ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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蛍の共喰い
評価高いけど、そこまで期待していなかった。予告詐欺感あるし、あんまし面白そうじゃない。そんな感じで劇場に行ったんだけど、これがもうヤバい。想像の何百倍も面白かった!!!最高のサスペンスを目にしてしまったよ。満足感エグイな...。 序盤からもうとんでもない引き込み。 言葉にして説明するのは難しいけれど、とにかく作品についつい没頭してしまう。まさに、小説を読んでいるかのように。ものの5分で、あ、これ面白い映画だと確信。おどろおどろしい音楽と空気感が一気に世界に引き込む。没入度合いで言えば、「すずめの戸締まり」を越して今年1位。 アガサ・クリスティ作品のような味わい。 ストーリー、品格、演出、緊張感などなど、見応えたっぷりの超絶質の高いサスペンスドラマ。ちょっとしたホラー要素もあり、見ていて本当に飽きない。話の構成もパーフェクトと言っていいでしょう。ありがちな見せ方だけど、一瞬たりとも掴んだ観客の心を離さないし、なんならこっちとしては見とれてしまう。 人間関係と自然界の描きが本作の見どころ。 シンプルながらにすごく深く追求されているし、物語との交わらせ方も綺麗なため、作品自体に厚みが出ている。というか、そもそも人物描写もよく出来てる。全世界で大ヒットした小説原作なだけあって、本当に何から何まで抜かりがなくて、セリフの一つ一つに重み、キャラクター一人一人に抱える想いがあって、ここまで面白く見れた。 とある男性の死体が湿地帯で発見され、その湿地帯に住んでいる主人公が容疑者となってしまう物語。本作では、その事件の裁判が現在の物語として展開していくのだけど、これがまたとても面白い。ラストの伏線開始と驚きで、よりその裁判の秀逸さが感じられる。とても味わい深い作品。主人公の成長過程みたいなのがもう少し丁寧に描かれていたら、より良かったんだけど、これでも最高に面白かった。 予想していない面白さに面食らいました。 タイトルとポスターは微妙ですけど、中身は最高級のサスペンス。わざとこんな風にしているのかなと思えるほどに。考察すればするほど面白く、噛みごたえ、見応えのある素晴らしい作品です。秀作だらけの今月ですが、RRRに次ぐ面白さでした!ぜひ、劇場で。(ちなみに劇場は私一人でした。)
宣伝で期待させたわりには、観賞後の感動や満足感はやや低かった
時代設定が少し古いとはいえ、日本人的には、広大な湿地で女の子が一人で生活する設定に首をかしげたくなる。
しかも、一番小さい女の子だけが残され、母親や兄姉たち・父親が一人ずつ家を出ていくことに違和感を感じる。どうして、母親は、一番小さな女の子を連れて行かなかったのか?
しかもこの夫婦は、最初何人もの子どもをもうけ、ある程度の年数、夫婦や家族関係を維持してきたのではないか?それなのにあまりに突然すぎる家族の次々続く家出・離散。
なお、裁判過程は細かく描写され、映画の終わりには驚きの真実がさりげなく差し込まれ、その部分には驚かされる。
しかし、広大な湿原の女の子の、現代版ターザン物語(?)というか、ミニロビンソンクルーソー物語(?)に、二人の青年や親切な雑貨商の夫婦を入れた、奇妙な物語(恋愛物語?、家族や貧困問題の提起物語?、サバイバル物語?、裁判物語?、環境保護物語?、村八分物語?、偏見啓発物語?)に違和感を感じ、映画の世界に没入するのがやや難しかった。
原作を読みたくなる秀作
2021年本屋大賞 翻訳小説部門 第1位🎉 2019年・2020年アメリカでいちばん売れた本📖´- 鑑賞後、原作を読みたくなった秀作。 . . これはまさにネタバレ厳禁⚠️⚠️ なので感想を書きづらい🤣 . . 湿地帯・・・ ジメジメと薄暗く不気味な 雰囲気が漂うイメージ、 ホラー映画の 舞台になりがちそんな印象…。 . . 映し出される湿地帯や海、 植物、生物、浜辺の景色 湿地帯の暗いジメッとした そのイメージを一新してくれた。 暗さより美しさのほうが大きい。 . . カイアに手を差し伸べる数少ない人たちの 優しさと、彼女が描く湿地帯に救われる。 . . カイア(デイジー・ジョーンズ) テイト(ティラー・ジョン・スミス) チェイス(ハリス・ディキソン)が 目の保養にもなる😍
湿地の娘がそこで生きて身に染みた死生観
日本語での表記で湿地というと、ジメジメとした感じを想像してしまう。 釧路湿原を想像してください。 この世界が生き物にとって明るい光合成を感じさせる。 木陰と日差しに生きる水 母に去られ 兄姉に去られ 残った父にも捨てられたカイア 湿原の生き物と 野鳥の生き方 カイアにとってテイトと別れた朝の鷹・猛禽に魅入られたのがメタファーになってたかな。 孤独で育つことになったのは 父親の戦争体験の傷みからのDV 歪んだ形でトラウマは継承される。 今、現実の日本のカルト宗教を想像してしまう。 カイアは やっぱり人の愛を求めていた。
ハクガンの来るところ
1969年10月30日にノースカロライナの湿地帯にある火の見やぐらの下で見つかった町の人気者チェイスの死を巡り、殺人犯として裁判にかけられた湿地の娘の話。
幼い頃から湿地で1人暮らしをしてきた町の疎まれ者のカイアが犯人との噂が立ち、逮捕され法廷に立つことになっていくけれど、ここまで証拠も証人も示されることは無く、殺人事件である確証すら特になし?赤いニット帽らしきものが証拠みたいなこと言ってたけれど???
