劇場公開日 2023年1月27日

イニシェリン島の精霊のレビュー・感想・評価

全306件中、261~280件目を表示

4.0絵画的

2023年1月28日
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悲しい

絵葉書のような風景と、家畜たちの優しい目が印象に残りました。

島の皆さんの個性が強くて、なんだかハチャメチャなようですが、自分の思うままを言動にうつす様が、わたしには心地よかったです。

そして、コリン…ファレルの立派な眉が羨ましかったです。

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Mikikar

3.0期待していたけど……

2023年1月28日
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1923年のアイルランド、イニシェリン島に住む2人の男の物語。
昨日まで親友だと思っていたコルムに絶縁を言い渡されたパードリックは納得がいかない。しつこく言い募るパードリックに、コルムは「今度話しかけたら自分の指を切り落とす」と宣言する……。
暗鬱な島の情景や、詮索好きな島民たち、海を隔てた本国からは内戦の音が聞こえてくる。そこで繰り広げられるいさかいは詳細が不明で何を感じればいいのかわからない。おそらく北アイルランド紛争に絡めているのだろうと想像できるが、日本人であるぼくには到底理解不能だ。
それでも理不尽な友情劇として観ることはできる。あまりお薦めはしないが。

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ぽてち

4.0分かり辛い

2023年1月28日
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分っかり辛い…
一個一個の感情の流れや行動はまぁ分からなくもないけど、それが積もるとこんな訳分からない展開になるのが腹落ちしない… まぁそこにこそアイルランド内戦を象徴させてるんだろけども…
コリン・ファレルとブレンダン・グリーソンも良い演技。特にコリン・ファレルは、なんだかスッキリしないような顔が最高だな。バリー・コーガンも良かったが、なんといっても妹役のケリー・コンドンが最高!「あんたらみんなクソ退屈よ」ってもうね。
しかし映画全体としてはつかみ所がないな…ww

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ぱんちょ

3.5退屈な島

2023年1月28日
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mz

4.0ある島の出来事から、世界の不条理を見つめる問題作

2023年1月28日
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悲しい

怖い

知的

二人の訣別は次第にエスカレートしていき、怒りや悲しみは暴力や炎となる。観ていて痛々しかったが、ある意味滑稽でもあった。凄まじく、なんだか茫然としたまま終わった気がしました。

内戦と二人の訣別はリンクしているのだな、とは感じとれたが、面白さを理解するのには自分には難しいかったかも?と思う部分もあり。しかし、他の人の感想や解説を読んだり、考えれば考えるほど、あの人物や出来事はこういう比喩だったのかも?と気づく面白さがありました(もちろん推測ですが)。

コルスは知的で他人から認められる世界を持ち、パードリックは優しいがつまらない人物です。私もパードリックのように相手から一方的に友情を終わらされた経験があります。初めは身の詰まる思いで見ていましたが、もしかしたらマーティン・マクドナー監督も過去に理不尽な体験をされたのかもしれませんね。

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せん

3.0忘れたいが、ずっと記憶に残る

2023年1月28日
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 予想通り、気分が悪いままエンドロールを迎えた。主な登場人物のうち、行動が理解できるのは、パードリックの妹シボーンだけ。美しいアラン諸島の風景とは裏腹にずっと、胃がキリキリする人間関係を見せられる。

 『イニシェリン島の精霊』をブラックコメディーとして消化できるほど、映画を愉しむ力がないと言えばそれまでだけど、映画をたまに見る人にはお勧めできない。

 忘れたいが、ずっと記憶に残る。そんな作品でございます。

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bion

4.5価値観の違う人

2023年1月28日
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悲しい

難しい

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ミカ

4.5風景の美しさと暴力的な出来事の対比

2023年1月28日
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悲しい

荒涼とした厳しさも感じる美しい自然の風景、音楽も神々しく神秘的な安らかな雰囲気です。
しかしそんな雰囲気とは裏腹に、日常に降って湧いた諍いがどんどん不穏な空気を高めてゆきます。
登場人物たちの気持ちは理解できますが、何故そこでそうなる?、そこでやめとかない?、ともどかしい気持ちに。
不穏な血なまぐさい空気の中にもコミカルなところがあり、妙な悲喜劇という感じですが、やはりやるせなさが残ります。

突然別れを告げられる、告げられた方は理由が分からない、という部分は熟年離婚の夫婦を連想してしまいましたが。
物語の時期がアイルランド内戦中と明確に表されるので、本土の争いはこの島民にとっては対岸の火事のようでもありますが、昨日までの友人と血なまぐさい争いに発展するというのはやはり内戦の状況の理不尽さと重ねているのかと。

