情を揺さぶられる映画

2023年4月14日
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鑑賞方法:映画館

新しい仕事の話も舞い込み、かわいい赤ん坊を育てる妻と共に公私に充実した生活を送る弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)の元に前妻が現れ、前の家庭の子供がしばらく学校に行っていない不登校と告げられて――

親子の問題を抱えて悩む父と子。
ピーターは良き父親として息子の不登校の問題を解決しようとしますが……。
誰かの父親は誰かの息子、ピーターの父親としてアンソニー・ホプキンスも重要な役割を担います。

家庭の問題を描いている為にやや重たい内容ですが、見ていると感情を激しく揺さぶられる映画、ということは良い映画なんだろうな。

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映画ファンさすせそ

4.0愛だけでは…

2023年4月9日
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悲しい

難しい

前妻との息子ニコラスの様子がおかしいとの連絡があり、彼の希望通り一緒に暮らし始めた父ピーターだったが、ニコラスの状態は安定せずに…といった物語。

子供をもつということ、良き親であることの難しさを訴えかけてくるドラマ作品。

とにかく不安定なニコラス。学校で何かあったのか??やはり家を出ていった父親が原因なのか…??でも、ピーターを完全に憎み切っているという訳ではなさそうだが…

そんな彼を取り巻く皆も大変。

不倫はダメだが、仕事にニコラスや前妻ケイト、ベスのケアも出来ることは全部全力のピーター。
また、そんなニコラスと暮らすことを了承するベス。普通こんなことできませんよね。懐の深さに脱帽。

そしてお母さんケイト。急に一人にされて…。
そもそも最初はお母さんが嫌!的なことを言っていた気がするが、結局なんだったの?

まぁ当の家族ですら分からないのだから、不安定になったニコラスの気持ちは誰にもわかりませんよね、本人にさえ。

とにかく状況が複雑ですね。
不倫して再婚してそこには新しい息子もいて、でも助けを必要とする前妻やニコラスがいて…

もとはピーターに悪い部分があったのは確からしいが…かといって出口はもうどこにも無いものなのか?それはキツすぎる。

愛だけでは乗り切れない…まさにその通りだが、答えのない家族の物語をまざまざの見せつけられたような、そんな作品だった。

何が問題なのか、それも大事ですが、どう解決するか、これが大切ですよね!

…って書いた所で、これではピーターやホプキンスおじいさんと同じことを言ってしまっているような気がしたワタクシだ。

繰り返しになるが、家族の問題って本当に正解がないですね。
自分の家族を持ったことのない私が100%理解できることではないかもしれませんが。。

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MAR

4.5く〜るー、きっとくる〜

2023年4月5日
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やばい、これ絶対くるやつ!

ほら、ほら、やっぱりきたー!!

くるとわかってたのに、映画館でビクッとした齢五十のおっさん

祖父がレクター博士、父親がウルヴァリンじゃ、しょ~がない⤵️(また、ヒュー・ジャックマンの現妻がザ・クラウンのエリザベス女王の妹のマーガレット役の人で好き勝手なキャラときたもんだ)

結論として、プロの言うことは絶対!

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うんこたれぞう

5.0重いけど観て良かった考えさせられる映画

2023年4月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

知的

映画の世界だからと思えず、
現実でもありそうで怖い

どうすれば良かったのか。。。

明石家さんまの座右の銘
『生きてるだけで丸儲け』を思い出した

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ほんのり

4.0父と息子の呪縛

2023年4月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

ヒュー・ジャックマンがスーツを着てNYのオフィスで働く役は珍しい。エリート弁護士、そして若い女性と再婚して赤ちゃんもいる。現代のアメリカなら珍しくない設定かもしれないが…でもヒュー・ジャックマンだ。個人的には結構思い切った役に挑戦したのでは、と感じた。
脚本が良かったと思う。努力して仕事で成功をつかみ、家庭も円満で全て文句なし、なんてことはなかなかないのだ。何かを優先すると、必ず何かご犠牲になる。そのバランスをどう取るのかそこが人生重要で、完璧そうに見える主人公に、その迷いや苦悩が見えてくる。息子は親を映す鏡のようにも思える、温かくも辛い作品だった。