そして1953年からの1人になった経緯や町の人との関係性を絡めつつの長い長い恋愛物語って…チェイスは登場した時から上から目線とオラつきがあってこれが人気者ですか?だし。
一応、話しが進んでいくと証拠や証言がもとからあった様な体で示されてサスペンス味は出て来るけれど、裁判の内容が茶番過ぎ。
いくら60年代とはいえ、こんなアホな証拠や供述で起訴出来ちゃうって…動機だけで言ったら容疑者はいっぱいいそうですけどね。
そこからの落とし方も含めて、ストーリーの構成だけでなんとかそれなりには愉しめたけれど、サスペンスって言うにはあまりにも雑で肩透かし、まあ所謂ラブストーリーだった。
王道の法廷劇と、田舎のザリガニ
基本ネタに触れないと評価できないタイプの映画なのでご了承ください↓
なんか見覚えがある気がする語りの構造なんだけど…何の映画か思い出せない。
ひとつの語りが二重の側面を持っているとこよが。なんだっけなー。「ビューティフル・マインド」あたりかな?
とにかく1回で二度美味しいって手法なので基本的にめちゃくちゃ効率がいい…はずなんだけど。
まず、アメリカ映画なのに日常のアシが車じゃなくボートだってのが新鮮。
湿地帯の中に家があるからどこへ行くにも基本はボート。こういう土地って実際あるんでしょうかねえ。
湿地の娘というのは、そんな土地にしか住めない貧しい人って蔑称なんでしょうが、実はそこに豊かな資産があって、主人公だけがそこからら自分の武器を得ていく、つまりは湿地の化身となる。
そのあたり、彼女だけが湿地にとどまり、つらい目に遭いながらもサバイブしていく過程を見ることで自然に理解することができます。
ただ、映画的な作劇としてはもっとできたんではと思う部分もあったりはしました。タイトルの「ザリガニの鳴くところ」が限定的な場所であるかのように示しながら最終的にもっと広い意味だったりするのがどうもスッキリしない感じ。ここはおそらく原作小説では気にならないのかな?
それから最大の問題は、一見「アラバマ物語」的な無実の罪を着せられた弱者がそれを晴らそうとする王道の法廷劇かのように見せながら実は違うところに着地するという構成。
こういう構成だと、ラストに至るまでややパンチの弱い王道になってしまわざるを得ないという問題が出てしまう。
事件の真相そのものが伏せられたままクライマックスを迎えるため、なんかふわっと食い足りない感じがしてしまう。
構造的に避けられないので仕方ないですが、ラストにひとひねりある作品の陥りやすい罠だなーという気持ち。
あと街の人々と比べて圧倒的に世間知らずで純真な主人公の心の軌跡をたどっていくので、オチがわかるまではややストレートすぎると感じる場面もありました。
最後まで
見てください。予告でもある様に最後に真実が明らかになります。家族が全員出て行った中で、少女が一人で湿地帯で生きて行くのは、かなりの難易度があります。そして恋愛をすればそれを見守る人もいない。よくあれだけ真っ直ぐに育ったものですね。優しい雑貨店夫妻がいて良かったです。
そうはいっても、やっぱり本作はよくあるラブストーリーでした。ただ弁護士の信念には、感銘を受けました。
本作はディーリア・オーウェンズが2018年に上梓した同名の小説を原作としています。 ある日、少年たちが物見櫓に向かい、変死体を見つけます。その遺体は街の有力者の息子であるチェイス(テイラー・ジョン・スミス)でした。現場には足跡もなく、物見櫓には指紋も一つもなく、何も手掛かりもないなか、犯人は“湿地の娘”と呼ばれるキャサリン・クラーク、通称カイア(デイジー・エドガー=ジョーンズ)ではないかという噂がどこからともなく広がります。 ジョー・パデュー保安官(ジェイソン・ワーナー・スミス)は湿地帯の中にあるカイアの家を訪れますが、カイヤの姿はありません。家の中を捜索すると赤のニット帽が見つかります。チェイスの衣服から見つかった赤い糸の正体かもしれないと考えた保安官は、ニット帽を持ち帰ります。 そして、鑑定の結果ニット帽とチェイスの衣服から出てきた赤い糸が同じものであると判明します。それを証拠に保安官はカイアを犯人として捕まえます。 街の住人の一人である、引退したミルトン(デヴィッド・ストラザーン)は、カイアが犯人として逮捕されたことを知ると、カイアの弁護士をすると名乗り出ます。 ミルトンはカイアに、弁護をするためにはカイアのことを知らないといけないと説明します。