ミセス・ハリス、パリへ行くのレビュー・感想・評価
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運とは人間関係だと言われるが、彼女はこの言葉を体現している
主人公ハリスのファッションやパリの街並み等、全てがお洒落。また、ハリスを演じるレスリー・マンヴィル本人が可愛らしい人なので、観ていて温かい気持ちになる。
ハリスは家政婦として勤めていた家で、ディオールの服をクローゼットで見かけたことがきっかけで、パリのディオール本店までわざわざ服を買いに行く。ディオール本店では、ディオールの服を着たモデルが着こなしを披露し、彼女は夢中で服を選ぶ。服を選ぶときの彼女の心情は、ファッション好きなら共感できるだろう。私もファッションは好きなので、映画を通じて彼女の服に対するときめきを共有することができ、それだけで楽しい気持ちになった。
ハリスの周囲の人間に対する純粋な思いやりや愛情は、やがてディオールの販売戦略まで変えていくことになる。運とは人間関係だと言われるが、彼女は作中でそれを体現している。彼女の素敵な人柄に触れた周囲の人は皆、彼女のために協力したくなるのだろう。
何とも言えない魅力
1957年、ロンドン。家政婦のハリスは、行方不明だった夫の戦死を知り落ち込む。しかし従事している家で、クリスチャンディオールのドレスにときめき、購入を決意。何とか資金を工面し、パリのディオールの本店へ。しかし支配人は、富裕層ばかりに対応し、彼女を追い返そうとするが。
何とも言えない魅力のハリスのときめきに、とても共感できました。彼女の頑張りにモデルやスタッフが、大いに歓迎する様子に感動。「世界最速のインディアン」を思い出しました。
ロンドンは照度が低いシーンが多くて湿ってる感じ。一転パリはゴミは散乱してるが、その逆の花の都のように演出しているのも面白いです。労働者のストライキやサルトルの著作を絡めているのが楽しいです。
最後のほうは、ディオールのよいしょしすぎかな。
期待はずれ
評価が高かったので鑑賞しましたがとてもつまらなかった。
プラダを着た悪魔、ココ・シャネルと対抗して作ったのかもしれませんが
家政婦のプチシンデレラストーリー?
なぜか家政婦のシニアの発言力の強いこと。
それに周りが振り回される
なかなかつまらないストーリーでした。
悲しみの後には喜びが
人間万事塞翁が馬とはいいますが、悪いことが起きれば、その分の良いことも返ってくる
そんな内容の映画です
多少、ご都合主義なところもありますが、だがそれがいい
落ち込んだ時にぜひおすすめしたいですね
原作は、ポール・ギャリコで、ポセイドンアドベンチャーの原作も書いている人
ディオール全面協力で、当時のファションショーやどのように苦労していたかも垣間見れるし、ロンドンやパリの風景も堪能できます
良い人、悪い人がはっきりしているようで揺らいでおり、なかなか侮れない作品になってます
ディオールの創始者、クリスチャン・ディオールがでてきますが、この年に亡くなっていることを思うと感慨深い作品になってます
みんなを幸せな気持ちにする映画
前半のDiorのショーに出てくるドレスが、どれもこれも素敵なものばかりで、心奪われます。
ファッションのことはまったくわからないのですが、Diorというメーカーにとても興味がわきました。
宮本信子さんに似たロンドンの女性が、パリに行く(そのまんま!!)話でした。
疲れたから映画でも見たい日に見たい映画
予告を見ながら「納得いかない感じでグイグイ来るミセスだとやだなー」など先入観を持っていたのだが、実際ミセス・ハリスを見るとどんどん好きになるし、他の登場人物にもそうなってくれればいいな、と思わずにはいられなくなった。
それにつれて気になることも出てくるのだが、最後は綺麗に回収されていて見終わって満足度が高い。
家政婦寡婦が巻き起こすディオール革命
第二次大戦後、本作の主人公ハリス夫人は還らぬ夫を想いながら、それでも勤勉に明るく日々を過ごしていた。
そんなある日、派遣先の邸宅のクローゼットで、家政婦は見てしまった。当時500ポンドもするとても豪華なオートクチュールドレスを。
以来、自分もその魅せられたドレスを手に入れたいという人生の新たな希望が芽生え、幸・不幸の波をかき分けながら、パリ・モンテーニュ通りクリスチャン・ディオール本店にたどり着く。
パリでも彼女のお節介ぶりは健在。不思議と周りも感化されていき、なんかいいなと思えるラストが待っている。
情けは人の為ならず、ヨーロッパ版山田洋次テイストの作品にほっこりする事間違いなし。
大人向けファンタジー