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まっちゃまる

2.0好みではなかった・・・。救いがない。。。

2023年4月2日
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鑑賞方法:映画館

監督が作品に込めたものはなんだったのか。。。
説明や内面描写を表出させる演出は多いが要所要所の確信については
意図的に語らない作品。

精神障害(特性)、アディクション。
自傷行為や他害行為について監督自身、見識がある事は作品を観ていて
感じる事ができます。
※周りの対応が最悪な対応のオンパレードでわざと演出している気がしましたし。
※本人の現在ある状態も凄く分かりやすい形で演出されています。

※あくまで個人の感想です。

故に愛情から出ると思われる対応が実は本人を苦しめる事につながる。
その理解があれば、この様な悲劇はなくなるのでは?
病気の症状としての専門的な内容と愛情は分けて考えましょう。
というメッセージなのかとは思いますが・・・。

ただ、個人的に少し演出方法があまりにも直接的で・・・。
無粋に感じて好みではなかった。。。
※特に銃の示唆と最後の小道具としての銃の役割とか・・・。

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hiro

4.0愛ではどうにもならないというのに。

2023年4月2日
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アメリカの精神領域の理解が、こんなに低い?

そのことが衝撃的。

自分の言葉で、自分が今、どんな状態なのか、こどもは説明できているのに、親は過去の楽しかった話ばかりに終始している。

今、ではなく「過去と未来」のみ。

行動に異変があることも、新しい傷を見つけても普通を求め続ける。

国が違っても、親が子に求めるものは同じなんだ。
こどもの声を聞こうとしない。
親の限界を認めない。

医師の言葉すら聞こうとしない。

本当の愛情って、なんだろう。

三世代にわたる確執も垣間見え。

愛だけじゃ人は救えない。
愛を受け取るキャパがないと。

言いなりになるのは愛じゃない。

自分の限界、知らないと。

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ミツバチば~や

3.0悲劇で終わらせてほしくない

2023年4月1日
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鑑賞方法:映画館

別れた元妻のもとにいた息子が思春期を迎え、精神的に不安定になったことから、父親として向き合う姿をヒュー・ジャックマンが熱演。
若い奥さん・可愛いベイビー・仕事もキャリアアップのチャンス到来と、絶好調の生活に突如訪れた息子という存在に、徐々にペースを乱され、なかなか上手くいかない苛立ちと葛藤が伝わり苦しかった。

「愛では治せない、これは病気であり治療は医者の仕事です」
そう精神科医が断言したシーンが印象的。親だからという愛情は勿論、責任感からも家族で解決しようとするケースも多いと思いますが、こういったお医者様と出会えたことは彼らにとって幸せだったはずなのに。

ラストは予想通りの展開になってしまったことが、物語としても作品としても残念。悲劇を回避できる道筋と希望をみせてほしかったなぁ…。

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まだまだぼのぼの

3.0エンドロールまでがひとつの映画

2023年4月1日
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「ファーザー」でとても感動したので期待が大きかったのですが、今回は当事者を疑似体験というものではありませんでした。ぐるぐるまわる洗濯機が暗喩的。

鬱がなんたるかではなく、それに寄り添うことの難しさや、(医師たちはnot enoughと言っていたものの)愛情深く支えようとしてくれる数々の手があること、彼らも同じように悩みながら生きていることを示しているのかな、と解釈しています。(それから、医療的措置の重要性も。でもこの脚本に関しては、医療従事者から当人へ同意を得る方法は、もっと別の持って行き方もあったのではと思ってしまう)

悲しい終わり方ではありますが、エンドロールの一番最後のメッセージを読むまで席を立ってはなりません!
あれも日本語訳して出すべきだと思いました(そして記憶しておくには長すぎて、共有できず残念です。。)

