「万人向けではなく明確なターゲットがある」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り つとみさんの映画レビュー(感想・評価)
万人向けではなく明確なターゲットがある
劇場公開されていたころは全く興味がなかったけれど巷の評判がいいのでちょっと試しに観てみた。
何も悪くない。むしろ良くできていると思う。これが好きだという人の気持ちも分かる。しかし、個人的には少々少年漫画的すぎて何が面白いのか分からなかった。
似たようなアクション作品、ファンタジー作品であっても大人向けと子ども向けを分ける境界線は、登場キャラクターの葛藤だと思う。
つまり、多くの人が道徳的、倫理的に正しいと思う選択肢しかない物語は面白くもなんともないのだ。
他のところでたまに倫理観が破綻しているなどと悪口のように書いてあるものを見かけるけれど、誰でも同じ選択をする中身が同一のキャラクターしかいない物語が面白く見られる時期はとうの昔に過ぎてしまったのだ。
もう一度書くが、この作品は何も悪くない。面白いと思う人がいるのも普通だ。
しかし万人ウケするかと問われればそんなことはないとだけ言いたい。
簡単に言えば若年層向け過ぎて楽しめなかった。
そんな作品に間違って首を突っ込んでしまった自分が悪いので酷いことを書くつもりもない。
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