「アベンジャーズ関係作品を未見でも楽しめた」サンダーボルツ* sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
アベンジャーズ関係作品を未見でも楽しめた
アベンジャーズ関係の作品を一本も観たことがなかった自分でも、楽しく、興味深く観られた。
<ここから、少し内容に触れます>
ヒーローではない、どちらかというと、かつて悪に手を染めた者たちがチームとなって、何らかの脅威と戦うのだろうな…というのが、予告編から受けた印象。それとは若干違って、戦う相手が「外敵」ではなく、過去に関わりのあった者や、ある意味「自分自身」というのが面白かった。
また、これまで仕事として、簡単に他人の命を殺めてきた主人公たちが、市井の何の関係もない他人の命は身体を張って守ろうとしたり、逆に都会の真ん中でドンパチやっているのに、外を歩く通行人たちは、まるで無関心だったりと、それこそ「関心領域」の描き方が面白いなぁと思ったし、それは逆に言うと、自分の精神状態のあり方が世界の行末に影響を及ぼすかのように感じているセンシティブさというのは、単なる自意識過剰に過ぎないよと切り捨ててるようでもあって、ふむふむと思った。
それに、出てくる人たちの「その人なりの正義」がどこにあって、何を守ろうとしているのか、どのように守ろうとしているのかも様々で、中々考えさせられた。
映像表現も素晴らしく、冒頭のエレーナが廊下で敵を次々に倒すシーンと、ボブによって闇に取り込まれる人々が、トナーをぶちまけたように一瞬で二次元化するシーンのスタイリッシュさが特に好みだった。
アベンジャーズ関係作品を色々観てみたくなった。
トミーさん、コメントありがとうございます。そうなったらカオスですね笑
でも、考えてみれば、ある意味コスプレ文化が浸透してきていて、そういう状況が実際にあるかもしれないですね。
共感ありがとうございます。
エレーナと父親、どう見ても普通じゃない人がうだうだしている側を通行人が通り過ぎていく画は面白いですね。日本だとスプリングマンやサンシャインに誰も注目しないとか?
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