The Son 息子のレビュー・感想・評価
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何ともやりきれない。。。
わからないけど、愛情多くかけられながらも破綻した反動なのか??
タイトル通り、自分と息子との関係性と自分が息子としての親爺との関係性が描かれてたんだけど。ヒーローでいて欲しかったなぁ😢
よくわからなかった。
誰に何を伝えたかったのかよくわからない映画でした。
結婚して男の子が産まれて、大学生の時に10年別居して離婚。
別れる時に、別居中息子が鬱で大変だったということを聞かされて。
どうしてその時何も言ってこなかったのか?とやりきれない気持ちになっても時すでに遅くて。
という、映画と似たような経験をしてる自分としては他人事では無い映画でした。
人生いろいろ。
後味が悪い
因果応報、身から出た錆?
なんとなく中盤から先の読める映画で、ラストもなんかそうなるんじゃないかって先の読める映画。
この話はどうすべきか?どう行動を起こすのか?が全くない。
ニコラスの演技が凄かったし、途中は感情が行ったり来たりで??だったが精神科あたりから分かってきた。
これは医者の言うことは聞かないと駄目だよって事。
中途半端
再婚相手とその息子が不憫でならない。元々ワンオペなのに、夫は仕事とニコラスのことで頭一杯だし。こっちも崩壊するんじゃないかとハラハラした。彼女が一番ニコラスの異変に気づいていたんじゃないかな。正直、父親も元妻も親バカにしか見えなかった。愛情で何とかなると思っているところとか、あーあの世代のしかもアメリカンドリームを体現した大人にありがちだなぁと思った。
10代のメンタルヘルスを甘く見ちゃいけないよ〜。ニコラスのあの訳の分からない不安や痛み、言葉にできない感じとか分かる〜と思ったし、それゆえにニコラスの行動も予想がついた。
ヒュー・ジャックマンの演技は良かった。
恥ずかしながら
「ファザー」ほぼ8割寝落ち
今回 鑑賞6割台まで戻しましたが、4割寝落ち・・
この監督とは相性が悪いのか、それとも何かの呪いなのか?。。笑
というわけで、レビューは遠慮しようと思ったのですがラストがどうも?
それまでの場面と比べて取ってつけたような終わり方が印象に残ってしまい。たとえばコロナ後の世界にうつ病の実態(これも疑問のある描き方だったが・・)をもろにぶつけて、なにを訴えたかったのか?前作は認知症の父、今回は息子の病気
医療が関わっているのに、診断や経過があまり描かれているかが心もとなかったように思えました。
ファミリー3部作になるのかと思いますが、次作は体調整えて臨めなければパスすると思います。変なレビューですいません。
思春期の息子を持つ父親として
実際に、あるんだとも思うんですよ。それも割とよく。
しかしこうやって突きつけられると、「どうしたら良かったと?」ってなっちゃうと思うんですよね。
振り返ると、離婚すべきじゃなかった、不倫すべきじゃなかった、というところにしか戻れなさそうだけど父親には父親の人生があるんですよね、自分で言っちゃう通り…
劇中で分かるとおり、とにかく専門家の言うことは聞こう、だしエンドロールの最後にあるとおり、とにかく相談しよ、しかない…
役者陣はみな素晴らしい。
特に、母親役のローラ・ダーンのどうしていいのか分からない感じと、息子役のゼン・マクグラスの自分でも分からない様子がリアル。
正直キツいが、観ておいて良かったのだろうと思う。思春期の息子を持つ父親としては…
モラトリアムバカ息子を取り巻くおめでたい親父の自己中物語‼️❓
いやはや、百年前くらいの青年の憂鬱造形🧑。
精神科医の監修ないのかな、断じて鬱ではありません、それだけは無い、鬱患者と精神科医に謝れ。
昨今の日本ではイジメやDVなどで深刻な自殺に見舞われているとゆうのに、世の中を舐めたようなモラトリアムの親子、ジジイも迷惑だよ50を越えた息子になじられたら、昔を。
最後もなんですか、情け無い、不倫の果てに出来た二つ目の家庭まで潰すつもりかいな。
ああ、後味悪い👎、この主役でなければ観ないものを。
糧になるとしたら、必要以上に悲観しない、悲劇の主人公自演しない、昔の不幸を引きずらない、他山の石とします、ぷー。
フラグぅ!
