劇場公開日 2023年3月17日

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The Son 息子のレビュー・感想・評価

全93件中、41~60件目を表示

4.0愛ではどうにもならないというのに。

2023年4月2日
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アメリカの精神領域の理解が、こんなに低い?

そのことが衝撃的。

自分の言葉で、自分が今、どんな状態なのか、こどもは説明できているのに、親は過去の楽しかった話ばかりに終始している。

今、ではなく「過去と未来」のみ。

行動に異変があることも、新しい傷を見つけても普通を求め続ける。

国が違っても、親が子に求めるものは同じなんだ。
こどもの声を聞こうとしない。
親の限界を認めない。

医師の言葉すら聞こうとしない。

本当の愛情って、なんだろう。

三世代にわたる確執も垣間見え。

愛だけじゃ人は救えない。
愛を受け取るキャパがないと。

言いなりになるのは愛じゃない。

自分の限界、知らないと。

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ミツバチば~や

3.0悲劇で終わらせてほしくない

2023年4月1日
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鑑賞方法:映画館

別れた元妻のもとにいた息子が思春期を迎え、精神的に不安定になったことから、父親として向き合う姿をヒュー・ジャックマンが熱演。
若い奥さん・可愛いベイビー・仕事もキャリアアップのチャンス到来と、絶好調の生活に突如訪れた息子という存在に、徐々にペースを乱され、なかなか上手くいかない苛立ちと葛藤が伝わり苦しかった。

「愛では治せない、これは病気であり治療は医者の仕事です」
そう精神科医が断言したシーンが印象的。親だからという愛情は勿論、責任感からも家族で解決しようとするケースも多いと思いますが、こういったお医者様と出会えたことは彼らにとって幸せだったはずなのに。

ラストは予想通りの展開になってしまったことが、物語としても作品としても残念。悲劇を回避できる道筋と希望をみせてほしかったなぁ…。

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まだまだぼのぼの

3.0エンドロールまでがひとつの映画

2023年4月1日
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「ファーザー」でとても感動したので期待が大きかったのですが、今回は当事者を疑似体験というものではありませんでした。ぐるぐるまわる洗濯機が暗喩的。

鬱がなんたるかではなく、それに寄り添うことの難しさや、(医師たちはnot enoughと言っていたものの)愛情深く支えようとしてくれる数々の手があること、彼らも同じように悩みながら生きていることを示しているのかな、と解釈しています。(それから、医療的措置の重要性も。でもこの脚本に関しては、医療従事者から当人へ同意を得る方法は、もっと別の持って行き方もあったのではと思ってしまう)

悲しい終わり方ではありますが、エンドロールの一番最後のメッセージを読むまで席を立ってはなりません!
あれも日本語訳して出すべきだと思いました(そして記憶しておくには長すぎて、共有できず残念です。。)

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Kiki

4.0子育てって、ほんとうに難しい。

2023年3月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

夫婦仲や家庭環境が子どもにあたえる影響って大きいですよね。そして子どもに期待をするあまりに子どもにプレッシャーをあたえてしまったり、親の価値観を押し付けるのも気をつけなければいけないですね。子育てってほんとうに難しい。
「ファーザー」に続き、フレリアン・ゼレール監督の作品はすごく説得力あるなぁ〜。自分ごとのように観いってしまう。

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光陽

4.023-049

2023年3月29日
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鑑賞方法:映画館

良き父親であろうとする。
良き男であろうとする。
自分の心に嘘は吐かず誠実であろうとする。

何も間違ってはいないが、
真っ直ぐであろうとすればするほど
歪みが生まれる。

自分の息子女たちはどうなのか、
家族にはどう映っているのか、
後半は我が事のように見入ってしまった😩

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佐阪航

3.5思春期+○○=地獄ですな

2023年3月29日
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慈

4.5愛は万能か?

2023年3月29日
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私が常々思っていること
大切なひとが、怪しい宗教の信者になっても、陰謀論を盲信しても、精神的な病を患っても、愛では解決しない
愛情を注ぐ無知な素人ではなく、専門家に委ねるべき

エンドロール後に、あるメッセージが表示されるが、日本語訳は表示されなかったのが残念
監督が最も伝えたかったのはあのメッセージかもしれない
英文ではありますが、長く表示されますので、是非御覧ください

He is different from the others.

Love is not enough.

