「確かにいない」熊は、いない sironabeさんの映画レビュー(感想・評価)
確かにいない
イランのパナヒ監督は、国外脱出を試みる男女を描いたトルコの映画を撮影していた。彼は海外渡航禁止令を受けているので国境の村に滞在し、リモートでトルコのスタッフ指示を出していた。そんな時、村の男女のトラブルに巻き込まれてしまい。
上映禁止、逮捕など様々な圧力を受ける監督の、ドキュメントのような作品。監督だけではなく、不自由なトルコの男女、村の習慣に囚われて、それが普通だと思っている村人。窮屈の中の、さらに窮屈な思いに虚しい後味でした。確かに、熊はいない。
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