2023年劇場鑑賞65本目。
離婚した妻の元にいた息子の希望で一緒に暮らすヒュー・ジャックマン。とにかく苦しいと訴えるが何かはっきりした原因は語らない息子を全力で心配します。もうちょっと仕事に夢中で放っておくのかと思ったらそうでもなく、きちんと向き合おうとする父親に好感が持てました。
それでもラストに向かってフラグがどんどん立っていって絶対そうなるぞと予想できるのはちょっとお粗末だったかもしれません。
でも何事にもはっきりした理由が語られる訳では無い(特にこういう問題は)ということを描いたのはファーザー同様リアルだったかもしれません。
息子ニコラスを演じたゼン・マクグラスの演技は良かったです。何もしていないのに「気持ち悪い」と言われる顔と、全てが解決してすっきりした顔が全く違っていて、将来が楽しみです。地味顔なので次観ても気づかないかもですが・・・。
息子役の子、これからが楽しみです。
この監督には、前作の「ファーザー」と同様、手の平の上を転がされているような感覚になりますね。
前回は、認知症の父親と向き合う娘の話でした(ご存じ、アンソニー・ホプキンスが主演男優賞を受賞)。
今回は、思春期の息子と向き合う父親の話。
前妻と暮らす17歳の息子が、悩みを抱え、父を頼って同居する事になるのですが。
この映画の親と子のすれ違いが切ない。
その一つ一つが、胸に刺さるようでした。
「生きるのが苦しい」と泣きながら訴えるニコラスの深い心の闇は、本人にしかわからない。
両親は心から息子のことを愛しているのに、うまくいかない。
今回は祖父役のアンソニー・ホプキンス。
年老いてもなお強気で、息子を精神的に支配したい蛾の強さに唖然としながら・・・
この父親を持つ息子のヒュー・ジャックマンも、相当親子間に確執があったことが容易に想像がつく。
血の繋がりのある親子でも、理解し合えないことがある。
愛し合えるとは限らない。
そして、救えるとは限らない。
むしろ、近い存在だからこそ、ひどく傷つけてしまうことも多い。
「あなたの為にしている」つもりの事が、実は自分のエゴなのかもしれない。
私も子をもつ母として、身につまされた。
私はただ、素直に、娘が幸せでいてほしいと願うばかり。
たとえ、もし、私の事が大嫌いであってもいい、
とにかく子供が、この世界のどこかで、自分らしく、笑顔で暮らせたら。
生まれたことを後悔せずに生きてくれたら。
もうそれでいいと思った。
今回のヒュー・ジャックマンとても良かった。
数年後に泣き崩れる姿に涙が止まらなかった❗️
子育てに悩んでいる人は何かのヒントがあるかも。
お勧めです。
なんて手厳しいの。 息子も父親も母親も、みんな過去に捕われて逃げ場...
なんて手厳しいの。
息子も父親も母親も、みんな過去に捕われて逃げ場がない堂々巡りが生々しい。
テンポは穏やかだけに、同調しやすく他人事とは思えない辛さ。
人はみんな過去から逃げられない怖さがある。
けど、爺ちゃんはタフだったけどねw
そして真理を語ってた。
息子のキズは親のキズ…
前妻から17歳の息子の様子がおかしいと相談を受けた男が、息子と話し合い、息子と同居することになり巻き起こる話。
学校に行かずに何をしていたのかと問うと母親と暮らすことの不安に潰されそうだと訴えかけてきて、と展開して行くけれど、荷造りをして家を出る際のやり取りをみると違和感が…。
そして父親と後妻と赤ん坊との4人暮らしが始まって行くけれど、何だか息子の機微をみるにスリラーかサスペンス?とも思しきところがあるほどで、自傷行為や全ては誰かのせいという言い分は、傍からみるとただの拗らせ系の甘ったれにもみえる。
ただ、これが実際の息子だったら…と考えると非常に難しい問題だし、どうしたら良いものかと絶望的になりそうな。
そんな息子に翻弄される父親をみるに、この作品はThe SonよりもThe Fatherというタイトルの方がmatchする様に感じた。1作目と被ってしまうけど。
非常に難しくそして悲しいでは済まされない問題が題材ではあるけれど、家族の中にあっての個人の立ち位置みたいなものとか、何だかあまりにもアメリカ的に感じる部分もあって、安直に身につまされるとまでは思えなかったかな。