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がい

4.0A.ホプキンスの存在感がヤバすぎる。

2023年3月28日
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冒頭3分で複雑なシチュエーションを説明してしまう完璧な演出。そのまま2時間、ただならぬ緊張感を保ったまま、「!」なクライマックスに突入します。目の動き、ドアが閉まる音、車窓からの景色。その全てが効果的で、非常に密度の濃い作品だったと思います。特にダンスシーンで曲が切り替わるサウンドデザインは秀逸でした。ただ、経済的に恵まれすぎている登場人物たちに共感できなかったのが残念(私の問題です)。

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ハチ

3.5それぞれの立場によって見方は変わるだろう。

2023年3月28日
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ゆうき

4.5「大丈夫」は大丈夫じゃない

2023年3月28日
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f(unction)

4.0(原題) The Son

2023年3月27日
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ずっしりと心にのしかかる重厚な作品でした。終盤にかけて観てて辛かったです。現実にもあることだから…愛してるのに救えないって、本当に辛いよ…

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AYK68

5.0 パンフにも書かれているように、帰ってきた息子の自殺がクライマック...

2023年3月26日
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えみり

4.0登場人物とともに迷い、惑った後で、やりきれなさをかみ締めました。

2023年3月26日
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 前作「ファーザー」に続き、フロリアン・ゼレール監督が、ふたたび「家族」に向き合いました。「家族3部作」の2作目で、前作と同様、自身の戯曲を映像化したものです。前作となる『ファーザー』(2020年)は初長編監督作でアカデミー賞2部門に輝きました。

 タイトルはズバリ「息子」です。作品同様に思春期のお子さんをお持ちで、どう接していいのやらお悩みの方なら、どうしても父親の視点で見てしまうことでしょう。
 特に世代間の確執がいや応なく示されるあの一言を巡る応酬。それは困難を前にした息子に対し、その手を取り、「乗り越えろ」と期待する言葉でした。親として息子を鼓舞し期待することは罪なのでしょうか。ついつい当然のことと思って、「励ましてきた」のだったら、本作の驚愕すべき結末に触れて、それが本当に親だから当然なのか?と答えのない質問を出された気がしました。

 舞台はニューヨーク。優秀な弁護士のピーター(ヒュー・ジャックマン)は、再婚した妻ベス(バネッサ・カービー)と生まれたばかりの子供と忙しいながらも幸せな毎日を過ごしていました。ある日、離婚した元妻ケイト(ローラ・ダーン)が来訪。ケイトと暮らす17歳の息子、ニコラス(ゼン・マクグラス)が学校に通っていないと知り、息子と久々にと面談することになります。そして、ニコラスからいきなり父親の家に引っ越したいと懇願されます。かつて妻と息子を捨てた負い目もあったのか、ニコラスを引き取り同居生活が始まります。実はニコラスは心に病を抱え、絶望の淵にいたのでした。そのため望み通り自宅へ引き取っても、ニコラスは学校に通わず、おまけに自傷行為をやめられなかったのです。そんな息子のことを理解できないピーターは、例の「乗り越えろ」という言葉を連発し、それに反発したニコラスと激しくぶつかりあうのでした。

 ここで傑作なのは、ピーター自身、子どもの頃、家庭を顧みない横柄な父親(アンソニー・ホプキンス)から、「乗り越えろ」と打ちかつことを強要されていたことが、父親とのやり取りで明かにされることです。
 わだかまりを抱え、自分はそうならないと思っていたのに、同様のことを息子に求める自分がいることを思い知らされます。父と息子、互いに愛しているのに気持ちがどうにも伝わりません。そんな八方塞がりの状況を、端正な映像で示されました。

 ままならないのが人生ですが、「子育て」はその最たるものでしょうか。ピーターのように大統領選挙の選挙参謀に抜擢されるほどの立派な社会的地位も、その困難さを前に人は無力であることが痛烈に描かれます。「家族映画」は数あれど、子育てに対する敗北感は、あまり語られぬ負の感情。そこに果敢に切り込んだ異色作です。
 「ファーザー」ではアンソニー・ホプキンス演じる認知症の父親は、迷宮にいるかのように、自らの思考の中をさまよいました。出口が見えないということでは、本作も同じく迷宮の中にあります。
 本作はタブー視されがちなメンタルヘルス不調の問題も堂々提議。コロナ禍で若者の心の健康が危機的状態の今こそ、積極的に光を当てるべきテーマでしょう。

