劇場公開日 2023年5月12日

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TAR ターのレビュー・感想・評価

全357件中、221~240件目を表示

4.0卓越した天才の盛衰

2023年5月17日
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泣ける

悲しい

知的

音楽にも詳しくないし158分だし。ちょっと見るのに勇気がいるわぁ、色々と入り込めなかったらどうしよう…と不安半分で挑んだもの。あっという間でした。魅せに魅せられたケイトブランシェットの迫真の演技が強烈すぎました。最高に息苦しくて、どうしようもないくらい追い詰められていく彼女の背中をひたすらに見守り抜いた時間でした。冒頭から音楽の専門性や歴史についてやたらめったら語るシーンが長かったんだけど、それもそれで彼女の超越したエゴイスティックな要素を大風呂敷で描かれるにあたって必要だったわけです。ある音楽家の卓越した才能の頂点と転落。自分自身を尖らせて、戦って、鼓舞しつづけて、才能を煽り続ける人生というのは…辛いだろうなぁ。最終的には「人間性の弱点」を叩かれまくっていく過程を観ながら、それはそれで当然な部分もあるけれど、周りと信頼関係を紡げなかった彼女の孤独性を想像すると悲しかった。どんな状況下においても音楽を続けていく事が彼女にとっては生きること。それだけが救い。

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ゆうき

0.5女優さんがどんな女優さんか、僕は知らない。だから、凄い演技なのか僕は分からない。

2023年5月17日
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マサシ

2.0断片的表現の不完全燃焼

2023年5月17日
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期待していたのと全然違っていたという部類の作品
しかしアダージェットのラスト部分の淡くかすれ消え行く弦の音色の美しさが聴けてよかった!

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ギョイサッサー

4.0重い‥

2023年5月17日
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泣ける

ターに入り込みすぎて、重ーい日々を過ごしました。
切なすぎる人生‥‥ため息しか出ない。
 あ!演技力にやられたんでした。
良かった、ターは実在しません。

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ねこのあお

4.0むむむ、難しい

2023年5月17日
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YouTube解説とか見て学習したので、もう一回観たいが、この長さはつらいかも。

ケイト・ブランシェットはさすが。

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ボケ山田ひろし

5.0何を支配するか、時に心身を任せる

2023年5月17日
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TAR
ター
ケイト・ブランシェットでないとターは演じきれない、さすがの存在感。
支配〜パワーゲーム

支配から逃れ執着を手放すことが人生の河(時)に流れていくのに大切なことだと感じた。
もう一度観ないと解らない。
TARは観る人それぞれに意識の変化をもたらす。
本質に近づくために

#TAR
#ター
#ケイトブランシェット

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gomako1933

3.0面白くないわけじゃないんだけど‥

2023年5月17日
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mac0812

4.0アナグラム的な倒錯

2023年5月16日
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世界最高峰のオーケストラの一つであるドイツのベルリン・フィルで、女性として初めて首席指揮者に任命されたリディア・ター。彼女は並外れた才能とそれを上回る努力、類稀なるプロデュース力で、自身を輝けるブランドとして作り上げることに成功する(公式サイトから一部引用)。

公式サイトのあらすじが、割と本作の核心部分まで紹介されているところと、いわゆる商業作品としてはずいぶんと説明を端折っているので全体的に分かりづらい構成になっているところなどから、ストーリーそのものが重要というわけではない作品と分かる。

純粋に音楽に魅せられた原体験、徹底した音へのこだわり、わざわざ養女を育てるレズビアンカップル、遅々として作曲が進まない焦燥、歯止めのかからない承認欲求、逃避的に顕在する情欲、権力とプレッシャー等々、たくさんの要素を個人の中に自ら引き込み混濁し、徐々に倒錯していく過程を、ケイト・ブランシェットの常軌を逸した怪演と、静謐で美しいながらも常に緊張感の漂う映像で見事に表現している。

作中、文章の文字を並び替えて別の何かの文章にしてメッセージを読み解くという、アナグラム的なシーンがほんの少し登場する。「指揮者によって異なる楽譜の解釈」と、「見方によって全く異なる位相を見せる現実社会」を示すダブルメタファーだと思うが、主人公のTARという名前もまた、ARTのアナグラムであるという。それでも音楽という芸術に吸い寄せられていく無垢さか、あるいは、結局のところ音楽という芸術でしか生きられないカルマなのか、ラストは文字通り、解釈が分かれそうである。