風景の美しさと暴力的な出来事の対比も印象的です。
俳優陣の演技も素晴らしいですし、象徴的な構図の映像もいろいろと考えさせられました。

時代背景について詳しくないのでパンフレットを買ってみようと思ったのですが、大雪の影響でパンフレットが届かずまだ置いていないとのことで、残念ながら買うことができませんでした。

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nakadakan

3.5コリン・ファレルのハの字になった眉毛はある日突然ワケのわからん理由で不条理に戦争の渦中に放り込まれては日常をブチ壊された人たちの困惑と悲痛な叫びだ!

2023年1月28日
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ある日突然、日常をブチ壊す親友の豹変!本土の戦争も他人事じゃない。寓話的な歴史ドラマとして描くことで少しファンタジックな雰囲気も帯びながら、ロシアのウクライナへの支離滅裂な口実による戦争然り、内実は何よりもリアル。
"退屈"しかない島で、人の死を予告する精霊="死神"の声に耳を傾けてしまった人間たちの愚かな末路は、世界の惨状に他ならない。そこに暮らし、そこでの生活が全てな人にとって、そこでの"退屈"を否定することなどできない。いくらヤバくなった、居づらくなったからといって、やすやすと他の場所に移れるわけなどない。それを一方的な口実や約束を押しつけては危険に晒す者がいる。戦争の理由なんて元を辿ればそんなものだろう、それもまた暴力に違いない。
バリー・コーガン演じるドミニクは島中からバカにされ、喰い物にされる純粋さの象徴のように響いた被害者。作中その時々のネタや口実、何気ないセリフなのかもしれないが、明らかに蔑みを含んだ同性愛や鬱、"バカ"という価値観。…と同時に、もしかするとコリン・ファレル演じる主人公パードリックも、コルムもドミニクも行くとこまで行けば死ぬかもしれないのに、パードリック本人はその状況をどうにかしようと必死に動いた結果であって故意ではないにしろ、そうした方向へ追いやったとも取れなくないわけで、そう考えると彼の言動にも火に油を注ぐような"精霊"らしさを見出だせないわけではないやも。そして決別。

マーティン・マクドナー × コリン・ファレル × ブレンダン・グリーソン =『ヒットマンズ・レクイエム』チーム!!
そんな鉄板主演コンビに加えて、個人的に大好きなバリー・コーガン君。三者三様、素晴らしい演技と存在感だった。"いいやつ(nice/good guy)"と"考える人(thinker)"は「&」から「VS」へ?! …これはマーティン・マクドナー印のブラックコメディにおいて"ブラック"が(圧倒的に)勝る瞬間だった。もしこれを"コメディ"とするのであれば、それはこの精霊たちのように人の愚行と死を見て楽しむ神の視座に立つようなものかもしれないとすら思う。
例えば前作『スリー・ビルボード』では最後には比較的分かりやすく静かに沁み入るような映画的カタルシスがあった。それに対して本作は、あの後に2人が復讐に行ったようなもので、良くも悪くもあらすじや予告から分かる情報のまま最後までゆっくりと進んでは、ただただ辛く寂しく苦しい味わい、余韻だけを静かに残していく…。この「う〜ん」という感じは、前作やそれまでのフィルモグラフィー以上に見る人を選ぶ作品だと思うけど、同時に彼の作品を初期から見ていた者としては彼でしかないと痛感する。

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とぽとぽ

4.0"エンコ詰め"

2023年1月28日
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悲しい

興奮

難しい

一切の予備知識を入れないで鑑賞すると一瞬、時代設定や舞台となる国ですらわからないまま、観る前や物語序盤では現代劇かと、カレンダーや奏でられるアイルランド民謡など台詞で"IRA"と出て来たりでようやく、唐突に絶縁宣言、二人の仲が良かった日々が想像出来ない険悪さ。

監督のマーティン・マグドナーや主要登場人物たちがアイルランド国籍であることで納得の舞台設定、主演の二人を起用した『ヒットマンズ・レクイエム』に雰囲気が近いようで地味に進んで行く物語から微妙に可笑しかったり感情移入出来る哀しさ、幼稚園でも小学生や中学、高校や大学に社会人になっても老後でも国柄に関わらず同じような経験を何方の立場でも、そんな関係性がわからなくもない!?