タイトルなし
タイトルのThe Sonは、ニコラスのことなんだろうけれど、ピーターのことでもあるのだろうと感じていた。
父もまた息子だから。
そして、父である前に、ひとりの人間。
そんな、ひとりの人間であるピーターが表に出てくるシーン、その時のニコラスの表情。
双方にとっての親という存在の難しさが描かれていた。
親の愛が足りない、という言葉はよく聞くけれど、愛では救えない、という言葉はあまり聞かない。
そう、愛は必要、でも、愛では救えない。悲しいけれどそれが事実。
誰が悪かったわけでもないからこそ、胸がいたむ。
家族愛があれば、家族憎もある
たまたまなのでしょうが、家族愛をテーマにしたアカデミー賞作品も同時期に上映中。
小難しいことを言うつもりはないのですが、家族、ときたら〝愛〟が続くことが、さも当たり前のように語られ過ぎな気がします。世の中には、家族愛と同じくらい、家族憎という感情があるように思います。
平均寿命が50歳前後の時代までは、60歳まで生きる人が滅多にいなかったから、還暦のお祝いが特別なことでもあったし、70歳まで生きるなんて古来稀(まれ)だったんですよね。
働いて、稼いで、食べて、生きることだけで精一杯の環境では、家族の関係性は、愛よりも、家族がひとつの共同体として生き延びていくのに必要かどうかで成り立つという要素が強かった。
と書くと、そんなのは遥か昔のことのように思われる方もいらっしゃると思いますが、『82年生まれ、キム・ジヨン』の時代の韓国では、稼ぎ手となれる男の子を望む人が多いから、妊娠しても女の子だと分かるとかなりの割合で中絶させられたそうです。だから、統計上も有意なレベルで男性の方が人口が多かった時期がある(キム・ジヨンの原作の中にそう書いてありました)。ひとりっ子政策時代の中国でも、同じようなことがあったようです。
話が変な方向にずれましたが、授かったこどもへの愛ですら、こんなに不確かなのですから、性格も個性も別の人間である親と子どもが、相思相愛というのも、そうであって欲しいとは思うけれど、現実はなかなか難しい。
期待通りに育ってくれない我が子。
こどもの望む理想像にはほど遠い父、あるいは母。
当然、他の誰よりも長く一緒に暮らし、人間的な本質や本音を知る機会が多いから、強固な信頼関係も築けるし、逆に覆せないほどの不信しか持てないこともある。
もしかしたら、私個人の感性が、世の中の平均と大きく乖離しているのかもしれませんが、家族関係の中に無条件で自然体で変わらぬ愛情なんてものは無いと思ってます。
家族であっても、信頼関係を築いたり、壊さないお互いの努力は必要だし、高齢化社会になってからは、親(大人)の身勝手さも目立つようになった(50代で亡くなっていた時代には悪目立ちする前に亡くなった)。
配偶者との関係が長く続くためには、信頼関係を損なわないための努力が必要だし、自我が芽生えた子どもとの関係でも、極力、自分の決めつけによる押し付けがましさが出ていないか、キチンと聞く耳を持っているか、いつも意識しています。
などと書き連ねると、いつも緊張しっ放しで相当疲れてそうですが、割りとすぐに慣れます。
つまり、人間が意識や感情というものを獲得して以来、愛情という不確かなものよりは、他者とどう向き合うかを考え続けることのほうが自然体(本能)として身についている、ということです。愛に頼るより、信頼関係を育むほうが、共同体が生き延びる可能性が高いからです。
長々とつまらないことを書いてしまいましたが、つまるところ、家族愛の物語というのは、信頼関係の構築における失敗、恢復、成功、後悔の物語。
そして、人間として生まれてきた以上、誰もが生きていくうえで、経験したこと、いま経験していること、これから経験するかもしれないことばかりなので、登場人物の誰かしらに感情移入せずにはいられなくなる。
どなたにとっても、深く身につまされる作品だと思います。
そういえば、ところどころの場面で感情が強まる音楽が流れていたのですが、エンドロールの中に、なんと、ハンス・ジマーの名前が❗️
これ、なんだか得した気分になりました。
胸にぐさぐさと。