するとカイアは自分の半生について語り始めるのでした。 1950年代。湿地帯の中にあるカイアの家では多くの家族に囲まれていた時期があったとカイアは言います。けれどもカイアの父親クラーク(ギャレット・ディラハント)は日常的に母親のジュリアンヌ(アーナ・オライリー)は年上の兄弟に、暴力を振るっていました。そのためまず母親が逃亡し、続いて兄や妹たちもそしてとうとう一番年の近い兄のジョディも、家を出ていくとカイアに告げます。「何かあったらザリガニの鳴くところまで逃げるんだ」と、ジョディはカイアに告げ出ていってしまったのでした。ついには父親まで当時6歳のカイアを置いて出ていってしまうのです。カイアは湿地帯で一人たくましく生き抜いたのでした。 そんな彼女にとって唯一の友人がテイト・ウォーカー(テイラー・ジョン・スミス)でした。カイアはテイトから文字の読み書きや計算を教わります。一緒に過ごす中で、いつしか2人の間には恋心が芽生えていきました。ところが、テイトは大学に進学するために都会へ行くことになったのです。年に1回は会いに来ると約束したテイトでしたが、彼が湿地帯に姿を見せることはなかったのです。 それから数年の時が流れた1965年。19歳になったカイアは湿地帯の研究を進める傍ら、近くの街に暮らす青年、チェイスと恋に落ちていました。2人は結婚の約束をするが、ほどなくして、カイアはチェイスが別の女の子とも婚約していたことを知ったのです。激怒したカイアはチェイスと別れることに。ちょうどその頃、テイトが大学を卒業して故郷に帰ってきました。テイトはカイアに約束を破ったことを謝罪し、もう一度やり直したいと伝えたましたが、カイアはテイトをすぐに許す気にはなれませんでした。 別れを告げられた後も、チェイスは執拗にカイアに付きまとってきました。そして、ついには暴力的に犯されそうになりましたが、カイアはやっとの思いで難を逃れることができました。それからしばらくして、チェイスの死体が発見されたのです。地元警察の捜査の結果、チェイスが前日まで身に着けていたネックレスがなくなっていることが判明するものの、それ以外に目ぼしい手掛かりは出きませんでした。それにも拘らず、警察は事件当日に町の外にいたカイアを殺人容疑で告発したのです。 弁護士にカイアが語るという展開で始まった本作の主軸にあるのは、カイアの孤独と初恋です。テイトに恋をしていくカイアの姿は、ティーンムービーのようなみずみずしさを持って観客にカイアの心の喜びを伝えてくれます。ただ本作の大量宣伝に騙されて、サスペンス映画として見る分には、ただの恋愛映画だったのかとガッカリされることでしょう。殺人事件の真相は、原作と違ってカイアが晩年息を引き取るまで明かされません。ただ夫がカイアのノートから見つけるあるもので、誰が犯人だったか事件の真相を観客にも悟らせる仕掛です。 そういったサスペンスよりも、カイアのテイトととの出会いと別れ、そして再開という恋愛映画の王道を描いた作品でした。 ただそんなラブストーリーやサスペンスよりも、印象に残ったのは法廷でカイアの弁護に当たったミルトンの信念でしょう。 カイアは幼い頃一度、勇気を振り絞り学校に通おうとしたことがありました。学校に通う子供達と自分の身なりをみて、躊躇するカイアの背中を押したのもミルトンでした。 噂を鵜呑みにし、偏見の目で見る街の人と違い、ミルトンは対等に同じ一人の人間としてカイアに向き合います。裁判の最後に陪審員に向け弁護士は、この裁判で裁かれるのは彼女じゃない私たちだと言い放つのです。 噂や偏見ではなく、事実を見てきちんと判断してほしいというミルトンの声が陪審員に届き、裁判の流れが大きく変わっていくのでした。 本作でカイアは単に孤独だけではなかったのです。街の人達から、いつも奇異な視線に晒されて、オオカミが産んだ子供じゃないかと、まともな人間扱いすら受けられなかったのです。そういう風潮に一石を投じたミルトンの信念に感銘を受けました。 最後に聡明なカイアは、チェイスに襲われたときなぜテイトに助けを求めなかったのかという疑問が残ります。けれどもテイトに助けを求めてしまったら、危害が及んでしまうかもしれないということはわかったはずです。だからテイトに頼ることもしなかったのでないでしょうか。幼い時から一人で生きざるを得なかった彼女の生き方。もし追い込まれたら、「ザリガニの鳴くところ」まで逃げればいいとタカをくくっていたのではないかと思われます。
真実の行方は?
