「ダンジョンもドラゴンも薄いけど」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り uzさんの映画レビュー(感想・評価)
ダンジョンもドラゴンも薄いけど
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これはこれで非常に楽しかったです。
序盤からやや冗長な一人語りで、ハーパーやらレッドウィザードやら用語がバンバン。
特に解説もないので、雰囲気で。
原作がTRPGだからか、「〇〇に会いに行こう」の次のカットでは到着して会話、と移動シーンはバッサリ。
このへんは、テンポはよいけどやや単調だったかな。
しかし中盤からの展開は良かった。
特に、ヘタレがヘタレなりの勇気で立ち向かったり覚醒したりするのが個人的に好み。
エドガンもだけど、サイモンなんかは『ダイの大冒険』のポップを彷彿とさせました。
また、ソフィーナとの決戦や最後のオチなど、シリアスにもコメディにも伏線が効いてるのも素晴らしい。
予定調和やご都合主義も多いが、そこをゴチャゴチャ言う作品ではないでしょう。
石板の使い道に関しては、もう少し葛藤がほしかったけど、まぁ仕方ない。
ドリックが非常に可愛らしいながら、ケモ耳でなく角なのも、萌えに寄りすぎず好印象。
めちゃくちゃ笑えるとか泣けるとかではないけど、老若男女楽しめるバランスのよい作品でした。
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