「中世ファンタジーRPG好きなら何も考えず、飛びついて良い出来!」ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)
中世ファンタジーRPG好きなら何も考えず、飛びついて良い出来!
ダンジョンズ&ドラゴンズというと、テーブルトーク型RPGの元祖で、人間以外の様々な種族や魔物が住み、剣や魔法が支配する世界において秘宝を求める冒険譚・・・ということですね。
この元祖RPGは、トールキン作「指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)」の世界観の影響をもろに受けた作風のため、俗に言う中世ファンタジー好き、そうでなくてもドラゴンクエストシリーズなどRPG好きなら大変とっかかり易い設定となっています。
映画の冒頭からコメディタッチの演出で、肩肘張らずにファンタジーに身を任せて大丈夫ですよーって示してくれてる様で、安心して楽しく鑑賞することができました。
しかしコメディ作品にありがちな、細かい部分は笑わせてごまかせ・・・なんてことにはなってないのでその点でもご安心を。
ファンタジーにおける詳細設定はもちろん脚本、演出、vfx、そして小物に至るまで、これでもかっ!・・・てくらい細かく作り込まれていて、世界観の構築、映像の美しさの点では文句なしの出来栄えです。たぶん、凄く時間とお金かけてるんじゃないでしょうか。アバター2ほどじゃないにしても(笑)。
また、「失敗しても、次の作戦を立て実行すれば、それは失敗にならない」・・・的な主人公の人生観、考え方はシンプルですが深く共感するところがあり、個人的にその思想が更に作品を味のあるものにしております。
予想外の名作でした。中世ファンタジーRPG好きならぜひ。
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