昨今離婚する夫婦は珍しくもなく、ピーターだったり、ニコラスだったりする人も多いのではないでしょうか。実は私自身がニコラスでもピーターでもありました。だから、この映画辛くて胸にぐさぐさと。分かるなあと思ったり、そうだったのかもしれないと思ったり、忘れていたことを思い出したり。でも少なくとも僕はニコラスほどには sensitive な人間ではなかった。言い換えれば、ずるく(息子よ、すまん)生きて来たなと思いながら観てました。で、僕の息子?元気に、そして社会的にも活躍してますよ(と僕は思ってます。心の中までは読めないけど…。息子よ、ありがとう)。
こうして、僕自身が自分の過去と向き合うことができたということは、この映画の持つ力、リアリティーを表していると思います。
書きたいこと、山ほどあるんだけど、これで終わりにしときます。
これ、レビューじゃないですね。すいません。
親子の間に正解はない
フロリアン・ゼレール監督の『ファーザー』に続く家族3部作2作目。本作も自身の戯曲を基にしている。
弁護士のピーターは、離婚した元妻から息子のニコラスの様子がおかしいと告げられる。ピーターはニコラスを引き取り共に暮らし始めるが、2人の間には埋めがたい距離があった……。
17歳の少年が心の奥深くに秘めた思いは言葉にできない。ピーターも自身の父親との間に確執がありながら、同じ言葉で息子を傷つけてしまう。そんな親子の複雑な関係を淡々と描いていく。
ヒュー・ジャックマンがいい。終始抑えた演技で、苦悩する父親を巧みに表現する。元妻のローラ・ダーンもうまい。この映画の中で、一番複雑な感情をもった役だと思った。芸達者な2人に挟まれて一歩も退かない息子役のゼン・マクグラスもよかった。
暗く重いテーマだが、家族について考えさせられた。
【ハリネズミのジレンマ】
胸が詰まり居た堪れない作品。言葉にならない思春期の不安定な心情に踠く息子、何とかしてあげたいが理解出来ずに戸惑い空転する父親、子供に対し厳格で努力と成功を叱咤してきた社会的地位を手にした祖父、それぞれが愛する家族故に素直に向き合えない。理想とする父親像と自身が受けた子育ての呪縛に苦悩し後悔する父親の姿と、愛情だけで解決しなかった受け入れ難い結末に震える。
家族でも心の中までは見えない
他人からどんなに恵まれた環境に見えても、本人が満足をしていない限り人間は幸せになれない。
たった17歳の少年がどんなに考えても人生に不安しかなくてどんどん精神的に追い詰められていく。そしてその家族も一緒にその不安のドツボにハマっていき、這い上がれないしんどさよ。
愛情に恵まれなかったわけではない。
少なくとも愛されてはいる。
がしかし、一度根付いた身内への不信感、愛情への不安はどれだけ与えてもすぐ乾く砂のように全く手ごたえがなく、どんなに水をやってもかけたそばから乾いていくようだった。
多分、同じような状況の子どもは沢山いる。離婚が昔ほど難しくなく、人生の選択肢として十分普通にあり得る現代では、こういう家族の形態が始まりとは違う形をとった時にできる、愛情の狭間でもがいている子どもは本当に多いと思う。
でも全員が同じようになるわけではない。やはりメンタルの強さは関係があると思う。
誰が悪いとかいう問題ではなく、本当に精神の弱さは本人が自分で立ち上がって進むまでの過程が難しいんだなと改めて思い知った。
監督の仰った、家族内のメンタルの問題はブラックホールのように家族を飲み込むという言葉が忘れられない。
けど言わせて。
初めてヒュー・ジャックマン(なんかヒーローなイメージを勝手に持ってた)が嫌なやつに見えたの。何にもわかってないんだね、と。あなたは見たいものだけ見てるんだね、と。
でも人が何かに気づく時は、何かが起こってる最中とは限らない。
落ち着いた時に納得のいく気づきがあることもある。
監督がメンタルヘルスの問題は口にし辛いけど、もっと話していくべきである、というようなことを仰っていました。
家族間のことは特に外からは見えないもんな。そして第三者が関わることの大事さも学んだ。
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