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Kiki

4.0子育てって、ほんとうに難しい。

2023年3月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

夫婦仲や家庭環境が子どもにあたえる影響って大きいですよね。そして子どもに期待をするあまりに子どもにプレッシャーをあたえてしまったり、親の価値観を押し付けるのも気をつけなければいけないですね。子育てってほんとうに難しい。
「ファーザー」に続き、フレリアン・ゼレール監督の作品はすごく説得力あるなぁ〜。自分ごとのように観いってしまう。

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光陽

4.023-049

2023年3月29日
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鑑賞方法:映画館

良き父親であろうとする。
良き男であろうとする。
自分の心に嘘は吐かず誠実であろうとする。

何も間違ってはいないが、
真っ直ぐであろうとすればするほど
歪みが生まれる。

自分の息子女たちはどうなのか、
家族にはどう映っているのか、
後半は我が事のように見入ってしまった😩

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佐阪航

4.5愛は万能か?

2023年3月29日
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私が常々思っていること
大切なひとが、怪しい宗教の信者になっても、陰謀論を盲信しても、精神的な病を患っても、愛では解決しない
愛情を注ぐ無知な素人ではなく、専門家に委ねるべき

エンドロール後に、あるメッセージが表示されるが、日本語訳は表示されなかったのが残念
監督が最も伝えたかったのはあのメッセージかもしれない
英文ではありますが、長く表示されますので、是非御覧ください

He is different from the others.

Love is not enough.

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がい

4.0A.ホプキンスの存在感がヤバすぎる。

2023年3月28日
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鑑賞方法:映画館

冒頭3分で複雑なシチュエーションを説明してしまう完璧な演出。そのまま2時間、ただならぬ緊張感を保ったまま、「!」なクライマックスに突入します。目の動き、ドアが閉まる音、車窓からの景色。その全てが効果的で、非常に密度の濃い作品だったと思います。特にダンスシーンで曲が切り替わるサウンドデザインは秀逸でした。ただ、経済的に恵まれすぎている登場人物たちに共感できなかったのが残念(私の問題です)。

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ハチ

4.0(原題) The Son

2023年3月27日
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鑑賞方法:映画館

ずっしりと心にのしかかる重厚な作品でした。終盤にかけて観てて辛かったです。現実にもあることだから…愛してるのに救えないって、本当に辛いよ…

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AYK68

4.0登場人物とともに迷い、惑った後で、やりきれなさをかみ締めました。

2023年3月26日
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鑑賞方法:映画館

 前作「ファーザー」に続き、フロリアン・ゼレール監督が、ふたたび「家族」に向き合いました。「家族3部作」の2作目で、前作と同様、自身の戯曲を映像化したものです。前作となる『ファーザー』(2020年)は初長編監督作でアカデミー賞2部門に輝きました。

 タイトルはズバリ「息子」です。作品同様に思春期のお子さんをお持ちで、どう接していいのやらお悩みの方なら、どうしても父親の視点で見てしまうことでしょう。
 特に世代間の確執がいや応なく示されるあの一言を巡る応酬。それは困難を前にした息子に対し、その手を取り、「乗り越えろ」と期待する言葉でした。親として息子を鼓舞し期待することは罪なのでしょうか。ついつい当然のことと思って、「励ましてきた」のだったら、本作の驚愕すべき結末に触れて、それが本当に親だから当然なのか?と答えのない質問を出された気がしました。

 舞台はニューヨーク。優秀な弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)は、再婚した妻ベス(バネッサ・カービー)と生まれたばかりの子供と忙しいながらも幸せな毎日を過ごしていました。ある日、離婚した元妻ケイト(ローラ・ダーン)が来訪。ケイトと暮らす17歳の息子、ニコラス(ゼン・マクグラス)が学校に通っていないと知り、息子と久々にと面談することになります。そして、ニコラスからいきなり父親の家に引っ越したいと懇願されます。かつて妻と息子を捨てた負い目もあったのか、ニコラスを引き取り同居生活が始まります。実はニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのでした。そのため望み通り自宅へ引き取っても、ニコラスは学校に通わず、おまけに自傷行為をやめられなかったのです。そんな息子のことを理解できないピーターは、例の「乗り越えろ」という言葉を連発し、それに反発したニコラスと激しくぶつかりあうのでした。