ファンタジーなんだけど、格差社会とか、フェミニズムとかを重苦しくならない程度に織り込んで、
さらに、若者の恋、大人の恋も描く。
まあ、基本、コメディなので、ラブストーリーの部分も、社会的テーマも軽めで、主には主人公の猪突猛進を描く。
一本槍のシナリオですが、バッチリ決まってました
ミセスが当時の価値観でどう見られてるのか分からんです。自分の知識不足ですが。
最低限のシーンで物語が成立してるんですが、不自然に短くカットしてるように感じてしまいました。
しかし、ミセスの純粋なキャラクターが他の人物との関わりで具現され、逆に他の人物のキャラクターがミセスへの対応で滲み出るという相互効果が良かったです。
基本主人公の右往左往を見せられる一本槍のシナリオですが、そこがバッチリ決まってました。
ディオールに革命をもたらした家政婦
レスリーマンビル扮する家政婦エイダハリスのところへ夫の戦死を知らせる指輪が 届いた。失意の中、勤め先でクリスチャンディオールのドレスに魅せられて、フランスへクリスチャンディオールのドレスを買いに行こうと決めた。
しかしドッグレースに100ポンドかけるとは見かけによらず剛気だね。ところが謝金が入ったり掛け金が戻ったり金は天下の回りもの状態さ。それでパリへ飛んだ。一世一代のお買い物にさすがに嬉しそうだね。ディオールだからこその親切かな。何故かレスリーマンビルが宮本信子に見えてきたぞ。モデルナターシャ役のアルババチスタが魅力的だったね。ロンドンの家政婦がパリで存分に楽しんだ展開だったね。一方でディオールに革命をもたらした家政婦だね。気分良くしてくれる良作だったよ。みんな夢が見られるといいね。
何も考えず素敵な物語の中に浸ることが秘訣。
一着のドレスに魅了され貯めたお金を持ってパリへ
家政婦ミセス・ハリスの心に乗っかって物語を見ると
こちらも喜んだり落ち込んだりを沢山経験する。
出会った人を一瞬に虜にするチャーミングな女性。
彼女の夢に付き合う、その時間が愛おしいこと。
最後の予想は出来たけど、人の優しさに胸が詰まる。
何といってもディオールのドレスが素敵。
そしてメゾンと働く人の姿も素敵すぎる。
※
親切は返って来るというお話?
前半はマンガかお伽話のような話。
ドレス👗にあそこまで執着を持つのは女なら理解できます。
しかし、パリまで行くのは、それだけヨーロッパ中の憧れの的であったり地形やアクセスも関係するのでしょうね。
戦後すぐのお話でしょうか。
まだオートクチュールのみの経営の時代。
オフィスビルは壁の色とか雰囲気がDiorそのもの。
確か最近のドキュメンタリーで映し出されていた内部の様子とほぼ同じか、よく似ていました。ホワイトとグレーの色調を基本に内装されています。
ですから、最近のお話かと思ってました。
マダム•コルベールやアンドレやナターシャの外見雰囲気がDiorそのもの。
お針子さんたちの雰囲気や衣装も実際に働いてられる方々が出演かと思う程。
ただDiorの方々が親切過ぎるのはでき過ぎ、と感じました。
オートクチュールの注文会場なんて、よほどの顧客しか招待されず入れない筈。
シャサーニュ侯爵のおかげ。だけど恋はここにはありませんでした。
幸運にも素敵なドレスに目をつけることができました。
せっかく数日通って採寸してもらいやっと手に入れたドレス👗。
あろうことか、仕事に行っている女性に貸してしまいました。•••••サイズ合うのか問題勃発、あれだけ細かく採寸したのに。 ← お話なので気にしない、みたい。
どこまで優しいというか親切というか。
その女性、わざとか事故か、Dior のドレスを焦がしてしまいました。人間性疑います。
ハリスさん、取り返しに行きあまりの酷さにショック状態。
そこを救世主のようにDiorが助けてくれます。
注文主のキャンセルで
一番好きだったワインのドレスを贈られてとても素敵に着こなしパーティー会場に登場。
どこの貴婦人か、見紛う程の美しさ。
さすがDior❗️とても品よく美しい。
ミセスハリスさん、めでたしめでたし🎀
ディオールに魅せられる
主人公(レスリー・マンビル)は戦争で夫をなくし、訪問家政婦としてロンドンで働いている。
訪問先でクリスチャン・ディオールのドレスに魅せられ、お金をためてパリに買いに行く。
親切なフランス人はいるのだが、厄介なのは支配人(レスリー・マンビル)で頭が固い。
主人公は人間的な魅力で工房で働く人たちを引き付け・・・。
こういう手抜きなしの、ほんわかとした映画は大好きだ。
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