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えすけん

4.0名優ケイト・ブランシェット

2023年5月16日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幸せ

凄い演技力だ。表現力も素晴らしい。役に打ち込む姿勢も目を見張るものがある。ケイト・ブランシェットは言わずもがな特別な俳優である。
内容はパワハラの行く末を描いており、経歴がどれほど素晴らしくとも、人間性に難があると足元を掬われかねないと人生訓を分かりやすく映像化している。ジェンダーの更なる先にある人間たるものの所作が問われている。象牙の塔が如きクラシック界の男性社会を糾弾しつつも、その環境に囚われ、過剰なはどの欲望と欲求を満たすために利用する自らのステイタス。知性がずば抜けていても、卓越した音楽的才能を有していても、それらは幸運にも備わっている能力に過ぎず、根源的な人間性に全て起因する行動と反応が内にも外にも遺憾なく発揮された結果が、自らを引き上げるか、叩き落とす運命の支配であり、翻弄されるばかりが生々しい人間そのものなのである。
そもそも、本当の答えは事の始まりに出ているのだ。その答えは純粋に「好き」というものである。音楽が好きという答えに気づいた堕ちたターは世界中をドサ周りしようとも、情熱は失ってはいないのだ。例えゲームイベントの指揮者へと落ちこぼれても、気づいた後の強みはある。矛盾のない音楽との関係は常にシンプルであり、それを自らが望んでいるのならば、救われた新たなる出発なのではないか?

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shanti

4.0芸術(音楽)への信頼

Mさん
2023年5月16日
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を感じさせる作品でした。
(だからこそ)ケイトさん自身がピアノやアコーディオンを弾くシーンはなくてもよかった。
「ブラックスワン」はもろに芸術至上主義を感じさせる作品だったが、この作品の根底には別の意味で芸術(音楽)への確かな信頼が感じられた。

追記
再度鑑賞。改めて、頂点を極めた人の転落の物語ではなく、再生の物語であることを再確認。
もう少し、フルオーケストラの場面での曲を長く聞きたかった。
監督は、ビデオのシーンをどこかで見つけて、この映画を作る気になったのかな、と思った。

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M

2.0ʅ(◞‿◟)ʃ初めから最後まで置いてけぼり

2023年5月16日
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おにっち弐号

5.0クラッシック音楽好きには堪らない❤️

2023年5月16日
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怖い

知的

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Apollōn_m

4.5一体なに??

2023年5月16日
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Nana Shinozaki

4.0もう一度観直したい。。。

2023年5月16日
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さてさて、ざっくりと聞いていた前評判から「評するのが難しそうな作品」とは思っていましたが、観終われなやはり「一度観ただけでは消化しきれない」とても複雑な作品です。何せ、いわゆる説明的なシーンやセリフは一切なく、展開を追いつつ前のシーンを思い起こして「何があったのか」を想像していく必要があります。
オープニングからクレジットが流れ、バックグラウンドで流れる音楽(歌)と子供たちの声が眠気を誘うのを我慢しつつ、ようやく始まった冒頭のシーンからスマホのアップにメッセージのやり取りを見せられて、正直、何を意味するのか全く解りません。ただ、これ結構な後半シーンで繋がる状況と、もしかしたらこれは?と匂わせる(とは言え、やはり説明はされない)やり取りを思い起こせば、実は「重要なシーン」なのだと思います。(あぁ、もう一度観直したい。。。)
そして、音楽やオーケストラという世界に全く造詣がないとこれまた何を言ってるのか解らないやり取りを聞いて、これをあと2時間半か、、、とおののきますが、その後徐々に物語が動き出すことで、細かい意味は解らなくてもケイト・ブランシェットの凄みだけは否が応でも感じます。そして、そのケイト演じるリディア・ターに惹き込まれること請け合いです。オケを仕切る指揮者としての彼女も、学生に講義をする彼女も、その説得力と有無を言わせない押しの強さに気圧されますが、徐々に見えてくるそれ以外の部分における彼女の言動の「際どさ」に不安を感じ、リディア自身の不安定さ(不眠)が相まって強い毒性を感じます。
兎も角、この作品の肝は何と言っても「音」にあります。それは迫力十分のオーケストラが奏でる音楽から、リディアの強迫観念を際立てる微かな物音まで様々ですが、さすがにこれは劇場でないと味わいきれないでしょう。
残念ながらアカデミー賞では6部門でノミネートされたものの、結局無冠に終わりましたが、サービスデイとは言え平日の微妙な時間帯のTOHOシネマズ日比谷のスクリーン1はなかなかの客入りでした。結構な集中力を要する難解な作品ですが、見応え十分ですし、個人的に「作品性」としては正直エブエブよりこちらの方が好みだったりします。観終わって感じる「もう一度観直したい」難解さは癖になる面白さで、実に濃厚です。