 ここで傑作なのは、ピーター自身、子どもの頃、家庭を顧みない横柄な父親(アンソニー・ホプキンス)から、「乗り越えろ」と打ちかつことを強要されていたことが、父親とのやり取りで明かにされることです。
 わだかまりを抱え、自分はそうならないと思っていたのに、同様のことを息子に求める自分がいることを思い知らされます。父と息子、互いに愛しているのに気持ちがどうにも伝わりません。そんな八方塞がりの状況を、端正な映像で示されました。

 ままならないのが人生ですが、「子育て」はその最たるものでしょうか。ピーターのように大統領選挙の選挙参謀に抜擢されるほどの立派な社会的地位も、その困難さを前に人は無力であることが痛烈に描かれます。「家族映画」は数あれど、子育てに対する敗北感は、あまり語られぬ負の感情。そこに果敢に切り込んだ異色作です。
 「ファーザー」ではアンソニー・ホプキンス演じる認知症の父親は、迷宮にいるかのように、自らの思考の中をさまよいました。出口が見えないということでは、本作も同じく迷宮の中にあります。
 本作はタブー視されがちなメンタルヘルス不調の問題も堂々提議。コロナ禍で若者の心の健康が危機的状態の今こそ、積極的に光を当てるべきテーマでしょう。

 登場人物とともに迷い、惑った後で、やりきれなさをかみ締めました。爽快さとはほど遠い、衝撃的な苦い結末。これも映画の醍醐味なのでしょうか。この結末には、無性に誰かにネタバレして、話しかけたくなりました。

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流山の小地蔵

3.5きつかった

2023年3月24日
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自傷・自殺衝動のある鬱病になってしまった息子と、親はどう向き合えばいいのか?というテーマゆえ、けっこうきつい。
ニコラス役のゼン・マクグラスの不安定な少年の演技はよかったものの、鬱の描写が少し昔のイメージで、医学監修が入っているか疑問を抱きました。
精神疾患にも様々な種類があるので、鬱とひとくくりにしてはだめだし、対処法が多岐にわたるんですよね。

離婚して母子家庭ゆえに母親は働きづめで家にいない。
代わりにと預かった男親は、仕事人間でほとんど家にいない。
真面目で優しい人間ほど、自分が悪いんじゃないかと自らを追いつめ、孤独感に苛(さいな)められる。
「生きている状態がすでに最大限頑張っている」という状態だと理解し、寄り添い、そばにいることが重要で、一瞬でも目を離してはいけないし、それが無理なら医師に全面的に任せるしかない。
なのに、これだけは「やっちゃダメ」「言っちゃダメ」ってことがあるんですけど、これをヒュー・ジャックマンが演じる父親が繰り返す。
「できて当たり前」「学校に行っていい人生を歩め」「なぜできない?」「頑張れ」
など追い詰めていく。
父親のきつい言葉は愛情の裏返しではあるのだが、それによってどんどん症状が悪化していく。

それを観客として、なにもできず見てるだけという体験を味わう羽目になるという。

うわーーーって叫んで席を立ちたい衝動を、このクソ親をウルヴァリンが切り裂いてくれるに違いないという妄想で乗り切りましたが、気持ちのいい内容ではなかったな。

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コージィ日本犬

4.0家父長制的男性性の悲劇

2023年3月24日
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テーマは明確で、「男らしさ」の世代を超えた呪縛のもたらす悲劇です。
それをジェンダー論的な言葉をまったく出さずに描き切っていました。

主人公とその父、おそらくさらにその父、その父、その父……から続いている「男ならばこうあれ」という男性性の皺寄せが若い息子にのしかかっていくという物語です。
ですから、息子の苦悩を息子自身はどうすることもできませんし、明確に言葉で表現することもできません。それはそうです。彼の内部にあるように見える問題は、実は社会が抱えている問題ですから。