 登場人物とともに迷い、惑った後で、やりきれなさをかみ締めました。爽快さとはほど遠い、衝撃的な苦い結末。これも映画の醍醐味なのでしょうか。この結末には、無性に誰かにネタバレして、話しかけたくなりました。

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流山の小地蔵

3.0子供は親を選べないから。

2023年3月24日
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talkie

3.5きつかった

2023年3月24日
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自傷・自殺衝動のある鬱病になってしまった息子と、親はどう向き合えばいいのか?というテーマゆえ、けっこうきつい。
ニコラス役のゼン・マクグラスの不安定な少年の演技はよかったものの、鬱の描写が少し昔のイメージで、医学監修が入っているか疑問を抱きました。
精神疾患にも様々な種類があるので、鬱とひとくくりにしてはだめだし、対処法が多岐にわたるんですよね。

離婚して母子家庭ゆえに母親は働きづめで家にいない。
代わりにと預かった男親は、仕事人間でほとんど家にいない。
真面目で優しい人間ほど、自分が悪いんじゃないかと自らを追いつめ、孤独感に苛(さいな)められる。
「生きている状態がすでに最大限頑張っている」という状態だと理解し、寄り添い、そばにいることが重要で、一瞬でも目を離してはいけないし、それが無理なら医師に全面的に任せるしかない。
なのに、これだけは「やっちゃダメ」「言っちゃダメ」ってことがあるんですけど、これをヒュー・ジャックマンが演じる父親が繰り返す。
「できて当たり前」「学校に行っていい人生を歩め」「なぜできない?」「頑張れ」
など追い詰めていく。
父親のきつい言葉は愛情の裏返しではあるのだが、それによってどんどん症状が悪化していく。

それを観客として、なにもできず見てるだけという体験を味わう羽目になるという。

うわーーーって叫んで席を立ちたい衝動を、このクソ親をウルヴァリンが切り裂いてくれるに違いないという妄想で乗り切りましたが、気持ちのいい内容ではなかったな。

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コージィ日本犬

4.0絶対絶望

2023年3月24日
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ブレミン

4.0家父長制的男性性の悲劇

2023年3月24日
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テーマは明確で、「男らしさ」の世代を超えた呪縛のもたらす悲劇です。
それをジェンダー論的な言葉をまったく出さずに描き切っていました。

主人公とその父、おそらくさらにその父、その父、その父……から続いている「男ならばこうあれ」という男性性の皺寄せが若い息子にのしかかっていくという物語です。
ですから、息子の苦悩を息子自身はどうすることもできませんし、明確に言葉で表現することもできません。それはそうです。彼の内部にあるように見える問題は、実は社会が抱えている問題ですから。

父親も自分がそれに囚われていることに真の意味では気づいていないので(たぶん最後まで)、息子への対応をほとんど全部間違えています。もう、ことごとく、「それやっちゃダメ」ということばかり息子にしています。

それはこの父子関係だけの話ではなく、今でも多くの国の社会が囚われているものです。
結末からすると、監督はそれが変化していくような希望を今は見出せていないのでしょうね。

「愛では救えない」
この場合はまったくその通りでしょう。男性が「男らしさ」から解放されることしかありません。しかし、アンソニー・ホプキンスの演じる主人公の父親のような人がそこに思い至れるか?
これはかなり絶望的でしょう。
長い時間がかかりますが、世代が変わることで改善に向かうことを祈るばかりです。

もう一人の息子が成長する時に間に合うどうか?そうしたことも考えたせる巧みなドラマ作りです。

役者さんがみんな素晴らしい。

なお、ヒュー・ジャックマンの演じる主人公の二人目の妻や子育てへの関わり方の細部をよくみてほしいですね。実はすごく古臭い、つまりヤバい相当に人なのでは……というのがわかると思います。
たとえば「小児科」という語が出ているのにスルーするシーンで私はゾッとしました。

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Pocaris

3.0寅さんみたいな伯父さんがいたらよかったのにね

2023年3月23日
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悲しい

単純

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カールⅢ世

3.5この俳優陣なら期待値高めちゃうよね

2023年3月22日
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悪くないけど すっごく良いわけではない…

A.ホプキンス ズルいよー ほんの数分だけ 少ないセリフで 全部持ってく あの風貌。

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すったもんだだよ

4.0The Son 自分の息子であり、息子だった自分であり

2023年3月22日
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Oyster Boy