パードリックとコルムを中心に少しの心理戦?劇的な展開も希薄で退屈になりそうな間にパードリックの妹の実情が物語に起伏を、バリー・コーガン演じるドミニクのキャラクターが逸品で彼を見ているだけでも飽きはしない、コリン・ファレルとは『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』や『THEBATMAN-ザ・バットマン-』ではペンギンと多分、ジョーカー役で本作は三度目の共演か?

商店のババァや神父に警官と意地の悪い連中に胸糞が悪くなる、そんな外野のキャラクターも魅力的。

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万年 東一

3.0内戦

2023年1月28日
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悲しい

楽しい

難しい

親友にある日突然有人をやめると告げた考える男と、告げられた考えない退屈な男の話。

残りの人生を考えて、楽しい バカ話しを繰り返す毎日ではいけないと思い立ち断交宣言をするコルム。
突然まともに口も聞いて貰えなくなり戸惑うパードリック。

仲が良いうちは良いけれど、何かがあれば島中みんなの耳に入る様な少し閉鎖的な島で巻き起こる諍いがエスカレートしていく物語。

賢い妹に死神にクソ警官にゴシップ大好き商店主にNo.1のアホに生臭神父にと様々なキャラクターが登場し小さな戦いを見守ったり庇ったり…。

ホント小さな話しで何をみせられているのか?という感じになりつつも拗らせジジイ達のシリアスな戦いをほんのりコミカルな演出でみせていく感じや、虚無感がなかなか面白かった。

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Bacchus

4.5どっちかな

2023年1月28日
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16本目。
コリン・ファレルの芝居が面白いなと始まった時から思ってたけど、作品の中同様、それが分かってくると、同じ心境になってしまう。
周りのキャラも大分濃いし、段々とブラックな方向に傾いていく流れに、のめり込んでいってしまってる。
鶏が先か?卵が先か?じゃないけど、原因はどっちもどっち、いや?とは思うけど、つまらない大人の意地の張り合いとも言える。

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ひで

3.5Best Friends Forever

2023年1月28日
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mash

3.0主人公や親友の行動が理解できず取り残される

2023年1月28日
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親友が絶交したがっている理由は、案外早く明らかになる。その理由も、決して感情的なものではなく、理にかなっていて納得できる。しかも、親友は、決して主人公を嫌ったり、憎んだりしている訳ではなく、ただ、放っておいてほしいだけなのである。そのことは、親友が、殴られた主人公を助け起こしたり、主人公の代わりに人を殴ったりすることからも明らかである。
ここまでは良い。
理解できないのは、親友が実行する自傷行為で、明らかに常軌を逸しているとしか思えない。とても、「ちょっとした感情のすれ違いがエスカレートした」といったレベルの行いには思えないのである。親友が、精神を病んでいるようでもなく、いたって理性的に見えるのも、かえって不自然で、訳が分からなくなる。
一方の主人公も、そんな親友の本気度を認識しながらも、なぜ、それほど親友に執着し、関わりを持とうとするのかが、よく分からない。確かに、妻も恋人もなく、親友と酒を飲むことしか楽しみがないことは理解できるが、あの状況では、親友の望むとおりに放っておいてやるのが普通の対応だろう。
警官も、神父も、雑貨屋の主人も、誰もが、揃いも揃って性格の悪い島民の中で、唯一まともに思える主人公の妹が決断したように、「島を出ること」こそが、最も正しい選択肢だと思えるのだが、主人公が、なぜ、それほど、島に残ることにこだわるのかも、理解に苦しむ。妹も、友達だった警官の息子も、最愛のロバも、もう島にはいないのにである。
結局、妹以外の誰にも、共感も、同情も、感情移入もできず、観終わった後には、取り残された気持ちだけが残った。
ところで、主人公が崖の上から妹を見送った時、隣に立っていたのは誰だったのだろう?
それから、死を予言されたのは2人の男のはずだったが、もう1人は誰なのだろう?

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tomato

4.5「いい人」が隠している凡庸な悪

2023年1月28日
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SP_Hitoshi

4.0もしかしてこれジョーダン・ピール系映画ですか?