父親も自分がそれに囚われていることに真の意味では気づいていないので(たぶん最後まで)、息子への対応をほとんど全部間違えています。もう、ことごとく、「それやっちゃダメ」ということばかり息子にしています。

それはこの父子関係だけの話ではなく、今でも多くの国の社会が囚われているものです。
結末からすると、監督はそれが変化していくような希望を今は見出せていないのでしょうね。

「愛では救えない」
この場合はまったくその通りでしょう。男性が「男らしさ」から解放されることしかありません。しかし、アンソニー・ホプキンスの演じる主人公の父親のような人がそこに思い至れるか?
これはかなり絶望的でしょう。
長い時間がかかりますが、世代が変わることで改善に向かうことを祈るばかりです。

もう一人の息子が成長する時に間に合うどうか?そうしたことも考えたせる巧みなドラマ作りです。

役者さんがみんな素晴らしい。

なお、ヒュー・ジャックマンの演じる主人公の二人目の妻や子育てへの関わり方の細部をよくみてほしいですね。実はすごく古臭い、つまりヤバい相当に人なのでは……というのがわかると思います。
たとえば「小児科」という語が出ているのにスルーするシーンで私はゾッとしました。

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Pocaris

3.5この俳優陣なら期待値高めちゃうよね

2023年3月22日
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悪くないけど すっごく良いわけではない…

A.ホプキンス ズルいよー ほんの数分だけ 少ないセリフで 全部持ってく あの風貌。

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すったもんだだよ

4.0ラストが想像できても、 ずっと引き込まれたまま見てた ガブリエルに...

2023年3月21日
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ラストが想像できても、

ずっと引き込まれたまま見てた

ガブリエルに捧げたりとか、元ネタがありそうだけど、

家族の中の誰であろうが、こんなことになっているケース、

今この瞬間にも、

世界中に何件あるんだろう?

なんか切なくなる

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jung

3.5ネガティブなことばかり書いてすみません

2023年3月21日
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鑑賞方法:映画館

本作、公開1週目のサービスデイである火曜日は「春分の日」の祝日ですが、午前中回のシャンテの客入りはあまり多くありません。やはりWBC準決勝の影響は大きいですね。
で、早速観た感想ですが正直「非常にしんどい」です。鑑賞中は「何で私は祝日の午前中に好き好んで、劇場にまで足を運びこれを観てるんだろう。家でWBC観てればいいものを。。」と心に過りつつ、約2時間苦虫を噛み潰しつつ鑑賞していました(笑)。断っておきますが、これは作品を否定しているわけではありません。ただ、映画というエンタメに期待するものが違う人には薦められない作品であることは確かです。
両親の離婚をきっかけに、自分と自分の人生に悩む少年ニコラス(ゼン・マクグラス)。彼の言動に両親ピーター(ヒュー・ジャックマン)とケイト(ローラ・ダーン)の年齢に近い私としては非常にストレスフルです。
とはいえ、ピーターに対してもちょいちょい感じる「安易に取り繕った対処」は決してニコラスに対してだけでなく、後妻であるベス(バネッサ・カービー)に対しても根本的な部分では変わらず、果たして彼のそう言う部分が実は、前妻であるケイトとの離婚にも影響しているんじゃないかと想像したり。だとしたら、そのことに巻き込まれたニコラスの行き場のない「不信感」へ同情できなくもありません。
ただ、こうやって背景を想像するまでもなく、ストーリーについては全くと言っていいほど意外性がなく、展開は簡単に予測できます。最終局面ですら、物語の中盤のシーンから「あ、これ後で出てくるだろうな」と読めるため、あとはドライブしていくバッドバイブスに耐えながら観続けて行く感じです。
そして、さすがにこれだけの芸達者が揃うとただでさえ重たい内容が輪をかけて、単なるストーリー以上の真に迫った演技に、まさに観進めるのがしんどく感じます。特に『私というパズル』でもかなりの名演だったバネッサ・カービーは今作でも印象深い演技で、物語上、一番同情されるべき立場のベスの強さに、観ている私でさえ救われる包容力で助けられます。

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TWDera