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TWDera

2.5偉くなると忘れていくものな〰️に

2023年5月16日
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難しい

てっぺんまで登り積めたら、後は落ちるだけ 雇われ社長に良くあるタイプ
色々な現代の問題をちりばめていた(LGBT パワハラ セクハラ オールドハラ等々)が、結論として井の中の蛙大海を知らずで、裸の王様になってしまったのかも…
僕も謙虚さを忘れず、明日からも頑張ろうと思いました
若い人が多数中盤で観映放棄 若い人には向かないかな
主人公も定年間際の管理職感を感じたのは…

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ろくさん

5.0クラシック音楽好きな方オーケストラ演奏が好きな方、ヒューマンドラマが好きな方 観て(団員感覚で)、音の良い映画館で!

2023年5月16日
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AKF-RHOO

3.0絵画のような映画…

2023年5月16日
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数か月前から予告編観て
これヤバい映画公開されるぞ!と胸躍らせて劇場へ…

ケイトブランシェットの迫真の演技!
カリスマ指揮者とオーケストラのリアルな演奏。
実際の指揮者の実生活もこんな感じなんだろうと想像できたし
一つ一つのシーンが音楽的で絵画のような印象を受けた。

しかし、途中からストーリーを探している自分に気づいた

ここからどうなるのだろう?と…

決定的事件でもあるのか?…

テーマは何だ?…

この映画、説明がない。

…淡々と主人公が追い詰められていくシーンが続く。

ストーリーを自分なりに解釈し埋める作業が
映画を見終わった後で待っていた。

絵画のような映画。
それが監督の狙いなら良いと思うが…。

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オット

4.0音の途切れない作品

2023年5月16日
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鑑賞方法:映画館

音楽の素養など全く持ち合わせていない私には難解で、指揮者ってこんなお仕事なのかーと教えられる場面が多かったですが、一人の人間の生き様を物凄い迫力で観せられました。

序盤から指揮について熱く語る主人公の声
主人公の指揮に合わせて演奏される音楽
彼女を悩ませ続ける住まいでの雑音
負けじと騒ぎ立てる主人公
主人公の引き起こした出来事へデモを起こした人々の声
どんなに飛ばしても静かな高級車の音
チェリストと出会いな場となったトイレでの音
やはり、さまざまな音が印象に残りました。

皮肉っぽいですが、周りの人達の優しい声に耳を傾けることができていたら、あんな顛末にならずに済んだんでしょうか。あるい、天才の宿命なんでしょうか。考えさせられました。

終盤に「音楽は言葉で表現できないものをもっている」(正確には覚えられませんでした)みたいな言葉に改めて感銘を受ける主人公が描かれましたが、彼女の生き方そのものも、言葉を超えるものがあったように思いました。

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Eiji

1.5さっぱり分からん ベトナムで酒店?

2023年5月16日
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難しい

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ゆきとう

3.0ラスト残念

2023年5月16日
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同じオーケストラで同じ曲でも指揮者の好みによって変わる、前半は録音を成功させたいターがグイグイくる展開。
やがてスキャンダルとか怪しい展開に。
でも最後はターが逆境を克服して録音演奏を成功すると期待してましたが。
マーラーの5番もうちょい聴かせて欲しかった。

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あらじん