2023年1月28日
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何にも考えなければ吉幾三的世界。

閉鎖的な島。
《普通》から少しでもズレた人間は疎外。
見ようによってはイジメ。
本音は言えない。
やりたい放題の権力者。
染まりたくない。
だが、この土地に住む限り、否応なしに染まっていく。

特徴。
子どもがいない。
むしろ婚姻関係にある人がいない?
一見して真っ当に見える主人公。
でも他の人の目から見るとそうでもない。
主人公を突然嫌いだす友人。
主人公が話しかける度に、とんでもないことをする。
それを止めずに呆然と見るパブの人々と。
堂々と正面切って話しかける主人公の妹。
…そして、正常な人間ほどこの町から出ようとする。

なんだこれ?
観始めた時にはそんな印象でした。
で、最後まで観てやっぱり なんだこれ? だったんですが。
なんかこれ、主人公と友人の関係を国と国とかに置き換えると、なんかしっくりくるなあと。
なんでそこまでなる前に、話し合えなかったのか?とか。

まあ、賛否両論ある作品だと思います。

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BONNA

3.5アイルランド小島の風景は美しい。ただ、話はベクトルが難解、どこに向かってるの?不思議ちゃん映画。

2023年1月28日
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単純

知的

難しい

アイルランド🇮🇪内戦1923 本土と離れた小島ののどかだけど、厳しい情景

緑の島だけど、樹木は生えない 美しい景色

小島だから全員が顔見知り。故にみんな退屈。

だが、不思議ちゃん映画で、そこそこ【何で?なぜこういう行動心理のベクトル?】という不思議さで
そこそこ魅せる。
ロバがかわゆい。
精霊の舞い降りた老女が恐ろしい。

しかしコレでアカデミー行けるかなぁ❓最近変なのばっかだからかえっていけるカモね❗️あと次の行兄弟✖︎→兄妹ね。

チット
①何で兄弟揃って、容姿も悪くないのに独身やねん、太ったオッサンも
②職業なんやねん、1923、日本で言うと大正時代に無職で昼から酒ってありか?

というのは感じたが、それは言うのは野暮というモノ。
不思議ちゃん映画だから仕方ない。

チョットセリフの応酬がすごい、セリフ多すぎ、時間も若干長いカモ

でもアイルランドのしかも孤島的な文化、閉塞感は堪能でケルト文化的な・・・
人間讃歌、ブラックコメディーというよりは
【病的な心の闇】VS【気弱すぎるコリン・ファレルの迷走】不思議ちゃん作品。

でも告解だか懺悔だか知らんけど、キリスト教独特の神父だが牧師への告白場面で
神父だか牧師が、グルになって【テメェこの野郎 Go To Hell 】的なやり取りは面白かった。爆笑🤣

でもコリン・ファレルと喧嘩相手のオッサンよりも
【チト頭の弱い】ドミニク役のバリー・コーガンのはキャラが面白かった。

不思議ちゃん作品だね。景色は美しい。田舎の閉塞感で鈍重になりがちなテンポを会話の応酬で補っている。

ただ、好き嫌いは分かれるねぇ、どっちかというと映画🎬が趣味の人向け。
有料パンフはデザイン構成共に高レベル。【オッサン ブレンダン・グリーソンすまぬ🙇‍♂️】
ロバのかわゆさと不条理、不思議ちゃんに身を任せる作品。あるいはアイルランド🇮🇪の美しい景色に身を任せる作品。

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満塁本塁打

5.0すべては『イニシェリン島の精霊』を完成するために・・・これが映画だと…傑作だと思う・・・

2023年1月28日
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もーさん

3.0マーティン・マクドナーは何を伝えたかったのだろうか

2023年1月28日
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JYARI

4.0いやぁ、、評しにくい。。

2023年1月27日
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確かに脚本は素晴らしく完成している。そして主要な役の俳優4人、いずれも素晴らしい。からの、トータルとしてどうか。。。うーん、評しにくい。
私は作品へ「感情移入」について、評価そのものに「影響」はしたとしてもけして「重要」なことではないと思っています。ただこの作品は、序盤こそオフビートなやり取りに笑える余裕もあるのですが、まだ前半とも言える時点から早々にコルム(ブレンダン・グリーソン)の言動のスリラー味に対して、惑わされるスーラウォーン兄妹(コリン・ファレル&ケリー・コンドン)へ否が応でも感情移入してしまい、次々と「起きることの衝撃」と「転がるような展開」にとても平常心ではいられなくなります。
本作の監督であり脚本を書くマーティン・マクドナー、『スリー・ビルボード』の不条理さもなかなかなものでしたが、はっきり言って本作は、比較にならないほど常軌を逸していてずっとザワザワが止まりませんでした。
果たして一体、どんな相手にならこの作品を薦められるのか判断できませんが、仮にこれが「アカデミー賞作品賞」を獲っても、それだけで「ちょっと観てみるか」のノリだったらむしろ観ない方がいいと思います。それだけ、映画ファンとして「絶対、否定はされたくないけど、これが最高だとも言いにく」バランスの云わば「問題作」だと思います。

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TWDera