劇場公開日 2022年11月18日

「美しい情景で描かれる恋愛モノでした」ザリガニの鳴くところ はらこさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0美しい情景で描かれる恋愛モノでした

2022年11月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

原作を読んだ後の鑑賞でした。
原作では主人公の過酷な運命、それを支える有色人種家族、幼馴染との恋愛、それに絡んだ殺人事件の発生と中々に濃密な内容でした。しかしながら、ミステリーとしては中途半端で(映画は結末が付加されてました)、湿地での生活も実感する事が出来ず、並の小説の印象を持ちました。
さて、映画です。
驚いたのは湿地の情景が余す所なく描かれていた事、映画冥利に尽きる美しい映像でした。そんな中での恋愛シーンもとても美しく、これは映画化すべき小説だったのだなというのが最終的な感想です。
ミステリー要素はあまり期待せず、映像美を堪能してほしい作品でした。

はらこ