湿地で一人生き抜く女の子が大自然の中で教育も受けずに成長する姿が美しく丁寧に描かれており、そして殺人犯として疑われた彼女を救う為に心優しい一人の初老の弁護士が立ち向かう法廷のシーンが繰り返し交錯しながら進行するので、あっと言う間にエンディングを迎える感じで良い展開で評価出来ます。 愛する彼と約束した場所で待つ時の彼女の心の移り変わりの場面が衝撃的でした。
今の時代に花開いたミステリー
時代設定は60年代末が核心部となって、薄幸の少女から見事幸福を掴んだ一人の女性の生涯を描きつつも、殺人事件の真相を絡めた新しい筋立てのミステリーとなっている。幼少期の家族崩壊から始まって、ネグレクト、DV、地域の差別、貧困、孤独と不幸がこれでもかというくらいに少女に降りかかる。それでも、主人公の少女はタフにサヴァイバルをこなし、一人の女性へと成長し、恋をする。この恋にまつわる話がとても良い。男に振られ、男に騙され、大人になり幸せを掴むという、ありふれた話の中にトラウマを振り払うがごとく殺人事件が滑り込む。中々、興味深いストーリー展開である。次は原作を読んでみようと思う。映像はとても美しいだけにそれを補う活字による情報がもう少し欲しい気にさせる作品でもある。ネタバレになるので明確な内容は避けるが、エンディングは少し無理を感じただけに「まぁ、こんなものか」と思った。あくまでも私が感じただけのことである。個人的には野鳥が好きなので、サギ類等の沼沢地にいる野鳥や主人公が集める羽根が出て来たのは嬉しかった。 追記; 原作を読んだ。やはり更なる人物描写の映像化されなかった情報が多く、内容に深みと厚みが出て来た。映像は限られた時間枠に収めるためにスマートな取捨選択が必要な面、内容がかなりスケールダウンしてしまうのは否めない。原作の方が面白いのは断言出来るが、映像もなかなかこの監督は上手く処理しており、原作の面白さを作品として成立させている。力量のある監督だと理解出来たのは原作を読んだお陰でもある。
その正体とは
原作は未読です
美しく繊密なデッサン達は果たして「それだけ」だったのだろうか
貝…渡り鳥…蛍…蟷螂…
美しいそれらは主人公である彼女の聡明さが映し出されているようだった
しかしどうだろう、見終わってみれば「彼女」を巡る為のヒントだった気がする
美麗な湿地描写が繰り返し照らし出す「自然:ワイルド」
「自然」と聞けば広大さや豊かさありのままの姿などが連想されるが、「ワイルド」と聞くと急に荒々しさ等凶暴な一面が顔をのぞかせる
『自然』の中で生きた彼女
外見や主だった心は人だったが、その芯は湿地に息づく者たちに限りなく近いと感じました
原作読んだから・・・
原作読んでない人も映画として楽しめたと思う、よくできている。 ただ原作を読み感動したので、大いに期待したが残念な点多かった。 まず原作と大きく違うのはヒロイン、映画は物凄く違和感がある。余りに都会的すぎて野生味に欠ける。湿地帯で暮らしてあんなに色白の筈ない、体も華奢、原作のイメージは日焼けし逞しくすばしこく、それでいて非常に繊細な心を持っているヒロイン。 原作では社会との関わりも本当に手探りで恐る恐る接点を広げていく、映画ほど開放的でも無い。ボーイフレンド2人の描き方も単調、そんな事で原作の持つ「抒情生」がほとんど無いのは誠に残念、ミステリーも中途半端。 原作を読まれていない方どうぞ読んでください、数倍感動します。
秘密は墓場まで
原作未読で鑑賞。 子供の頃からひとりで懸命に生きてきた彼女。出会いと別れと殺人容疑。最後は幸せに、と思ったら… 最後まで飽きさせない内容だった。原作はもっと面白いのかな。ザリガニ出てくるのか気になった。
冒頭から説明を重ねている。そこが凄い。練りに練られた脚本だと感心した。
おもしろかった。彼女は全く他意なく言動したのだと思う。自然に。彼女ならこうする。彼女なら言わない。彼女ならそうしない。彼女ならこう言う。そう思わせるエンディングに繋がっている。冒頭から説明を重ねている。そこが凄い。練りに練られた脚本だと感心した。
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